エヴァンゲリオン「天才赤木博士」
タイトル    「風呂完全改造システムー前編」

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シンジ「じゃあ入るよ・・・」

アスカ「わかってるわよ!!さっさと入りなさい!!」

シンジ「まったく、人使い荒いからね・・・」

アスカ「シンジぃ?文句あるならちゃんと言ってね〜」

シンジ「ははは♪文句なんてあるわけないよぉ」

アスカ「じゃあ素直に入りなさい」

シンジ「わかったよー」

シンジが無駄にハイテクな風呂に足を踏み入れる

シンジ「まずは温度設定からだって」

アスカ「ふ〜ん、何度がいいかしら?」

シンジ「アスカこれ100℃まで設定できる・・・」

アスカ「あ、あぶないわね・・・」

シンジ「じゃあ40℃ぐらいでいいよね」

アスカ「まぁ何でもいいわよ」

シンジがリモコンで設定した瞬間、今までただの冷たい水から湯気がもうもうと出ている

シンジ「さすがリツコさんだね・・・」

アスカ「今シンジが入ってる最中にリモコンで100℃にしたら・・・」

シンジ「アスカ僕を殺したいの?」

アスカ「冗談よ、冗談」

シンジ「冗談じゃなかったら僕はもう何回も死んでるかもね・・・」

アスカ「どういう意味よ」

シンジ「まぁいいから次の操作やってみよっか」

アスカ「そうね。ジェットバスにしてみてシンジ!!」

シンジ「わかった。あ、あれ?」

アスカ「どうしたの?」

シンジ「ジェットバスの威力も設定できるみたい」

アスカ「ふ〜〜ん。MAXでやってみたら?」

シンジ「アスカ、それも冗談だよね?」

アスカ「いたってまじめよ」

シンジ「まぁアスカがいくら言ったって僕は50%でやるけどね」

アスカ「根性なし」

シンジ「なんて言われたってかまわないさ。自分の命を張ってまでやるものじゃないしね」

アスカ「意気地なし」

シンジ「アスカ?」

アスカ「怖がり」

シンジ「そんなにやってほしいの?」

アスカ「男としての自覚って物がないのね」

シンジ「・・・」

アスカ「私、こんな男好きになっちゃったのかしら・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「自分が信じられないわ」

