「貴方の本音が聞きたいの〜リベンジ〜」
by あっくん
「うふふふふ、出来た、出来たわ!ふふふふふ!」
此処は表向き総合研究機関となったネルフの技術部最高責任者である赤木リツコのラボ。
その部屋の主であるリツコは手に持った薬らしき物を掲げながら不気味な高笑いをしている。
「うふふふふ。これで、これで貴女達もお終いよ!恩を仇で返した罪はキッチリ払って貰うからね!」
優秀な科学者として有名なリツコ。
だが、今の彼女の姿を見ればそれは間違いであり、彼女の本質がマッドサイエンティストである事に皆同意をしただろう。
「さて、後は最終実験をするだけね」
呟いてリツコは内線電話をかけるのであった。
「もぉ!アタシが居るのにどうしてあんなにチョコを送る娘がいるのよぉ!!」
「さぁ?でも、丁重に断ったんだし…」
「ぶぅ〜」
アスカとシンジはネルフに向かう途中だった。
いつもならシンジと腕を組みながらご機嫌状態なアスカなのだが、本日はご機嫌斜め状態である。
その不機嫌の理由………それはシンジに、自分の恋人であるシンジに今日、バレンタインのチョコが大量に送られてきた事が原因だった。
「ほらアスカ。僕はアスカ以外のチョコをちゃんと断ったんだから機嫌を直してよ」
「だってぇ〜、学校の連中だってアタシとシンジが恋人同士だって事を知ってるのよ。
なのにあんなにチョコが、それも本命と思われるチョコが沢山………アタシってシンジの恋人に相応しくないって思われてるのかしら…」
今度は一転して落ち込むアスカ。
勿論、優しいシンジはそんなアスカをほっとく筈がない。
黙ってアスカを引き寄せると、その憂いに沈んだアスカの顔を見つめ、そして優しく唇を重ねる。
「「ん…」」
ちなみに二人が居るこの場所はモノレールの車内である。
当然の様に周りはこの熱々カップルを見て胸焼けを起こした。
『お、おいおい、勘弁しろよ〜』
『んまぁ〜、白昼堂々と』
『けっ!なんで中学のガキに恋人がいて俺にはいないんだ!』
『不潔よ!』
ヒソヒソと文句らしい言葉を呟く周りの被害者達。
だが、既に二人だけの世界に浸っているアスカとシンジにはそんな雑音は耳に入らないらしい。
「これで安心?」
「うん。そうよね、周りが何を言おうと、騒ごうと関係無いわね」
シンジの優しいキスに機嫌を取り戻したアスカは笑顔でシンジに応えた。
そう彼女がシンジにしか見せない極上の笑顔で。
「そうだよ」
「ふふ、でもアンタも成長したわよねぇ〜。こんな場所でキスしてくれるなんて♪」
「え?あ…」
アスカの言葉に自分の居る場所を思い出したシンジは、急に恥ずかしくなり顔を真っ赤にする。
「あはは♪」
そんなシンジを見てコロコロ笑うアスカ。
あの告白以来、本当にアスカは幸せだった。
そう、ネルフに着くまでは…
「ねぇ、今日はミーティングだけよね?」
「確かその筈だよ」
「ならさぁ〜、帰りは何処かで夕食食べて行こうよ」
「う〜ん、ミサトさんの予定次第かな?」
「ぶぅ〜」
相変わらずイチャイチャしながらネルフの通路を腕組み状態で歩く二人。
だが!そんな幸せ一杯の二人の前に、災いが訪れた。
「あ!シンジ君見つけたぁ〜!!」
「え?」
「ま、マヤ?」
そう、二人の前に現れたのは伊吹マヤ一尉だった。
そして一体どうしたのかを確かめる間もなく、マヤがシンジに抱き付く、いや!シンジの顔を自分の胸の谷間に誘う。
「うわ!むぁ!?」
「な、な、なな!?」
「シ〜ン〜ジ〜く〜ん(はぁと)」
甘ったるい声を上げながら、マヤはシンジを強く抱きしめる。
