使徒も全滅した世界では平和が訪れいた。
かつて使徒と闘ったネルフはその地位を不動のものとしていた。
その知識、エヴァに基づく技術、そして、使徒を全滅させた有力な人材
ネルフはこの平和な世界でも未だ脅威的な力をもっていた。
これはそんなネルフの記録に記載されなかった記録である・・・




ネルフ、未知の記録



「副指令、何の用でしょうか?」

アスカは使徒の脅威が去ったが、一応の為の訓練していたが、終了後に突然の呼び
出しによって司令室に来ていた。
因みにシンジ、レイも訓練だったがアスカだけが呼び出された。何故か今日の訓練
はいつもの数倍疲れる内容だった。当然アスカは愚痴ってた・・・・
だから、アスカが不機嫌気味に司令室に来て見ると・・・








ミサト、リツコ、そしてあのゲンドウまでもが床に正座をしていた!!



「!?・・・・・・・これは一体?」

流石にゲンドウまでがこんな格好してると異常事態かと思ってしまう。

「アスカ君、よく来てくれた。実はだな・・・・はぁ〜〜」

冬月が一応説明しようとしているのだろうか?凄く馬鹿馬鹿しそうな顔で正座してる
3人を見回した後、大きく溜息をしてしまった。

「あ、あの、一体?」

「ああ、実はだな、まずは赤木君の件から話すか・・・・、使徒も去った今、ネルフは
はっきり言って暇だ。いや語弊があるが赤木君はかつてのように不眠不休で働く程
忙しい訳ではない」

そう冬月が言うとリツコが何とも言えないひきつった笑顔で冬月を見る

「それでだ、赤木君はその知識と技術で色々な事をやっていたのだ。新しいOSシ
ステムとかの開発とかだ、ところがだ!!赤木君は余計なものまで作っていたのだ」

「余計なもの?」

「ああ、簡単に言えば人間を操るようなものだ!!」

「なっ!?そ、そんなものを!?」

アスカはリツコを睨み付けるが、それより先にリツコが

「副指令、それは表現が・・・・・」

「ああ、まあ洗脳とかではない。簡単に言うと自白剤や睡眠剤とかのようなものだ」

「な〜んだ、それが問題あるんですか?リツコが作った自白剤は死人でも自白しそ
うですけど・・・」

「ア、アスカ!?あなたそこまで言わなくても・・・・・今度試して見ようかしら?」

「「赤木君(リツコ)!!」」

「じょ、冗談です・・・・」

「あ、ごほん!!それでだな、その中に『惚れ薬』があったのだよ」

「ほ、惚れ薬ぃ!?リ、リツコ、あんたそんな良い物何時作ったのよ!?アタシに分
けて・・・・・・あわわ」

「・・・・・・・・」

「・・・は、はは、ほ、惚れ薬なんて危ないわよ?リツコ?(^^;」

アスカが勝手に暴走してるのは置いておいて・・・・・

「残念だけど、ちょっと違うわ、正確には『フェロモンの過剰分泌剤』よ」

「過剰分泌?」

「そうよ、フェロモンが異性を引き付けるのは知ってるでしょ?これはそのフェロモン
を過剰に分泌させてモテモテにするという・・・・」

「兎に角!!そんな薬を赤木君は開発していたのだ!!」

「はあ・・・、あの〜、それでアタシと何の関係が?」

アスカの指摘ももっともだ。それが自分と何の関係があるのかいまいち見えて来ない

「・・・・次は葛城君だな」

冬月はそう言うとミサトの方を見る

「葛城君は赤木君の開発した薬をある人物に飲ませたのだよ」

「!?・・・・だ、誰に!?」

「葛城君、君から言うんだ」

「え、え〜〜と、その〜〜(−−;;;;;;」

「ミサト!!誰に飲ませたのよ!?」

「アスカ、怒らない?(^^;」

「内容によるわ、誰!?」

「そ、その・・・・・シンちゃん」

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・(^^;」

「ミィィ〜〜〜〜サァ〜〜〜トォ〜〜〜!!あ、あんた・・・」

「な、何かしら?」

ドゴォォーーン!!

アスカの渾身のチョップがミサトの脳天に突き刺さった!!

