この作品は作者の『我慢大会』での後書き対話で頂いたアスカさんの要望(笑)を
実行したものです。









『我慢大会 マナVer』















「シンジ、何見てるの?」

アスカがリビングで何か見ているシンジの後から声をかけた。

「うん?インターネットやってるんだよ、結構面白いよ」

「・・・・・お子様禁止ページ見てるんじゃないでしょうねぇ!?」

「ち、違うよ!!SSを読んでるんだよ」

「SS?何それ?」

「ページで発表している小説かな?二次創作とか言って色々なキャラで小説とか書くんだよ」

作者は最初SSの意味が判りませんでした。セガ○ターンかと・・・(爆)

「ふ〜〜ん、世の中には色々なものがあるのね〜」

「うん、結構面白いよ♪」

「どれどれ?どんな小説なの?」

アスカが覗き込んだ画面に映っていたのは、色々なキャラがファンタジー風ありSF風
ありで結構面白そうだった。

「へえ〜、結構あるのね・・・・・うん?これはなに?」

アスカが指差す先にあったのは・・・『The Epistles』と言うページだった。

「これ?これはね、僕たちのページだよ」

「と言うことはEVA?ま、美少女のアタシが題材にされてないはずないものね。
で、このLASって何?集積回路?」

「それはLSIだって・・・(^^;」

「じゃあ、可燃ガスの一種の・・・」

「それはLPガス・・・(^^;アスカ、Lしか合ってないよ」

「むうぅ〜、教えなさいよ?一体何なのよ?」

「こ、これはその〜〜(^^;」

「何なの?教えてよぉ〜」

上目遣いに覗かれては堪ったもんではありません。
シンジはあっさりと陥落してしまいます。

「こ、これはね、『ラブラブ・アスカ・シンジ』の頭文字取ったんだよ」

「ラブラブ・・・・なん〜だ、今のアタシ達の事じゃない♪」

そう!!この作品ではすでにアスカとシンジにはラブラブになってもらってます。

「ま、まあね」

「じゃあ、どうして恥ずかしがってたのよ?」

「だって、結構凄い内容なんだよ?」

シンジがそう言うとアスカはそのLASの集まりであるページを端から端まで読んだ。
一心不乱に読んだ!!

「そ、そうね、結構凄いわね・・・(*^-^*)」

「でしょう?だからちょっとね(*^-^*)」

この二人、好き同士なんだがキスしたくらいで、全然進展が無い。
LASの内容のようにはとても出来そうに無かった。
その後、アスカはSSを読む為にPCを占領された為、仕方なくシンジはお昼でも作る事にした。

「それじゃ、アスカ、読み終わったら教えて」

「うん、判ったわ」

カチカチカチ・・・

もう聞いちゃいない。SSを読むアスカは何も聞こえちゃいなかった。

「(きゃ〜きゃ〜、シンジとこんな風に生活出来たらな〜。
いやぁ〜、こんな生活は恥ずかし過ぎるわよぉ〜!!)」
「(一転してシリアスね、ああ〜、シンジがカッコイイ・・・・(*^-^*)」

その後表情をコロコロ変えながらSSを読み耽るアスカがいた。


一方アスカにLASを教えた張本人は・・・

「(アスカって、SSの中だと暴走してたり我侭だったり甘えん坊だったりするん
だよな〜、合ってるけど(^^;)」

まあ、それがアスカたる所以でしょうか・・・・



ガチャ、プルルプルル・・・・

「はい、霧島です」

突然立ち上がって電話したアスカは、なんとマナに電話をした!!

「あ、マナ?アタシよ、アスカ」

「ア、アスカぁ!?あなたは電話してくるなんて珍しいわね?シンジを譲る気になったの?」

「はん!!誰が!!シンジはアタシのものよ!!」

「むきぃーー!!惚気を聞かせる為に電話したの!?」

「まあまあ、落ち着きなさいよ。用件はちょっとアタシの家に来れない?」

「・・・・・・・・・へ?」

「(ア、アスカがあたしを家に招いてる?何時も近寄らせもしないのに・・・
ま、まさかあまりにあたしの美貌に嫉妬して毒殺でもする気?
いやいや、それとも直接シンジを譲るのかしら?)」