当然、その分だけシンジはマヤの胸に密着する。
『ま、まま、マヤさんのむ、胸が、胸がぁ!?』
シンジがアスカに惚れているのは間違いないし、アスカが一番大事だという気持ちにも嘘はないだろう。
だが、悲しいかなシンジも思春期の男の子。豊満とまではいかなくとも大人の女性の胸を顔を押し当てられて平静を保てる訳がない。
「ふふ、大人しくなったわね。シンジ君(はぁと)」
マヤが言った様に、シンジはマヤの胸の中で陥落していた。
だがこの件でシンジを責めるのは酷である。
「さぁシンジ君。私がこれからたっぷり可愛がってあ・げ・る(はぁと)」
そう言って腕の中でたれパンダ状態になっているシンジの腕を掴み、連れ去ろうとするマヤ。
此処で初めて、あまりの事の成り行きに呆然としていたアスカが正気を取り戻した。
「ちょ、ちょっと!マヤぁ!!アタシのシンジに何をするのよ!!」
怒鳴りながら慌ててシンジを取り戻すアスカ。
だが、一度掴んだ獲物をマヤもそう簡単には離さない。
「誰のシンジですって!シンジ君はまだ貴女の物ではないわ!」
「むきぃーっ!!アンタ、何考えてるのよぉ!!」
「勿論!シンジ君と甘い関係を持つ事よ(はぁと)」
「ぬわぁ〜んですってぇーーーっ!!」
マヤの台詞にアスカは当然の如く激怒する。
だがマヤは、そのアスカの激怒に臆する事無く、さらなる挑発を敢行する。
「大体、シンジ君が可愛そう。こんなおこちゃまで我が儘な娘が彼女だなんて。私が救ってあげないと」
「ま、ま、マヤぁ〜!!アンタ、覚悟は出来てるんでしょうねぇ〜!!」
「ええ!私はもう自分を偽る事は止めたの。自分に素直に、本音で生きる事に決めたの!」
激怒していたアスカだったが、このマヤらしからぬ台詞に冷静さを取り戻す。
『ちょ、ちょっと。いくら何でもおかしいわ。あのマヤがこんな事を言うなんて…』
「さぁアスカちゃん!シンジ君を賭けて勝負よ!!」
言ってファイティングポーズを取るマヤ。
これはおかしい。誰が見てもおかしい。
『一体マヤに何が……ん?素直?本音?……何処かで聞いたキーワードね?』
アスカは思考モードに突入。
腕を組み、現在までの情報を緻密に分析し始める。
「隙有りぃーーーっ!!」
そんなアスカを見たマヤがチャンスと見て攻撃を開始する。
だが、そんな不意打ちを仕掛けてもマヤのパンチはアスカに紙一重で交わされていく。
伊達に格闘術で加持三佐からお墨付きを貰っていない。
『う〜ん、何だったかしら………!』
マヤの攻撃、とは言ってもアスカから見れば素人の攻撃だが、それを交わしながらアスカはある結論を導き出した。
『これってあの薬の過剰反応なんじゃ〜………って事は裏でリツコが糸を引いている!?』
「シンジ君との愛の為!アスカちゃん!覚悟ぉーーーっ!!」
気合いと共にマヤが捨て身の攻撃を仕掛けて来た。
しかし、そのマヤの攻撃は裏目に出た。
軽くステップを踏み、マヤの攻撃を交わすと共にアスカはマヤの腕を取って一本背追い!
「どぉりゃぁぁぁぁぁ!!」
どんがらがっしゃーーーっん!!!!!
「ふっ…悪は滅びたわ」
見事な一本背追いを決めたアスカは決めポーズを取りながら呟いた。
そして、アスカに悪と言われたマヤは、哀れかな床と熱烈なキスをして気絶していた。
「しかし、リツコが暗躍してると考えると………これだけで終わりそうにないわね…って!そうだ!シンジ!!」
あまりの事態に忘れてしまっていたシンジの事を思い出すアスカ。
そして慌ててシンジの方を振り向いた!
