これは『聖なる夜に、一つだけ』、『トシを越えて』の続きです。

多分読まなくても大丈夫だと思いますが、できれば読んでください。
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バレンタインデー


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ここはネルフ内の食堂のキッチン、そこに惣流・アスカ・ラングレーはいる。

何をしているかと言うと・・・恐らく彼女の恋人が聞いたら驚く様な事をしている・・・。

そう、アスカは料理を一人でしているのだ・・・。

さて、ここでいくつか疑問があるだろう。

時期から言えばなぜ料理をしているかは一目瞭然だ。

そう、その日は2月の8日、6日後の2月の14日はかの有名なバレンタインデーだ。

そしてバレンタインデーに渡す物といえば・・・そう、チョコレートだ。

さて、ここで一つの疑問。

なぜアスカは自宅やヒカリの家ではなくここ、ネルフの食堂でそれを作っているかだ。

まず自宅は・・・まああそこには渡す相手が一緒に住んでいるので、

見つかりたくない、こっそり作って驚かせたいと思っているのでパス。

ではヒカリの家ではどうか?

確かに作り方が載っている雑誌は教えて貰ったものの、実は現在アスカはヒカリの家に行き辛い。

なぜかというと彼女の思い人であるトウジが今も入院しているからだ。

ことの始まりは新年が明けしばらくたった時、アメリカから参号機が届いたことに由来する。

どうやら参号機は使徒に寄生され、乗っ取られたようだ。しかもその中にはその思い人が乗っていた。

彼は新たに選ばれたチルドレン、フォースチルドレンだった。

アスカはそれをミサトが置き去りにした資料を見て知り、その足でシンジに報告した。

どうやらアスカはシンジと付き合い始めてからかなり性格が丸くなったようだ。

そしてその後参号機が暴走、その時まずレイが向かって返り討ちに合い、

シンジとアスカはユニゾンで参号機と戦った。

三号機をはさむようにして戦闘、終始リードはしていたものの、

アスカ達は止めを刺すわけにも行かず、じりじりと参号機に詰め寄った。

そして参号機の隙をついてアスカが羽交い絞めにし、シンジがプラグを抜いて救出、

その後プラグを抜いたからか、使徒は活動を停止させた。

うまく回収できたかと思いきや使徒によるダメージが酷く、

トウジはそのまま入院となり、退院予定は3月という事になってしまった。

その為ヒカリは毎日トウジのいる病室に足を運んでいて、アスカに教えている暇が無いのだ。


「ううう、これを溶かせば・・・・良いんだけど・・・。」


どうやらアスカはチョコレート作りに悪戦苦闘しているようだ。

さて、そのシンジはというと現在リハビリ中で現在は家にこもっている。

なぜかというと参号機乗っ取りの後、その翌日に来た使徒によってだ。

翌日に現れた使徒、ゼルエルはその鈍重な体に似合わず俊敏で、

アスカやレイも戦いによって傷ついたが、シンジほど深くは無く数日で退院できた。

しかしシンジは負け初号機が暴走、その後初号機が使徒のコアを食べると言うおぞましい事が発生、

その影響かシンジは初号機に飲み込まれてしまった。

その後サルページをしようとリツコを中心に続けていたが、

アスカはシンジが取り込まれたと退院した日に聞くと初号機に取り縋りシンジを返せと泣き叫んだ。

その効果からか、それから2日後シンジは初号機のコアからドロリと吐き出されたが、

体がうまく動かないようだった。

医師の診断では筋肉がうまく機能していないがリハビリをすれば2月上旬には完治すると診断、

病院でのリハビリは終え現在は家でやっている。

ならどうしてアスカが付いていないか?

