「いいですわ、それより一緒に暮らして下さいますか?」

「本当に良いの?」

「はい」

「ミサも?」

「一緒に暮らしてくれると嬉しいです。
家族が増えるのを誰が反対しましょうか。」

「ありがとう、本当にありがとう、ナミ、ミサ、生まれてこの方、これほど嬉しいことは無かったよ。」

こうして人斬り火龍碇シンジと雪女姉妹との奇妙な同居生活が始まった。



この物語は、シンジがナミとミサと初めて出会い、そして別れの物語である。


新世紀エヴァンゲリオン灼熱の炎外伝



《雪・・花
中編

by.イフリート


ナミ達と暮らし初めて、早二ヶ月が過ぎようとしていた。
凄く平和な生活が続いていた。
しかし、シンジにはこの平和な生活は楽しくてしかたがない。
シンジにとって初めての家族、そして何よりも世界で一番大切な宝物であった。

「シンジ様、起きて下さいませ、お食事の用意が出来ました。」

朝、ナミはシンジを起こす。
最初の頃は起こさなくても、近くに人の気配がするだけで飛び起きていたのだが
この頃は起こさないと、いつまでも寝ているようになってしまったシンジだった。
それだけ雪女姉妹には心を許しているのだろう。

「う〜ん、ナミか・・・もう少し寝かせて・・・」

ナミはそんなシンジを可愛いと思う。
いつの頃からだろうか、ナミはシンジに対して恋愛感情を抱くようになっていた。
最初の頃は、ただこの子を家族として守りたい・・・そう思うだけだった。
今もそれは変わっていないが、それ以上に家族、姉弟としてでなく、愛した人を守りたいと言うのに変わっていた。

ナミは幸せそうに寝ているシンジを起こすのは気が引けるが、このままだと料理が冷めてしまう
ナミは手の平に集中し、小さな氷を作った。

「起きないシンジ様が悪いんですからね」

そう言ってナミは、手に持っている小さな氷をシンジの首筋に落とした。

「うひゃ〜〜〜〜」

飛び起きるシンジ

「起きましたね、ささ、お食事にしましょう。」

「たのむよナミ〜、その起こし方はやめてくれよ、心臓に悪い」

「起きないのが悪いんです。」

「まあいいや、ご飯出来てるんたろ、食べようか。」

「はい」

そう言って居間へ向かった。





朝御飯を食べ終わると、ナミが一つの提案をシンジに申し出た。

「シンジ様、今日花見へ行きませんか?」

「花見?」

「ええ、ちょっと街よりの所ですが、桜が咲いているんですのよ」

「え!!桜が咲いてるの
確かセカンドインパクトがおきてから、真夏がずっとつづくこの日本じゃ
桜はもう咲かないはずだろ」

「どう言うわけかは解りませんけど、そこの場所だけは咲いているんですわ」

「へ〜、じゃあ行こうか」

「はい」

「ミサも行くだろ」

「いえ、わたしは体調が優れませんので、今日は遠慮しておきます。」

嘘である、ミサはナミの気持ちを知っているので断った。
二人っきりにしてやりたいのだろう。

「そうか、じゃあ今度にするか」

そんな、二人っきりにさせてやろうと言うミサの考えに全然気づかない鈍いシンジ
今度にしようとシンジが言った瞬間、ナミの顔は思いっきり暗くなっていた。

「わたしの事は気にしないで、姉様と二人で行って来て下さい。」

なにやらミサの顔が怒っている。

「わ、わかった、じゃあナミ、二人で行くか」

「はい!!」

それを聞いたナミはさっきの顔とうってかわって笑顔になる。
その笑顔を見入ってしまうシンジ

「シンジ様、どうかなさいまして?」

黙ってしまったシンジにナミが聞く

「い、い、いや、何でもない!!
出かける支度をしてくる!!」

シンジは慌てて部屋へと戻っていった。

「シンジ様、どうしたのかしら?」

「さ、さあ〜」
(シンジさんも鈍いですが、姉様の鈍さも相当な物ですね、苦労しそうですねわたし…はぁ〜)


