想いは永久に…

第三話:ゼロ・フィールド

by.夢幻の戦士
2度目・・・2度目の使徒戦。

いま、彼、碇 シンジは全てのしがらみを振り切った。

目の前にいる使徒が、こちらを向いたまま止まっている。

「いい! 取り敢えず距離を・・・・・!」

アスカの声よりも先に、使徒が放つ光の槍がエヴァのカタパルトを貫いていた。

「シンジ君は何処に!?」

問題の初号機は、上空200メートル付近まで飛び上がっていた。

そして重力の法則を利用して、使徒に鮮烈なダイビングキックを見舞わせる。

「す・・スゴイ・・・」

「アスカ・・・私は夢を見てるの?」

「シンクロ率、急激に上昇します!!」

この一言に、発令所が沸き返る。

モニターをのぞき込むレイ。

「いつからなの?」

「使徒から攻撃を受ける1分程前からです」

「驚いたわね。20%代から、いきなり50%に上昇するなんて・・・」

『アスカさん! 武器は無いんですか!?』

知っているには知っているが、ナイフだけでは分が悪い。

切羽詰まったシンジの声が、アスカ達を緊迫した現実に押し戻した。

「3時の方向の兵装ビルからハンドガンを出すわ! 20秒待ちなさい!」

(簡単に言ってくれるよ)

使徒からの攻撃をギリギリでかわしながら、シンジはその場で耐えていた。

その間にもシンクロ率は上昇している。オペレーターはそれを目で追うのに必死だ。

「出るわよ、取りなさい!」

ビルから出されたハンドガンを手に取る。

その後、そのビルは使徒の攻撃によって跡形もなく崩壊した。

飛び退く最中、ハンドガンの弾倉に弾が入っているのを確認し、薬室に弾を送り、使徒に標準をあわせ、引き金を引く。

この一連の作業を、空中で難なくこなしていることに、発令所内の所員達は目を剥いた。

「ねぇアスカ・・・シンジ君に特殊訓練でも受けさせたの?」

「んな事させられる訳ないでしょ・・・!」

「でも、いくら何でもアレをいきなり実戦でやれるのは怪しいわよ」

「鈴原、シンジ君の経歴はどうなってるの!?」

「1年前にハワイに旅行しとります。そん時に銃の取り扱いとシューティング・トレーニング
を習ったんとちゃいますやろか?」

「銃の扱いの巧さはそれで証明できるけど、あの身のこなしはどう説明するのよ?」

「報告書では拳法を習っていたそうです。その動きではないのでしょうか?」

「直接聞くしかないか・・・・」

「初号機の攻撃、使徒に効果ありません!!」

全員がモニターに釘付けとなった。

初号機が放った銃弾は使徒にクリーンヒットしていたが、その一歩手前に出現した赤い壁に当たり、弾かれていた。

全弾撃ち尽くした初号機は、前のように逃げ回る事しか出来なかった。

発令所では、レイが難しい顔で考え込んでいた。

「レイ、あの赤いヤツって何か検討つく?」

「ATフィールド・・・だと思う。まさか使徒が使えるなんて」

「可能性が有るんだったら、先に言っておきなさいよね!」

「アレを作るには直径10キロの巨大な加速器とシステムが必要なの! まさかエヴァと同じ大きさの使徒が使えるなんて、誰にも解らないじゃない」

二人の口論とは別に、シンジは何かを捜していた。

(何処だ? 何処に居るんだ?)