はじめはアスカも付いていたのだがシンジも徐々に回復、

現在では家の中を移動するぐらいはできる様になった。

その為シンジがアスカに手伝うなと言い、アスカもしぶしぶ納得した。

アスカは基本的にシンジの言うことは素直に従っている。

たとえそれがアスカ自身では納得のいかない様なものでも(ある程度は)だ。

これはひとえにシンジに嫌われたくないという感情から出たものだ。

微笑ましいと言えば微笑ましいが、その事を知っているのはごく小数だ。

何故かというと普段はアスカがリードしている様に周りからは見えるからだ。

しかし付き合い始めてから主導権はシンジになりつつあり、

年が明けてからはほとんどシンジがリードしていた。

アスカは最初は納得できなかったが今ではそれが常識となってしまっている。


「うう、上手く流れない・・・・・・」


アスカは現在チョコレートを作っているといったが、

今は市販のチョコレートを溶かして型に入れようとしている。

しかしその周りには、備え付けのオーブンの中に得体の知れない黒い物が、

調理台の上に、卵の殻、時々中身、小麦粉、砂糖、その他諸々が散乱している

床には失敗作だろうクリーム色の物がこびり付いたボール、そして料理本が散乱。

調理台の足下に林立する一升瓶には、風味付け、

香り付けのリキュール類・エッセンス類が入っていた可能性も無視できない

極めつけは鍋であろう。真っ黒になった“何か”

・・・もしこの状況をシンジが見たら恐らく「これで2回目だ」という事だろう・・・

ちなみに一回目はミサトの家に始めて来た時だ・・・これだけ言えば彼の心境はわかるだろう。


「もう!時間が無いのに〜〜!!!!!」


さて、アスカはなぜ焦っているかと言うと、

後1時間もしないうちにシンジがミサトと一緒にネルフに検診に来るからだ。

ならほかの日にやればという人もいるがそうもいかない。

もしその検診で合格が出るとシンジは外出許可が出るからだ・・・勿論同伴の者が付くが。

そしてその同伴の者とはアスカを置いて他にいない。

つまり悪ければ明日からアスカはずっとシンジに付きっ切りで作る暇が無いのだ。

アスカは雑誌を片手に今チョコレートを何とかハート型の型に入れ終わった。

いつもここでアスカは変な一工夫をしてしまい失敗するのだが、

時間も無く本の通り、そのまま冷やした。

その後アスカは大急ぎで片付けをしていたのだが、

どうやっても終わらず、掃除をしている所をシンジに見られてしまった。


「・・・アスカ、何してんの?」

「え!?あ、シンジ!な、なんでもないわよ、ちょっとね・・・・・・」


アスカはそう言って慌てたがシンジはじっとアスカの事を見た。


「な、なによ?」

「もしかして何かの罰ゲーム?」

「ち、違うわよ。ほら!さっさと検診行ってきなさいよ。

多分そっちが終わるまでにはこっちも終わるからさ。」

「手伝おうか?」

「大丈夫!ほら、さっさと行きなさいよ。」


シンジはしぶしぶといった感じでその場を離れるとアスカはその場にへたり込んだ。


「あ、危なかった〜。」


その側にはまだ洗っていない茶色いものがこびり付いたボールが転がっていた。







それから2日後の2月10日、

シンジは検診で医師からOKを貰い現在アスカ同伴で学校に来ている。

はたから見ると体調もほぼ元通りといった感じなのだが、

学校から出るとシンジはふらつく事が多々あり、アスカはそんなシンジを支えた。

どうやら学校では心配を掛けさせたくないという理由で無理をしている様だ。


「まったく、あれだけ無理するなって言ったのに。」

「ごめんアスカ、けどやっぱりみんなに心配は掛けさせられなくてさ。」

「そのくせ今度はジャージのお見舞いでしょ?よくやるわよホント。」

「うん・・・結果的に残らない傷だったとはいえ友達を入院させちゃった事には変わらないし・・・。」

「はいはい、それは何度も聞いた。けどホントに無理しないでよね?

