青空……どこまでも流れていく雲。


   海……とても、とても広く、蒼く。


   夜空……数えても数えても数え切れない星々。


   月…………。


   「月…………か……」


   夜風に靡く草々が、そっとささやく音。
   普段では聞こえないような音が聞こえるほどに―――ここは静かだ。
   どうしてだろう?
   そういうところに居ると、酷く孤独感が押し寄せてくる。

   だから、この場に居るのを早々に切り上げて、家路につくことにした。


※            ※            ※



   「お帰りなさい……今日は遅いのね。どこかに寄り道でもしてたの?」
   「……うん。そんなところ」
   母の笑顔が眩しくて、何故か曖昧に答えてしまう自分が居たりする。
   もうとっくに日は落ちて、夜の8時を回っているだろう。
   それでも母は笑顔で迎えてくれる。


   ……還る場所。


   還れる場所があるのは、良い事だと思う。
   「……?最近元気が無いけど、どうかしたの?」
   「……そうかな?そんなことは無いと思うけど」
   「…………そう、ならいいのだけれど。あ、ご飯暖めなおしてくるから、着替えてらっしゃい」
   何か言いたそうなそんな表情だったが、あえて母は何も聞いてはこなかった。
   これだけ長く一緒に居れば、ほんの些細なことでも……そう、他人なら気づかないような、
   ほんの小さな出来事だって解ってしまう。

   つまり、僕が最近おかしいと言う事に、母は気がついているんだと思う。

   でも、それを追求しないでくれるのは、僕としては本当に助かる。
   なにせ、僕だって何がおかしいのか解らないから、余計に解らないのだ。

   「ふぅ……。まあいいか」

   玄関先で突っ立っていても仕方ない。
   お腹もすいていることだし、早めに着替えて食事にありつきたい。

   着替えてリビングにやってくると、僕の分の食事が置いてあった。
   母の姿は見当たらない。
   大方、溜まった洗濯物を洗っている最中なのだろう。

   「いただきます」

   ……ご飯は、いつもの事ながら美味しかった。


※            ※            ※




   異常、というのか、ほんの小さな切れ端にしか過ぎないことなのだが、
   どうも僕はこの世界というものが、おかしいように感じられてしまう。

   例えば。

   朝、母が台所に立って食事を作っている。
   その風景すら、あってはならないようなな錯覚。

   例えば、

   僕の家には父親が居ないこと。
   僕には居たとしか思えないが、父は3年前に他界している。
   その他界していることが、おかしく感じる事。

   例えば…………。

   僕は何か大切な……そう、大切な「何か」を忘れているのかもしれないということ。

   その、忘れている「何か」。
   夜、寝る前に思い出そうとするのだが、どうしてだろう?
   思い出すのが……怖い。
   何故、怖いのか?
   それも解らない。


   本当に―――わからない事だらけで、困る。


   そんな一切れの思いと共に、僕は睡眠という闇の世界に沈んでいった。




Suspected Case





   「おっはよーーー!信事君!」
   朝、目覚めの朝。
   静かな朝は、騒々しい彼女の襲来によっていとも簡単にぶち壊されてしまった。
   「くあっ……。オハヨ、飛鳥」
   あまり起きないように粘ると、鉄建制裁がやってくるので、渋々起きる。
   「もう少し……静かに起こしてくれると有難いんだけど……」
   「何言ってるの。うるさくしないと起きれないくせに」
   ……まあ、実際その通りなのでこれ以上抗議はしないでおく。
   でも、膨れっ面の飛鳥の顔も可愛いと思ってしまう僕がいたりもするので、たまには抗議も必要……かな?

