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ΔLoveForce
Episode 04 -2人で-
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<教室>

ガラガラガラ。

4時間目の授業が終了し、みんなが昼食の準備を始める時間。教室に2人の女の子が入
って来た。1人の女の子は、名簿みたいなものを脇に抱かえており、もう1人の女の子
は、両手で少し大きな箱を持っている。

「はーーーい。全校の男女人気投票の結果を発表しまーーーーーす。」

2人は教壇に立つと、そのうちの1人、名簿を持った女の子が大きな声で発表する。

「なんと! 男子の1位と女子の1位、そして、女子の5位の人が、このクラスにいま
  ーーーす。」

続いて、箱を手にしていた女の子も大きな声で発表した。
弁当を出そうとしていた生徒、パンを買いに行こうと席を立った生徒、みんなが注目す
る。

「はい! 男子人気No.1は、碇シンジくーん。女子人気No.1は綾波レイさーん。
  では、御二方、前に出てきて下さーーーい。」

呼ばれたので席を立つ無関心なレイと、きょとんと前を見ているシンジ。そして、納得
できない1人の女の子。

「ちょっと! なんで、アタシが1位じゃないのよ!!!!」

ムーーーーーーーっとしているアスカがいた。このクラスには、1位2人と5位が1人、
良くても5位など、アスカには納得できない。

「ア、アスカ。」

あわてて、ヒカリがフォローに入る。

「人気投票の時、あなた、まだ転校して来てないじゃない。」

「あっ! そういうことね。でしょうねぇー。それならわかるわ。」

教壇にレイが立つ、シンジはまだ、カバンから弁当を出そうとした状態のまま、きょと
んとしている。

「碇くん。早く前に出て来て下さーーい。」

教壇に立つ女の子が、いつまでたっても出て来ないシンジに呼びかけた。

「は、はい。」

シンジは、何が起こったのか? という顔で前に出ていき、レイが並んで立つ。箱を持
った女の子は、シンジが来たのを確認すると、箱から花輪と写真立てを2組み取り出し
た。

「ベストカップル賞でーーす。はい、みなさん、拍手ーーーー。」

パチパチパチパチーーーー。

教室から拍手が湧き起こる。しかし、拍手していない生徒も、幾人かいた。レイファン
の男子か、シンジファンの女子であろう。アスカは、一応拍手していたものの、本意で
はなかった。

もう少し来日が早ければ、あそこにはアタシが・・・。

本来ならアスカは、もう少し早く来日が可能だったのだが、弐号機が間に合わなかった。
弐号機と一緒に来日したいと申し出たのが遅れた原因なので、悔やんでも悔やみきれな
い。1位になれていたかどうかは、わからないが・・・。

「はい、おめでとう。」

女の子2人に激励されつつ、シンジとレイの首に花輪がかけられる。続いて、2人にお
揃いの写真立てが進呈された。

綾波とベストカップルか・・・。

ほんの少し顔を赤くしながら、心底うれしそうなシンジ。1位になったということなど、
既に頭の片隅にもなく、あるのはレイとベストカップルになったことだけである。

この写真立てに入れるような、綾波の写真をケンスケに貰わないといけないな。そうだ、
ぼくの写真も綾波に渡そうかな。

1人浮かれるシンジ。しかし、数日後、2つの写真立てに入るのは、共にアスカの写真
となる。レイは、当然としても、シンジの場合は、知らぬ間にアスカに入れられ、出せ
ないように、瞬間接着剤で後ろを止められるのだ。

「はーーい。碇くん、綾波さんありがとう。次は5位の発表でーす。」

レイは、花輪と、写真立てを無造作に自分の机の上に置くと、購買にパンを買いに行っ
た。シンジは、弁当も出さずに、写真立てを眺めている。

どんな写真を入れようかなぁ。やっぱり、プラグスーツより制服のほうがいいなぁ。

知らぬが仏である。

「5位は、洞木ヒカリさんでーーーす。はい、洞木さん、前に出てきて下さーい。」

「へっ?」

シンジ以上に唖然と前を見つめるヒカリ。何が起こったのかわからないような顔をして
いる。

「やったじゃない、ヒカリぃ。早く行ってきなさいよ。」

後ろから、後押しするアスカ。

「え? わ、私?」

「早く、みんな待ってるわよ。」

「う、うん。」

パチパチパチパチーーーー。

教壇に出たヒカリを拍手が迎える。真っ赤な顔で花束を受け取ると、顔を隠しながら自
分の席に戻っていった。

「では、お邪魔しましたーーー。」

教室を騒がせた女の子2人は、このクラスの全ての発表が終わったので、一礼して退室
した。その後、少しして帰ってくるレイ。シンジとアスカが、向かい合って弁当を食べ
ているのが目に入り、パンを片手に寄って行く。