シンジ達は支度を終えると、空を飛び目的地へと向かった。

「良いですね、シンジ様の炎の羽、まるで天使みたいです。」

「そうか?まあ俺も結構気に入っているんだけどね。」

「わたしはただ飛ぶだけで、見栄えは何も変わりませんから・・・うらやましいです。」

「でもこれって結構疲れるんだぞ、ナミやミサ見たく長時間は飛べないし」

「普通の人間が空を飛べるだけで凄いことですわ。」

「まっ、そうだよな」

こんな話をしていると、いつの間にか目的地の場所へと着いた。

「うわ〜 凄いな、めちゃくちゃ奇麗だ。」

「そうでしょ、わたしもここの光景が大好きです。」

シンジは不意にナミの方を向いた。
そこに立っているナミは、美しいという言葉以外なにが当てはまるだろうか。
風で飛んでいる桜の花びらと、風任せに水色の髪の毛をなびかせ優しく微笑んでいるナミの姿を・・・

「・・・奇麗だ」

シンジがぼそっと言う。

「えっ、そうですね」

「景色の事じゃないぞ」

「じゃあ、なにがですか?」

「ナミの事だよ」

シンジは顔を赤くして、頭をかきながら答える。

「えっ!?」

ナミも顔を真っ赤にする。

「あっ、何言ってるんだ・・・俺」

「・・・嬉しい」

「えっ、何か言ったか、ナミ」

「い、いいえ!!それよりせっかく来たんですから、ゆっくり花見を
楽しんでいきましょうか。」

「そうだな」

そう言うとシンジとナミは桜の木の下に腰を下ろし、ゆっくりくつろいだ。


いつの間にか寝てしまったシンジ達、回りが五月蠅いので目を覚ましてしまった。
目を覚ますと、近くで頭の悪そうな高校生位の人達三人が叫き散らしていた。
一人は桜の枝を折って喜んでいる。
残り二人は回りの花見をしている人達に暴力を振るったりして金品を奪ったりしている。