「ちょっと聞いてるの?来れるの?来れないの?」

「え、あ、ああ、うん、良いわよ。行けるわ」

「(取り敢えずお招きに預かっても大丈夫でしょ、シンジもいるだろうし危ない真似は
しないでしょう)」

「シンジもいるんでしょ?」

「当たり前よ!!シンジがいなかったらアンタ呼ばないもん」

「(これは益々あたしにシンジを譲る気になったのね!!)」

「是非行かせて貰うわ!!」


ガチャン

電話を切るとアスカは・・・・・・笑っていた。それもゲンドウばりに(^^;

「ふふふふ・・・マナ、あんたを再起不能にしてあげるわ!!」

間違ってもシンジを譲る雰囲気ではない。

「さてと、それじゃ準備しないとね、シンジィ〜〜?」

「うん?なに?」

「これからマナが来るからお昼はマナの分もね」

「マナ?あ、うん、分かったよ」

「(あのアスカがマナを呼ぶなんて!!僕と・・その付き合い出してからは余計マナ
とは敵対してたのに・・・・・)」

そして、シンジが導き出した答えは・・・

「(仲直りしたんだね!!)」

相変わらず鈍感なシンジ、と言うかズレてる








「お邪魔しま〜す」

マナが部屋に来たのは早かった。兎に角早かった。

「早いわね(^^;」

「当たり前じゃない、でシンジはどこ!?」

「奥にいるわよ」

「シンジィィーー!!愛しのマナちゃんが来たわよぉーー!!」

バキィ!!

「誰が愛しのよ!?シンジはアタシのものだって言ってるでしょ!!」

「痛い・・・・じゃあ、何で呼ばれたのよ!?」

「まあまあ、ちょっとこっち来なさい」

そう言ってマナを連れてリビングに座るアスカ達

「やあ、いらっしゃい」

「シンジィー」

いきなり抱き着こうとするマナをアスカの踵落としが撃墜したりして、中々騒がしかった。

「まったく!!油断も隙もあったもんじゃない!!いい?あんたを呼んだのはこれの為よ!!」

ビシッィ!!

アスカが指差す先にあったのは先程のLASのページの1ページだった。
題名は「我慢大会」とある。

「なに?これを読めば良いの?」

「そうよ」

アスカがそう言うとマナは何が何だか分からないが、取り敢えずそのSSを読んでみた。


読み読み・・・・・








「アスカの我慢強さの無さが現れてる作品ね」

「くっ!!内容は良いのよ、内容は!!最後にある対話を見なさい!!」


>アスカ:なんなら、アンタも我慢大会参加してみる?

>マナ:え? う、うーん。(ご褒美、妄想中)それもいいかも・・・。(*^^*)

>アスカ:次のお題は、アタシとシンジのラブラブを見て、どれだけ我慢できるかよーーーっ!(*^^*)

>マナ:そんなのイヤーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!


「まさか(−−;;」

「そうよ♪ご要望が出てるから早速大会を始めましょう♪(ニヤリ)」

「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

「ふっふっふ、さあ、シンジ?早速始めるわよ?」

「ちょ、ちょっとアスカ!?これ本当にやるの!?(^^;;」

「当たり前よ!!いい?あたし達は世界を救ったチルドレンよ?
だったら、要望があればそれに答える義務があるの!!」

そんな屁理屈を・・・まあ、作者はそっちの方が手っ取り早いがね(爆)

「そ、そんな〜」

「うるさい!!あんただって期待してるんでしょうが!!何よ?この履歴は?(ニヤリ)」

そこにはネットの世界にあるLASのページのURLが・・・・・しかも毎日・・・・・。
作者も似たようなもんだ!!(爆)

