恋人達のSilent eve
クルクル回りながら 澄んだ音を奏でる
君からのプレゼント アンティークのオルゴール
窓の外は白の世界 人々は浮かれ踊る
グラス合わせて乾杯しよう 聖者のバースディ
 
キラキラ踊るように 光るイルミネーション
僕からのプレゼント 小さなダイヤのリング
行き交う人々 平和があふれ出す夜
心合わせて愛を重ねる 聖者のバースディ
 
幸せを絵になんて出来る訳が無いけれど
心の奥底でも感じ取れるはずさ
 
街にあふれる 幸せの小さな灯明(あかり)
空から降りてくる 白銀の天使達
恋人達のEVE 夜は静かにふけてゆく
聖なる鈴の調べが いつしか響きわたる中で 
 
 
ユラユラ優しく 二人を照らすホワイトキャンドル
神様のプレゼント 二人きりの夜
夢が集まって優しさあふれ 安らぎに満ちた夜
手と手取り合って踊ろうか? 二人だけのダンスパーティ
 
どこまでがどこからが幸せと決めるなんて
あまりにもナンセンスで可笑しくなるよ
 
街が輝き出す「幸せ」と言う光り
天空(そら)に舞い上がり奇蹟を呼び起こす
恋人達のEVE 夜は静かに更けて行く
優しく街を包み込む 幸せを包み込むように
 

「ふう、こんなものかな?」
 
「ねぇシンジ何してたの?」
 
夕食後のひととき、それまでパソコンに向かって何かを打ち込んでいたシンジにアスカがすり寄って来た。
 
「ん?ああ、この前作ってみたあの曲にちょっと詩を付けてみようかと思ってね」
 
「あのチェロのアレンジのヤツ?」
 
「そうだよ、良いイメージが浮かんで来たんでね」
 
「ふーん、見て良いでしょ?見せて?」
 
「うーん…まだ推敲の途中なんだけど…いいよ」
 
そう言って振り返ろうとするシンジからレポート用紙を受け取るアスカ。
 
 
(now reading)
 
 
「へーぇ…すっごくロマンチックねぇ…」
 
ぱっと読んだだけなのだか、その詩のイメージを思い浮かべたのか頬を赤らめるアスカ。
 
「まぁ…元にしたイメージが…ね…」
 
同じ様に耳まで真っ赤になっているシンジ。
 
一瞬の間が空いてふと顔を上げるアスカ。その表情は既に悪戯っ子モードになっていた。
 
「ふーん…で、そのイメージって誰なのかなぁ」
 
「知ってて聞くの?」
 
「だぁって聞きたいもん♪」
 
「どうしよっかなぁ?」
 
太股の上に跨っているアスカの額に自分の額をくっつけるシンジ。既にその周りにはピンクのハートが飛び交
 
っていた。
 
結婚してもう7年。双子で6つになるマモル・ミライを始めノゾミ(4)ユウキ(2)と2男2女を授かっているに
 
も関わらず、相変わらずラヴラヴな二人。しかも子供達は早めに寝かしつけているため「お邪魔」が入る余地
 
は無かった。よって更なるラヴラヴ状態が際限なく進んでいた。
 
「ねぇシンジ…」
 
「ん?何」
 
「アタシもプレゼント欲しいな」
 
「さっき上げたのじゃ足りない?」
 
「うん…」
 
そう言った切りしばらく会話が途切れる二人。その見つめ合う熱い視線から想像するに、二人はどうやら既に
 
「どうにも止まらないモード」になりつつあった様である。
 
「もう1人…欲しいの」
 
今まで以上に真っ赤になってる初な態度とは正反対のとんでもない事を宣うアスカ。
 
「ア、アスカが望むなら…な、何人でも…」
 
最愛の妻アスカの潤んだ瞳にノックアウト寸前の夫シンジ。どうやら家族がまた増える可能性が高そうである。
 
やがて二人の寝室の灯りが消える。
 
幸せな二人に聖なる夜は…熱く更けてゆくのであった。
 
 
 
 
ふぃん

 
どうも奇行LAS作家の富嶽震電です。
 
一応頑張ってしっかりとしたX’masSSを書こうと思ったのですが…今の精神状態ではまともなものは到
 
底間に合うなそうなので一応過去に書いた詩を元に超SSを書きました。如何なもんでしょう?出来るだけ甘
 
くしたつもりなんだけどなぁ
 
うーん…恥さらしなだけかも…
 
ちなみにシンジ君はネルフ情報監査部室長と言う重要勤務の傍ら、第三新東京市内のとあるバーにて奥さんで
 
あるアスカさんのピアノ伴奏でチェロの演奏会みたいなものをやってます。
 
月に1度か2度ほどの突発的演奏らしいですが、夫婦揃って結構根強いなファンが居るそうです。
 
 
あ、次作はまた「奥様は甘えん坊」になります。
 
くっくっく…壱話での貴女の私に対する所行、忘れてませんよ?マナさん…
 
幸せ一杯のアスカ嬢を使った行為に対する『お返し』をお楽しみに…くっくっく………(壊れモード全開中)
 
 
 
りとんばい 富嶽震電


アスカ:クリスマス記念にぴったりの、あまーいアタシ達。ありがとー。\(^^)/

マナ:富嶽震電さん・・・来る作品、来る作品、べたべたのLASばっかりっ! もう嫌っ!(ーー#

アスカ:あら、クリスマスなんだから、ラブラブハッピーな作品がいいじゃない。

マナ:ラブラブなのは、あなただけでしょっ!(ーー#

アスカ:アタシの幸せは、世界のみんなの幸せに繋がるのよっ。

マナ:わたしは幸せじゃなーーーーいっ!

アスカ:きっと、アンタも幸せなはずよ?

マナ:なんでわたしが幸せなのよっ。

アスカ:アタシ、と、シンジ、の、ラブラブが見れるじゃん。(*^^*)

マナ:そんなの見たくなーーーーーーいっ!!!(ーー#
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