シンジがふらつくのは支えられるけど、流石に倒れたシンジを担いで移動は出来ないから。」

「うん、善処する。」

「あ、けどあたしはこういうの迷惑じゃないからね?」

「え?」

「こういう風に頼ってもらって、何かちょっと嬉しいな。」


アスカはそう言って笑った。

シンジはその笑顔をポーっと見ていた。


「な、何よ。何かあたしの顔に付いてる?」

「・・・え?う、ううん、違うよ。」

「じゃあ何なの?」

「うん・・・今のアスカの笑顔可愛いなって思ってさ・・・」


シンジがそう言うとアスカはボンと音が鳴ったように急激に顔を赤くした。


「な、何言ってんのよ。」

「あ、勿論普段だって優しいし可愛いよ。けど・・・」

「けど?」

「うん、今みたいに心から笑っている顔ってやっぱり、ね。」

「ふうん、そ、そんなもんなの?」

「うん・・・」


シンジはそう言いながらも顔が赤かった。


「けどホントに嬉しんだからね。」

「うん解ったよ。」


シンジがそう言うと二人は病院まで黙って移動していった。









さて、時は流れて2月の14日。

アスカはどうやってチョコを渡そうかとあれこれ考えていた。


「う〜ん、今日はこれどうやって渡そう・・・」


アスカはそう言いながら学校のトイレに行った。

ついでに今は3時間目が終わった休み時間だ。

アスカはまず朝に渡そうと試みたのだがなぜかその日に限ってミサトが早く起き、

ミサトがシンジに渡した。

アスカはこれに便乗しようかとも思ったのだが、

シンジはミサトのチョコを有難く貰っていたけどその後ろに大きな汗をかいているのを発見、

シンジを連れて急いで家を出てチョコレートを捨てさせた。

シンジは最初は捨てるのを渋ったがアスカが、


「あんたそんなに死にたいの?」


の一言でシンジは捨てる事に決定、見つからない様に近くを通っていたゴミ収集車にこっそり入れた。

ついでにそれは市販のチョコレートで手作りのは、加持のみだったのだが二人はその事を知らない。

その事は一生知らないままだった。

そんな事がありアスカは完全に朝渡す機械を逃し、そして朝に渡すのを断念した。

となると学校でなのだが、アスカはほとんどシンジと一緒に教室にいるので渡す機会がない。

恋人同士と自他共に認めようと流石に人が多く、しかも顔見知りばかりの場所で渡すのは気がひけるし、

渡されたシンジもからかわれて病み上りになのに大変な事になるので却下。

なら放課後はと言うとそうもいかない。

まだシンジは完全に回復していなく、

しかも学校では無理をしているので帰る途中でふらつく事がまだあるので、

チョコレートを渡せるような雰囲気ではない。

アスカは4時間目もため息をつくとまたどうしようかと考えていた。

するとどうやらメールが来た様だ。

確認するとシンジから、しかも非公開タイプだ。

アスカがそのメールを開けるとそこには『大丈夫?どうしたの?』と字の羅列があった。

アスカはそれを少し嬉しそうな、けど少し恨めしそうな目で見てまたため息をついた。

とまだ続きがあったのでそれを見ると『悩み事?それとも体調が悪いの?』と書いてあり、

その後もアスカを心配する内容が詰まっていた。

流石に返信しないわけにはいかず、けどなんて返信しようかアスカは数秒考え返信した。

『大丈夫、体調は悪くないわ。心配してくれてありがと。

まあ確かに悩んではいるけど、それはシンジに関しての事だから言えないの、ごめんね。』

アスカがメールを返信するとシンジは困惑した顔をしたが、その時間はそれ以降メールは来なかった。

昼休み、シンジにアスカ、それにケンスケとヒカリで一緒に屋上で昼ごはんを食べた。

このメンバーにトウジを加え大抵いつも一緒に昼ごはんを食べている。

それはトウジが入院してからも変わる事はなかった。


「アスカ、今日はどうしたの?」


ヒカリはその時間そっとアスカに訊いた。


「へ?あたしなんか変?」

「そんなにじゃないけど・・・私も碇君に聞くまでは解らなかったし・・・」

「ふ〜ん。」

「碇君からなんかアスカが悩んでいるみたいだからってさっきの時間メールが来たのよ。」

「そっか・・・シンジらしいわね。」

「それで悩みって何?」

「うん・・・ちょっと耳貸して。」


アスカはそう言うとヒカリにこれまでの事を話した。


「う〜ん・・・それなら家で渡すしかないわね。

けど良いじゃない一緒に住んでいるんだし、渡すチャンスは幾らでもあるわ。」

「そうなんだけど、何かこのままズルズルと渡せないんじゃないかって・・・」

「気をしっかり持って。

けどホントアスカって変わったわね〜。来た時はもっと行動的だったのに。」

「うん・・・それは自覚してる。」


アスカはそう言うとため息をついた。


「けどアスカそうするとどんどん可愛くなってるの知ってる?」

「へ?」

「今だから言うけどアスカ、碇君と付き合い始めてからしばらくしてぐんと人気が上がったのよ?」

「・・・なんでヒカリがそういう事知ってるのよ?」

「だって学校では結構一緒に居るじゃない?