この京都では、そんなに珍しいことではない。
殺人、麻薬、恐喝などもほとんど日常茶飯事なのだ。

シンジ達は少し離れた場所に居たので被害を受けてはいない。
まあ、時間の問題だが・・・

「あ〜あ、うるせえな〜 人が気分良く寝てりゃあ騒ぎやがって」

「本当ですね、気分が台無しですわ」

そんなことを話していると、先ほど桜の枝を折っていたバカがシンジ達に近づいてきた。

バカA「よお、僕・・・お金くれない?」

バカAはシンジに向かってかつあげしようとしている。

「はあ〜 今日の俺は気分がいいから今のは聞かなかったことにしてやる
だからさっさと失せろ、目障りだ」

バカA「あれあれ〜僕、年上の人に対する言葉遣いをママから教わらなかったのかい?
    お金をよこせば許して上げるから、早くだちなちゃいね〜、殺しちゃうよ」

「俺は失せろと言ったんだ
大体恥ずかしくないか、こんなガキから金を巻き上げようなんて
金がほしけりゃ働けバカ、次はない・・・消えろ」

バカA「っんだとこのガキ、人がしたでに出てりゃあいい気になりやがって、殺してやるわ!!」

バカAはポケットからナイフを取り出すと、シンジに突っ込んできた。

バカA「死ねや!!」

「死ぬのはお前だ」

シンジはバカAのナイフを刀で叩き落とすと、バカAの喉元に刀を突きつけた。

「・・・死ね」

バカA「ひっ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

シンジは突き刺そうとした瞬間、ナミによって止められた。

「お止め下さいませシンジ様、暴力や殺しはいけませんわ」

「しかしこいつは、俺を殺そうとしたんだぞ」

「それでもだめです。」

「わかったよ・・・おい、お前」

バカA「はいぃぃぃぃ!!」

「消えろ」

バカA「わかりましたぁぁぁぁぁ!!」

そう言ってバカAは仲間の元へ戻っていった。

「ほらご覧なさい、話せば解って下さるんですよ」

「本気でそう思うか?
多分すぐ戻ってくるよ・・・仲間を連れて。」

そう言っている矢先に、バカAはBとCを連れて再びシンジ達の前に現れた。

「ほらね」

「自殺願望者なのかしらこの人」

「いや、ただのバカだ
大勢でかかれば俺を倒せると思ってるんだろ。」

バカAがシンジとナミの会話に割り込んできた。

バカA「さっきはよくもやってくれたな、三人で切り刻んでくれわ!!」

バカB「よくも俺のダチをやってくれたな、死んで償え」

バカC「そっちの女も同罪だ、お前を殺した後ゆっくりと楽しんでやるぜ、へへっ」

シンジはバカCの言葉にピクッと反応した。
自分のことならまだしも、この野郎はバカAの命を助けたナミまでにも敵意を魅いたしている。
それにそんなことが無くとも、ナミやミサに手を出す輩をシンジが黙っているはずがない。

「おい、貴様」

シンジはバカCに凄む

バカC「なっ、なんだ!!」

シンジに気押されするバカC

「今、ナミに手を出すと言ったな」

バカC「だったらなんだ!!」

「・・・殺す」

シンジは有無も言わず、刀を抜くとバカCに斬りかかった。

「殺めては駄目です!!シンジ様!!」

ナミの言葉が届いたのか、シンジは刀の刃を返すと、峰打ちでバカCを打った。

ドカッ!!ボキッ!!

シンジの攻撃はバカCの腕に当たり、そしてバカCの腕は折れた。

バカC「ギャアァァァァァァァァァァァッ!!
    腕が・・・腕が折れちゃったよぉぉぉぉぉぉぉ!!」

泣き叫ぶバカC

「五月蠅い」

ドカッ!!

シンジの容赦ない峰打ちがバカCの腹にめり込んだ。

バカC「ごはっ!!」

血を口から吐き出し、気を失うバカC
内臓が破裂したのだろう。

バカB「きっ、貴様ぁぁぁ!!」

バカBは金属バットでシンジに殴りかかってくる。

パシッ!!

バカBの振り下ろしてきたバットをシンジは手の平で軽く受け止めた。

「その程度か・・・そんな意味もなく暴力ばかり振るう手なんかいらないだろ
今から切り落としてやる、ありがたく思え」

そう言ってシンジはバカBのバットを持っている腕を・・・

ズバッ!!

切り落とした。

バカB「ピギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
    腕が・・・無くなっちゃったぁぁぁぁぁぁぁ!!
    痛い・・痛てえよぉぉぉぉ!!」


「ハハハハハハハハハハッ、痛いか?ぺっ、ざまあみろ
お前らの暴力を受けてきた人達はその痛みを味わってきたんだ、その痛みとともに反省しろ
殺されないだけ感謝しろよ」

そしてシンジは残りのバカAを睨む

「お前は救いようのないバカだな、あのまま逃げていれば、お前の仲間もこんな事にはならないですんだのに」

バカA「チッ!!」

バカAは舌打ちするとナミの背後に回り、ナイフをナミに突きつけ人質にした。

バカA「動くな!!動いたらこの女の命は無いぞ!!」

「やめて下さい!!放して!!」

ナミが叫ぶ
ナミが少し力を解放すればバカAの身体なんか木っ端微塵に出来るのだが
暴力の嫌いなナミはそれをしようとしない。
だから逆に・・・

バカA「うるせえ!!貴様は黙って人質になってろや!!」

ドカッ!!

