新世紀エヴンゲリオン灼熱の炎

第五話、「ゲンドウ、捨てられた後

by,イフリート


シンジ達が不良と喧嘩した後(一方的にボコしたともいうが・・・)遅刻せず、学校に着いた。
そして、レイの案内により職員室にいき、シンジ達のこれからの担任に会い、教室へ向かった。

「それでは皆さん、転校生を紹介します。」

それを聞いたシンジとミサは教室へと入った。

「二人とも自己紹介をお願いします。」

「わかりました、じゃあ僕から・・・
皆さん、初めまして、碇シンジです、よろしくお願いします。
特技は剣術です。仲良くして下さい(ニッコリ)」

「「「「「キャアーーーーーかわいいーーーー!!」」」」」

女子生徒はシンジの微笑んだ顔を見て一声にハモる。
そしてミサの番になる。

「皆さん、初めまして、雪女のミサです。
後々聞かれるのが面倒なので、雪女である証拠を見せます。」

ミサは教壇の上に雪だるまを作ってみんなに見せた。

「これから、よろしく。」

「「「「「おぉーーーーーーーーーお美しいーーーー!!」」」」」

今度は男子生徒がハモる。

「じゃあ碇君は綾波さんの隣の席に、ミサさんは相田君の隣の席に座ってください。」

担任教師はシンジ達の座る席を指さしながらいう。

「「はい」」

キーンコーンカーンコーン

シンジ達が席に着いた後、HRが終了した。

「それでわHRを終了します。」

HRが終了と同時にシンジの周りには女子が、ミサの周りには男子が集まった。



「ねえねえ碇君、何処から来たの」

「碇君、彼女いる」

「ミサさんとはどんな関係」

「何処にすんでるの」

質問の嵐である。

「そ、そんなにいっぺんに言われても答えられないよ」

「あ、ごめんなさい、じゃあまず始めに・・・彼女いる?」

一人の女子が代表して聞く。

「え〜と、いないよ」

「じゃあ、ミサさんとの関係は?」

「兄弟みたいなもんかな、誤解が無いように先に言っておくけど
レイとも兄弟だから、名字が違うのはいろいろあったからなんだ。」

「うっそー綾波さんと、兄弟なんだ。」

「うん、だからレイとも仲良くしてあげて」

「ええ、もちろんよ」

「ありがと(ニッコリ)」

「「「「「・・・・・・・・・・・・・」」」」」

シンジの笑顔を見て沈黙する女子達であった。
一方ミサの方は・・・



「ミサさんって可愛いね」

「さっきのどうやったの」

「雪女だなんてミステリアス」

「売れる、売れるぞーーーー」

様々である。

「か、可愛いだなんてそんな・・・(ポ)」

「手に集中するとできます、わたしだけしかできませんけど。」

「み、ミステリアスだなんて、ほめ言葉としてとっておきます。」

「な、何が売れるのですか、相田さん」

全部いっきに答えるミサだった。




授業中、シンジの所に一つのメールが届いた。

《あなたがあのロボットのパイロットって本当? Y,N》

シンジは少し考えた後、Yを押す。
その瞬間ほとんどの生徒が授業中だと言うことを忘れ、シンジの周りに集まった。

「ねえ、どうやって選ばれたの」

「あれ、何て名前」

「必殺技とかあるの」

「学校の誇りね」

「あの敵は何」

またまた質問の嵐である。

「企業秘密で教えられないよ」

さすがにネルフの事は語らないシンジだった。

「みんな、いい加減にしなさいよ!!授業中でしょ!!」

一人の女子生徒がみんなを怒鳴る。
言わずと知れた委員長、洞木ヒカリだ。

その後も少し騒がしかったが、みんな席に戻っていった。
その時シンジは気づいていなかった、一人の男子生徒が睨んでいたことを・・・


放課後、シンジはすこぶる機嫌が悪かった。
何せ最後の授業が英語だったからだ。
しかもさされて読まされたからだ。
とどめに読めなかったと言うことで1時間立たされっぱなしだったのだ。

そこに一人のジャージを着た男子生徒がシンジの所までやってきた。
さっきシンジを睨んでいたやつだ。

「おい転校生、ちょっとつらかせや」

なにか怒っているようだ。

「・・・あなた、お兄ちゃんに何か用」

「今のシンジさんには近づかない方が身のためですよ。」

「トウジ、どうしたんだ?」

隣の席のレイと、いつのの間にやらシンジの近くにきていたミサと相田ケンスケが
ジャージメン、鈴原トウジに声をかける。
レイとミサは今のシンジの状態を察しているのか、トウジを止めようとする。