シンジ「わかったよ!!!!!!MAXでやればいいんでしょ!!!!!!」

アスカ「そうこなくっちゃ♪」

シンジ「じゃあ行くよ!!」

アスカ「待ちなさい。そのリモコンこっちによこしなさい!!」

シンジ「えーーーーーーーーー」

アスカ「いいから!!早く!!!」

シンジ「わかったよ・・・」

シンジがアスカにリモコンを渡す
シンジがこのことを一生後悔することになるなど知るはずもなかった

アスカ「じゃあ行くわよー」

シンジ「う、うん・・・」

アスカ「3秒前」

アスカ「2、」

アスカ「1」



ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



シンジがジェットバスの勢いに押されて反対側の壁に叩き付けれられている


アスカ「うわ、すごいわねえええ。シンジったら。ぷぷぷ。面白い格好・・・。」

アスカ「あれ、シンジが動かない・・・」

アスカ「シンジ?」


〜数分後〜


シンジ「ぅぅぅ」

アスカ「シ、シンジ!!大丈夫???」

シンジ「・・・」

アスカ「し、しっかりしなさいよ!!シンジ???シンジーーーーーーーーーー」

シンジ「死ぬかと思った・・・」

アスカ「ご、ごめーーーーん。まさかこんなに勢いが強いとは思わなかったの」

シンジ「・・・」

アスカ「あのマッドサイエンティストめ!!!」

シンジ「僕にとってはアスカも同じだよ・・・」

アスカ「・・・」

シンジ「しかもアスカ笑っていたし」

アスカ「あっ、聞こえてたんだ・・・」

シンジ「アスカ、リモコン貸して」

アスカ「え?」

シンジ「いいからリモコン貸して」

アスカ「わ、わかったわよ」

そしてアスカがリモコンをシンジに渡す
シンジの顔は見るには耐えられないような怒り狂った顔になっていた

アスカ「ホントにゴメン・・・。もうこの機械かえそっか」

シンジ「じゃあ、アスカ。水着に着替えてきて」

アスカ「え?」

シンジ「聞こえなかったの?水着に着替えてきてって言ってるの」

アスカ「私の水着がシンジは見たいのね〜♪あははは〜〜」

シンジ「何でもいいから着替えてきて」

アスカ「わかったわよーーーーーーーーー」

シンジの顔は鬼のような顔をしている
その迫力に負けたアスカはしかたなく着替えることに・・・

アスカ「ほら、お望みの格好になってやったわよ!!」

シンジ「風呂に入って」

アスカ「ま、まさか、私にさっきのジェットバスをやれとでも言うの?」

シンジ「打たせ湯で我慢するよ」

アスカ「打たせ湯で我慢って・・・シ、シンジ?」

シンジ「これも設定できるようになってるから、80%ぐらいで勘弁してあげるよ」

アスカ「アンタ、私に死ねって言いたいの?」

シンジ「だから死なないように80%なんだよ」

アスカ「ほ、本気で言ってるの?」

アスカの顔がだんだんこわばってくる

シンジ「僕にあんなひどい事しておいて、自分は何もしないなんて」

アスカ「今度からは私が夕食つくるようにするからさ〜〜、、今回は勘弁してくれない??」

シンジ「別に作らなくていいから、アスカ入ってよ」

アスカ「嫌よ!!私が死んでもシンジは良いって言うの??」

シンジ「僕は死にかけたのに?」

アスカ「・・・」

アスカに返す言葉はない・・・
シンジがこんなにも怒っている姿は初めてだったので、アスカも対応に困っている

シンジ「アスカ、入って」

アスカ「嫌よぉ!!」

シンジ「入って」

アスカ「だから、嫌だって・・・」

シンジ「入って」

アスカ「本当に嫌だ・・・」

シンジ「入って」

アスカ「わかったわよ!!」

アスカ『こんなに怖いシンジはじめてみた・・・。』
アスカ『でも、どうしよう??』
アスカ『私はこのまましんじゃうのね〜〜』
アスカ『私のファンだった皆様ごめんなさい!!わたしは碇シンジによって殺されに行きます・・・』

アスカ「じゃあ入るわよ!!」

シンジ「うん」

アスカ「さぁ早くやりなさい!!」

シンジ「じゃあ行くよ?」

アスカ「もう思い残すことなんてないわ!!」

シンジ「アスカばいば〜い」

アスカ「シンジめ!!!!!」



ぽちっ



アスカ『くるわ!!!!!』




とぽとぽとぽ・・・



アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

打たせ湯の機械から出てきたお湯は、どこの温泉でも出てくるような量であった

シンジ「ま、まさか・・・」

アスカ「ふふふふふふふふ」

シンジ「そ、そんなバカなことが・・・」

アスカ「シンジーーーーーー!!さっきはよくも言ってくれたわね!!!!」

シンジ「え? ・・・・・・・・・・・・あっ!!!」

アスカ「何が『アスカばいば〜い』よ!!!」

シンジ「ごめん!!アスカ!!!あれは冗談だからね♪あははは〜〜〜」

アスカ「女の子にあんな事させておいて!!ただで済むと思ってるんじゃないでしょーねー?」

シンジ「でもアスカは結局、なんにも痛い目にあってないじゃないか・・・」

アスカ「乙女を怖がらせておいて、よくそんなこと言えるわね〜〜〜〜〜〜〜〜」


シンジの顔がだんだんこわばっていく


シンジ「ご、ごめん。今度なんかおごるからさー」

アスカ「おごる?アンタそんだけで済むと思ってんの??」

シンジ「えええ・・・。」

アスカ「私を殺そうとしたのよ??」

シンジ「アスカは僕を殺しかけ・・・」

アスカ「アンタと私の価値は全然違うのよ〜〜〜〜〜〜〜」

シンジ「そ、そんな傲慢な・・・。」

アスカ「私の言うことを全部、ゆうことを聞くって事を今ここで誓いなさい!!」

シンジ「えええーーーーーーーー」

アスカ「じゃあ、またこの風呂に入る?」

シンジ「それだけは勘弁・・・」

アスカ「じゃあ決まりね」

シンジ「・・・」

アスカ「じゃあ早速、なんか頼もうかしら?」

シンジ「な、なに?」

アスカ「とりあえず全部これ片付けて」

シンジ「わ、わかったよ」


こうしてシンジにとっては地獄の日々が続くのであった

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レイ 「最後まで読んでくれてアリガト」

アスカ「結構、恐ろしい展開を予想していたけど、たいしたこと無いわね」

レイ 「あなたはでしょ」

アスカ「あら?そうかしら?」

レイ 「碇君かわいそう」

アスカ「しょうがないでしょ!!私をひどい目に合わせたばつよ」

レイ 「だけど、おかしいわね」

アスカ「なにがおかしいの?」

レイ 「いつものLASなら『何でも言うこと聞いてくれる』=『デートの約束をする』=『LASのパターン』なのに」

アスカ「そういや、そうね」

レイ 「今回は片付けだけってところが怪しいわ」

アスカ「うーん、今後すごい展開を期待して良いってことね」

レイ 「そんな感じがして怖いの」

アスカ「まっ、シンジは私のものってことよー」

レイ 「赤木博士、頼んだわ」


リツコ「これであの子達を黙らせることが・・・」



アスカ「アンタの目的はいったい・・・」


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