Dの微熱 設定
「Dの微熱」は、Y'sromancersという一連の作品群のシリーズ第1作目にあたる作品です。
以下では、このシリーズのポジションと設定を簡単に説明します。
■KANON(原作)本筋との関連
◆水瀬名雪ルート
まったく関連してません。秋子さんも事故にあってないですし、従って、例の目覚まし時計の恥ずかしいメッセージも存在していません。
名雪は、未だに祐一への明確な恋愛感情を抱いていて、祐一もそれに薄々ですが、気付いています。
逆に、祐一は名雪に家族的な愛情を抱いています。これが恋愛感情に発展する確率は未知数です。
◆美坂姉妹ルート
基本的に関連しています。祐一は香里から事情を打ち明けられ、栞とも顔見知りになっています。ですが、祐一と栞の間に恋愛に関連しそうな意識はありません。彼らの間に成立しているのは、家族間に見られるような信頼関係です。ただし、栞にとって、祐一が恋愛の対象となるに1番近しいポジションにある男性であることは、間違いないようです。
栞は現在入院中ですが、治療(手術)自体は成功しており、もうじき退院できる予定です。彼女の病(骨髄異形成症候群)の治癒には、あゆの起こしたとされる奇蹟の要素は一切ありません。「DLT:Donor Leukocyte Transfusion」という新しい治療法による、純粋な医学の勝利です(現実的に起こり得る)。
また姉の香里は、栞以上に祐一に対して並々ならぬ恩義を感じています。
◆沢渡真琴・天野美汐ルート
基本的に関連しています。真琴は病(?)に倒れ、そのまま消失。帰っては来ていません。また、祐一はこの件で美汐と知り合い、かなり親密になっています。
更に、美汐が過去に、自分が真琴を失ったのと同じような経験をしたのであろうことに、薄々勘付き始めています。
祐一と美汐の間には、友情以上恋愛未満の信頼関係があります。祐一と真琴の間には恋愛感情はありませんでした。2人を繋げていた愛情は、どちらかというと家族愛的な種類のものです。従って、例の結婚式は挙げていません。
◆川澄舞・倉田佐祐理ルート
基本的に関連しています。舞は、未だに特殊能力を有しており、これを制御可能なまでに高めています。普段は封印していますが、危急の際は、5騎の鬼神(魔)を召喚し、自在に操れます。
また、潜在的な超自然的能力で、常に肉体・感覚器を極度にブーステッドしています。このため、舞は半ば物理法則を無視した超人的な身体能力及び知覚能力を発揮することに成功しています。
佐祐理に関しては、祐一はまだ弟の件を知りません。
舞と佐祐理は高校を卒業し、2人だけの同居生活を始めています。
舞は複雑な形ではありますが、恋愛的な要素を含む明確で強い愛情を、祐一に向けています。また、祐一も殆ど同種の感情を舞に対して抱いています。
佐祐理の想いは、現在のところは不明です。祐一にはただの友人以上の信頼を持っている筈ですが、それが恋愛と直結しているかは微妙です。逆に祐一は、佐祐理に女性としての魅力を感じてはいますが、明確な恋愛感情は持っていません。
◆月宮あゆルート
基本的に関連しています。
あゆは覚醒し、現在病院でリハビリを受けています。
彼女は天涯孤独の身の上で、退院後、水瀬家に引き取られることが秋子によって決定されています。
祐一はあゆを友人以上の存在だと思っていますが、恋愛感情には直結していません。初恋の感情は、7年前の事件と同時に消失されています。対するあゆは、名雪ほど明確なものではないにせよ、淡い恋心を祐一に抱いているようです。しかし、本人はその感情に整理をつけていません。
※基本的には、栞のシナリオにちょっかいを出しながら、舞のシナリオをクリアしたような状態です。
ただし、祐一と女性たちとの間にあるものは、あくまでプラトニックな触れ合いです。フィジカルな部分での交渉は、まだ誰とも持っていません。
年 |
季節 |
作品 |
出来事 |
1999年 |
冬 |
KANON本編 |
|
2000年 |
3月
(春休み) |
シリーズ第1作
「Dの微熱」 |
71カラットのダイヤ『シリウスの瞳』盗難事件 |
6月
(1学期) |
シリーズ第2作
「垂直落下式妹(仮題)」 |
生徒会連続殺人事件 |
8月
(夏休み) |
シリーズ第3作
「信念の右腕(仮題)」 |
未定 |
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STORY →「Dの微熱」本編第1話