「こ、これは!!(*-。-*)」

「あなたの望みを適えて上げるわよ?おおっぴらにアタシとイチャイチャ出来る
チャンスよ?ダメなの?」

アスカが上目遣いの涙溜め(嘘泣き)までされてはシンジにはあがなう術が無い。

「・・・・・アスカーー!!」

シンジ君暴走

「イヤ!!ぜ〜〜〜ったいイヤ!!あたしはこんなもの見たくない!!」

マナはそう言うと玄関に向かったが、後から一言

「あら?シンジがあんたの為にお昼まで用意してくれたのにね〜?(ニヤリ)」

ピタ・・・・スタスタ・・・・

「ま、まあ折角用意してくれた物を断る訳にもいかないから、お昼は食べるわ」
「(シンジが作ってくれたご飯、でも、ラブラブを目の前で見るのはイヤーー!!)」

心の葛藤、究極の選択、マナは当初の目論見(シンジを譲り受ける)など、到底
適わないばかりかアスカに惚気を見せられる羽目に・・・・

「(誰かわたしに優しくしてよぉーー!!)」

マナさん、それシンジ君のセリフ



「それじゃ、お昼にしましょう♪」

お昼ご飯はチャーハンだった。

カチャカチャ

「はい、マナ」

皿にチャーハンを盛り付けてマナに渡すシンジ、その後で皿にチャーハンを盛るアスカ

「ありがとう(^^)」

「どういたしまして(^0^)」

「ポッ(*^^*)」

精一杯の笑顔を向けて見たが、それ以上の笑顔で迎撃されてしまったマナ
暴走しているシンジ君は無敵でした

「シンジィ〜、早く食べよう?」

アスカがチャーハンも盛り付けた皿を持ってリビングに座る
その手に持たれていた皿は大皿だった。そこにチャーハンの山が出来ていた。
作ったチャーハン全て持ってきたらしい。

「うん、それじゃ・・・」

テーブルの向かって座ったシンジ

「(アスカのことだから、どうせシンジの隣に座って食べさせごっこでしょ?)」

マナもLASを遺憾ながらも読んで作品の影響を受けたアスカがどう言う行動する
か推理してみた。しかし・・・・


「それじゃ、しんじぃ〜♪」

・・・・アスカはシンジの膝の上に座ってしまった。どうやらアスカも暴走しているらしい。
いや、素だな、間違い無く素だ。顔がにやけてるから。

「ちょ、ちょっとアスカ!!客人の前で何してんのよ!!」

「うるさいわねー、アンタは客じゃないの、これは我慢大会の為に仕方なくやってんのよ!!」

「仕方なくなら離れなさいよ!!」

「イヤ」

「ぐぐぐぐ!!」

「誰が離れるもんですか!!いい?アンタは大人しく我慢大会してれば良いのよ!!」

「(あ〜す〜かぁ〜!!この恨みは絶対返すわよぉー!?)」

「さて、煩いのが黙った所で・・・・しんじぃ〜、ね?ね?ごは〜〜ん♪」

「う、うん、はい、あ〜〜ん」

シンジもそう言う願望があったりしたし、アスカから発せられる甘い匂いがシンジを
蝕んでいた。
だって、大して進展もしていなかったカップルがいきなり「あ〜〜ん、パクッ!!」の
食べさせっこは出来ないだろう。シンジ君精神汚染率60%くらいだな。
しかし、アスカはさらに・・・・・・

「ダ〜メ、隠し味が入ってないわ」

「隠し味?何?」

「愛情よ、愛情!!」

「愛情?愛情なら入ってるけど・・・・」

「もう、それじゃなに?作った時に入れた隠し味はマナも食べてるって事じゃない!!」

言われてマナは顔が緩んでしまったが、それは置いといて・・・・

「アタシは食べてる時の隠し味が欲しいの」

「だから、食べさせっこで・・・・」

「イ〜ヤ!!SSのデータ見るとアタシがやって欲しいのは『口移し』よ!!」

「え、ええーーー!?く、口移しぃー!?」

「イヤなの?(ウルウル)」

何しろアスカは自分の膝の上、その至近距離で上目遣いのお目目ウルウル攻撃食らったシンジはあがなう術を知らぬ・・・・表現が一緒?ま、気にしない(苦笑)

「アスカァーー!!」

取り敢えず抱き締めてみた。シンジ君の精神汚染70%

「あん♪今は食事しよ?ね?しんじぃ〜」

「うががががが」

マナさんが何だかチャーハン用のレンゲをかじってます。

「なに?マナったら行儀悪いわね〜」

「あなたが言わないでよ!!」

「我慢大会なのよ?これは(ニタリ)」

我慢大会を武器にマナをいじめるアスカ

「うぐぐぐぐ・・・・」

マナさんの精神汚染率90%


「それじゃ、シンジ、早く食べさせて♪」

雛鳥のようにシンジにされるがままのアスカ
シンジは親鳥宜しくエサを雛鳥アスカに・・・・・って、おい!?