シンジの目が、ある一点に止まった。

「アスカさん! 逃げ遅れた人が居ます、すぐ救助して下さい!!」

それを聴いたアスカは口論を止め、マイクをとった。

『本当なの?』

「こんな時にウソ言ってどうなるんですか!?」

『悪かったわ。で、場所は?』

「A−38ビルです」

シンジは事前に、アスカからこの街の構図と区画間の間取り図が描かれたファイルを見せて貰ったことに感謝した。

(あの分厚いファイル、読んでおいて良かった)

『救助は完了したわね、お手柄よ』

「ケガはありませんでしたか!?」

『え、ええ、幸い発見が早かったから外傷は無いわ』

「良かった・・・」

『危ない!!!』

遅かった。その頃には、使徒が放つ光の槍が初号機の頭部を貫いていた。

『ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』

シンジの声が発令所に木霊する。

その後景に、思わず目を背ける所員も居るほどだった。

「シンジ君、しっかりして。それは擬似的な痛みよ。
本当に貫かれたわけじゃないわ!」

とはいっても、シンジの現在のシンクロ率は88%。

例え擬似的な痛みだとしても、それで人間が死亡しないとは言い切れない。最悪の場合はショック死する可能性だってある。

「エヴァ初号機を援護せよ・・・!」

司令席からゲンドウが総立ちになって叫ぶ。

「ダメです。至近距離からの攻撃ではエヴァ初号機・パイロット共にダメージを受けます」

「くっ・・・シンジ」




ビルに押しつけられ、光の槍が幾度も幾度も胸を貫こうとするが、装甲が堅いためかいっこうに貫くことが出来ない。

その度に、フィールドバックされた激痛がシンジを襲う。

激痛に苦しむ最中、初号機は、頭部を押さえている腕を掴んだ。

「調子に・・・乗るなーーーーーーーーーーーー!!!!」

シンジの声と共に、初号機が放ったハイキックが、使徒に炸裂した。

それと同時にプログナイフで使徒の腕を斬った。

「巧い!!」

発令所にアスカの声が響く。

「使徒の腕を支点にして、コマのように回転しながらのキック・・・
現状を把握した上での絶妙の反撃だわ」

「それと同時に使徒の腕を切断して離脱に成功・・・多分あれは拳法の技ね。
つくづく凄い子ね、碇 シンジ君は」

アスカとレイの絶讃の賛辞は、シンジには聞こえていなかった。

(ハーー、ハーー、強くなってる・・・僕が前回戦った使徒よりも、今回の使徒は遙かに強い。スピード・パワー、どれを執っても比べモノにならない・・・・・・!)

彼の計算では、最初の一撃でケリが着くはずであった。

だが予想出来なかった、いや予想を上回る程の戦闘力を、この使徒は持っている。

(甘かった・・・彩音さんの言う通りだ、僕が始めから全力を出していればこんな事にはならなかった。僕が知っている過去なんて、もう無いんだ・・・・・・・)