「アンタバカァ!?何してんのよ!?例えミサトでもタダじゃおかないわよ!?一体
、何時飲ませたのよ!?」

いや、既にミサトはチョップでタダ事でない

「いつつつ・・・・、少しは手加減しなさいよ」

「良いから、何時飲ませたの!!」

「えっと、今日の訓練いつもよりハードだったでしょ?だから、喉が乾くから差し入
れで・・・・」

ドゴォォォーーーーーン!!!

アスカの踵落しが脳天にささった所でミサト沈黙

「ま、まあ、アスカ君、そのくらいにしておきたまえ、そもそも葛城君が全て悪い訳で
はないのだよ」

「それはどういう・・・」

「全ての元凶は・・・・これだ・・・はあ〜」

冬月が今まで最大の溜息をして指差した先にはゲンドウが座っていた

「総司令が?どう言う事ですか?」

「良いか?アスカ君、言うのも馬鹿馬鹿しいのだがこいつの欲望の為なのだ。碇、
話してもらおうか?」

「・・・・・孫が欲しい」

「は?」

「この手で孫が抱きたいのだ」

「・・・・つまりだ、シンジ君をモテモテにして誰かとそれなりの関係になってもらい、孫
を抱く為に・・・・」

「・・・・・・・・」

「アスカ君?」

「・・・・・・・・・・ふふふ、コロしてやる、コロしてやる、コロしてやる!!」

アスカが修羅となってミサトに加えた攻撃以上の必殺技(?)を繰り出そうとしていた。

「ま、まて!!は、話せば分かる!!」

「問答無道!!」

「シ、シンジの父親だぞ?私は」

ピタッ!!

今まさにゲンドウを亡き者にしようとしたアスカの攻撃が寸での所で止まった。
父親だったら自分の子供に戦闘兵器に乗れとは言わないと思うのだが・・・

「くっ!!」

「わ、分かってくれたようだな、アスカ君、君がシンジをどう思ってるのかは分かって
るつもりだぞ?(ニヤリ)」

外道!!息子をダシに保身するとは!!(苦笑)

「碇、お前はやはりその面通り、悪人だな・・・(--;」

冬月も思わず呆れてしまう

そ、それより!!シンジがモテモテになるってことは、つまりアタシ以外の誰かと結
ばれるってことで、結ばれるって事はこ、子供が出来るって事で・・・・

「・・・・こうしちゃいられないわ!!」

最近はシンジの事でいっぱいの天才的頭脳は瞬時に自分以外の誰かと仲良く子供
と近所の公園で遊んじゃったりするシンジの未来像が見えた。


「ま、待って!!アスカ、これを飲んで行って!!」

リツコが何か試験管に入ったモノを渡す

「これは?」

「シンジ君から発せられるフェロモンを中和する薬よ、分泌剤自体の中和は暫く出
来ないのよ、分泌されるフェロモンを分析してみないといけないから!!
それはフェロモン自体をある程度中和するだけだから」

つまりフェロモンだったら何でも中和しちゃうってことだ。分泌剤を中和するには
シンジから放出されるフェロモンを分析しないといけないってこと。

「分かったわ、それじゃ・・・」

グビ!!

「うげぇ〜〜〜、まずぅ〜〜〜(><)」

「急ごしらえだったから味までは付けてないのよ・・・・・・マズイと」

ちゃっかり薬品についてのレポート書いてるリツコは科学者の鑑だな(笑)

「それじゃ、シンジ待ってなさいよ!?誰かの毒牙に掛かるんじゃないわよ!?
それじゃ、副指令後はお任せします!!」

そう言うとアスカは大急ぎで家に向かって行った。


「さてと、それじゃ君達の罰だが・・・・
赤木君、君は暫く犬と暮らしなさい、猫が近寄らない程の匂いが付くまでだ
葛城君、君は禁酒・・・出来ないだろうから、逆に毎日飲ませて上げよう、
前日に蓋を空けて気が抜けたヤツを暖めて。勿論えびちゅだぞ?
そして、碇お前は・・・・孫が出来たら抱くのは一番最後だ、それもシンジ君の
許しが出てからのな」

「「「煤i ̄□ ̄;・・・・そんなぁ〜〜〜」」」







ガチャン!!

