『レース前の攻防』



「続いての競技は二人三脚障害レースです。この競技はペアでの参加が絶対条件で
す。
そして、ペアでレース途中の障害を越えてもらいます。ちなみに競技名は・・・





『二人で人生の障害を超えよう!!byゲンドウ』



です」





・・・・・・・・ネルフって一体・・・・(−−;



「うっしゃっっっーー!!これは絶対出ないといけないわ!!ううん、出る事が
アタシに課せられた試練なのよ!!」

なんか、アスカさんが暴走してますが・・・・まあ、普通の二人三脚なのに競技名が
アスカさんを直撃したのでしょう。
あちらこちらでアスカさんみたいな暴走者がいるし(笑)

「さあ!!シンジ、これには絶対出るわよ!!」

受付けに向うアスカさんとシンジ君、ところが、その前にマナさん、レイさん出現!!

「シンジ君、アタシと出ましょ?さっき勝てるって分かったし」

マナさんが言うのは先程の借り物競争のことだろう。まあ、1位になったんだし
余裕だろう。

「碇君、アタシと一つになりましょう?」

レイさんの言葉は絶対何か違う思う・・・(−−;

「え、で、でも・・・僕はアスカと・・」

「そうよ!!あんた達の出る幕なんてないわよ!!」

さっさと受付けに向ってしまうアスカさん達
残された二人は・・・

「「・・・・・・・・・・・・」」

この我侭娘には普通に言っても無理ね。それよりこの競技は別の人と出て
アスカに勝てばシンジ君を振り向かせれるかも・・・。

赤毛猿、あなたは邪魔、でも、ワザと碇君と組ませて失態を見せれば、アタシと
碇君が・・・。ならば誰か別な人を・・・。

マナさんとレイさんが適当なペアを探そうと周りを見ると・・・丁度良く目の前に
同じ志の人がいて・・・。

「「・・・ふふふ、そうね。これが良いわね」」

マナさんレイさんのペアが結成される訳です(笑)







「いい?このレースを勝てばかなり有利になるわ!!だから、もし負けたら判ってる
でしょうね?」

「わ、分かってるよ。62秒でケリを着ければ良いんだろう?」

シンジ君も周りの影響だろうか?いや、作者の影響だろう・・・・・



「これより、『二人で人生の障害を超えよう!!』を始めます。選手の皆さんは
スタート位置に着いて下さい。なお、先程の借り物レースと違うところは、最初か
ら二人三脚し障害を超えるところです」

このレース、一度にどうやらスタートするみたいです。選手の皆さんが続々と集まっ
てきて、その数約50くらいです。

「あら?マヤも出るの?」

アスカさんがスタート地点に来るとマヤさんがいて、その隣でレイさんがいた。

「ええ、そうよ。出る事に意義があるんだからね」


しかし、この運動会ほど『出る事に意義がある』って言葉が合わない運動会もどうか
なと思う。

「あ、そ。で、誰と出るのよ?」

「え?綾波さんだけど?」

「レイと?ふ〜ん、女同士なんて寂しいわね〜」

ブツッ

何か血管が切れたような音がしたが気のせいだろう


「(こ、こ、このよくも抜け抜けと!!あなたがシンジを奪ったんでしょうが!!)」


「ま、とにかく頑張りなさいな、アタシはシンジと出るから」

これ見よがしにシンジに腕を絡ませたりするアスカさん


キュィー−−−−ン


「な、なに!?」

突然鳴り響く不可思議な音、そしてその直後アスカさんの周りが紅くなる

「こ、これは!?」

「・・・・・レイ!!」

アスカさんが降り返り様に吼えると、そこには使徒など睨み一つで貫通しそうな瞳をしたレイさんがいた。

「ひ、ひぃ!!」

あまりの眼光に思わずシンジ君が後ずさりしてしまったが、アスカさんはお構いなし
にレイさんに詰め寄る。

「ちょっと!!アンタ何やってるのよ?アタシを殺す気!?」

「・・・・・ごめんなさい、こう言う時どんな顔したら良いのか判らないの・・・・」

「ごまかすなぁーー!!」

「何故かあなたが碇君と腕を組んでるのを見たら、こうムラムラとフィールドが張りた
くなったの」

嫉妬ならばメラメラだが・・・・ムラムラって(^^; 
しかし、そんな簡単にフィールド張られちゃ堪ったもんじゃないです、はい。
この後暫くアスカさんとレイさんの死闘・・・・周りから見れば漫才が続いた。