「私も一緒に食べていい?」

その声に、シンジが振り返る。

「いいに決まってるじゃないか。座りなよ。」

いそいそと、自分の隣に椅子を出すシンジ。

「ありがとう。」

レイは、その椅子を、くるっとまわして位置を変えると、アスカの真横に座った。

「ちょ、ちょっと、そんなにくっついたら食べれないじゃない。」

アスカに椅子を押し返され、距離は広がったものの、アスカの横という位置は変わらず
パンを食べ出すレイ。

「ねぇ、綾波って、いつもパンだね。弁当とか作らないの?」

「ええ。」

シンジとアスカの場合、日替わり交代で弁当を作って持ってきている。

「今日は、アタシが作ったんだけど、少しあげようか?」

「ありがとう。」

アスカは、弁当の蓋を取り出すと、ご飯と幾つかのおかずを分けてあげる。その様子を
嬉しそうに見るレイ。

明日は、ぼくの当番だから、綾波の弁当も一緒に作ってきたら喜ぶかな?

弁当をおいしそうに食べるレイを見ながら、自分の作った弁当を食べるレイを想像する。

「ねぇ、おいしい?」

「ええ。」

レイは、お礼に自分の買ってきたパンを1つアスカに差し出した。

「いいの? ありがとう。明日はシンジの当番なのよ。アタシより上手だから、レイの
  も作って貰おうか?」

「べつにいいわ。」

「そう、それならいいけど。」

あ、綾波も・・・気をつかってるの・・・かな・・・。そんなに、気を使わなくてもい
いのに・・・。

                        ●

放課後、シンジとレイは週番だった。今日はネルフで大事な実験があるので、アスカは
先にネルフへと向った。

今週1週間は綾波と週番か・・・。

机の整頓をするシンジだが、横で淡々と仕事をこなすレイの方ばかりが気になる。

そういえば、今日、進路相談の話をされたな。綾波はどうするんだろう? 同じ高校に
行きたいな。

「ねぇ、綾波。」

「何?」

教卓に座り、日誌をつけていたレイが、顔を上げる。

「進路とか、もう決めてるの?」

「碇くんには関係ないわ。」

「は、はは・・・、そうだね・・・。」

なんだか、気まずいなぁ・・・。

沈黙の中、週番の仕事を終えた2人は、日誌を職員室に届けると、ネルフへと向った。

<ネルフ本部>

シンジが、IDカードをリーダーに通す。

「あれ?」

ゲートが開くはずであるが、無反応である。レイもIDカードを通すが反応が無い。

「おかしいなぁ。」

再び、シンジがリーダーの前に立ち、何度もIDカードを通す。

「とにかく、中へ入りましょ。」

ゲートのチェックを無視して、ネルフ本部に入っていく2人。

「ダメだ。」

「こっちもダメ。」

携帯電話や有線の非常回線で電話をしてみるが、通信機器はおろか全ての施設が動作し
ない。対処を悩むシンジの横で、非常用マニュアルを取り出すレイ。

「何してるの?」

レイが、カバンから取り出した薄い本を覗き込む。

「非常用のマニュアル。・・・とにかく本部まで行きましょ。」

「そうだね。」

こういう時は、やっぱり男のぼくが、しっかりと綾波をリードしてあげないといけない
な。

ゆるい下り坂の狭く暗い通路を、シンジを先頭に歩く。

「怖くない?」

「別に。」

やさしい言葉をかけてみるが、特に怖がっている様子は無いようだ。

「ぼくから離れちゃダメだよ。」

「ええ。」

やっぱり、頼りにされているのかな。

内心、うれしく思いながらも、レイを本部まで連れて行くんだという使命感から、緊張
するシンジ。いつもは、エレベータで下りるので気にならなかったが、歩いてみると、
かなりの距離がある。

コツコツコツ。

静寂に包まれた通路。2人の足音だけが、通路にこだまする。

「まって。」

突然レイの呼び止める声が、響き渡った。

「何?」

「人の声。」

2人が耳を澄ますと、上から日向の声が聞こえてきた。戦略自衛隊の差し向けたヘリコ
プターにより告げられた、使徒接近の報告を聞いた日向が、高橋氏の選挙カーをチャー
ターしてネルフ本部に向っているのだ。