深呼吸二つ。

心を落ち着かせる。狙いを定めると、猛然と使徒に向かって走り出した。

高速で迫る光の槍を紙一重でかわしながら、徐々に使徒に迫るシンジ。

そして右腕を振りかぶる。

「バ、バカ! ATフィールドを忘れてる!!」

シンジの行動が解ったアスカがシンジの攻撃を止めようとする。

だが次の瞬間、エヴァの腕は使徒の胴体を打ち抜いていた。ATフィールドを突き破って・・・・・。

唖然とする発令所をよそに、腕を引き抜き、手刀を繰り出す初号機。

それを見た使徒は、相転移空間を肉眼で確認できるほど強固なATフィールドを展開する。

だがでもそれさえも、初号機は何も無いかのように突き破った。

これには発令所は驚いた(特にレイ)。

手刀がコアを穿つ。使徒は動かなくなった。

「パターン青、消滅・・・」

「使徒、沈黙しました・・・・・」

その後誰も何も言わなくなり、気まずい雰囲気だけが流れる。

いち早く復活したゲンドウが、厳命を下した。

「何をしている!! 早くシンジを、初号機を回収しろ!!」

『りょ、了解!』

ゲンドウはマイクのスイッチを入れた。

「整備班全員に告げる。初号機収納後、破損した装甲部の修繕、そして破壊された兵装ビルの補修と復旧作業にかかる。総員配置に着け!!」

ゲンドウの声が発令所の隅から隅に響き渡る。

それだけ言うと席を立つゲンドウを、後ろの男が止めた。

「良いのか、碇? 数年ぶりの親子の対面なんだぞ?」

「・・・整備班班長が、仕事に部下だけ出して、自分が良い想いをするわけにはいかんさ」

「変わらねぇよな、お前のそういう所は・・・」

「後を頼むぞ、加藤・・・」

それだけ言うと、ゲンドウは自分の仕事に戻った。




シンジは司令室に通されていた。

思ったほど損傷は少なく、健康その物であった。フィールドバックの後遺症もなく、簡単な健康診断を受けた後、司令室に呼ばれていた。

その部屋は、シンジが知っているような広い部屋ではなく、何処かの会社の社長室を連想させる部屋だった。

ソファーには、アスカとレイ。そして白髪の男が一人居た。

「改めて自己紹介するわ。
私の名前は、惣流 アスカ=ラングレー。
ネルフでは開発部部長 兼 作戦部部長補佐をしてるわ。
趣味は・・・美味しいコーヒーを飲むことかしら」

「私の名前は、綾波 レイ。
ネルフでは技術部部長をしてるわ。
解らないことがあったら、遠慮なく聞いて、力になるから。
趣味は・・・クラシック音楽を聴くことかな」

一通りの自己紹介が終わった後、正面にいる白髪の男が初めて口を開いた。

「初めまして、碇 シンジ君。
いや、久しぶりと言い換えるべきかもしれんな・・・」

「え?」

キョトンとするシンジ。

「実はね、幼い頃に私は君に会っているんだよ。もう憶えていないだろうけれどね」

「そうだったんですか」

「自己紹介が遅れたが、私の名は加藤 成実。
碇・・・司令補佐、簡単に言えば副指令をしている。以後、宜しく頼む」

深々と頭を下げる様を見て、シンジは慌てた。

「あ、頭上げて下さい。頼むのは僕の方ですし・・・」

「いや、君が居なかったら私達は死んでいたよ。改めて礼を言わせてくれ。ありがとう」

「いえ・・・そんな・・・・・」

「それより君は銃の扱いが上手いな。何処かで習ったのかい?」

「これって・・・尋問ですか?」

ダイレクトに聞いてくるシンジに、加藤は苦笑した。

「いや、すまんすまん。
これも一応決まりなんだよ、気を悪くしないでくれ」

「解りました。
銃の話ですが、以前ハワイに旅行中し其処で習いました(実際は彩音さんに教わったんだけどね)」

もちろんその事は秘密です。

「そうか・・・そういえば君は拳法をやっていたそうだね。確か・・・・・・・・心奥流とか言ったかな?」

「はい」

「じゃあ・・・そこで使徒のATフィールドを透過する技術を身につけたのか?」

急に目線が鋭くなる。

アスカに、レイまでもがシンジの発言に注目する。

それを技術化できれば、使徒に対して有利に事を展開できるから、皆知りたいのだ。

その事を踏まえた上で、シンジは答えた。

「半分正解、半分は不正解です」

「半分とは?」

「まず始めに、あれは透過しているのではなく、単に突き破ってるんです。次に、この力は確かに道場で修得しましたが、この能力は個人個人まったく違うんです」

「それで」

加藤は、興味深げに頷き、急かすように話を促す。

「この力は、人間が本来持っている力を具現化した『想いの力』なんです。
僕たちはそれを、『念』って呼んでいます」

「それは習えば誰でも、その・・・シンジ君のように出来るようになるのかい?」

シンジは横に首を振った。

「さっきも言ったように、この力は性格と同じように一人一人違うんです。
大きくに分けると2つ、細かく分けると6つ有るんです。
僕のはその中でも特殊な部類に入るんです」