   ちゅっ……。

   そんなどうでもいいような事を考えていたら、頬に暖かい感触。
   「めめめめめ、目覚めのキスもいいかなとか思っちゃったりして……」
   煙が出てきそうなほど真っ赤な顔の飛鳥。
   「そ、そんなに動揺しなくってもいいと思うんだけど……」
   「だ、だって恥ずかしいんだもん」
   飛鳥とは結構な数のキスをした記憶があるのだが、その度にオーバーヒート寸前の彼女を思い出した。
   そういうことに関しては、飛鳥はとってもシャイだと思う。
   普段底抜けに明るい彼女。
   だからかな?恋人同士の時には全く違う顔を見せてくれるので、それは彼氏としては嬉しい。


   …………………………………ん?


   あれ?


   飛鳥と付き合いだしたのは……何時だった?


   「あの……さ、僕たちって何時から付き合い出したっけ?」
   「え、ええええええええええええええええっ!?」
   冬眠中の熊でさえびっくりして起きてしまいそうな、大音響。
   「ひっどーーーーい!そんな大切な思い出を忘れるなんて、最低っ!!!」
   「ご、ごめん……」
 
   でも……。思い、出せないんだ。

   「……中2の夏」
   「あ、ああ。そうだったねごめん……飛鳥」
   目頭に目いっぱい涙をためている飛鳥を見て、胸が―――痛かった。
   そっと、涙をふき取る。
   飛鳥を泣かせるくらいなら、聞かなければ良かったと思う反面、
   それは聞かなければいけないような気がしていたのも事実。

   ……矛盾してるな……僕って。

   「ぐすっ……酷いよ、信事君」
   「ごめん……ごめんね、飛鳥」
   学校に向かう最中でも、授業の合間の短い休み時間でも、飛鳥のフォローをし続けた。
   結局、その日は飛鳥のご機嫌取りで殆どの時間を費やしてしまった。
   でも、次の日にはいつものように飛鳥と話すことができて、良かった。


   この世界に疑問を持ちながら、それでいて「それ」を解明できないまま、一週間程時間は流れる。


   

※            ※            ※

 

 

   湿度が高く、寝苦しい夜のこと。
   酷く、嫌な夢を見た。



   ―――悲鳴。

   誰かの悲鳴。

   ―――血飛沫。

   ―――熱い、光。

   何もできない、僕。

   走る、僕。

   何かに向かって、走っている。

   ―――叫ぶ、声。


   そこで、僕の意識は急激に夢から連れ戻された。
   「…事君!?信事君っ!」
   「うわっ!!」
   眼を開くと、超ドアップの飛鳥の顔にびっくりしてしまう。
   「あ、飛鳥?どうしたの?そんな必死になって……」
   「どうしたの……って、信事君。凄く汗かいてる」
   「ほんとだ……」
   自分の寝巻きは汗でびっしょりと濡れていた。
   夢でこんなに汗をかくなんて……、そうとう怖い夢だったんだろうか……。

   「それに……凄く、魘されてた」

   「…魘されてた?僕が?」
   「ウン……」
   「大丈夫……大丈夫だよ……」
   今にも泣き出しそうな飛鳥。……飛鳥の泣き顔なんて見たくなかった。
   だから、出来るだけやさしい声で「大丈夫」とひたすら飛鳥に投げかける。
   「本当に?大丈夫?」
   「ほら、僕はなんともないよ」
   「だって……」
   「だって?」
   「最近怖いの……」
   「怖いって何が?」


   「信事君がどこかに行っちゃいそうで……」


   ぽろり……。
   涙が、一筋頬を切った。


   その瞬間、僕は飛鳥を抱きしめていた。


   「あっ……」
   「ごめん……不安に、させちゃったね」




   「アタシ、寂しがりやだから……信事君が何処かに行っちゃったら……ヤだ」




   「――――――――――――――え?」
   そんな飛鳥の台詞に、僕は言葉では言い尽くせないほどの違和感を感じた。
   「……?」
   飛鳥は不思議そうな顔でこちらをのぞきこんでいる。


   さっきの台詞は……、パズルのピースのようにカチリとはまったように思え……。
   それは、つまり―――――――――。


   「違うんだ……」


   いいのだろうか?
   言ってしまっても。それを。


   まだ引き返せる。
   こんな幸せな世界をみすみす放棄するのか?碇シンジ?