「うるさいぞおのれら、ワシは転校生に用があるんや
おい、転校生、ついてこいや」

「ああ、ついていってやらぁ」

そう言うと二人は教室を出て、どっかへきえていった。



「なあ、さっきの碇、別人みたいだったぞ」

「しょうがないですよ、さっきの授業で相当機嫌を損ねたみたいですから。」

「さっきのって、英語の事か?」

「えぇ、シンジさん読まされたでしょ、それに読めないと言って立たされてましたし」

突然レイがくちを挟む

「・・・それより二人を追いましょう、鈴原君何かケンカごしだったし」

「そうですね行きましょう、ほら、相田さんも・・・」

「お、俺もか?」

「そうですよ、行きますよ。」

そう言うとミサはケンスケの手を取りシンジ達を追いかけた。
レイはその後ろからついてきている。


学校裏、不良共が煙草でも吸いにきそうな所へとシンジは連れてこられた。
そしてトウジはここにつくと同時に有無も言わず、シンジに殴りかかってきた。

パシ!!

例によってシンジは手の平で受け止める。
朝の不良Bの時と違って握り潰しはしなかったが・・・

「貴様、何のまねだ」

「お前のせいで妹が怪我したんじゃ!!」

「どういう意味だ」

「お前の乗ったロボットが歩いてその振動で妹がこけてもうて、すり傷をおったんや!!」

「じゃあ、あの時俺が動かなければよかったと言うのか、貴様は」

「そうや!!」

「ふざけんな!!」

バキッ!!

シンジはトウジを殴り飛ばす。

「ぐはぁぁぁっ」

吹っ飛び、ぶっ倒れるトウジ

「たかがすり傷おった程度でうだうだ言ってんじゃねえ!!
それに歩かなきゃよかっただ、歩かなきゃ戦えねえだろが!!
それともなにか、戦わねえであの敵をほっときゃあ良かったのか!!
そしたら貴様の妹はすり傷どころか、死んでたんだぞ、それだけじゃねえ
人類が滅亡してたんだぞ
楽しい未来予想図だな!!」

「くっ・・・わかっとるわい、せやけど誰かにあたらんと気がすまんのや」

「だったら立て、そして俺に向かってこい、相手になってやる」

それを聞くとトウジはすぐ立ち上がりシンジに殴りかかってきた。

「いくぞぉぉぉ」

バキ、ドカ、グシャ、トボ



それから一分後、ミサ達が到着した。しかしそこで見た光景は
顔をボコボコに腫らして笑っているトウジと
息一つきらしていないシンジの姿だった。

「気は済んだか」

「ああ、やられたっちゅうに、なんか清々しいのぉ
それにしてもワレ、強いの、ワシは同年代の相手には
負けたことあらへんから、ちょっとくやしいの」

「伊達にガキの頃から鍛えてないよ、僕に負けたからって悔しがることないよ」

ミサがシンジに声をかける。

「シンジさん何がどうなっているのですか?
さっぱり状況が把握できないのですが・・・」

「ああ、彼奴の気分転換にちょっと相手をしてあげただけだよ
それよりミサ」

「どうしました?」
(何かシンジさんの目がやらしいですね、どうしたのでしょうか)

「手」

「手?」

シンジに言われミサは自分の手を見てみると、ケンスケとつないだままだった。
慌ててはなすミサ、顔が赤くなっている。

「こ、これはですね、あ、相田さんがですね、もたもたしていたのでその・・・(*_*)」

「何、パニくってるんだよミサ」

「あうぅぅぅぅ・・・」

ミサ沈黙

「相田だっけ、ちょっと・・・」

「俺か?なんだよ」

シンジに呼ばれシンジのちかくまで行くケンスケ
するといきなり肩を組まれた。

「ミサが手をつなぐなんて、お前気に入られたみたいだな」

「ほ、本当か!!でも急いでいたからただの偶然じゃないのか
放してなかったのもただ気づいていなかっただけみたいだし・・・」

「バカ言うな、いつものミサなら、周りなんてほっといて一人で追いかけるよ
それなのにわざわざ連れてこられたんだろ」

「ああ」

「長年一緒にいる僕が言ってるんだから間違いない、それともミサじゃ不満か?」

「ばっ、馬鹿言うな、あんな超美少女に好かれて嫌な男がいるかい」

「そうか、そのかわり、絶対泣かすなよ、泣かしたら・・・・・・殺すぞ」

「あっ、ああ(^^;)」

勝手に二人でミサの人生決めるなよ、おい(^_^;)