「あら?アスカ達も出るの?」

とそこにリツコさん&ミサトさんが現われた。

「なに?ミサト達も出る気なの?」

「あ、ミ、ミサトさん達も出るんですか、お互い頑張りましょうね」

「あら?三十路女が出るのはマズイのかしら?シンちゃんって冷たいわね〜」

未ださっきの借り物競争を根に持ってるようなミサトさん

「ミ、ミサトさ〜ん、だから、謝ってるじゃないですか〜、それにさっきえびちゅで手を
打ったでしょ?」

「ふふ、冗談よ。ま、今後の夕飯の楽しみが増えるから良しとしますか!!
それにしてもアスカはシンちゃんを酷使するわね〜、そんな事じゃシンちゃんに
嫌われるわよ?」

「なっ!!そ、そんな事ないもん!!シンジはアタシのモノよ!!」

「おお、お熱いことで。シンちゃんも良かったわね・・・・って、シンちゃん!?」

そこには顔を真っ赤にしてふらついているシン君が居た。どうやら、アスカさんの
言葉にKOされたらしい。愛いヤツよの〜。

「まったく、シンジももうちょっと積極的と言うか、恋愛事に免疫無いとダメね。
でも、積極的なシンジも・・・・・ちょっと良いかも(^¬^」

「そうね、ちょ〜ち頼りないわねって、何想像してんのよ!?この娘は!!」

チョンチョン
と、アスカさんとミサトさんの肩を突っつく人がいた

「ねえ?それならこの前遊びで作ったこの薬を飲ませて・・・・・」

そう言って白衣のポケットから何やら妖しい薬を出してくるリツコさん

ギロッ!!

「みない方が良いわね、うん(^-^;;」

アスカさんとミサトさんの二人に睨まれてリツコさん沈黙
しかし、遊びで作った薬飲ませるのはね、マズイでしょうな。
味とか賞味期限とか切れてそうだし・・・・問題はそこじゃない?あ、そう。

「兎に角!!シンジとのパライソの為には何が何でも勝たないといけないのよ!!
例えミサトが相手でもね!!」

「「えびちゅ(ネコグッズ)の為にはこっちも負けれないのよ!!」」

「まったく物で釣られた人間はダメね!!自主性と言うモノが感じられないのよ!!」

「うるさいわね!!あなただってそうでしょうが!!」

「シンジとアタシのラブラブペアの前には使徒も敵わないのよ!!」

アスカさん、ちょっと暴走・・・・

「「何がラブラブペアよ・・・・単なる色ボケじゃないのよ(−−;;」」

「良いのよ♪シンジと一緒ならね。それより、ミサト達にもペアの名前付けて上げ
るわ・・・・・・当然、『ペア・オブ・三十路』ね!!」

強烈なセリフを吐いてスタート地点に向ったアスカさんの後ろでは・・・・・・

「・・・・ふふふ」

ピポパ・・・・トルゥルゥ・・・・

「あ、マヤ?そうあたしよ、直ぐに実験番号0803-99-23の薬品を持って来なさ
い。それと、運動会の実行委員会にトラップの増加を申請しておいて頂戴、内容?
死者が出るかもしれないとでも言っておきなさい。・・・うるさいわね!!あなたが
最初の犠牲者になりたいの?そう、分かれば良いのよ」

プッ

「ふふ、アスカ、あたしの怖さとと言うモノをじっくり教えて上げるわ、ふふ・・・・」

リツコさんが本気と書いてマッドと読む真価を発揮しそうだ

「ミサト、このカリはしっかり返して上げないといけないわよね?・・・・って、ミサト?」

「・・・・・アスカ、あなたは言ってはいけない事を言ってしまったのよ。世の中には
言ってはいけない事がたくさんあるの、それを言うと如何なる反抗も無理なのよ・・・
、精々今を楽しんでいなさい、ふふふ・・・・」


何だかリツコさんよりヤバイ感じのミサトさんがいた。

「まったくどうして今日はこんなに厄日なのよ!?シンちゃんにもアスカにも三十路
って言われるし、えびちゅは目の前にあって飲めないし!!堪ったもんじゃない
わよ!!ええ、そうですよ!!どうせあたしは三十路ですよ、それが誰かに
迷惑掛けたっての!?」

「ま、まあ、少し落ち着いて(^-^;」

流石にリツコさんも宥めてしまうミサトさんの憤り、余程鬱積してたんだね〜

「リツコ!!あの色ボケ小娘には天誅を食らわせねばならないわ!!
準備出来てるんでしょ?」

「ええ、勿論(( ̄ー ̄)ニヤリ、さて、それじゃあなたにも手伝って貰うわよ?」

「望む所よ!!」


リツコさんとミサトさんの良からぬ相談がまとまるといよいよレース開始
しかし、アスカさんは敵作るね〜(^^;



後書き

一体終わりはいつなのでしょうか?(^^;
それでは〜


マナ:アスカ・・・言ってはいけないことを。(ーー;

アスカ:だって、ほんとーに三十路だもーん。

マナ:げげげ。こんなとこで爆弾落とさないでよ。(きょろきょろ)

アスカ:フン。たとえどんな罠張ってこようと、若いアタシが三十路女なんかに負けるもんですかっ!

マナ:や、やけに強気ね?

アスカ:あったり前よ。アタシは誰にも屈服しないのよっ!

リツコ:なんだか、こっちから腹の立つセリフが聞こえて来たけど・・・改造して欲しい人がいるのかしらぁ?

アスカ:(@@;

マナ:ア、アスカーーーっ! どうするのよっ!?(@@) リツコさんが来たわよっ?

アスカ:あっらぁ、いつも若々しいリツコぉ。マナが、三十路、三十路とか言うから注意してたのよっ。

リツコ:マナ・・・あなただったの。(ーー#

マナ:ア、アスカーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!(@@;;;;;;;
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