   頭の中にいる、もう一人の僕がそんなことを言った。


   ……いいんだ。
   やっぱり、なんていうのかなぁ……ここはやっぱり違うんだよ。


   幸せじゃないのか?ここにいて?


   ……楽しいよ。辛いことなんて無いし……。


   じゃあ、いいじゃないか。


   でも――――さ、楽しいこと、幸せなことしかない世界なんて、それだけでやっぱり変だよ。


   ……辛いのは、嫌なんだろ?


   嫌だよ……。


   じゃあ、どうして?


   それは――――――。


   それは?


   「もう一度、会いたいんだ。僕の知ってる惣流・アスカ・ラングレーに」


   そう……。辛い事が沢山ある世界に、君は戻りたいんだね?


   やっぱり、アスカはさ……僕の知ってるアスカは、一番で格好いいアスカなんだよ。
   あまえてくる飛鳥なんて、やっぱりおかしいから。
   だから、還るよ。
   元居た世界に。



   ………………。



   もう一人の僕は、しばらく考え込むように黙り込んだ。
   そして……。



   「そう、ならもう大丈夫ね」



   「えっ!?」




   声質ががらりと、変わった。
   男の声から、女性の声に。
   そして、この世界がグニャリと歪み始める。



   「その気持ちがあれば、辛くたって生きていけるわ」






だって、生きてるんだから―――どこだって天国になれるわよ。






   光に包まれ、もうこの世界は消えてしまう。
   僕は最後にそのヒトへ叫んだ。



   「母さんっ!!」




※            ※            ※







   あの日―――。
   あの、むせかえるような暑い日―――。


   ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……。


   けたたましい警報と共に、駅の表札が「全面運転中止」に切り替わる。
   「使徒だ……」
   そう、使徒が来る。
   でも、僕はもうエヴァには……。


   乗らないって決めたから。

 
   始めて入るシェルターは人が沢山いて、強固なはずのシェルターの中にいても不安……恐怖は消えなくて、
   隅の方で、じっと膝を抱えて座っている。


   ―――そして轟音。


   目の前には、弐号機の首だけがこちらを見ていた。






    「おい、君っ!何をやってるんだ!!」
    誰かが僕に向かってそう叫んだ。
    シェルターは半壊して、無事だった人は別のシェルターに移動している。
    でも、僕は首を失った弐号機から目が離せなくて、そこに突っ立っていた。


    「シンジ君じゃないか」


    ……聞いたことのある声。
    そちらを振り向くと、何事も無いかのように加持さんが居る。
    「…何、やってるんですか?」
    「何って、西瓜に水をやっているよ」
    如雨露から飛び出していく水が西瓜畑を濡らしていく。
    こんな時にのんきに水をやっている加持さんの神経にむっとしてつい皮肉が口から飛び出してしまう。

    「こんな時に……ですか?」

    「こんな時、だからだよ」

    少し―――ほんの少しだけ、にこやかなその顔に影がさしたような、そんな気がした。
    「ここの地下に眠るアダムと使徒が接触すれば、皆死ぬと言われている……サードインパクトでね」
    「……死ぬ……」
    『シ』―――実感の湧かない言葉。
    「死ぬときは……ここに居たかったからな。」

    幾重もの光の筋―――。
    ミサイルが止め処なく発射される。

    そして、片腕だけの蒼い巨人が現れる。
    その腕の中には―――――「N2爆弾」

    「あやな――――――」

    叫んでも、届くはずも無い声。
    突撃する零号機。
    ATフィールドのぶつかり合い。
    そして…熱い光と、爆風。
 

    ブシャッ!!