よりにもよってバカAはナミの頭をナイフの柄で思いっきりでなぐった。

「きゃあ!!」

ナミの頭から一筋の血が流れる。
さすがに妖怪とはいえ、不意に後頭部を男の本気の力で殴られれば
死ななくとも、気ぐらい失う。

・・・プツン
それを見ていたシンジは、ナミに言われて押さえてきたが、頭の中で何かが・・・完全に・・・・・切れた。
その瞬間、完全版人斬り火龍の復活を意味した。
止められるはずのナミが気を失っている、それがどういう意味を表すのかこれから解る。

「貴様、絶対やってはいけないことしてしまったな・・・殺してやる」

シンジはバカAと人質にされているナミの方へゆっくりと歩いていく。

バカA「寄るな!!本当にこの女を殺すぞ!!」

「・・・・・」

それでもシンジは無言のままバカAに近づいていく。

バカA「くそ!!殺してやるわぁぁぁぁぁ!!」

半狂乱になってバカAはナイフを振り上げると、ナミを刺そうとした。
しかし・・・

ガシッ

バカAの振り上げられた腕は、何者かによって振り下ろすのを止められた。

バカA「なぁ!!」

先ほど自分の遙か前に居たはずのシンジが、振り上げられた手を止めていた。
ひびるバカA

シンジはバカAからナミを引き離し、腹を蹴り飛ばした。

バカA「がはっ!!」

血を吐きながら吹っ飛んでいくバカA

「この程度ですむと思うなよ・・・いたぶり殺してやる」

バカA「ひっひぃぃぃぃ!!
    助け・・・」

バカAが言葉を最後まで喋り終わる前に、シンジが両耳を切り落とす。

バカA「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
    み、み、耳がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「まだまだ」

そう言ってシンジはバカAの鼻を削ぎ落とし、目をくり抜き
痛いのを抑えられないように、両腕を切り落とした。

バカA「はぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

この世の物とは思えない絶叫を発するバカA

「もう飽きたな、そろそろとどめをさしてやる」

シンジは痛みでころけまわっているバカAの脳天を右手で鷲掴みすると
上に持ち上げる。

「言い残すことはあるか?って、聞こえてねえよな、耳がないから。」

バカA「たす、助けて・・・」

聞こえていたらしい

「・・・お前はそう言うふうに言った相手に、どう答える」

シンジは脳天を鷲掴みした右手に何やら集中し始めた。

「自分のやって来たことに後悔し・・・反省し・・・そして死ねぇぇぇぇぇ!!
火炎放射ぁぁぁぁぁ!!(バーストフレアの事)」

火炎放射状の炎がハカAの脳天から足のつま先まで覆う。
バカAは悲鳴を上げる暇もなく、灰になり絶命した。


「うっ、う〜ん」

先ほどまで気を失っていたナミが、目を覚ました。

「大丈夫かナミ!!」

「あっ、シンジ様、おはよう御座います。」

「あっ、ああ、おはよう・・・って、違うだろ!! 頭痛くない?」

「ああ、そうでしたね、大丈夫です、それよりあの方達はどうしたんですか?」

「・・・殺した」

バツの悪そうに答えるシンジ
いくらナミが傷つけられて切れていたとは言え、バカAを灰にした後
BとCも同じように灰にしたのだから。

「なっ、何故その様なことを!!」

怒るナミ、しかしシンジは動じなかった。

「ナミの言いたいことはよく解る、しかしな、俺は大切な人を傷つけられて
大人しくしているほど人間出来てはいないんだよ。」

「しかし」

「それにな、ナミ」

「はい」

「俺はなぁ・・・俺は・・お前のこと・・好きなんだ・・・いや、愛してる・・・
家族としてではなく、一人の女性として・・・そんな人が傷つけられて、黙っていられる訳がない」