「さっきから勝手なことばかり言わないで下さい、シンジさん、相田さん!!」

ミサ復活

「「ハハハハハハ」」

「笑わないで下さい!!」

「それはそうとミサ、悪いけど彼奴の怪我治してやってくれないか
手加減してたとはいえ、そうとう効いてるはずだから」

「わかりました・・・もうっ」

ミサはトウジに近づくと顔に手を当て手に精神を集中する。

「フリーズヒール」

ミサの手から光が放たれトウジの顔を包む。
みるみるうちに腫れがひいて、痛みが取れていく。

「何だかしらへんが痛みが取れたさかい、おおきに」

「いえいえ」

「そういやあ自己紹介がまだやったな、ワシは鈴原トウジ、トウジでええで」

「じゃあ俺も、俺は相田ケンスケ、俺もケンスケでいいよ」

「じゃあ僕もシンジでいいよ」

「これからよろしゅうなシンジ」

「よろしく」

トウジはレイの方へ視線を向けた。

「それにしても綾波までこったらとこ来るなんて珍しいなや」

「・・・お兄ちゃんが心配だっただけ」

「お兄ちゃんって綾波、シンジの妹だったんか」

「・・・そうよ」

「ほっか、じゃあ何で名字がちがうんや」

「・・・・・・」

黙ってしまうレイ

「まあええは、色々事情がありそうださかい、もうきかんわ」

「・・・そう」

そんなこんなで気づくと辺りがオレンジ色になってきた。

「シンジさんそろそろネルフへ行きませんと・・・」

「ああ、そうだね、僕達これから用事があるからそろそろ帰るよ。
レイ行くよ」

「・・・ええ」

「じゃあ、ワシらも帰るか」

「そうだな、じゃあなシンジ、ミサちゃん、綾波」

「じゃあな〜」

「さよなら〜」

「・・・さよなら」

挨拶を終えシンジ達はネルフへ向かった。


シンジ達はネルフへつくとまずゲンドウの所へ向かった。

「父さん、開けて」

ゲンドウの部屋の扉が開く。

「シンジにミサ君にレイか、入れ」

シンジたちは部屋へと入った。
相変わらずただ、だだっ広い部屋に机が一個だ。

「父さん、この部屋何か置いたら、殺風景すぎるよ。」

「うるさい、お前には関係ないことだ」

「っんだと、僕の意見が聞けないのか・・・死ぬ?」

「わかった、何かを置くことにする(^^;)」

即答のゲンドウ

「わかればいい、それより母さんをあそこから取り出すたらゲージへ行こう」

「ああ、赤木博士にはこのことを伝えてあるから、ゲージに着いたときには取り出すばっかになっているはずだ」

「それは助かる、じゃあ行こう」

「ああ」

シンジ達は部屋を出て、ゲージへ向かった。
ゲンドウはこれから地獄を見る羽目になる事を知らずに・・・





ゲージへ着くと、初号機の胸の所の外装が取り外されていて、赤い球体がむき出しになっていた。

「じゃあ、みんなミサの後ろへ・・・ミサ、フリーズシールド最大でみんなを守って
力を解放するから」

「わかりました・・・無理しないでくださいね。」

「ああ、大丈夫だよ」

そう言うとシンジは初号機の前に立ち、ミサ達はシンジから離れていった。





ミサはシンジに言われた通りみんなを自分の後ろへ行かせ、氷の壁を張る準備をした。

「みなさん、ちゃんと後ろに居ますね」

「ああ」

「居るわよ」

「・・・ええ」

ここに居るのは、ゲンドウ、リツコ、レイ、シンジ、ミサの五人だ。

「それでは行きます」

ミサは前方に両手を突き出した。

「ヤアァァァァァァァァァァァッ」

ミサの身体が薄く光り出し、目が金色になり、水色の長い髪の毛が逆立つ。
それを見ていた人達は、その美しさに目を見張った。

「フリーズシーーーールド」

両手を突き出していた前方に、氷の壁ができた。
それも、とてつもなくでかい壁、上は天井、下は床までとどいている。
横もちゃんと壁までとといている。
要するに、シンジとミサ達のあいだに氷の仕切りが出来た。