「と言うと?」

「修得しようとしても修得できない能力、『念』の中でも特異の力。僕の念法は『特質系の念』なんです」

「簡単に説明してくれ」

アスカもレイも、シンジの話に食い入るように聞いている。

「簡単に言えば、走ることと同じです。誰でも“普通に走る”事自体は出来るけど、長く走ることや速く走ることは違うでしょう? 『念』にも同じ事が言えます。僕は力は、相手の力そのものを破壊できるんです。でもこれも万能じゃありません、制御が難しくて、長い間集中してなきゃいけないんです」

「成る程、それで解ったわ」

横に座っているレイが、頷きながら言った、

「使徒が張るATフィールドは、理論的には厚く密度が高いほど物理的保護が強くなるンだけど・・・シンジ君の言うとおりだとしたら、フィールドごと破壊することが出来る!
使徒が使うのが【心の絶対壁】なら、シンジ君の力は全てを撃ち破る剣! さしずめ“ゼロ・フィールド”とでも呼びましょうか」

いつになく興奮しているレイ、こういう彼女も珍しい。

ゼロ・フィールド・・・平和な世界を願うシンジにとって、これ程ピッタリくる言葉はないだろう。

全ての始まりの数ゼロ、これは希望の数字。

「そう言えば、父さんは何処に?」

今の今まで気付かなかったのが不思議ですよ、シンジ君。

「碇なら、整備班を指揮するために現場へ行ったよ」

「え? でも確か父さんって、ここの司令じゃ・・・」

「アイツは元々技術屋なんだ。それも物理学の博士号という肩書きを持った技術屋・・・その筋(物理学)でもトップの実力を持っていると言っても過言じゃない。アイツは、自分の息子・・・幼い子供達が戦場へ戦いに行くことが我慢できないんだろうよ、だからせめて自分の出来ることをしようとしているんだろうな。全く、不器用なヤツだよ碇は」

それを聞いたシンジは嬉しくなった。

この世界のゲンドウは、元の世界のゲンドウとは違い他の誰かの心配をしてくれる、優しい父親なのだということに。

「さて、シンジ君。今日はもう遅いから帰った方が良いんだが・・・帰る場所はあるのかい?」

時間は午前0時。

外はかなり暗い。

「近くに部屋をとってあります。今日はそこに」

「そうか、では明日になったらこちらで住まいを提供しよう。
おやすみ、シンジ君」

「そうだ・・・僕に監視を付けないで下さい。
何が起きるか解ったもんじゃありませんから」

そう言うと部屋から出ていった。

加藤はシンジが去った扉から目を外した。

「アスカ君」

「ハイ。何でしょうか?」

「シンジ君の話・・・どう思う?」

「信じられませんが、あの子を見ていると信じられるような気がします。
あの子の瞳は実に澄んだ色をしています。ウソではないでしょう」

「でも不安はあります」

「なにかね? 綾波君」

「シンジ君は時々、スゴク悲しい瞳で私やアスカを見るんです。何故かは解りませんが・・・」

大人達に、シンジの経験してきたことを話したらどうなるだろうか

いやそれ以前に、シンジの心の傷をどういった形で受け止め癒すのか

それは、まだ先の話







シンジの前に、一人の男が立ちふさがっていた。

ネルフを出てタクシーを拾ってホテルに向かっている最中、この男が突然現れた。

危険を察知してタクシーを逃がし、男と対峙してすでに10分。

このまま何もしないのか

と、突然男が何かを言った。小さな声で。

「我は北天の赤星 
  汝は南天の青星なりや・・・」

(これは!?)

すぐさま言い返す。

「我は南天の青星
  汝は星天を駆けめぐる流星の一つか否か・・・」

これは暗号だ。

以前、彩音が、仲間の話をしたときに言っていた。

彼らは仲間かどうか確認するために、良く暗号を用いる。

それに正しく答えられればいいが、もし答えられないときには・・・

「否
  我は天に停まりし明星の一つ
   南天の明星は何処から来て何処へ行く・・・」

「大道から来て大道へ帰る
  我は北天の施しを受けずに帰る・・・」


沈黙が続く。失敗したのか?