「シンジ、大丈夫!?」

マンション、アスカに言わせると『アタシとシンジの愛の城』に入るなり、シンジの元
に駆け寄った。帰るまでの間、毒牙に掛かってない事を祈ると共にこれを利用して
シンジとの仲も進歩させようと策を練っていた。
そして、シンジはソファーに座ってぐで〜〜としていた。

「あ、アスカ、お、お帰り・・・・」

「ど、どうしたのよ!?凄く疲れてるみたいだけど・・・」

シンジはアスカが帰ってきたので、身体を動かすのも疲れているのかソファーから
這って移動していた(苦笑)

「い、良いわよ、アンタが使って良いわよ、そのソファー。それより、どうしたのよ?」

「わかんない、ただ、ネルフから帰ろうとリニアに乗った辺りから変なんだ。
いつもガラガラなのに何故か僕の周りだけ女の人で満員電車だったし、駅に
降りても30人くらいかな?道を聞かれまくったし、やっと帰れそうになったら
綾波に連れて行かれそうになるし・・・、「碇君、今日はあたしの家に泊まって
行って・・・」とか言うし、それ以外にも・・・・」

「はあぁ〜〜、もう良いわ、要するに中々帰れなかったのね?
それで、疲れまくってると?」

「そうなんだよ!!訓練で疲れてるのに・・・・(T0T)」

「シンジ、良く聞いて?それは指令達の陰謀なのよ」

「父さんの?それは一体・・・」

「実はね・・・・」

アスカが事の顛末をシンジに『優しく byアスカ』←当然誇張してある、
それ程悪くないリツコが薬を量産してるとか(笑)話して上げた

「と、父さん、なんて事を・・・・・・」

「大丈夫よ、シンジ。ちゃんとアタシが副指令に3人の罰は頼んできたから。
それより、これからどうするかよ!!」

「ど、どうするって、僕は何かするの?」

「アンタバカァ!?このままじゃ毎日アンタはそんな風になる生活を送るのよ?
中和剤が出来るまでどうする気なのよ?」

「うっ!!そ、それは・・・・(−−;」

「でしょう?だから対策を練るのよ!!そ、それでね、その・・・」

ううぅ、言っちゃえば楽なんだけどアタシから言える訳ないし、でもこのままじゃ
誰かに・・・・

「アスカどうしたの?」

「な、何でも無いわよ!!それより、アンタはどうするつもりなのよ?」

「そうだね〜、取り合えず何も出来ないから我慢してる・・・・」

「ダ、ダメに決まってるでしょ!!そんなの!!」

こ、こいつは何言い出すのよ!?アンタの性格だと押されると寄り切られる
可能性があるのよ!!

ドイツから来たアスカさん、日本を勉強し国技『相撲』の決まり手まで知っています。
シンジくんの性格では土俵際のうっちゃりは間違っても出ません。

「で、でも、どうしようもないし・・・」

「アンタは誰とでも良いの!?このケダモノ!!ヘンタイ!!スケベ!!」

「そ、そんな事言っても・・・」

「ああ〜〜もう!!そのはっきりしない性格なんとかしないさいよ!!
それじゃ、こうするわよ!!」

ここよ、ここで言えば違和感がないわ!!

「アタシがアンタの側でボディーガードして上げるわ!!」

よし!!完璧よ!!このまま寄り切るのよ!!←使い方が違わないか?(笑)

「ア、アスカがぁ!?そ、それは・・・・」

「何イヤなの?それともアタシじゃダメなの?」

ちっ!!シンジもうだうだ言わずに土俵を割っちゃいないさいよ!!
ならば投げ技で・・・←だから、相撲なのか?これ(苦笑)

うるうる・・・・

「アタシはシンジの事が心配だから・・・・」

ちょっと手を抓って涙を溜めてと・・・・

「ア、アスカァ!?いや、その、うん、僕もアスカに守ってもらいたいな〜」

シンジは男ですが・・・、まあアスカの涙にシンジが勝つのは暴走初号機に生身で
上手投げかます事が出来る確率かと・・・←結論、作者が相撲技に凝ってる(笑)

「そう♪そこまで言うなら守って上げるわよ♪」

よしっ!!土俵を割ったわね!!

