これもまたEVA?
第三話 
賭博

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

第3使徒襲来より2週間後の第1高等学校1−A教室内

第1高等学校は、国内でトップクラスの進学校であるが、定員割れを起こした為に

1年生は誰でも入れてしまった・・・

「先週来ると言った、転校生は如何したんだ?」

「一週間経ったけど、まだ来ないな??」

「この間の騒ぎで、一回も顔を出さずに転校したのかな???」

「あの変態相田ですらミイラ男状態だしな」

「まあ、あいつの場合自業自得と言えるけどな」

「「「「「違いない!」」」」」

「それ以前に、男なのか女なのかハッキリして欲しいよな?」

等、未だ転校して来ない転校生の噂で盛り上がる教室内。

ガラガラガラ

教室の前の扉から担任が入って来た。

「起立、礼、着席」

委員長が号令を掛ける。

「え〜、先週言った転校生が本日来たので紹介する。

 それでは、君入って来て。」

先生の合図と共に入って来たのは、180センチ位中性的な顔立ちで服の上から

でも鍛えてあるのが判り、同世代の男子など歯牙にもかけない者であった。

「それでは、君 自己紹介を」

「碇 ジンジ です。

 これから、皆さんと一緒に学んで行きたいと思いますので宜しくお願いします。」

言い終わると、ネルフ職員えを魅了した”天使の微笑み”を見せた。

ポン

それを見た全員が、顔を赤くして我を失った。

シンジの後ろに立っていた教師が

「碇の席は・・・窓際の後ろから2番目だ。

 HRはもう終わりか・・・1時間目の授業は自習にするので親睦を深める様。

 くれぐれも騒がしくするなよ。 委員長の洞木、後は頼む。」

そう言って去っていった。

教師が出て行きシンジが席に着くと、皆我にを取り戻しシンジの周りに群がり

質問攻勢をかけた。

「碇君、今迄何処に住んでいたの?」

「今迄は、海外で暮らしていたよ。9歳の時から。」

「今、何処に住んでいるの?? それに一人暮らし???」

「住んでいる場所は、色々あって言えないんだ。ゴメン。

 今は、一人暮らしだよ。」

「食事とか如何しているの???」

「一応、自炊している。昔から家事全般は得意なんで。」

「処で、転校が一週間延びたのは何かあったの?」

「・・・入院していたんだよ。 引越しって来た日に、同じマンションの人がカレーをご馳走して

 くれたんだけど・・・一口食べただけで、4日間意識不明に陥ったんだ。 他にも食べた人が

いたけど、皆入院した・・・作った本人は平気な顔をして食べていたけど」

「・・・碇君は、今付き合っている人居るの?居なければ私が立候補しちゃう♪」

「「「「「「「「「「私も立候補しちゃう♪」」」」」」」」」」

「それは「私がシンちゃんの婚約者よ!!」・・・え?」

そこには、第1高のアイドル綾波レイが立っていた。

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「嘘!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

レイを除く全員が声を上げた・・・シンジまでもが

「嘘じゃないわよ! チャンとシンちゃんのパパが言ったもん♪」

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「碇(君)嘘だと言ってよ!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

「僕には、確かに婚約者は居るけど貴女では無い!!それに、」

「嘘よ、1ヶ月前にチャンとパパから聞いたもん!」

「その娘とは、6年前に婚約したけど。 それに僕に父親は居ない!!」

「何で? 司令は貴方のパパじゃないの?」

「4歳児の僕を、駅のホームに捨てた奴なんか父親なんかではない!!」

「嘘よ!! 嘘!!! あんなに優しいパパが、そんな事する訳が無い!!!」

「実際に捨てられた本人が言うんだから間違いなぱーん

言い終わる前に、レイがシンジの頬を叩いた

「パパの事 悪く言わないでよ!! 4歳の時から一緒に暮らしているんだから!!」

「僕より髭眼鏡の言う事を信じるんだね。少なくとも僕は、そう言う考えの人とは婚約など出来ない!

 もっとも既に婚約者がいるから君とはする気も無いけど。 それに、4歳の時から暮らしていると言っていた

 が、僕が棄てられてから暮らしだしたって事だよね。」

「パパは、一生懸命探したけど行方不明だと言っていたわよ。」

「そんな事、嘘だよ。」

「・・・・・・・・・・パパに確認して来る。 私は絶対に婚約解消などしないから!!」

そう言って、レイは教室から飛び出して行った。

皆あっけにとられて居たが、

「碇君、婚約者が居るって本当なの?」

「うん、本当だよ。 僕は彼女しか愛せないし、彼女もそう言ってくれたし」

「「「「「「「「「残念・・・・・」」」」」」」」」

「ライバルが減って助かったけど・・・碇お前勿体無い事したな」

「そうだぞ!! 第1高のアイドル綾波レイとの婚約だからな。」

「全く出来る事なら変わって欲しいよ」

「碇の婚約者って美人なのか?」

「綾波さんに負けていないよ。スタイルは上を行っているね。確実に」

「うらやましいな!!」

「今度紹介しろよ!! 絶対だぞ!!!」

「「「「「「「「「「「「私(俺)も!!!」」」」」」」」」」

その時、黒いジャージ(学校の指定でもなければ制服でもない)を着た男子が

「わいは鈴原トウジ言うんやが 転校生、NERVと何か関係あるんか?」

今迄沈黙を保っていたケンスケが、

「トウジ、綾波も碇も俺もNERVの秘匿兵器のパイロットなんだぜ!

