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city EVA 〜 うなれ100tハンマー〜
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ムサシのまえがき
この作品は私のホームページに連載している。city EVAの外伝です。
本編 city EVAのサイドストーリーと思ってください。

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碇シンジ、彼はごく普通の高校の教師である
しかし、夜の顔は・・・・

前編 アスカの誤解

Tokyo city
Shinzyuku station

今日の仕事も終わりシンジは一人新宿駅にきていた、目的は伝言板である。
伝言板にはいろいろなことが書いてある、個人的なことかららくがきまで
彼はこの中からある文字をさがした。

XYZ・・・・これが彼に依頼をする場合の暗号である。

「え〜と、明日10:00喫茶店K&Tにて・・・か」

それを見ると彼は家路についた、

「ただいまー」

「おそーい、何やってたのよおなかペコペコじゃなーい。」

「ごめん、今作るよ。」

彼のマンションではアスカがご立腹のようすで料理人の帰りをまっていた。
彼女はひょんな事件が起きてからシンジと共同生活をおくっている、
まあ、家事全般はシンジがやっているのだが・・・・

食卓に料理が並ぶとアスカはまってましたとばかりに食べ始めた、
食事が終わりテレビを見ていたアスカはキッチンで後かたずけをしているシンジに話しかけた。

「ねえシンジ、明日学校休みでしょう、買い物付き合ってくんない。」

シンジは皿を洗ってる手を止めアスカの方に振り向き

「ごめん、明日ちょと用事があるんだ・・・」

「ふ〜んどんな用事?」

「・・・仕事だよ。」

シンジは仕事としか言わなかったが、アスカはそれが彼の裏の仕事だとわかった。

「ねえ、付いてってもいい?」

「だめだよ、遊びじゃないんだから。」

「じゃましないから。」

「だめだって。」

「ふん、いいわよ。」

アスカは怒って自分の部屋へ引きこもってしまった。
ちょっと言い過ぎたかなとシンジは思ったが、危険な仕事だったら連れて行く訳にはいかない。

次の日アスカは朝食ができても起きてこなかった、シンジは約束の時間がきたので
テーブルに食事の用意をしてでかけた。

シンジが出ていったのを確認するとアスカは髪をうしろでくくり
サングラスをかけ黒い革の帽子をかぶり普段あまり着ないジーパンとジージャンを着ている

「ふふふ、我ながら完璧な変装ね。」

Tokyo cityも国際的都市として外国人の数も増えてはいたが、
アスカを知ってる人が見れば一発でばれてしまうだろう、しかしアスカは自信満々だ。

「アタシをのけ者にするなんて許さないわよ!」

べつに誰ものけ者にした覚えはないが、アスカは一人はりきっていた。

喫茶店K&T
ここは今糖分をおさえたケーキが女子高生などに評判の店だ

「こんな所を依頼の場所に選ぶなんて・・・・」

シンジは少し困っていた今日は土曜、完全週休2日制となったこんにち店の中は
カップルや女子高生のグループであふれかえっていた。

(こんな場所で依頼人がごついおっさんだったら笑えるな)

そんなことを考え一人苦笑した、

「碇さんですか?」

不意に茶色のショートヘアの女性が話し掛けてきた、

「ええ、そうですよ・・・貴方が?」

「はい、依頼をした霧島マナと言います。」

ふたりはテーブルに付くとシンジはコーヒー、マナはチーズケーキと紅茶を注文した、

「ところで用件は。」

シンジは仕事の話を切り出した。

「はい、じつは・・・人を探してほしいんです。」

マナはそういうと一枚の写真を取り出した。
そこにはマナとスポーツマン系の男性が写っていた。

「名前はムサシ・リー・ストラスバーグと言います。」<私、ムサシの本名初めてしりました。by作者

「この方は貴方の?」

「婚約者です・・・でも一週間前から行方不明で・・・」

「すいません、でもこれは警察の仕事ですね。」

シンジは申し訳なさそうにいった。

「ええ、でも警察には行きました・・・・でもたいした情報も無くて・・・。」

そういうとマナは泣き出してしまった。

一方そのころ、道をはさんで向かいのコンビニで立ち読みのフリをしながらアスカは

(あの人が依頼人?あんな場所で依頼を頼むかしら?・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・まっまさか・・シンジの恋人!・・・・・・んなわけないよね・・・・」