「へ、へへへ、ま、マヤさんの胸……胸、胸…ふかふかの胸…」
この後、アスカ必殺の一本背追いを頂戴した者がもう一名増えた事だけは述べておこう。
「ったく!リツコの奴!一体何人にあの薬を飲ませたのよぉ!!」
「さ、さぁ?でもこれじゃあ、リツコさんの所になかなか行けそうにないね」
「あぁ!もぉ!!ぜぇ〜ったいに許さないわよ!!」
マヤとの遭遇後、アスカ達は解毒剤を持っているであろうリツコの元へと向かったのだが、
彼女らの前に次から次ぎへとシンジにラブアタックをかけてくる女子職員に阻まれていたのだ。
「それにしてもムカつくわ!」
「何が?リツコさんの事?」
「違うわよ!あの薬は本音をさらけ出すのよ!なのにどうしてシンジばっかりモテて、アタシに言い寄って来る奴がいないのよ!!
こんなの絶対におかしいわ!!」
「はぁ!?」
アスカの台詞に思わずシンジは転けそうになった。
つまりアスカの言い分はこうだろう。シンジは自分が彼氏に選んだ男だけにモテるのはムカつくけど分かる。
だが、その相手たる絶世の美少女である自分に好意を寄せる男が現れない事にプライドを刺激されているのであった。
「あ……で、でも安心してね、シンジ。言い寄られてもアタシにはシンジが一番だからね♪」
シンジがジト目になった事をいち早く察知したアスカは、慌ててフォローに入る。
他人が見ていればさぞ呆れた行動だっただろう。
「シンちゃんみっけ♪」
「そ、その声は!」
「み、ミサトぉ!?」
今度二人の前に立ち塞がって来たのは誰あろう、二人の保護者である葛城ミサト二佐だった。
これには二人共驚いた。
「ま、まさか…」
「う、嘘でしょ…だってミサトには加持さんが…」
二人の呟きに対して返ってきたミサトの台詞は強烈だった。
「加持ぃ〜、はっ!あんな浮気男はこっちから願い下げよ!!やっぱ男は年下!それも美少年に限るわ!」
「じょ、冗談ですよね?ミサトさん」
「あらぁ〜、心外だわ。お姉さんはこんなにシンちゃんの事を思っているのに。
大体、アスカが同居する事になったせいで据え膳になるわ、アタシが食べちゃう前に鳶にさらわれるわ」
この台詞を聞いたシンジは、自分が狼の穴で暮らしていた事を自覚する。
よくアスカが現れるまで自分は無事だったもんだと思い、その窮地から救い出してくれたアスカに感謝した。
「た、食べるぅ〜!……鳶って誰の事よ!!」
「アンタに決まってるじゃない。まったく!『アタシは一人で生きていくんだ!』『子供なんていらない!』って言ってた癖して、
言ってる事とやってる事が違うわよ、アンタは」
「そ、そんなのアタシの勝手でしょ!」
痛い所をつつかれたアスカは一瞬怯む。
「ま、でももう我慢するの止めたわ。こうなったらアスカを排除して腕ずくでシンちゃんをアタシのモノにするわよぉ〜。覚悟しなさい」
そして戦闘姿勢に入るミサト。
これにはアスカも『やばい!』と思った。
例えズボラでガサツな上にウワバミのアル中とは言え、相手は戦闘のエキスパート。
このネルフの中では総合力でナンバーワンの実力者である。
アスカもミサトとは善戦出来るまでに腕が上達してるのだが、いかんせんキャリアが違う。
本気でやりあえば万に一つも勝ち目はない。
「シンジ!こ、ここは戦略的撤退よ!」
「わ、分かった!」
瞬時に状況の不利を悟ったアスカは、即決で撤退を決めた。
それだけではない。彼女はある場所でならミサトを撃退出来る自信があっての撤退だった。
「あ!こら!逃がさないわよ〜ん」
巫山戯た余裕の口調でミサトもアスカ達を追撃する。