「日向さんだ。おーーーーーーい。おーーーーーーい。」

上を向き手を大きく振って、自分の存在を示そうとするシンジ。うまくいけば乗せても
らえるかもしれない。しかし、事態は深刻だった。

「使徒接近中! 繰り返す、使徒接近中!」

「使徒接近!?」

車のスピーカーから流れる日向の声に反応し、レイの顔を見つめるシンジ。

「近道しましょ。」

「近道なんてあるの?」

使徒接近の知らせを聞き、レイは大き目のダクトに入って行く。シンジも後に続き、四
つん這いになりながら、暗いダクトの中を前進して行った。

綾波、なんで、こんなところが近道って知ってるんだろう。

ダクトを抜け、通常の通路を下って行くと、Yの字に分かれた分岐点に出くわす。

どっちかな。でも、迷ってるようなそぶりを見せたら、綾波が不安がるだろうし、いち
かばちか左にかけてみるか。

「綾波こっちだよ。」

「そう?」

「間違い無いよ。」

シンジがレイを従えて、左の通路を進む。しかし、その通路は上り坂だった。

おかしいなぁ、間違えたかなぁ。でも、いまさら、間違ってたなんて言い辛いよなぁ。

「おかしいわ。上り坂よ。」

「大丈夫だよ。あと少し進めば、下りになるから。」

どうしよう。間違ってたらなんて言ったらいいんだ・・・。

不安に苛まれながらも、先頭を切って緩やかな上り坂の通路を登って行く。

「ほら、あそこに行くと本部に出れるよ。」

目前に光が漏れている扉が見えた。シンジは、足早に近づき扉を開けたが、その向こう
に開けた世界は地上だった。愕然とするシンジの目の前に、黒く巨大な蜘蛛の足のよう
なものが突き刺さる。

ドーーーーン。

辺りが地響きで揺れる。その衝撃に驚き、ひっくり返って尻餅をつくシンジ。目の前に
は、使徒、マトリエルが左右に動いていた。

「うわーーーーーーーーーーーー。」

あわてて立ち上がり、扉を閉めるシンジ。

「ハーハーハー。」

息を切らせながら、ふと顔を上げると、レイが無表情でシンジの方を見ている。

「あ、使徒がもう、ここまで来てるんだ・・・。急がないとね・・・。」

シンジは、あわてて元来た道を引き返していく。

あー、なんか、格好悪いなぁ・・・。ぼくって頼り甲斐無いって思われてるだろうなぁ。

先程の分岐点まで戻り、逆の道を進む。今度は下り坂だったが、頑丈にロックされた扉
に2人の行く手は遮られてしまった。

「どうしよう・・・。」

「さっき、道を間違ったから、時間が無いわ。ダクトを破壊して進みましょ。」

レイはパイプを持ち、ダクトへの入り口を破壊する。そのダクトは先程のものより遥か
に狭く、腹這いにならなければ進めなかった。

はぁーーーー。やっぱり、道を間違ったこと怒ってるよ・・・。

がっかりして、レイに続きダクトを進むシンジ。顔を上げると、レイの足が見える。

見ちゃだめだ。見ちゃだめだ。見ちゃだめだ。見ちゃだめだ。

必死に自分をおさえ、目を閉じて進むシンジ。

<ネルフ本部>

ネルフ本部では、ゲンドウとその他の作業員が手動でエヴァ3体の発進準備をしていた。

「アスカ。あの子達は間に合いそうにないから、1人でお願い。」

「わかったわ。」

もうすぐ発進準備が終わるので、プラグスーツに着替えに行くアスカ。

ミサトがどこに行ったかわからない為、リツコとマヤで戦闘指揮まで取る。電気系統が
一切動かない為、照明は蝋燭、モニタの代りは双眼鏡という状態であった。

ガラガラ。

突然、リツコの頭上で音がした。リツコとマヤが、怪訝に思い見つめていると、ダクト
の蓋が開き白い足がにょきっと現れる。

スタ。

リツコの前に飛び降りるレイ。

ドサッ。

目を閉じて前進していた為、レイの開けた穴に気付かず落ちてくるシンジ。

「いったーーーーーー。」

「あなた達・・・。」

その2人をうれしそうな顔で見つめるリツコ。

「エヴァは?」

リツコに聞きながら、司令室の外の状況を見たシンジは、信じられないという表情で、
目を丸くする。そこには、汗でびっしょりになりながら、エヴァの発進準備を手動で行
っているゲンドウの姿があったのだ。

「何も動かないのに・・・。」

「ええ、人の手でね。司令のアイデアよ。」

「父さんの・・・。」

いつもは、冷静に座っているだけのゲンドウが、必死でワイヤーを引き、エントリープ
ラグの準備をしていた。

父さん・・・・・・。

「もう、アスカはケージに向ってるわ。あなた達も早く!」

「はい!」

<ケージ>

3人のチルドレンは、それぞれのエヴァに搭乗していた。

「遅かったじゃない。」

「仕方無いよ。全ての施設が動かなくなってたんだから。」

「でしょう。こっちも暗闇の中、大変だったのよ。」

シンジとアスカが話をする中、リツコから発進命令が出る。3体のエヴァは予備のバッ
テリーを積み、自力で発進する。
設備が一切動かない為、自力で地上に向うエヴァ3体。横穴を腹這いになって進む。