「そ、それで僕はどうしてたら良いのかな?」

「シンジ、アンタは・・・・ア、アンタは・・・・」

うぅ〜、予定ではここでアタシが『アンタはアタシと恋人同士って事にするのよ!!』
って言うはずなのに・・・、いざとなると言えないわね・・・(^^;
それにこれじゃアタシから告白したみたいじゃないの!!
やっぱり、シンジから告白して欲しいし・・・。
ああぁーー!!もう!!一体どうしたら良いのよ!?

「アスカ?どうしたの?」

「シ、シンジ、と、とにかくアタシが側に居ても良いような状況を作りなさい!!」

アタシは何言ってるのよ!?これじゃ、告白しなさい!!って言ってるのと
同じじゃない!!ま、待つのよ!!これはマズイわ!!

「えっ!?状況って言っても・・・普段通りにすれば良いんじゃ・・・」

へ?普段通り?

「ふ、普段通り?そ、それじゃボディーガードにならないでしょうが!!」

「で、でも、アスカ、僕と一緒に学校行くし、休み時間だって僕をからかってるし、
からかうネタが無いとネルフの機密だからって誰も近寄らせないし、お昼だって
僕からお弁当貰って散々文句言いながら食べるし、帰りもネルフがあれば
問答無道で一緒だし、ないとお腹が空いたとか言って僕を連れ回すし・・・・」

なっ!?そ、そんな事・・・・あるわね(^^;そう言えば最近はシンジの側から
ほとんど離れてないわ・・・。じゃあ、このままでも良いんじゃ・・・

「だからさ、僕も気を付けるからアスカもたまには洞木さんとかと遊んだらどうかな?」

前言撤回!!やっぱりこいつの側は離れられないわ!!何言い出すのよ!?
今はマッドな薬についてでしょうが!!アタシの交友関係はどうでも良いのよ!!
それに、シンジと居る方が・・その楽しいんだしさ・・・

「う、うるさいわね!!今は薬についてでしょうが!!明日からはアタシが言う事は
ちゃんと聞くのよ?トイレ行く時でもアタシに言う事!!いいわね!?」

「ト、トイレまで!?」

「男がうだうだ言わない!!薬の為に仕方なく付き合うアタシの聖母のような心に
感謝こそされても、文句言われる筋合いはないわ!!」

押し切るのよ!!押し切らないと!!

「わ、わかったよ(^^;」

寄り切った!!

「うん♪それじゃ、先に報酬が欲しいわ、と言う事でご飯まだ?」

「は、はは(^^;すぐ作るよ・・・(動けるのかな?僕・・・)」

「早くね♪」

さてと、それじゃ着替えてこようっと♪

「そう言えばさ、アスカは大丈夫なの?」

「うん?何が?」

「そ、その薬の影響とか無いの?普通にしてるけど・・・」

「アタシ?アタシは中和剤を・・・」

待った!!ここで飲んだと言うと・・・・・(ムワムワ)←想像中
で、飲んでないと言うと・・・・(ムフムフ)←妄想中(笑)
簡単ね、飲んでない事にしましょう♪それで薬の所為にしてシンジと・・・グフフ

「グフフ・・・・・」

「アスカ?(^^;」

「飲んでないわ、飲んでないのよ!!これっぽちも中和剤なんて飲んでない
わよ!!」

「わっ!!そ、そう、それじゃアスカも僕から離れ・・・」

「て無い方がボディーガードもし易いわよね?まさか、離れてガードしてろっての?
それは無理な注文ね!!アタシは離れないわよ」

「で、でも、薬が・・・・」

「仕方ないじゃない!!だから、その・・・、アタシが何時もと違っても驚くんじゃない
わよ(*・・*)」

「わ、分かったよ」

「それじゃ着替えてくるわ!!」

よし!!よ〜〜し!!思わぬ収穫だわ!!これでシンジに纏わり付いても文句は
言わせないわ!!これで明日からは・・・・グフフ

「アスカ、ご飯出来たよ〜?」

「は〜い♪」

ほら、妙に優しい声も出せるじゃない♪もう、バラ色ね♪

この後、シンジとアスカはミサトがいない(ネルフの厳罰&帰してもらえない)
マンションでこの後について計画を(主にアスカが)立てていた。












学校に行く時間になりました←『下校の時間になりました。生徒の皆さんは・・・』
風に(笑)