    無慈悲な使徒の攻撃。
    「あ…ああ……」
    弐号機も、そして零号機も、もう戦えない。

    終わる―――世界が、終わる。

    ようやく、自分の中で皆が死ぬという実感が湧いたのかもしれない。
    「俺はここで水をまくことしか出来ない。だが―――君ならやれることが、君にしかできないことがあるはずだ。
    ……ま、後悔のないようにな」
 


    その言葉に後押しされるように、僕はもう一度エヴァに乗ることを決めた。




    今まで、なんとなくエヴァに乗ってきたけど、この時は、違っていたと思う。
    何かのために、誰かのために、僕は何をすれば良いのか。

    戦うこと……それが僕に出来ること。


    「……もう一度エラーの一つ前のプロセスからやり直せ」
    「乗せてくださいっ!……僕を、僕をこの…初号機に乗せてくださいっ!!」
    「……何故、戻ってきた?」
    冷たい、声。
    背筋が寒くなるほどの。
    でも、勇気を振り絞って、叫ぶ。




    「僕は、僕はエヴァンゲリオン初号機パイロットの、碇シンジです!」





    暗転――――――。





    「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」


    「はあああああああああああああああああああああっ!」


    獣のような叫び声。
    敵を倒すことだけしか、頭に無かった。


    ウゥゥゥン……。


    「…え? エネルギーが……切れた?」


    なんにも出来ないで、終わってしまうのが嫌だった。
    だから、祈った。懸命に祈った。
    動いてほしいと――――。


    「え、エヴァ再起動!」
    「そんな……初号機のエネルギーはゼロなのに……」


    そこからの意識は―――無い。



   時間、というものを感じれない空間―――僕はエヴァの中に居た。
   そして、夢を見た。
   何も無い、普通の生活で暮らす夢を―――。
 



   「ヒト一人救えないで、何が科学よっ!シンジ君を帰して……返してよっ!!」
   泣き叫ぶ声が、悲しくケージに響く。
   抱きしめるプラグスーツの生暖かさが、更に涙を誘ってやまない。


   ズルリ……。


   「し、シンジ君っ!?」
   何か、肉が蠢くようなそんな音の先に、彼がいた。
   「シンジ君!シンジ君!シンジ君っ!!」


   「………………ただ、会いたかったんだ。もう一度……」




※            ※            ※





   あれから僕はまた意識を失っていたみたいで、目覚めるといつもの病室にいた。
   暫くぼおっとベッドに横たわっていると、爽快なエアー音と共に病室のドアが開く。
   「シンジ君……大丈夫?」
   「えぇ……なんともないですよ」
   心配そうな顔。
   だから余計に異常が無いことを伝えたかった。
   「そっか。良かった……」
   やっと肩の荷が下りたかのように、胸をなでおろすミサトさん。
   そこでプッツリと会話も途切れてしまった。
   だから、気になっていたことを聞くことにした。
   「あの……ミサトさん。綾波と――――アスカは無事なんですか?」
   「…え、ええ。二人とも、もう大丈夫よ」
   一瞬詰まったその台詞が、とてもそうではないように僕には思えてしまう。

   「……何か、あったんですか?」

   「…………」
   凄く、悩んでいたんだと思う。
   僕に言っていいものか、悪いものか……と。



   やがて、重い口が開いた。



   「シンジ君もなんとなくは解っていると思うけど……アスカって何でも1番に拘っていたのよ」
   「……」
   確かに……言われてみれば、その通りだと思う。
   「だから……今回、使徒に負けちゃったでしょ?でも……シンジ君はその使徒を倒してしまった。  
    アスカはきっと、シンジ君に負けたって思ってるわ。
    一番じゃないと気がすまないから……きっと、シンジ君を―――」