「・・・・・・・・・・う、うぅん」

「どう?美味しい?」

「ちょっと、ううん凄く甘い♪」

「うがぁぁーー!!うがぁぁーーー!!」

「そう、それじゃ次だね・・・・うぅぅん」

「・・・・・・うぐぅん、ぷはぁ〜」

「おのれぇーおのれぇー!!」

「どう?」

「うん、凄く美味しい♪しんじぃ〜、次はお水ぅ〜」

「はいはい」

グビッ

チュ、ウグゴクゴク

「ぷはぁ〜〜、お水が甘いよぁ〜、しんじぃ〜」

「レイさん、ATフィールド張れて良いですね。あたしにはこの空気は耐えれません」

食事をするだけでマナを、再起不能寸前まで追い込んだ二人は最早相手しか見えていない。





「さてと、それじゃ次は・・・・ふあぁ〜〜」

食事も終わってソファーに倒れてるマナとお腹もいっぱいになって眠くなってきたアスカ

「お昼寝にしましょう。と言うことで・・・しんじぃ〜♪」

「はいはい♪」

夢にまで見たアスカとのLASの世界!!シンジ君はご機嫌が上々です。

「アタシ眠くなっちゃった。しんじぃ枕ぁ〜♪」

「はいはい♪」

そう言うと近くにあったクッションを渡そうとするが、アスカはそれを受け取らず
シンジを抱き寄せると肩に頭を載せて・・・・

「こうやってて・・・」

「アスカ、うん、良いよ」

ギュ!!

片方の手でアスカの肩を抱き締めて二人だけの世界を形成する

「本当は腕枕でも膝枕でも良いんだけど、ソファーが無いからこれで我慢ね」

確かに床に直接寝るのは辛いだろうし、かと言って部屋に戻る程ではない。
と言うか、こっちの方が良いだろう(^^;


「ううう・・今日は厄日よ、天中殺よ、神はいないの?」

ソファーで涙流してたマナは神頼みしてた。
神の使者、使徒は全滅してるから多分願いは聞き届かないだろう


結局我慢大会は決着が付かず、だって、誰が判断するの?ついでに審査員兼
実行委員のアスカ達はLASフィールド作ってマナの事なんて記憶から無くなってたし
、マナは再起不能でソファーを涙に濡らしてるし・・・。マナが自力で逃げるように
帰って行ったのは確かだった。



その後、タガが外れた二人は四六時中一緒にいるようになった。
朝起きても目の前に顔があるし(!?)学校に行ってもシンジの席=アスカの席
だったし、LASフィールドで周りを精神汚染するし・・・・。
二人が一緒になるのはそう遠くはないだろう・・・、なに?既になってる?そう言え
ばそうだな(爆)








〜〜おまけ(と言うか、アフターストーリ)〜〜

「シンジィ〜〜、LASのSSのシュチュエーション全部試して見ましょう?」

「あ、うん、良いけどどれから?」

「そうね、これからかな?(ニヤリ)」

そこにはアスカとシンジの子供がいるSSが!!

「こ、これは無理だよ〜、だって子供がいないじゃないか〜」

「いないなら作れば良いのよ!!さあ、頑張るわよぉーーー!!」

「それもそうだね・・・アスカァァーーーー!!」

その後、二人がこのシュチュエーションを実行できたかは定かではない
いや、多分出来たでしょう、多分・・・・・・・ふっ






後書き

再び申し訳ございません!!m(__)m


マナファンの方々には平に謝ります。作者が根っからのLAS人なもので・・・(^^;


さて、冒頭にあった通り、これは作者の駄作『我慢大会』の後書き対話での
アスカさんの要望(?)から思い付いた作品です。
実は前作の教訓(笑)を生かし、LASに走ってみたものです。
甘さは・・・・・ちょっと、緩いような・・・もうちょっと書きたかったのですが、作者の
文才の少なさが仇となっております。
これからもよろしくお願いします。それでは・・・。


マナ:なによーーーっ!!! こ、これはーーーっ!(▼▼#

アスカ:いやーーん。もうっ、さいっこーじゃないーいっ。(*^^*)

マナ:よくもっ。よくもっ。よくもっ。よくもっ。許せないわっ! これはっ!(▼▼#

アスカ:く、口移しまでしちゃったのよーっ!(*^^*)

マナ:なにが口移しよっ! だいたい、あなたが、前回のコメントでわけのわかんないこと言うからっ!(▼▼#

アスカ:あら? おかげで、こーんな素敵な作品が届いたのよ?

マナ:よーしっ! 今度は、わたしとシンジのラブラブを見て、どれだけ我慢できるかを書いて貰うわっ!

アスカ:そーんなのが来るわけないじゃん。

マナ:鴛鴦さん? 書かなきゃ、火炎放射器で妬くわよっ!(ニヤリ)

アスカ:灰になっても、こんな脅しに負けちゃダメよっ!

マナ:次、またLASが来たら、焼くっ!(▼▼#
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