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                  愛の詩

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ここは第三新東京市
コンフォート


「シンジ!アンタ明日暇でしょ?」

「?..うん...どうしたの?」

「みんなを誘ってカラオケ行くわよ」


ここで断ると後が怖いので仕方無しにOKした





翌日


「ゴメン、遅刻しちゃった?」

「五分遅刻やで〜センセ」

トウジが答える

「どうせ惣流の事でだろ?」

ケンスケがすかさずちょっかいを入れる

「実はアスカが寝坊しちゃってさぁ〜」

「なによ!アタシの所為にする気!」

「ハイハイ、ごちそうさま...」

(よく毎日飽きないなぁ〜、私だっていつか鈴原と...ムフフフ♪)


一人の世界に入ってしまったヒカリ

いつも仲の良い第壱中学校の2年A組の五人組が揃った様である




カラオケボックス

「ヨッシャ!ここはワイから歌わしてもらうでぇ〜」

「鈴原!ここは公平にくじ引きよ!」


ヒカリがバッグの中から6本の割り箸を取り出した


「さっすがヒカリ!準備いいわね〜♪」

「はい、みんな引いて引いて〜」


みんなが引き終わる


「ヨッシャー!やっぱりワイが一番や〜」

「私が二番ね♪」

「俺は四番だ」

「あ、僕五番だ」

「ムゥ〜、なんでアタシが最後なのよ〜...って、あれ? 三番は誰なのよ?」


集まったときには五人しかいなかった気がしてきた、、、が


「三番、、、私ね、、、」

「ファ、ファースト!なんでアンタがここにいるのよ!」

「フッ、、、問題ないわ」


そのセリフに問題があるような気がするんですけど、、、


「まぁいいじゃないか、人数は多いほうが楽しいしね」

「うっ、、し、仕方ないわね」

(このバカシンジめ!この日の為にヒカリと計画してた
 “素直になりましょう大作戦”が成功したら、、いや、成功して欲しいんだけど、、
 ファーストがいたらネルフのみんなにもバレちゃうじゃないのよ!)


「フッ、、、楽しみだわ“素直になりましょう大作戦”、、、」


レイが一人でぶつぶつと呟いている


「綾波?気分でも悪いの?」


レイがシンジの声で帰ってきた(どこから?!)


「なんでもないわ」

「ほな始めよか!」


♪ジャ〜ンジジャ〜ン♪


BGMが流れ始めた


「Ah〜上を・・・・」


トウジが歌っているのにポワ〜ンとしてるヒカリをアスカが呼ぶ


「ちょっと、ヒカリ、、ヒカリってば、、、」


ヒカリ復活!


「えっ、、な、なに?アスカ?」

(ヒカリ、、、また行ってたのね、、、)


アスカが呆れている、と言っても彼女もたまに行くらしい、、


「どうすんのよぉ〜アノ計画、、」


するといきなり立ち上がって、、、、それでも小声で、、


「やるわ!もちろん私とアスカのデュエットの時ね」


そんな会話をしていると、


「、、、ラララーララー〜イェーイ!!」

「トウジって歌上手だったんだね」

「あったりまえや〜!センセは少しワイをみくびってたようやな! この勝負はワイの勝ち決定やな!」


シンジとトウジは勝負をしていた、それは、、、、のちほど、、、


「ほら、次ヒカリの番よ」

♪ジジャーン♪


「しずむ夕日の中〜に、、、、」


歌い出すと聞きほれる三人組


「いや〜学祭をおもいだすなぁ〜」

「ホンマやな〜おもろかったわ〜」

「僕は全然記憶にないんだけど?いつ学祭あったの?」


記憶にないのは当たり前のシンジだが
本人はまったく知らない、、、
やがてヒカリが歌い終わった


「さて次は綾波かぁ〜カメラカメラっと、売れるぞ〜♪」


ここで登場!壱中一のカメラ小僧!
そのためにここに来たといっても過言ではない、、

♪カッカッカッカッ♪

リズム音が鳴り終わり、、、


「ざ〜ん〜こ〜くな天使のように、しょ〜う〜ね〜んよ神話にな〜れ〜、、、」


その場にいた全員が唖然としていた、、、
ケンスケに至ってはカメラのことなどすっかり忘れてしまっている

アカン、、、ま、負けた、、、、隠れボスがおったとは、、、)

(くっ、、やるわねファースト、、、見てらっしゃい!)