彼女は彼女で自分の勝利を疑っていない。
「むふふ、シンちゃんを捕まえたら、まずはああして、次に……むふふ」
そんな彼女は追撃しながらあらぬ妄想モードに突入していた。
「準備はいい!」
「ああ、バッチリだよ!……でも、ここまでしてミサトさん大丈夫かな?」
「死にはしないわよ……って来たわ!」
ミサトの声を聞きつけた二人は物陰に隠れる。
「シンちゃ〜ん。お姉さんが優しく可愛がってあげるから、出てきなさい♪
小娘なんかには真似できない大人の世界を教えてあ・げ・る(はぁと)」
かなり危ない台詞を言いながらミサトが室内に入って来る。
「何処かな〜………!」
キョロキョロと室内を見渡していたミサトの動きが不意に止まった。
その訳は、ミサトの視線の先にあった。
「え、えびちゅ!えびちゅだわぁ〜(はぁと)」
そう、室内のテーブルの上にはミサトの大好物であるえびちゅが並べてあったのだ。
「これはシンちゃんを食べる前の食前酒ね♪いっただっきまぁ〜す♪」
言ってミサトはえびちゅを何の警戒もなく飲み始める。一本、二本と。
まぁ、普段のミサトでもこのえびちゅには抗い難い所へ、本能まっしぐら状態なのだ。当然の行動である。
「今よ!」
「うん!」
罠にハマった事を確信したアスカがシンジに指示を出す。
そしてシンジはスタンガンを床に押しつけた。そう水で濡れている床に。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ミサトは足下からの不意に襲った電流攻撃に悲鳴を上げる。
そして、その場に崩れ落ちたのであった。まぁ、気を失ってまでえびちゅを離さなかった事は賞賛………
その執念に感服するべきだろうか?
「ふぅ!これで酒徒は沈黙したわ。ふふふ、最強の手駒が無くなった今こそリツコに正義の鉄槌を下す時よ!」
「アスカぁ〜、盛り上がってないで、早く移動しようよ」
口は災いの元。
碇シンジはこの諺を身を持って知った。頬の紅葉をさすりながら。
「しっかしまぁ、これはネルフ職員全部に一服盛ったわね」
「多分ね」
「でも、どうやらアイツは居なかったみたいね」
「アイツ?誰の事」
素朴な質問。
だが、アスカにはこの質問に答えるのには抵抗がある。
何しろあの女までがシンジに好意を寄せていると知れば、シンジの気持ちもぐらつくかも知れない。
そんな危険性のある事をアスカが言える訳がなかった。
「いいの!アンタにはアタシという可愛い素敵な恋人が居るんだから、余計なことは気にしなくてもいいの!」
「……ま、僕に異論はないから構わないけど」
「そうそう!素直でよろしい♪」
これまた他人が聞いたら呆れる台詞を言うアスカ。
棚上げは彼女の得意技の一つだ。
「ははは」
シンジは笑って応える。
だが、その笑いには乾いた雰囲気が漂っている。
「さて!リツコの奴め、どうやって懲らしめてやろうかしら!…ん?……げぇ!?」
「どうしたのアス…わぁ!?」
二人は進行方向の先にとんでもないモノを見た。
それは………
「待っていたぞ、シンジ」
「お前の読み通りだな、碇」
そこに待っていたのは………このネルフの最高権力者である碇総司令とその側近たる冬月副司令であった。
「と、父さん…副司令…」
「ま、まさか…司令達も…」
これは予想外の、そしてある意味ミサト以上の強敵の出現だった。
ゲームで例えるならラストバトル!魔王との対決である。
「さぁシンジ、これを着るのだ」
「そうだよシンジ君。私が綺麗に撮ってあげよう」
言ってゲンドウが取り出した物は………様々な女性物の服!それも制服ばかりである!!
