「アタシがシンジのことメイワクって言ったの!でも、、、でも素直になるのが嫌で言ったことが、、、、!!」

「それ・・・シンちゃんに直接言ったの?」

「違うわよ!誰かに聞かれてて、そいつが広めて・・・・」


ミサトはそれを聞くと笑顔を見せて言った。


「それならまだ大丈夫よ・・・・・。シンジ君に直接、あなたの素直な言葉を言えばわかってくれるわ」

「うん・・・・・・・・ありがとう・・・・・・・・ミサト・・・」



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                    素直になれなくて    
                                         後編
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アスカはミサトの言葉を聞いて「まだ希望はある」
そう気付いてミサトの胸の中で泣き崩れた。


「そうそうアスカ。シンちゃんの新しい住まいはお隣よん♪」

「・・・・・・・・・・・近っ!!!」

「まぁ、でもシンちゃんは今、とっっっっても傷ついてるから・・・・ケアしてきなさいな!」


ミサトの言葉を聞いて、今度はニパッと顔が明るくなった。


「うんっ!!」


そう言ってアスカは急いで玄関へ行って、靴を履き出かけて行った。

残されたミサトの顔はとても幸せそうで、嬉しそうだった。
かわいい弟と妹の成長・・・・・姉は嬉しいのだ。



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玄関を出たアスカは隣の部屋の玄関前まで来ていた。
アスカはインターフォンに手を伸ばしては引っ込めるという行動を何回も行っていた。

十回くらい繰り返してやっていたアスカは「ええぃ!」と勢い良くインターフォンを押した。


          ぴんぽーん


アスカがインターフォンを押すと中からドタドタっという音が聞こえてきた。


「はーい・・・・・・・・・・・。なんだ・・・・・アスカか・・・」

「あ、あの・・・・シンジ・・・・」

「なに?なにか用?それなら早くしてよ」


シンジが鋭くアスカを睨み付ける。












「え・・・・・っと・・・・その・・」

「なんなんだよ?」

「い、いや・・・・その・・・。なんで・・・・出て行ったの・・・?」

「そんなの・・・・どうだっていいだろ!!」


長い一本道の途中 
幸せを拾うよ 
決められてない場所 
幸せがそこにはほら 


「用はそれだけ?なら・・・・もう帰ってよ・・・・」

「待って!!まだ・・・・」

「“まだ”用があるんだとしても僕にはかまわないでよ!!アスカには関係ないじゃないか!ほっといてよ!!」


風が吹き荒れる夜でも 
雨が打ちつける日々でも 
必ず未来に続くから 


「っ!!関係なくないっ!!!!!!!!」

「なんでだよ!!アスカは僕がメイワクなんだろ!!?じゃあ僕が出て行って良かったじゃないか!!」

「・・・・・・・そんな・・・・・・・そんなこと・・・ない!!!」

「なんでだよ!?便利な家政夫がいなくなって困ってんのか!?」

            パンッ!!!!

「・・・・何するんだよ!!」

「アタシは・・・・・・・」


明日もし出会うなら
幸せでしょう 
明後日もし世界が壊れても 
二人は出会っているから 
幸せだよね


「アタシは・・・そんなふうに思ったことなんて、一度も無いっ!!!」

「・・・・・・・」

「アタシは・・・・・・・・アタシは・・・・・・」

「・・・アスカ・・・・・・・なんで、泣いてるの・・・?」

「シンジのこと・・・・メイワクなんて・・・・思ったこと・・・・ない・・・」

「・・・・・・・・・・」


大切な人と二人
嬉しいよね
わかりきった事だけど
嬉しいことだよね


「アタシは・・・・・・・・・・アタシは!!」

「ア・・・・・・アス――」

「アタシは、シンジのことが好きっ!!!!!!」

「!!!!」


一人歩いていたはずの道
気付けば隣に君が居て
幸せそうに笑ってる


「だから・・・・・嫌われたく・・・・・ないの・・・」

「アスカ・・・・・・」

「だから・・・・一緒に居てほしいの・・・・一緒に笑ってほしいの!」

「・・・・・・・・」

「今日も、明日も、明後日も、ずっとずっと、一緒に居たいのっ!!!!!」


明日もし笑っていたら
楽しいでしょう
いつの日か涙が流れても
悲しみじゃない


「ずっと・・・・・・・ずっと・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・アスカ・・・・・・・・・・もう泣かないでよ・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「僕は・・・・・嫌われてると思ってた・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「いつも・・・臆病で、内罰的で、弱くて、なさけなくてっ!」

「・・・・・・・・」

「でも・・・・僕も笑いたい・・・・アスカと一緒に・・・・」

「・・・・シンジ・・・・」


明日もし世界が壊れても
二人は一緒
いつかもし悲しくなっても
気付けばいつもの二人
笑い合っている


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あとがきっ!!!!!!


アスカ:・・うっ・・・・・・・・ぐす・・・・・

シンジ:・・・・・・・(ホロリ)

ミサト:い、いいわぁ・・・・・・。えびちゅがススムじゃないのよ・・・・・

レイ:・・・・・・・涙・・・・・これが涙・・・・・・私・・・・泣いてるの・・?

ヒカリ:そうよ綾波さん。それは涙よ・・・・・・(ホロリ)

アスカ:しかも詩を使っているわ・・・・・・

レイ:作詞作曲は・・・・もしかして・・・・

シンジ:そうだよ綾波。MEPI@Nのあの人だよ・・。

アスカ:シンジぃ・・・・一緒に居ようねぇ〜・・・

シンジ:アスカぁ・・・・一緒に居るよぉ〜・・・・・

ヒカリ:はっ!起きて!二人とも!起きて。起き・・・・・・もうだめだわ・・・・

ミサト:この二人・・・・きっと朝まで返ってこないわよ・・・・・・

レイ:グスグス・・・・・・・・(ホロリ)・・・・グスグス・・・


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