だからアスカの事知りたがる男子生徒とかが結構居るのよ。

しかもそれが来た時より今のほうが断然多くなってるわ。ホント断るだけでも一苦労。」

「・・・そうなんだ、ごめんねヒカリ。迷惑掛けちゃって。」

「良いのよ。けどそうやって素直に謝るって来た時はしなかったでしょ?

変わっているのは自覚しているみたいだけどその影響って物凄いのよ?」

「そんなもん?」

「ええ、それだけに碇君はうらやましいな。

こんなに一途に思ってくれる子がいるんだもん。しかも物凄く可愛いし。」


ヒカリがそう言うとアスカはボンと顔を赤くした。


「な、何言ってるのよ!」


アスカが突然大声で喋ったのでシンジとケンスケはびっくりしてそちらを向いた。


「どうしたのアスカ?」

「な、なんでもないなんでもない。」


アスカは顔を赤くしてそう言うとケンスケは察してシンジに話しかけた。


「それよりシンジ、ちょっと訊きたいんだけどさ・・・」


ついでにケンスケにも彼女は居る。山岸マユミだ。

はじめケンスケは彼女に嫌われていたが学園祭を境にマユミはケンスケに惹かれていった。

その事について誰にも話してないのでケンスケ自身にも解らないが、

たった一ヶ月ほどしか居なかったが、その後もケンスケとメールのやり取りなどをしている。


「何?」

「お前さ、このごろ変わったの自覚してる?」


ケンスケがそう訊くとシンジは驚いたように、


「僕が?」


とききかえした。


「・・・はあ、その様子だと自覚無しだな。

いいかシンジ。お前は俺が写真を撮って売りさばいているのは知ってるな?しかも人物写真。」

「うん・・・」

「今それで人気があるのは惣流とお前だぞ?」

「え?」

「そうだな〜12月ちょっと過ぎくらいからかな?シンジが積極的になって来たの。

それにつれて人気も鰻上り。まあ俺としては良いんだけどさ。」

「へ〜。」

「ついでになんでかお前らのツーショットも大量に売れるんだが・・・

まあそれは置いておこうか。」

「う、うん。」

「まあそういう訳だ。どうせそんぐらいから惣流と付き合いだしてんだろ?

