スーパーロボット大戦  〜LAS録〜
                              特訓の間(後編)

 ヒカリの怒鳴り声が教室に響きわたりトウジとケンスケはドキッとした。

まあ盗撮などやましいことがいろいろとある所為であろう。そのやましいことが、2-Aの母たるヒカリに知れ渡れば間違い無く制裁を受けるだろう。

トウジ「どうやらワシらのことちゃうな。」

ケンスケ「よかった〜〜てっきり女子更衣室に仕掛けたカメラとマイクがばれたと
      思ったよ。」

 しかし、ケンスケの所業は数ヶ月後に露見することとなった。

ヒカリ「○イロ君・・・あなたはどうしてそう乙女心を理解しようとせずにそう平気で女の
    子の純情を踏み躙ることが出来るの!!」

○イロ「・・・・・・・」

2−Aの母の怒り再び捻くれた転校生に炸裂しようとしたその時・・・!!

 最近怒られなくて寂しい(オイ!)トウジが、騒ぎに興味を持って近寄ってきた。

トウジ「どないしたんやいいんちょ。」

ヒカリ「あっ鈴原、聞いてよ。ヒ○ロ君ったら、自分の下駄箱に入っていたラブレター
    を下駄箱からかき出してそのままにしているのよ。」

 これには硬派を自称するトウジはキレた。

トウジ「女子の気持ち踏み躙りおってきさんのような奴は、ワシがしばいたる。」

 トウジが、女心がどうのと言うのは可笑しい話だ。
トウジが拳を振り上げた瞬間ヒ○ロの拳が、トウジの腹部にジャストミートした。

トウジ「・ ・ ・ ・ ・ ・」   バタッ

 トウジは、苦しみを訴えることもなく悶絶しその場に崩れ落ちてしまった。

ヒカリ「すっ鈴原〜!しっかりして〜。鈴原〜〜〜!!」

          第壱中  某女子トイレ

1−C神沢 恵美「ヒ○ロ先輩ってあの瞳が素敵なのよね。」

1−B冴島 友美「そうそう♪それにあの近づきがたい雰囲気。」

2−B河上 敬子「無駄な筋肉が無いあの引き締まった体。」

2−B八島 稜子「同じ2−Aの鈴原と大違いよね。」

 ○イロにラブレターを無視された女子生徒達は、さらに恋の炎を燃え上がらせていた。女子生徒達のためを思って○イロに立ち向かい返り討ちにあった哀れなトウジそして、ヒ○ロに熱を上げる女子生徒達の心を理解できなかったちょっとおまぬけなヒカリ。

                   ミサト宅

 アスカとシンジは、じゃれあい続けていたので昼食は、1時過ぎになっていた。

アスカ「シンジィ〜今日のランチは何?」

シンジ「ローストビーフの冷製とグリーンピースのマッシュサラダとジャガイモのコール 
    ドスープとパンだよ。」

アスカ「バカシンジにしては、なかなか気の利いたランチね。・・・ちょっとデザートは無         
    いのまさか無いなんて言うんじゃないでしょうね。もしそうなら・・・・・どうなるか
    分かっているでしょうね。」

シンジ「(なんだよ。出したら出したで『このアタシを太らせる気』って怒るくせに。)」

アスカ「なによ!そのあからさまに不満そうな顔は何が言いたいのよ。」

シンジ「べっ別になんでもないよ。デザートだけど駅前のアイスクリームショップ【クイ
    ン・デザート】の抹茶アイスにフルーツ専門店【トロピカル・カメハメ】のフルーツ
    を盛り合わせた物を用意したよ。」


アスカ「どんくさいアンタにしては上出来ね。あ〜あどこか行きたいなぁ〜。」

シンジ「ふんっこの特訓が終わったら、加持さんにどこか行きたい所に連れていって
    もらえばいいじゃないか!」

アスカ「ムゥ〜。・・♪シンジ♪これは御褒美よ♪」

              ブチュ〜〜〜♪
 
 次の瞬間シンジの唇はアスカの唇に塞がれていた。シンジが事態を理解するには数分間の時間が必要だった。

シンジ「えっア・アスカどっどうして僕なんかにそっそのキスなんて・・・。」

アスカ「シンジが好きだから♪」

シンジ「でっでもアスカいつも『加持さん、加持さん』って加持さんにぞっこんだったじゃ
     ないか。」

アスカ「シンジと会ってから気づいたの加持さんは、ただの憧れ・・・うううんアタシが
     求めていた父親像だったの。本当に好きなのはシンジだけ!」

 そう言うとアスカは、瞳をウルウルとさせシンジにしなだれかかった。

シンジ「僕もアスカのことが好きだよ。初めて会った時から・・ゴメンもっとはやく言え
    ば良かったのに。もっとはやくアスカの気持ちに気づいてあげられたら良かっ
    たのに。」