「えっ、え!?」

シンジのいきなりの告白に、真っ赤になるナミ

「迷惑かもしれないがな、これが俺の本心だ」

俯いて少し黙っていたナミだったが、顔を上げシンジに言う。

「・・・ずるいです」

「ごめん」

「・・・そんなことを言われては、わたし何も言えませんわ」

「ごめん」

「わたしも愛しています・・・シンジ様」

ナミとシンジが見つめ合う・・・鼻先が触れる・・・お互いの唇が触れ合う
そして、一つのシルエットを醸し出した。
シンジとナミのファーストキス

風が吹き、桜の花びらが舞う、まるで二人を祝福するかのように・・・


「「ただいま〜」」

花見を終え、帰ってきたシンジ達
どことなく花見へ行く前とは違う雰囲気が漂っている。
そんな雰囲気をミサが見逃すはずが無い。

「お帰りなさい、シンジさん、姉様・・・・って、どうしたのですか?」

「「なっ、何が?」」

二人でユニゾンして言う。

「ふふっ、思いが通じ合った様ですね、おめでとう御座います。
シンジさん、姉様」

「「ミサ(さん)」」

そんな二人をミは心から喜ぶ

「わたし、苦労すると思っていました。
シンジさんも姉様も鈍いから・・・
端から見れば、二人の気持ちはバレバレでしたよ。
わたしも恋人が欲しいですね・・・ふふっ」

「「・・・・・・」」

真っ赤になってうつむくふたり・・・
ミサには頭が上がらないようだ。

「それはそうと、シンジさん、服に血が付いていますけど・・・どうしたのですか?」

ミサの今の言葉でナミは何かを思いだした。

「そうだ、シンジ様」

ナミは何やらニヤリと笑っている。

「どっ、どうしたんだナミ」

ナミの顔を見て、どもるシンジ

「先ほどのことですけど・・・」

「ゆっ、許してくれたんじゃないのか・・・(-_-;)」

何やらビビるシンジ

「許しはしました。
でも、やっておきたい事がありますわ」

「なっ、何をだ・・・」

「お・し・お・き(ハート)」

「・・・へっ」

ナミはシンジの首根っこを掴むと、使われていない部屋へと引きずっていった。
それを見ていたミサはと言うと・・・

「・・・ご無事で、シンジさん」

その夜、何やらピシッ、ピシッという音と、シンジの悲鳴がこだましてたという。
そして次の朝、身体中ミミズ腫れだらけで、ゲッソリとしたシンジと
つやつやになったナミが、部屋から出てきた。



《シンジのコメント》

「初めてだったのに・・・初めてだったのにぃぃぃぃぃぃ!!」

泣きながら体育座りをしているシンジ



《ナミのコメント》

「シンジ様ったら・・・(ポ)」

つやつやしたの顔のナミ



《ミサのコメント》

「ふっ・・・無様ですね」

冷たいミサの姿があった。


この時より、シンジはナミに逆らえなくなった。
逆らえば、お仕置きが待っているのだから。


つづ


次回予告
《恋人同士になったシンジ様とわたし、しかし長くはつづかなかった
突然不幸が訪れた、私の前に現れた黒い悪魔
そしてわたしは・・・》


次回、雪月花、後編

ナミ「シンジさま、あなたに会えて本当に良かった・・・さ・よ・う・な・ら」


マナ:そうだったのね。シンジのおしおきって、こうして始まったんだわ。

アスカ:こりゃ、ある意味、自業自得とも言えるわねぇ。

マナ:でも、ナミさんを守る為にしたんでしょ?

アスカ:物には限度ってもんがあるのよ。

マナ:あっらぁ、アスカからそんな言葉が聞けるなんて思わなかったわ。

アスカ:どういう意味よっ!?

マナ:あなたが、シンジのおしおきの練習してたの見たのよ。

アスカ:げっ!(@@)

マナ:あれは何?(ーー;

アスカ:なにって、ナミさんもしてたじゃない。おしおきの準備よ。(^^;;;;;

マナ:物には限度ってもんがあるのよ? 三角木馬とか・・・あれは、おしおきじゃなくて、拷問セットよっ!

アスカ:ちょ、ちょっと・・・調子に乗りすぎたかしら・・・。(^^;;;;
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