「こちらは準備完了です、あとはシンジさんの方が終わるのを待つことにしましょう。」

「ああそうだな、それよりミサ君」

「なんですか」

「この氷の壁はそんなに頑丈かね。」

「ええ、最大の力を使いましたから、滅多なことじゃ壊れませよ」

「そうか・・・今からシンジがやることはそんなに凄い事なのか」

「ええ、まあこれはちょっと大げさですけど、万が一に備えてです。」

「そうか、わかった」

会話が終わるとシンジの方へと視線を向けて待つことにした。





「さて、ミサの方も終わったみたいだし、いっちょやるか」

シンシは目を閉じ、その場に踏ん張る。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

気合いをいれた瞬間、先ほどのミサ同様シンジの身体が光りだした。
そして髪の毛が炎のように真っ赤な色に変色した。
少し時間がたつとシンジの身体から光の玉がいくつも飛び出した。
これがシンジの火炎術を作り出すための材料である、精神力の塊だ。

そしてこの光の玉はシンジの身体から解放されたことを良いことに、そこらじゅうを暴れ狂う。

ドカーン!!バカーン!!ドカーン!!

そこら中の壁にぶちあたり、破壊しては跳ね返る
そのいくつかは初号機の頭や、ミサの作った氷の壁にも当たる。
無論、無傷だが。

シンジは上に手を上げると、暴れ狂っている精神力の玉を
両手に吸い込み始めた。

「これでよし」

シンジの両手が光っている。
そしてその光った両手を初号機のコアにあてた。
その瞬間コアが光り出した。
そしてその光ったコアから何かが出てきた。
二十代前半位の裸の女性が姿を現した、しかし気を失っているようだ。

そう、シンジは自分の精神力の塊と、ユイを交換したのだ。
でも大丈夫、生命力を使ったわけではないので、一日たてば回復する。

「おかえり、母さん」

そう言うとシンジは上着を脱ぎ、気を失っているユイにかけた。





氷の壁の向こうでは・・・

「ユイ!!ユイーーー!!」

ドン、ドン、ドン

ゲンドウが氷の壁を叩きながらユイの名前を叫んでいた。

「ミサ君!!この壁は消せないのか」

「まってください、今やりますから」

ミサは両手を氷の壁に当てた。
そしてすべて両手から吸い込んだ。

壁が消えたと同時にユイのもとへ走り出すゲンドウ
そしてたどり着くと同時にユイを抱き上げた。

「ユイ!!しっかりしろ、ユイ!!」

「大丈夫だよ父さん、気を失っているだけだから。
ミサ、母さんに回復技をお願い」

「わかりました」

ミサはユイに手を当てる。

「フリーズヒール」

ユイは光に包まれると、気を取り戻した。
ミサのフリーズヒールは死人や病人以外なら大抵直せるのだ。

「あれ、ここは?」

「外の世界だよ、母さん」

「シンジ?シンジなの」

「そうだよ」

「シンジーーー!!」

泣きながら抱きつこうとするユイ

「まった、母さん今どういう格好かわかってる?」

「え?」

ユイは自分の格好を確かめる、シンジの上着が羽織ってあるとはいえ、ほとんど裸だ。

「キァーーー」

しゃがんで隠すユイ

「シンジ!!見るではない!!」

怒鳴るゲンドウ

「何言ってるのさ、親子だろ・・・まあ気持ちはわかるけどさ」

シンジはリツコの方へ視線を向ける。

「リツコさん、悪いですけどその白衣貸して下さい。」

「ええ、そうね」

リツコは白衣を脱ぎユイに渡した。

「ユイさん、これ使って下さい。」

「ありがと」

白衣を受け取るとそれを着た。
そして今度こそシンジに抱きついた。

「シンジ、会いたかった、立派になったわね。」

「僕も会いたかったよ、母さん」

そしてこの感動の親子対面はしばらくつづいた。





「ゲンドウさん、いったい何がどうなってるの?」

「ああ、シンジがお前をサルベージしたのだ」

「え!!シンジが・・・・でもどうやって」

ゲンドウは先ほどシンジがやったことを話した。

「そう、でもどうやってそんな力を手に入れたの?」

「それは後で話すよ、それより紹介したい人が居るから・・・レイ、こっち来て。」

レイはテケテケとシンジの方へ歩いてくる。

「シンジ、その子は?」

「この子は、母さんの遺伝子と使徒の遺伝子を組み合わせて作られたクローン
そして僕の可愛い妹であり、母さんの娘だよ、レイ、自己紹介して」

「・・・綾波レイです。」

「作られたって・・・どう言う事よ」

「父さん、包み隠さず全部母さんに話して上げてよ、ついでに僕にしたことも・・・」

シンジはゲンドウを睨みながら言う。

「あっ、ああ、す、全てを話そう」

そしてゲンドウはシンジにやった事や、これからやろうとしていた事(もう中止になったが)を話した。
シンジの力のことはシンジが自分で話した。

その後・・・

スパーーーン!!