   その先は、言われなくても解った。
   嫌ってる、憎んでる、そんなフレーズが後に続くんだろう。


   「……アスカは今どこにいるんですか?」
   「家に居るわよ……って今から帰る気なの!?」
   早速ベッドから降りた僕を見て驚いたようだった。
   「え?そうですけど……」
   「彼女、荒れてるわよ……。家の中なんてメチャメチャだったから」
   「…………」
   「怖く……ないの?」
   「―――多分、怖いと思います。でも…………もう一度彼女に会いたくて、僕は戻ってきましたから」
   「……そっか。シンちゃんも色々あったんだ」
   「まぁ……。それより、ミサトさんは?」
   「私?私はまだ仕事が残ってるのよ。ホラ、今回は手痛くやられちゃったからさ……」
   「それじゃあ、先に帰ってますね」
   「解ったわ。退院の手続きはしておくから」
   「ありがとうございます」
   「いいのよ……。あっ!シンジ君!」
   病室から出て行こうとする僕を呼び止める。
   「なんですか?」


   「ちょっち遅くなっちゃったけど……お帰りなさい、シンジ君」





※            ※            ※






   暫くぶりに……といっても1ヶ月も経った、という時間の感覚は無いけれど、家の中は散々たる物だった。

   割られた花瓶、ぐちゃぐちゃに破かれたヌイグルミ。
   台風が通り過ぎたかのような様子だった。

   アスカが荒れているとは、一応家に帰ってくる前にミサトから告げられていたが、
   この部屋を見ると、アスカの荒れようは想像以上かもしれない。


   とりあず、だ。


   掃除は後回しにしよう。


   ゆっくりと、アスカの部屋に向かう。
   襖には「許可無く入ったらコロス」と荒く書きなぐられている。

   「ふぅ……」

   やっぱり緊張する……。
   何時の間にか、手を握ったり開いたりするいつもの癖をやっていた。
   多分、この襖を開ければアスカはいる。
   だけど……決して良い歓迎はされないだろう。
   むしろ……嫌われてるんだろうな……きっと。


   でも――――――。


   もう一度、アスカに会いたくて戻ってきたんだ。
   膝が小刻みに震えている。
   怖いけど……逃げ出したいけど……。



   「アスカ?……シンジだけど、入っていいかな?」



   この一歩から始めよう。全てはこれから始まるんだから。




   END


   後書きの前に……


   タームさん、700万ヒットおめでとうございます!
   600万から凄い速さで達成なさいましたね(^^)
   これも一重にタームさんや投稿作家さんの作品の素晴らしさによるものだと思っております。
   次は目指せ、800万ヒットですね。
   これもそう遠い未来の話では無いと思っています。

   かなーーーーーり遅くなってしまいましたが、700万ヒットの祝辞にしたいと思います。

   これからも頑張ってください!


   後書き


   最後まで物語を読んでくださった皆さん、まことにありがとうございます。
   700万ヒット記念用にこれを投稿させていただきましたが……記念になれたんだろうか?(核爆)
   しかも、かなり解りにくいお話で申し訳ないっす(自爆)
   シリアスな物語を書いてみました。
   そして終わり方もかなり微妙(^^;
   TV本編の「男の戦い」のアフターバージョンだと思っていただければ幸いです。
   書き終わってから気がついたんですけれども、モノホンのアスカさんの台詞が一行もないんです(爆死)
   ま、まあ、この後のタームさんのキャラコメでフォローしてもらうという形で……(ヲイ)

   それではこの辺で失礼します。
   ではでは〜。


アスカ:ほー。セリフ無しね。

マナ:飛鳥の方がかーいくていいんじゃない? 本物役、交代したら?

アスカ:おはようのキスぅ? でもって、ぽって・・・。

マナ:やっぱ、見てて恥ずかしくなった?

アスカ:どうせなら、もっと、こう、ガバッと。

マナ:・・・・・・。

アスカ:もち、マウス to マウスでさっ。

マナ:朝からシンジを殺す気?

アスカ:なんなら、アンタも起こしてあげましょうか?

マナ:いやよっ。そんな起こされ方っ!

アスカ:違う、違う。アンタには、ビンタ to ほっぺ スペシャルバージョンよっ。

マナ:もっと、いやぁぁぁぁっ!
作者"アフロ"様へのメール/小説の感想はこちら。
ahuro2@jcom.home.ne.jp

感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

inserted by FC2 system