葛城家のとある朝
by Froom
午前6時30分
葛城家の主夫、碇シンジのお目覚めの時間である
「ふぁ〜あ、よく寝た〜、ん!」
シンジくんは起きたが、なにか様子が変だ。
「あれ、体が動かない、まさか...」
シンジくんは恐る恐る布団の中を覗いてみる。
するとそこには...
「ア、アスカ!」
そう、布団の中にはアスカちゃんがシンジくんにしがみつきながら幸せそうに眠っていました。
「アスカまた布団の中に潜り込んだんだ...」
どうやら初めてではないようです。
「はぁ〜、ミサトさんに見つかったらどうするんだよ〜」
「とりあえず起こさないと、アスカ!アスカ起きてよ!」
シンジくんは起こそうと呼びかけますがアスカちゃんはまったく反応無し。
むしろ、もっときつくしがみついてきます。
「アスカ!アスカ起きてよ〜」
おっ、アスカちゃんはやっと目が覚めたようです。
「む〜、うるさいわね」
アスカちゃんは目をこすりながら返事をします。
「アスカ起きた?早く離れてくれないかな」
「え〜、シンジ嫌なの?」
アスカちゃんはシンジくんをうるうるした目で上目遣いに見てきました。
当然シンジくんはこの攻撃にかなうはずありません。
「嫌じゃないけど...」
「じゃあ良いでしょ♪」
そう言って、シンジくんに抱きつくもとい飛びつくアスカちゃん。
「でも、ミサトさんに見つかったらどうするの?」
「いいじゃない見つかったって、見せ付けてやればいいのよ!」
アスカちゃんはベットに仁王立ちして自信満々に言います。
「でも...」
それでもシンジくんは何とかアスカちゃんを説得しようとします。
「そんな、シンジ私とじゃ嫌?」
でも、再びアスカちゃんのお目めうるうる攻撃。
シンジくん撃沈♪
「嫌じゃないよ!」
「じゃあ、こうしてて良いでしょ♪」
アスカちゃんは再びシンジくんに抱きつきます。
シンジくんは、
(まっいっか)
と、アスカちゃんの説得を諦めてしまいました。
そしてそのころリビングでは...
(シンちゃんまだ起きてないのね♪お姉さんが優しく起こしてあ・げ・る♪)
葛城ミサト 2○才
また良からぬことを考えているようだ。
いつのまにかミサトはシンジくんの部屋に近づきふすまを開けようとしていた。
(さぁ〜て、シンちゃんの寝顔♪寝顔♪)
ミサトの頭の中はシンジくんの寝顔の事でいっぱいだったが...
ふすまを開けミサトは固まった。
ミサトの目線の先には仲良く同じベットの上で寝ているシンジくんとアスカちゃんがいました。
「あんた達何やっているのよーーーーーーーーーーーー!!」
マンション、コンフォート17にミサトの絶叫が響く。
今日も葛城家は平和だ.........
余談だがこの事をミサトがネルフに言いふらし、二人が公認カップルになったため
アスカが所かまわずいちゃいちゃしだしてネルフ職員から苦情が殺到したとか。
短いな〜。
こんな作品でも感想くれたらうれしいな♪
それでは。
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