「格好悪ーーーーーい。」

アスカが、自分の姿を想像しボヤく。横穴を抜けると、今度は、縦穴に出る。手と足を
めいいっぱい広げ、縦穴の壁を押さえつけながら上昇して行くエヴァ。

「またしても、格好悪ーーーーーい。」

そんな、ぼやくアスカの肩にオレンジ色の粘液がかかった。エヴァ弐号機の肩が解ける。

「危ない! よけて!」

レイがアスカに危険を知らせる。

「へ?」

アスカが上を見上げると、オレンジ色の粘液が多量に降り注いできた。壁を押さえつけ
ていた手と足にかかり、自分自身を支えきれなくなる。

「いやーーーーー。」

零号機の上に落ちる弐号機。レイもなすすべなく、いっしょに落ちる。零号機と弐号機
のぶつかる音がしたので、見上げたシンジの目前に、2体エヴァが、急速に近づいてく
る。

「うわっ!」

エヴァ2体が初号機に激突する。ポジトロンライフルも落とし、3体のエヴァは絡み合
って落下する。初号機の両手両足を、縦穴の壁に押し付けて必死で落下を食い止めよう
とするシンジ。手,足から火花が散る。

キキキキキーーーーーーーーーー。

壁をひっかくような音と共に、落下する3体。両手両足に力を込め、シンジが落下を止
めようとする。

キキキキキーーーーーーーーーー。

数十メートルの落下の後、停止したエヴァ3体は、上から粘液が降り注いでくるオレン
ジ色の粘液から逃れるべく、横穴に移動する。

「敵は強力な溶解液で直接本部に進入を図る気だわ。」

レイが状況を分析する。

「予備のバッテリーも切れちゃったし、後、3分も動かないよ。」

顔を見合わせるような格好で、エヴァを横穴に待機させ相談する3人。

「方法はあるわ。」

アスカの提案は、1人がATフィールド中和兼残りの2人を守る為、盾となるディフェ
ンス。1人が落下したポジトロンライフルを回収し、投げ上げるバックアップ。最後の
1人が投げられたポジトロンライフルで迎撃するオフェンス。というものであった。

「じゃぁ、ぼくがディフェンスをするよ。」

「危険だわ。言い出したのは、アタシだから、アタシがディフェンスをするわ。」

「ダメだ、ぼくがやる。」

「碇くんにまかせましょ。エヴァのパイロットとしては、信頼できるわ。」

「そうね。わかったわ。」

作戦行動に移る3人。シンジは、縦穴を上昇した後、背中で溶解液を受け止める。

「グ・・・・・・・。」

背中が焼けるような痛みを無言で耐えるシンジ。縦穴の最下部にアスカが到着し、足元
に落ちているポジトロンライフルを拾い上げる。

「うおりゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

ポジトロンライフルを渾身の力を込めて投げ上げる。

「アスカ!」

シンジの少し下でライフルを受け取ろうと手を下に伸ばすレイ。ポジトロンライフルが
上がってくる。

「碇くん! よけて!」

ズバババババババババババババ。

シンジがよけたのを確認すると、ポジトロンライフルを連射する。溶解液を注いでいた
マトリエルは、ポジトロンライフルの直撃を受け沈黙した。

ガーーン。

体の支えを失い落下してくる初号機を、両腕を開いた状態で受け止める零号機。

「ありがとう。」

「大した事じゃないから、別にいいわ。」

<二子山>

暗闇の第3新東京市郊外の山の中腹に、3人は腰を降ろしていた。

「今日は、ごめん。道間違えちゃって。」

レイに詫びるシンジ。

「べつにいいわ。」

「何? シンジが道間違えて遅くなったの?」

「まぁ、それもあるかな・・・。ハハハ・・・。」

アスカの責めに苦笑するシンジ。

「でも、レイも付いて行ったんなら、シンジだけの責任じゃないわね。」

「そう言えば、綾波もあっちの道で正しいと思ったの?」

「わからなかったわ。碇くんを信頼してみたの。」

「ごめん、信頼を裏切ぎっちゃって・・・。」

「いいわ、エヴァに乗っている時の碇くんは信頼に値するから。」

「そう? ありがとう。」

レイに誉められて、喜ぶシンジ。

ムーーーーーーーー。

なんだか、珍しくシンジとレイの雰囲気が良いので、アスカは膨れている。

「明日さぁ、ぼくの当番なんだけど、綾波の弁当も作っていこうか?」

今日、2人だけで行動したことが切っ掛けで、レイとの距離が縮まった気がしたシンジ
は、うれしくなって聞いてみる。

「いい。碇くんのお弁当、嫌いだから。」

「・・・・・・・・。」

To Be Continued.
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