シンジの不安感は募る。

すると・・・

「はははははは。
大したもんだ、良く言えたな、坊主!!」

笑いながらシンジの背中をバシバシ叩く。

結構痛い。

「あ、あの貴方は・・・?」

「俺の名は、ヴォイス ハーネット。
仲間内からは『銀月の剣士』、って呼ばれてる」

「じゃ、じゃあ彩音さんもこっちに!?」

「ホッホッホッホ、彩音はまだ此方には来てはおらんよ」

「!!!」

後ろの声に、驚きながら振り向く。

振り返った先には、深い緑色の服を着た老人が居た。

(気配がしなかった!?)

「儂の名前は、ロン・ウーフェン。
仲間からは『深緑の拳皇』と呼ばれたりもするがの。
お主が碇 シンジじゃな?」

「は、はい」

「今日からお主をサポートする。よろしくな」

「困ったことや悩み事があったら相談しろ。それなりに役には立つはずさ」

「あ、ああ、ありがとうございます!!!」

二人はシンジを守るように歩き出した。

彼らがホテルで眠りについた頃には、東の空が薄明るくなっていた。








「シナリオはどうなっている・・・」

暗い部屋の中。

一人の男が座っている。彼の前には大きなモニュメントが鎮座していた。

『今の処は変化ありません。が・・・』

そのモニュメントから発せられる声には、少なからず敬意の念が込められていた。

『初号機パイロットの碇 シンジが、第一使徒 サキエルを粉砕しました』

「何だと・・・?」

男からの声には、若干の驚きの声が入り交じっていた。

だがそれもすぐに収まると続きを促した。

「シナリオでは自爆するハズだったのではないかね?」

『そのはずでしたが・・・どうやらイレギュラーは碇 シンジ本人にあると思われます。
ですがこおれは修正範囲内です、ご安心を・・・』

「うむ・・・後日詳しい話を、碇 ゲンドウに聞いてみよう。ご苦労だったな」

『はっ。それでは議長、ご機嫌よう』

通信はそこで終わった。

議長と呼ばれた男の傍らには、『死海文書』が禍々しく光を放っている。








































後書きもどき

新キャラが続々登場しております。

どれくらい登場するのか、最早私にも解りません(笑)。

それから、この世界ではATフィールドの原理は、多少解明されています。

しかしレイ博士が言っていたように、巨大な加速器がないと造りだすことが出来ないのです。

そして次は学校編になります。此処で消え失せたキャラ達が総出演にな・・・るかどうかは、まだ決めていません。

それとマナちゃん、次回は貴女の望み通りの展開があるかも・・・・・・ないかも(爆)



《次回予告》
二度目の学校・・・
しかしそれら全てがシンジの知るものとは違っていた。
暖かい声、眩しすぎる光、シンジにとって学校は掛け替えのない場所になってゆく。

次回:日の当たる場所


アスカさんへ。
今回私は逃げも隠れも致しません。攻撃するならチャンスよ(ハート)
でも私に危害を加えたら、ペナルティーとして貴女の出演回数を減らします。
その分、マナさんの出演回数が増えていきます。何かを送りつけるような行為も禁止します。


マナ:ゼロ・フィールドってすごーい。

アスカ:念の力かぁ。強そうよねぇ。

マナ:あのATフィールドを突き破るんだから、そりゃぁ強いんじゃない?

アスカ:ロンギヌスの槍も必要ないってことか。

マナ:さぁ、使徒もやっつけたことだし、いよいよ学校よっ!

アスカ:なによ、嬉しそうに。

マナ:だって、マナちゃんおご要望に答えてくれるんだもん。

アスカ:あなたの要望って、体育館裏に呼び出して、殴り倒すことでしょ。

マナ:それは、わたしじゃなーいっ!!!

アスカ:シンジに、マナは乱暴だから近づかないように言っとかなくちゃ。

マナ:シンジを洗脳しないでくれるっ!?(ーー#
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