アスカ「もういいの。これからは恋人になれたんだから。」

シンジ「うん」

アスカ「告白はアタシからしたんだから、プロポースはシンジからしてね♪」

シンジ「約束するよ。それと・・アスカの14歳の誕生日にはエンゲージリングをプレゼ
    ントするよ。」

アスカ「うれしぃ〜〜シンジィ〜〜♪」


アスカ「シンジ♪あ〜ん♪」  シンジ「あ〜ん♪」

シンジ「アスカ♪あ〜ん♪」  アスカ「あ〜ん♪」

 こうして2人は、食べさせっこにたっぷりと時間をかけた・・・・時々キスを交えながら

 再び2人が特訓を始めたところ今度は、息がほぼぴったりと合い2人の点数は79点という大幅な記録更新だった。

 時間をさかのぼり2人がじゃれあい始めた頃の
                       コンフォート17マンションの屋上
屋上に人影が・・・。

カト○「(そろそろアイスティーに混ぜたアルコールが効いてきた頃ですね。2人の
    邪魔をしないためにも2人っきりにしてあげましょう。)」

 補足として付け加えるが、カト○がアイスティーに混ぜたアルコールはほんの少量ほろ酔いする程度。
 こうしてアスカとシンジは、無事お互いの気持ちを伝え合いアツアツの色ボケバカップルとなった。