「シンジ、それじゃ学校に行くわよ!!良い?昨日の打ち合わせ通りアンタは
アタシの側から離れるんじゃないわよ!!」

良い!!なんて甘美な響きなの!!『アタシの側から離れるんじゃないわよ!!』
これはアタシの為にある言葉だわ!!
それに大っぴらにシンジとイチャイチャ出来るのよ!!グフフ・・・

朝っぱらから暴走してるアスカさんは元気いっぱいでした。ボディーガードとは
イチャイチャしてたら出来そうも無いと思うんですが・・・

「う、うん、それじゃ行こうか?アスカ」

シンジとアスカが通りを学校に向かって歩いて行くと案の定シンジの側に
寄ってくるハイエナ(by アスカ)が!!

ちっ!!来たわね!?シンジの側には絶対寄せないわよ!!

「おはよ(^^)」

アスカさんが威嚇してる側から満面の笑みを持って敵を作り出すシンジ君

「お、おはよ(*^^*)」
「おはようございます(*^^*)」


バシィーーーン!!

「イ、イタイよ!!何するんだよ?アスカ!!」

「アンタバカァ!?何してんのよ!?折角アタシがガードしてるのに敵作って
どうすんのよ!?」

「敵って、挨拶ぐらい良いだろう?」

「ダメよ!!ダメ!!アンタの笑顔はヤバイのよ!!(素敵過ぎるのよ・・・)」

「そ、そんな事言っても挨拶もダメなの?」

「ダメよ!!挨拶は朝アタシにしたから満足でしょ!!」

そう言う問題ではない

「さあ!!早く学校に向かうわよ!!」

「わ、分かったよ」

その後学校に着くまで色々な方々(主に女性)がシンジ君の側に来ましたが、
アスカさんがその度に『視線だけで本当に死人がでちゃうぞ視線』で蹴散らせていた。
その視線の餌食になった人は、そのまま学校なり会社なり向かわずそのまま家に
戻り3日間寝込んだらしい。

「赤い鬼が、赤い鬼がぁーーーー!!」
「いやぁー!!、赤い悪魔が魂を取りに来るの!!」

失礼ね!!凸(▼▼メ by アスカ




学校の玄関到着
アスカの下駄箱にはラブレターが詰まってるのですが、アスカはそれを『黒ヤギさん
たら読まずに食べちゃった〜♪』とか言って、どこからから連れて来た黒ヤギに食べ
させていた。
「出所?リツコの研究室よ!!エコロジーで良いでしょう♪」とか言ってた。
その黒ヤギさんは学校の人気者だ。学校に小屋があってそこで飼っていた。

今日も黒ヤギさんを連れて来ると、シンジの様子が何時もと違ってた。
下駄箱を開けて固まっていた。そして、足元に落ちてる手紙の山・・・。
アスカの天才的頭脳が出した答えは・・・ヤギの餌が増えたわねだった(笑)

「なにシンジったら固まってるのよ!!そんなの通信販売のダイレクトメールよ、
世界を救った英雄様へのね」

無茶が無いか?それはいくらなんでも・・・。そもそも学校の下駄箱に入れるか?

「で、でも、これなんて手書きで手紙が入って・・・・」

パク!!モシャモシャ・・・・

アスカが連れて来た黒ヤギさんがシンジが出した手紙を食べてしまった(笑)

「あら、そうだったかしら?黒ヤギさんたら読まずに食べちゃうもんだから♪」

いや、読めないから

そうこうしてると黒ヤギさんは手紙を全て食べてしまった。

「はい、ご苦労様。それじゃ小屋に戻って良いわよ」

アスカがそう言うと黒ヤギさんは小屋の方に戻って行った。
お利口なヤギだな(笑)

「アスカ・・・・これってやっぱりマズイんじゃないかな?」

「何言ってるのよ!!学校の下駄箱にダイレクトメール入れる方が悪いのよ!!」

だから、違うって!!(^^;



玄関での一騒動も終わり次は教室です。

「よお、シンジ、今日も夫婦で登校か?いや〜〜んな感じだぞ!!」

メガネ君が何時も通りの挨拶してシンジとアスカが否定する。それが何時もの
パターンだった。しかし、今日は違っていた。

「「「碇君は違うっていつも言ってるでしょ!!」」」

クラスほとんど全員の女子がメガネ君を一瞬で殲滅してしまいました。
どうやらシンジの薬の影響でしょうか?妙に色のある眼差しでシンジが教室に入っ
た瞬間から注がれていたのでした。

これは油断出来ないわ!!