(今度のクラス代表は決定ね♪)

(綾波上手だなぁ〜)

(、、、ハッ!カメラカメッ、、、、、やめとこう、これは誰にも見せてやらん! 今度来たときは録音しよう♪)


それぞれに訳のわからんこと考えていた、、、


「、、、、神話になれ」

一番まともなシンジが声をかけた


「綾波上手だったね」

「そうなの?わからない、、、私三人目だもの、、、(ニヤリ)」

「、、、ハァ?」





そんなこんなで楽しく時が過ぎていった
そしてヒカリの提案でデュエットをすることになった
メンバーは

“シンジ、トウジ、ケンスケ”

“アスカ、ヒカリ”

レイは本人いわく「私には何もないもの、絆しか、、、」らしい、、、、





「じゃあ、アタシたちからでいいわよね?」

「どうする〜センセ〜?」

「いいんじゃないのかな、どうせ後で僕たち歌えるんだし…ね」

「じゃあ決まりね♪いくわよヒカリ!」

「う…ん…そうね」

「な〜に今ごろになって緊張してんのよ!」


スピーカーから優しいリズムの曲が流れてきた





初めてあなたに出会った日から
もうずいぶん時が過ぎていったね
日に日に増してゆく
あなたへの思い
それはいつしか愛へと変わっていった…けど
その思いを隠すように….気付かれないように
あなたにキツく接するようになってしまった
素直になれない
私の事はもう嫌いになってしまったの?
本当はかまって欲しい…私を見て欲しい
その思いがこんな私にしてしまったの
「愛してる」その言葉が出てこない
伝えたくても伝えられなくて胸が痛む
もうそんなのは嫌になってきた
だから素直になります
今、この場で伝えます
あなたを「愛してます」





歌い終わったアスカはシンジの方を
ヒカリはトウジの方を向いて、、、


「私、惣流アスカラングレーは碇シンジのことを、、、」

「私、洞木ヒカリは鈴原トウジのことを、、、」

「「愛してます!付き合ってください!」」


みごとなユニゾンでふたりで手を出した


「ち、ちょっとアスカ!あ、頭なんか下げないでよ!」

「イインチョまでそないな事せんでや」

「「いいから、、、答えてよ、、、」


ナイスなユニゾン!
シンジはアスカの腕を引っ張って抱き寄せた、、

「アスカ、、僕なんかでいいの?」

アスカはコクコクと小さく頷いた


「ありがとうアスカ、、好きだよ。愛してる、、」

「ホント、、?」


少し涙ぐみながら聞く


「う、、、うん、ホントだよ」

「嬉しい、、、」


今にも泣き出しそうであった
ヒカリはどうなったかというと、、
もうすでにラブラブモード全開であった


「ち、ちょっとヒカリ!こんな所でなにやってんのよ!」


ヒカリはトウジの腕に抱きついて離れそうにない状況であった
それをアスカが心なしか羨ましそうに
見ているのに気付いたシンジはゲンドウ並にニヤリとして

「アスカ〜」

「なに〜?シンジ〜」

「、、、、」

「なによ〜、、、ん、、、」


周りのことをすっかり忘れていたシンジは
いきなりアスカにキスをした
コレにはびっくりしたアスカが何か言おうとしている
が、しかしびっくりしたのは彼女だけではなかった


「センセ〜、こんなとこで何してんねや!」

「不潔よぉ〜!!」

「(カンペキだわ、さっそく司令に報告を、、、)」

「カッ、カメラ〜カメラ〜!」


え〜若干一名不審人物いたことをお詫び申し上げます、、、


「、、はぁ、、、、エヘヘ〜シ〜ンジ〜♪」

「ん?なに、アスカ?」

「なんでもなぁ〜い♪」



「「「(((落ちた!!!!!!!!)))」」」











おまけ
家に帰った二人はラブラブ全開で同居者Mさん(29歳独身)いわく


「こんのマセガキがぁーーーー!!」


という言葉を残してえびちゅを大量に抱えてどこかに旅立ってしまった、、、あわれ、、



シンジとトウジの勝負の全貌は「負けたほうが先に告白や〜!」だったらしい、、。
そういうのは賭けでやるもんじゃないです(みなさんはやめましょう)








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あとがきっっ!!!!!!!!!!

レイ:・・・・・・・・・面白くないわ・・・・・・・・・・・・。

シンジ:そ、そう?僕としてはLASであれば感激なんだけど・・・・。

アスカ:そうね・・・。そういえばこのSSの作者からあとがきがきてるわよ。

レイ:・・・・・・・・・・面白くないわ・・・・・・・・・・・・・・その理由・・・・・・・・・。

アスカ:えぇ〜っとね・・・。なんでもこのSS、フォルダの片付けしてたら出てきたらしいわよ。

カヲル:そうかっ!そういうことだったのか、リリン!!LKSじゃないのはそういうわけだったのか!!

              ゴシャ!!

アスカ:こんのナルシスホモがっ!!作者はいつまでもLAS推進派よ!!

シンシ:い、いや・・・推進はしてないと思うけど・・・・・

レイ:まだあとがきの続きがあるわ・・・・・・・

アスカ:えっっっとなになに?デュエットで使用した歌詞はMEPI@Nというバンドの曲の歌詞らしいわよ。

シンジ:へぇ〜。どんな人たちなんだろうね?

アスカ:書いてあるわよ。まずボーカル&ギターがma-sa・・・・・・・・・・・・・

レイ:・・・・・・・・・・・・・・・・どこかで聞いたことのある名前ね・・・・・・・

シンジ:なに言ってんだよ綾波!このSSの作者だよ!!

アスカ:ちょっと・・・・作詞作曲もma-saになってるわよ・・・・・

カヲル:♪〜♪♪〜♪・・・・歌はいいねぇ・・・


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