もし惣流を泣かしたら多分シンジこの学校の男子生徒全員から闇討ちされるぜ?」

「・・・アスカを泣かすような事はしないよ。」


シンジはそうケンスケの目を見ていった。


「・・・そうやって話せるところが変わったって言うんだよ。」

「あ、うん・・・まだちょっと自信ないや。」

「ま、それならそれで良いけどな。」


ケンスケがそうぼやくと時間も無くなり、教室に戻りかくじ自分の席に着いた。












放課後、アスカはシンジと一緒に帰路についたが、

シンジはアスカを心配して大丈夫としきりに訊いてきた。

アスカは大丈夫とだけ答えてシンジについて家に戻った。

アスカは家に着くと自分の部屋で着替えた後ベットにダイブしうつ伏せになった。


「ううう、何かいざ渡すとなると緊張する〜・・・」


恐らくこれを聞いた者が居れば彼女の変化に驚き、

そして彼女の過去を知っている者ならその変化に微笑むだろう。

それからしばらくしてシンジがアスカを呼び、二人で晩御飯を食べた。


「アスカ?今日はほんとに大丈夫?」


シンジが何度目か解らないほどいった言葉をまた口にした。


「あたしってそんなに変?」

「ううん、そうじゃなくて・・・なんか元気が無くてため息ばっかりついててさ。」


アスカは今日の自分の行動を見直して納得した。

特にシンジのまえだとため息の回数が半端無く多かった様な気がする。


「・・・・大丈夫よ。」

「なら良いんだけど・・・」


シンジもこのやり取りを何度もしているので、

納得はいってない様だがしぶしぶ晩御飯を食べ始めた。

それからしばらく二人は無言食べ終え、それぞれの部屋に行った。

それからしばらくしてシンジの部屋にアスカが来た。

ついでにミサトは今日は帰りが遅くなるとついさっき電話が来た。


「アスカ?」


シンジはそう言って聞いていたウォークマンを止めヘッドフォンを外した。


「あの、シンジ・・・あのね。」


アスカは顔を思いっきり赤くして手を後ろにしてもじもじとしていた。

勿論その手にはチョコレートがあったが・・・


「どうしたの?」

「あの、その・・・・ええい!!」


アスカはそう言うとチョコをシンジに差し出した。


「わ・・・何?」

「まずこれを受け取んなさい!」


アスカは珍しく強気でそう言った。シンジは訝しぎながらも指示に従った。


「これは・・・・チョコ?」


そこにはハート型のチョコレートがあった。


「う、うん・・・・今日はほら、バレンタインデーなんでしょ?」

「そう言えばそんな事ミサトさん言ってたね。」

「だ、だから・・・・その、チョコレートよ。」

「うん・・・ありがとう。」


シンジはそうお礼を言った。


「あ、何にも書いてないけど・・・・その、ほ、本命チョコよ。」

「うん、有難う。」


シンジはそう言って微笑んだ。


「そ、それじゃあ、また明日。」

「うん・・・アスカ!」


シンジは部屋を出て行く寸前のアスカを呼び止めた。


「何?」

「今までその事を考えていたんだよね?」

「え、ええ、そうよ。」

「そっか、有難うアスカ。僕の事色々考えてくれて。」


シンジはそう言って心からの微笑をアスカに見せた。

アスカは何も言わずシンジの部屋を出て自分の部屋に戻った。

その顔は真っ赤だった。












次の日、アスカが起きてくるともうシンジが起きて朝ごはんの支度をしていた。


「おはよう、アスカ。」

「おはよ〜、手伝おうか?」

「ううん、それより先にお風呂沸かしてあるから入っちゃいなよ。」

「ありがと、シンジ。」


アスカはそう言うと眠い頭で洗面台に向かった。


「あ、そうだ、アスカ。」

「なによ?」

「昨日のお返し、ちゃんとするからね。」

「10倍返しよ?」

「う、それは自信無い・・・けど!ちゃんとアスカの事考えてするから。」

「わ、解ったわよ・・・楽しみにしとく。」


アスカはそう言って洗面台に走っていった・・・・顔を赤くしながら。

シンジはそんなアスカを見てこちらも顔を赤くしながら料理を続けていた。

そんな二人を朝日だけがそっと覗いていた。


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あとがき


作者>・・・・・・・しまった。
レイ>・・・私名前だけ?
作者>ううう・・・
レイ>確かあなた・・・
作者>はい!申し訳ありません!!!前回君を出すとかいっときながら結局名前だけ、
しかもちょい役になってしまいました〜〜!!
レイ>・・・そう。
作者>ついでに次回ももしかしたら名前だけになる可能性が高いです・・・・・・
レイ>・・・・・・・・・解ったわ。
作者>申し訳ありません!!!
レイ>これの性質上そうするほか無いわね。
作者>あ、理解してくれましたか?
レイ>けどあのメガネにも彼女がいるなんて・・・
作者>まあ一人だけ仲間外れはかわいそうかと・・・
レイ>・・・私は?
作者>まあ後で出てきます。
レイ>・・・もしかしてナルシストホモ?
作者>さあ?
レイ>・・・<ジーっと作者を見る
作者>さて!今回の話ですが、自分でもあちこち無理があるなと思う所がありますが、
そこはご勘弁を。
レイ>・・・<まだ見ている。
作者>そ、それと感想等ありましたら宜しくお願いします・・・
レイ>・・・<まだ見てる
作者>誤字が無いよう心がけていますが上手くいきません。
ですが出来るだけなくしていきたいと思います。
レイ>・・・<ちょっとあきれた顔をしながらもまだ見てる
作者>えと・・・あとそれと次回も時期ネタで書こうと思います。よろしくお願いします。
レイ>・・・<恨めしそうな顔で見ている
作者>ええと・・・レイ君、そろそろ機嫌直して。
レイ>・・・・・・・・・・そうね。
作者>ここまで読んでくださった読者に感謝しつつ、これにて・・・
レイ>こんな作者ですが皆さんどうか見捨てないであげてください。


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