「シンジ!!いい?絶対アタシから離れるんじゃないわよ!!」

きゃーきゃー、やっぱりこの言葉はこの惣流・アスカ・ラングレーの為にあるのよ!!

勝手に暴走してて・・・(^^;
はいはい、その言葉はアスカさんの為にあるんですよ・・・・(−−;

「う、うん、分かったよ」

「ちょっと惣流さん、碇君の独占は卑怯よ!!」

ある女子が勇気(と言うか命知らず)な発言をした。
いやに露骨な言葉だね、そもそもシンジ君の所有権を言ってる時点でおかしい。

「うっさいわね!!ネルフよネルフ!!重要任務だからシンジから離れる訳にいか
ないのよ!!」

確かに元凶はネルフだ(髭おやじとも言う)だが、シンジから離れないのはアスカに
とって重要なだけ(笑)
とにかく威嚇をしながら午前中はシンジをハイエナども(by アスカ)から守る事に
成功した。

午前が終わったと言う事は・・・お昼ですね。


「「「碇君!!アタシと一緒にお昼食べ・・・」」」

「シンジ!!さっさとお弁当寄越しなさい!!胃を消化しそうなのよ!!」

「わ、分かったよ、ちゃんと渡すよ(^^;」

クラスの女子全員が決死の覚悟の誘いよりアスカ一人の我侭の方がシンジには
通じるらしい(笑)

「シンジ、昼か?」
「アスカ、お昼?」

ジャージ君と委員長が二人の元に来た。その手にはお揃い(圧倒的にジャージ君
の方が大きい)弁当が握られていた。

「うん」「そうよ」

「それじゃ、屋上言って食わんか?」

「そうしようか」

「「「碇くーん、お昼〜〜〜」」」

最早女子達の声はシンジには届かないようです。
と言う事で、屋上に向かう4人・・・・・

「どうせ俺は一人さ!!ふっ、やきそばパンが眼に染みるぜ!!何しろ大人気商品
だからな、この前買い占めておいたのさ!!どうだ!?羨ましいだろう?
・・・・・・そうさ、そうさ!!羨ましいさ!!いや〜〜んな感じだぞ!!」

バクッ!!

「・・・・・・・・・・・・・」

ダダダダ!!バタンッ!!

一目散にトイレに駆け込んで行くメガネ君、どうやらやきそばパンが傷んでいたよう
です。あ、なるほど!!だから、眼に染みたんですね?ヤバイ臭いで(笑)

「ど、どうして俺ばかりこんな扱いなんだぁー!!」

いじり易いしキミ・・・・・(笑)



後書き

どうもどうも、最早LASが座右の銘じゃないのか?の鴛鴦です。
さて今回のお話は・・・・まったくの思い付きです(笑)
一応午前までですので、午後も書かねばなりません。
一体、完成はするのでしょうか?(苦笑)


マナ:きゃーーー。シンジに吸い寄せられるぅぅぅ。(^^v

アスカ:そんなこと言ったってっ。ぜーーーったい、シンジに近づけさせないわよっ!

マナ:だってぇ。あの薬の力には、逆らえないわよぉ。凄い薬よねぇ。

アスカ:ったく。水でも飲んで頭を冷やすのねっ!(ニヤリ)

マナ:あっ。丁度喉渇いてたのよ。

アスカ:さっ、さっ、飲んで。飲んで。

マナ:キャーーー転んじゃったぁぁぁっ!

アスカ:(ジャバーーーー)(@@;

マナ:ふっ。(ニヤリ)

アスカ:きゃーーーーっ! 口に入ったじゃなーーーいっ!

マナ:あっ、碇司令が来たわ。

アスカ:いっ、いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!(逃)
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感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

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