強烈なユイのビンタがゲンドウを襲う。

「ぐはー!!」

吹っ飛び、ぶっ倒れるゲンドウ

「ゲンドウさん!!あなた何て事をしてきたの!!
シンジを滝から捨てたですって!!それにレイちゃんにそんな酷いことを・・・
許しません、覚悟はいいですね!!」

「あ、え、ぇぇ、おぉぉ」

訳の分からない声を出しながら、周りをきょろきょろするゲンドウ、誰かに助けを求めているようだ
しかし、何時の間にやら巻き沿いを食らいたくないためか、みんな遠くへ離れていた。

ユイはゲンドウの胸ぐらを掴み、力任せに立たせた。

「や、やめてくれ、ユイ」

「うるさい、行きますわよ!!」


(スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!
スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!
スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!
スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!
スパーン!!スパーン!!スパーン!!ドカッ!!スパーン!!スパーン!!ベキャ!!スパーン!!
スパーン!!スパーン!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!
ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!
ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!グシャッ!!

ユイはゲンドウにビンタの嵐をお見舞いした。
途中から何か音が違ったけど・・・特に最後が(^^;)
血塗れのゲンドウ、シンジの攻撃やミサのお仕置きより効いているようだ。

「ゲンドウさん!!当分のあいた別居です!!反省なさい!!」

まだ少しは愛しているのだろう、離婚はしないようだ

「さあ、こんな人ほっといて帰りましょ、シンジは誰と住んでるの?」

「レイとミサとだけど・・・」

「じゃあわたしもシンジと暮らそおっと、いいわよね」

「当たり前じゃないか、いいにきまってるよ」

「ミサちゃんも、いい?」

「よろしいですよ」

「じゃあ帰りましょうか」

「そうだね、帰ろうか・・・リツコさん、僕達帰りますんで」

「えっ、ええ、じゃあお疲れさま」

そう言ってシンジ達は出口へと向かった。

「あ、赤木博士、何とかしてくれ〜」

リツコに助けを求めるゲンドウ、しかし・・・

「わ、わたしはこれから仕事があるので・・・」

そう言ってゲンドウを無視して、早々と立ち去るリツコであった。

突然レイが倒れているゲンドウを見下ろした。

「レイ、助けてくれ!!」

それを聞いたレイは少しのあいだ黙っていた、そして・・・

「・・・クスッ、じーさんは用済み」

それだけ言い捨てると、シンジ達を追った。
そして誰も居なくなったゲージでゲンドウは・・・

「私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ
私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ
私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ、私はいらない人間なのだ」

などとブツブツと呟きながら泣いていたのであった。


イフリート「こんにちは、イフリートです。」

ミサ「こんにちは、ミサです。」

イフリート「第五話完成〜 つかれた」

ミサ「何が疲れたのですか、この程度で」

イフリート「うるさい、仕事が忙しかったんだよ」

ミサ「忙しかろうか私には関係ありません、とっとと書きなさい」

イフリート「むちゃ言うな、殺すぞ!!」

ミサ「良い度胸してますね、相手になります、フリーズアロー」

イフリート「やめんかぁぁぁぁ!!」

グサッ!!
氷の矢が頭に刺さって、イフリート沈黙

ミサ「うるさいのが消えましたね、それでは次回の予告・・・って、まだ考えてないみたいですね
   ただ、第四使徒の所までみたいですね
   それでは次回第六話もよろしく」


マナ:あ、あの・・・ユイさん。もの凄ーーく怖いんだけどぉ・・・。(^^;;;;;;

アスカ:ははは・・・・。はは・・・(^^;;;;;;

マナ:シンジもキれたら怖いけど、比じゃないわね。

アスカ:怖さの質が根本的に違うような気も。

マナ:でも、わたしのお母さんになるのよね。うまくやっていけるかしら?

アスカ:また、意味不明な妄想癖が始まったわね。(ーー

マナ:どういう意味よっ。

アスカ:それより気になるのは、シンジがやけにもててることよねぇ。

マナ:それもあるけど、どうしてもわからないことがあるわ。

アスカ:なによ?

マナ:ミサちゃんの趣味よ。

アスカ:うっ。確かに・・・。雪女ってミリタリーが好きなのかしら?

マナ:もっと根本的な問題の様な気もするけど・・・。(^^;

アスカ:ユイさんの趣味よりいいかもしれないわよ?

マナ:それは禁句。(^^;;;;;;;
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感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

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