しかし、アスカはかなり同様していると、そのときいきなり彼女が泣き出したので

(なに!泣き出したじゃない・・・・まさかシンジが別れ話を・・・・・・)

と言うと一人妄想モードに入っていた。声もついつい出してしまった。

「実は、別に好きな人ができたんだ。・・・・・えっなんですって!・・・・・別れてほしい・・・・・
そ、そんな誰なの?・・・・実はア・・・・ムフフフ・・・・」

アスカはオーバーなアクションを付け一人妄想に入っていたが、回りの人がとうまきにあとずさって
いくのがわかると顔を真っ赤にしてまた喫茶店の方を見出した。

喫茶店ではマナが落ち着きを取り戻していた。

「すいません、つい感情的になってしまって・・・・」

「ハハハ・・・・。」

シンジは笑うしかなかった、さっきから店の中の視線がこちらに注目している、
おそらく、アスカと同じように別れ話だと思っているのだろう、

「わかりました、依頼を受けましょう。」

これ以上泣かれたらたまったもんじゃない、

「ほんとうですか!ありがとうございます。」

そう言うとマナはシンジの手を取っていた

「あの・・・情報とかほしいんでその彼の家に案内してくれませんか?」

「あ・・はいそうですね・・・・」

マナはシンジの手をやっと開放してくれた。

「それじゃ行きましょう。」

シンジは会計をすますと二人で店を出ていった、

一方アスカ

「へへん・・・これでアタシは・・・・・・(ハート)」

アスカは完全に勘違いしている、しかしマナが泣き止み急に笑顔になってシンジの手を取ると

(な、なに・・・急に元気になっちゃって・・・シンジの手にぎっちゃて・・・・・・・・
まさか!シンジが今までどうり付き合っていこう、なんていったんじゃ・・・・・
あっ二人で出て行く、くうううううううううううううううううう・・・・・・・・・・・・)

アスカの手に握られている雑誌はクシャクシャになってしまった。またしても白い目で見られている
アスカはまた真っ赤になりながらその雑誌を買うと二人を追って外に出た。」

つづく


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ムサシのあとがき
コメディーにしようと思ったんですが・・・・なんかシリアスの色も出てしまいました
あ、そうそう私のハンドルネーム「ムサシ」ですが、鋼鉄のガールフレンドが出る
前からからでしたから、「ムサシ・リー・ストラスバーグ」とは関係ありません、
私初めてムサシの本名知りました。(もってるのに・・・・)
私の作品を掲載させてくれた、タームさんに感謝します。


マナ:ムサシさんがcity EVAのサイドストーリーを、投稿して下さったわよ! ありがとうございました。

アスカ:シンジめぇ・・・アタシという者がありながら、こんなわけのわかんない女に・・・。

マナ:こんなとは何よ! あぁ、わたしが登場しているわ。しかもシンジとラブラブ〜♪

アスカ:婚約者がいるのに、なに言ってるのよ。

マナ:あれは、シンジに近付く為の口実よ。これからシンジと2人で、愛の世界へ旅立つのよ〜〜♪

アスカ:ふざけたこと言ってるんじゃ無いわよ!

マナ:しかも、このお話では、まだシンジとアスカは結ばれてないし〜。最大のチャンスよ! これは。

アスカ:アンタには、タイトルが目に入らないの? 100トンハンマーをお見舞いしてくれるわ!!

マナ:シンジに守ってもらうもんねぇーだ。こんなおいしいシチュエーションは、初めてね。

アスカ:フン。言ってるがいいわ。続編のコメントでも、そのコメントが聞けるかどうか楽しみだわ。

マナ:ム! アスカ、また袖の下とか送ってるんじゃ無いでしょうね! きたないわよ!

アスカ:し、失礼なこと言わないでよ・・・。

マナ:なぜ、どもるの? そこで?

アスカ:ど、どもってなんかいないわよ。

マナ:あーーー、またどもった!

アスカ:さよなら〜。

マナ:あーーー、逃げるな!
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