ショートショートストーリー

灼熱の炎外伝?

「過去、シンジの不幸」


これは、まだシンジの彼女であるナミが生きているときのひとこまである。

シンジはナミやミサと一緒に住んでいる山奥のほったてごやに帰ってきた。
シンジの様子を見ると、どうやら買い物から帰ってきた格好だ。

「おい、帰ったぞ」

シンシが挨拶をする。

「お帰りなさい、シンジさん」

玄関まで迎えに来てくれたのはミサだった。

「おう、ただいま・・・・あれ、ナミは?」

きょろきょろと見回すシンジ、本来ならミサではなく、ナミが
玄関まで来てむかい入れてくれるはずだからだ。

「姉様なら、今、氷水のお風呂に入ってますよ」

「そうか、じゃあメシのしたくは俺がするか」

そう言ってシンシは玄関からあがった。
その時、シンジは気づいていなかった、自分の足下に空き瓶が転がっていたことを・・・

「おわっ!!」

シンジはその空き瓶を踏んでしまい、前につんのめった。

「危ない!!」

ミサがシンジにかけよった。
しかしこれがいけなかった。

ツルン

カバッ

ドサッ

ブチュー

シンジを押さえようとしたミサも、こけたシンジに押し倒され
その拍子にキスしてしまった。

そんな時、運悪くナミが風呂からあがった。

「あら、シンシ様、お帰りなさいませ・・・・・・・・・・」

そして、ナミはこの光景を見てしまった。
ナミにはシンジがミサを無理矢理押し倒しキスしたとごかいした。

「し、し、シンジ様、ここここ、これはどういうことですか?」

顔は笑っているが、目は笑っていない。

「ご、誤解だ、ナミ!!」

「ね、姉様、これは事故です!!」

弁解するミサとシンジ
しかしナミは聞いちゃいなかった。

「シンジ様、こちらにいらして下さいませ」

ナミは無理矢理シンジの首根っこを掴むと、お仕置き部屋と書かれた
部屋へと連れ込まれた。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ、ご免なさい、お仕置きはゆるしてぇぇぇぇぇぇぇ!!」

この夜、この部屋の灯りが消えることはなかった。

余談だが、次の朝、つやつやした顔のナミと、身体中ミミズ腫れで目の下にクマをつくった
シンジが出てきたそうな。

なにやってたんだか・・・


灼熱の炎外伝です。

レッド、ハリケーンの前にこれをおくります。


マナ:・・・・お仕置きって・・・まさか。

アスカ:な、なによっ! これはっ!

マナ:なんか、危うい感じが・・・。

アスカ:シンジってもしかして・・・。(ーー;;;;

マナ:ミミズ腫れって・・・やっぱり。(ーー;;;;

アスカ:この引きは気になるわねぇ。

マナ:ま、まぁ。いいじゃない。ははは。

アスカ:真相を突き止めて、アタシも同じお仕置きしなくちゃ。

マナ:ちょ、ちょっとぉ・・・。(^^;;;
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