「と、父さん…」
「な、何を考えてるのよ…」
二人とも恐怖で硬直してしまい、その場から動く事が出来ない。
そんな状態の二人に構わず、『シンジ君隠れファンクラブ』の会長と副会長は制服とカメラを手に近づいて来る。
「ふ…怖がる事は無い。暫くの辛抱だ…」
「いや、むしろ怯えた表情の方が…」
「マニアックですな、先生は…」
「貴様こそ!なんだ!そのアン○ラの制服は!」
「ふ…」
恐ろしい会話を続けつつ、悪魔二匹が近づいて来る。
流石のアスカもこの事態にどう対処していいのか思いつかない。
「これでセカンド・インパクトで失ったコレクションがまた我らの手に…」
「ああ、どれだけこの日を待ち望んだ事か…シンジ君がユイ君に似た事を神に感謝せねばな」
「ええ…」
もはや二人は彼らの射程距離に入っていた。
そしてシンジは恐怖と絶望感から久しぶりに電車に飛び乗ろうとしていた。
が!ここでアスカに名案が浮かぶ。躊躇している間はないと思ったアスカは即実行に移す。
「司令!孫は抱きたくありませんか?」
「!?」
強烈な爆弾だった。
この一言にゲンドウの動きが止まる。
それを見て効果有りと判断したアスカは、即座に冬月に対しても爆弾を投下する。
「副司令!お祖父ちゃんってユイさん似の幼子に呼ばれてみたくはありませんか?」
「!?」
この爆弾の効果は絶大だった。
シンジを魔の手にかけようとしていた悪魔は、近い未来を妄想しイってしまったのだから。
「ふぅ……思った以上の効果だったわ」
「あ、あの?アスカ。い、今の本気?」
辛うじて電車に乗り込む前に現世復帰したシンジが、顔を真っ赤にしてアスカを問い質す。
すると聞かれたアスカも顔を真っ赤にして、でもハッキリと答えた。
「うん。だから……幸せにしてよ」
「え?あ、その………うん。約束する」
後日、この時の会話を指してアスカは婚約したとみんなに大声で言いふらしたのであった。
尚、この時の発言には更なるおまけが付いてくる。
そのおまけとは………ネルフの超法規特権(裏でまだ暗躍するネルフ)を行使してアスカとシンジの結婚の許可を出したというおまけが
………もはや暗躍した人が誰かは語るまい。
こうして様々な困難を乗り越え、アスカ達はリツコを追いつめる事に成功。
逃げ場を失ったリツコは、愛猫をアスカに猫質にとられ無条件降伏となり、この大騒がせなリツコの復讐計画は失敗に終わった。
「はい♪シンジぃ〜(はぁと)」
「アスカぁ…」
「「ん……んぅ」」
「………………も、もぉ許して」
「だぁ〜め!次よ(はぁと)」
「「ん…んん…」」
「………………も、もぉ絶対にしないから」
哀れ、囚われの身となったリツコは雁字搦めにされ、強制的に瞼を開かされつつ顔を固定された状態で、アスカとシンジの甘い、
とてつもなく甘いバレンタインのやりとりを一晩中見せつけられる事になった。
尚、今回リツコが使用した『ホンネード改』はゲンドウによって厳重に封印される事となった。
「ふふふ、これに懲りたら、もぉアタシ達の愛を引き裂くような真似はしない事ね!」
高らかに勝利宣言をしながら、リツコの前でシンジとの甘いバレンタインデーに没頭するアスカ。
そしてこの一件でミサトの本音を知ったアスカは、ゲンドウに嘆願し、シンジとの新居を手に入れたのでした。
END
〜一方、葛城家のシンジの部屋〜
「碇君………私が守りたい人。一つになりたい人」
「碇君………早く帰って来て。私が貴方を暖めてあげる」
「碇君………お腹空いた。ニンニクラーメンチャーシュ抜き」
葛城家に忍び込んだレイは、生まれたままの姿で愛しいシンジをベットの中で待ち続けていた。
この後の惨劇は………語らないでおこう。
ホントにEND
〜後書き〜
どうも、あっくんです(^^)/
いや、前作の後書きで『マヤが…』『レイも…』『私も…』を見て、こりわ楽しそうだと思い書きました(笑)
タームさん、後書きからのネタ許可を有り難う御座いました。
又、時期が時期だけにバレンタインネタまで引っかけてしまった(^^;
なんとか当日に間に合った(^^;
では駄文ですが、読んで下さると嬉しいです(^^)
ではでは(^^)/〜
感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構 ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。 |