        放課後   第壱中    2−A教室

トウジ「シンジのとこに行こかケンスケ。」

ケンスケ「そうだな。綾波、お前もシンジの所に行くか?」

レイ「赤木博士と葛城一尉からの命令があるから行けない。」

 レイは感情の起伏の感じられない声であっさりと断ってしまった。

ケンスケ「そ、そうか。」

トウジ「いいんちょは、惣流のとこへ行くんか?」

ヒカリ「そうよ。あっそうそうあなた達は、碇君の所に行くのよねそれなら碇君に宿題
    の入ったこのMDを渡しておいて。」

トウジ「わかったわい。」

 2−Aの母と2バカは、それぞれ別の道でコンフォート17マンションのミサト宅・・・訂正・・色ボケバカップルの住処へむかった。

 コンフォート17マンション  エレベーター内

トウジ「シンジ元気にすとるかのぉー。」

ケンスケ「そんなことより俺は、シンジの写真を撮りたいんだよ。シンジの写真のバリ
      エーションが増えればさらに売り上げを伸ばせるんだ。」

              隣のエレベーター

ヒカリ「アスカが休んでいる理由ってネルフ絡みよね。そういえばあすかって1人暮ら
    しなのよね。家事大変そうだから手伝おうかしら・・・ブツブツ。」

          チーン   ガー

ヒカリ「あら、鈴原に相田君どうしたの。」

トウジ「いいんちょそりゃシンジが住んどるからや。」

ケンスケ「てっいうことは惣流もこのマンションのしかも同じ階に住んでいるってこと
      か。」

ヒカリ&トウジ&ケンスケ「「「え」」」

トウジ「なんでいいんちょも止まるんや。」

ヒカリ「だってアスカの住所ここよ。」

トウジ「なっなにいっとるんやいいんちょ。ここは、ミサトさんとシンジがすんどるんや
    で。」

ケンスケ「まっまさかそんなはずは・・・。」

 以外と勘の良いケンスケは、ある考えに行きついたがすぐにそれを否定した。

ヒカリ「も、もしかして・・・・でっでも・・・・ブツブツブツ」

 ヒカリもケンスケと同じ考えにいたったがすぐに妄想の世界へとしずんいった。」

トウジ「2人とも何をぶつくさ言っとるんや。」

           ポチッ    ピンポーン
 
 トウジ1人がアスカとシンジの住所が同じという疑問にこの時点では理解出来なかった。」

アスカ&シンジ「「はぁ〜い」」

 インターフォンからの返答はアスカとシンジだった。

ヒカリ「も、もしかして」 トウジ「これは」 ケンスケ「まさか」

 2人は一緒に暮らしているつまり  同凄  この2文字が3人の頭に浮かんだ。

 ガチャッ 音と共にドアが開かれたそこには、ペアルックで手をつないだ
                 シンジとアスカがいた。

                 次の瞬間
 
ヒカリ「ふっ不潔よぉ〜〜!!」
 
トウジ&ケンスケ「「イヤ〜〜ンな感じ!」」

シンジ「アスカ、3人ともどうしちゃったんだろう?」

アスカ「天才たるこのアタシにも分からないわ。」

 シンジだけでなくアスカも分かっていない理由な・・・色ボケ・その一言。

ヒカリ「あっあなた達不潔よぉ〜〜。」

トウジ「おのれらなにしとるんじゃ!」

ケンスケ「ペッペアルックの写真も意外と売れそうだ。・・・じゃなくってお前
      達新婚夫婦の真似事なんてしやがってなんのつもりだ〜!」

アスカ&シンジ「「夫婦だなんてまだはやいよ(わ)」」チュッ

 2人のキスをもろに見て3人が硬直してしまったその時

ミサト「あんた達いったい何をやっているの!」
 

アスカ&シンジ「「あっお帰り(なさい)ミサト(さん)。」」

         その後さらなる大騒ぎとなった。

レイ『私もいるのに・・・・・」

 バカップルと化したアスカとシンジのユニゾンは、ほぼ完璧だった

ミサト「なっなにがあったていうの・・・(これじゃあレイを使ってアスカをたきつけるって
    いう私の作戦が。そういばお目付け役の○トル君がいないし。まさか2人を
    煽ったの?)」

レイ「(どうして・・・碇君・・・どうして弐号機パイロット・・・・・赤毛猿なんかを選んだの 
    どうして)葛城一尉帰ります。」

 レイは帰ってしまった。その時のレイの顔は、いつもと同じ無表情だったが    心はアスカへの嫉妬一色だった。

 やがて2人のあまりのイチャつきぶりに、ヒカリと2バカは早々と退却した。
カト○も○トルで午前中に居なくなったきり様子見にこなかった。

そしてミサトは・・・

ミサト「この色ガキどもがぁ〜〜!!」

                と叫び

 ルノーを爆走させて何処かに行ったが、数分後一度戻って来て
ビール&衣類&仕事関係の書類等を荷造りして・・・・

ミサト「2度と戻って来るかぁ〜〜!!!」
 
                と叫び

          再びルノーを爆走させて姿を消した。

アスカ&シンジ「「・ ・ ・ ・ ・ ・」」

 2人は一瞬なにがあったのか理解出来なかった。

アスカ「ミサトの奴なに勝手に変な想像しているのかしら。」

シンジ「僕達な、別にやましいことなんてしないのに。ミサトさんは何を考えているんだ 
     ろう。」

アスカ「そうよねぇ〜〜。せめて高校に入ってからよねぇ〜〜。」

 2人はこう言ったがそれが守られたかどうかは誰も知らない。わかるのは数年後。

                    決戦当日                                
  ユニゾンは4日目には100%になったためアスカとシンジには
      絶対的な自信があった他にも色々と理由があるが・・・

 イスラフェル甲及びイスラフェル乙は、エヴァ初号機及びエヴァ弐号機のユニゾンによって撃破された。

 最強の色ボケバカップルとなったシンジとアスカにあてられる人間が続出した。


 余談だが、シンジを賭けた恋の戦いに敗れたレイとこの時点では未登場の2人の少女と1人の少年がアスカを討ち取ろうとしたが、シンジの親友たる某美少年が持ち前の財力と人脈をフル活用してLASを守ったことはごく少数の人間しか知らない。



予告
 戦自が唯一の軍属のスーパーロボット<ダン○ーガ>に対して<トライデント>との演習という名の勝負を持ち込んだ。
 はたして戦時は、トライデントの量産ができるのか・・・・・



あとがき
 なんとかこれでこの話は終わりました。けっこう強引なLASですけど
次回は外伝マナ冷遇・・・と言うより戦自冷遇話・・・・
つまらない話しか執筆できない自分がなさけない。
 愛機の○P−04カスタムのメンテナンスで執筆に時間が掛かるかもしれません。
次は何時投稿できるのか・・・・


マナ:どうしてお酒なんか入れるのよーーー。(・;)

アスカ:だーいじょうぶっ。シンジとラブラブになったもんっ!

マナ:せっかく、喧嘩ばっかりしてて、いい感じだったのにぃ。

アスカ:所詮、アタシとシンジの愛の力の前には、イスラフェルはかなわなかったってことよっ。

マナ:綾波さんなんか見てよっ! どうするのよっ!?

アスカ:ファーストがどーしたのよ?

マナ:何の為に出て来たか、わかんないじゃない。

アスカ:アタシとシンジの間に、入り込む隙なんてないのよーーーっ!(^O^)/

マナ:駄目だわ・・・舞い上がってるわ・・・。(ーー;

アスカ:わはははははははははっ! アタシの天下よーーっ!(^○^)/

レイ:どうして、こんな赤毛猿を選んだの? 私の出番を返して・・・しくしく。

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