 この間は、俺様が先陣を切って敵を倒したんだからな!!」

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「嘘!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

「嘘じゃない! 何なら碇に聞いてみろよ!!」

「碇君、本当なの?? 変態相田が活躍したって!?」

「3人ともパイロットと言うのは本当だよ。 只、活躍と言うのは・・・

 相田君は、何も出来ずに只街に被害を与えながら沈黙したけど。」

「い、碇 その事は言うなって命令しただろ! 俺が先任なんだから!!」

「先任?? 3等兵が何を言うんだ?? これでも僕は3佐だけど・・・

 綾波は3尉だったかな? 今日本に向かって来ているパイロットは、僕と同じ日に

 少佐に昇進したと聞いたけど・・・」

「な、何だと!! そんな話は聞いていない・・・」

「今の話からすると・・・街が壊れたのはケンスケの所為って事になるな」

「如何した、トウジ?」

「シェルターの中に居た、妹のナツミがこの間の戦いで怪我をしたんや!!

 幸い、命に別状は無いけど・・・ケンスケ、ワイは貴様を殴らんと気が済まんのや!!!」

「俺の知り合いも、怪我をしたぞ!!」 「「「「「「「私も!!!」」」」」」

ドゴ!バキ!!ドガ!!!ドス!!!!

オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!

オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!

オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!

オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!

オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!

オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!

クラスメート全員から袋叩きにあうケンスケ

その時、シンジの持つ携帯が鳴った。

「はい、シンジです・・・ハイ・・・ハイ・・・判りました。 今すぐ向かいます。

 処で、相田ケンスケは如何します? ・・・・今回は邪魔だからいらない!?  判りました。」

「碇君、今の電話は?」

「これからNERVへ行かないと行けなくなった。 皆は、シェルターから出ないようにね。」

本日2回目の”天使の微笑み”が炸裂

シェルターへの避難が遅れたのは言う迄もない。

 

指令所

使徒発見の連絡を受けて活気ずくNERV本部

「リツコ、初号機の状態は?」

「既に、準備完了! シンジ君が来れば何時でも発進可能よ!」

戦自との連絡をしていた青葉が

「戦自トライデント部隊3個小隊9機、海岸線にて迎撃戦を行うそうです。」

又、トライデント部隊の情報を集めていた日向が

「トライデントのパイロットの中にあの霧島マナが居ます!!」

「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無謀な事を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」

「・・・リツコ、賭けをしない?」

「賭け?」

「そう、この戦いでマナ板が何機のトライデントを破壊するか。」

「・・・・どうせなら、全支部職員も参加させましょう!!

 マヤ、MAGIでオッズの計算を急いで!!

 日向君、全支部職員にこの事を知らせて! 一口1000円からよ」

「先輩、出来ました! 大穴は1分以内に9機全部です

 時間が掛からない程高くなっています♪」

「流石にそれは無いわね・・・3分で8機に10口って所かしら?」

「堅いわねリツコは。 私は1分以内に8機 50口ね!

 当たれば当分えびちゅに困らないわ♪」

丁度、シンジが発令所に来た。

「シンジ君も賭けに参加するでしょ!? ドレに何口賭ける??」

「一寸、ミサト! チャンと説明しないと駄目じゃないの?

 で、シンジ君何処に賭ける??」

オッズ表を見て考え込むシンジ

「30秒9機に10口!」

「シンジ君、大穴狙いね。 当たれば・・・・50億!?!?!?」

「「「「何なのその配当金は・・・」」」」

「でも、髭眼鏡や副司令にばれたら怒られるのでは?」

「シンジ君、それは大丈夫よ! 司令達も大口参加しているから!!」

「・・・緊張感の欠片も無い・・・」

状況を確認していた日向が

「トライデント部隊 攻撃を開始しました。 時間計測スタート!」

モニターにタイムが表示される。

 

結果

開始 1秒 行き成り1機のトライデントを破壊  残り8機

開始10秒 3機破壊 残り5機

開始15秒 2機破壊 残り3機

開始21秒 2機破壊 残り1機(自機)

開始30秒 自分の放ったミサイルにて自滅 残り0機 全滅

「「「「「・・・・・・・・」」」」」

「・・・終わりましたね・・・」

「又、税金の無駄使いですね。」

「無様ね」

「えびちゅが・・・・」

「結果、30秒9機 正解者は・・・シンジ君只一人です!!」

「「「「「え!?!?!?!?!?」」」」」

「これは、シンちゃんに奢って貰わないとね。

 私は、えびちゅ1ヶ月分で良いわよ♪」

(1日2本で・・・3ケースってトコか)

「私は、猫グッツね」

(猫グッツ??? 何処で売っているんだ???)

「私はアクセサリーで良いわよ、シンジ君♪」

(マヤ姉さんの事だから、結構な値段のを選ぶんだろうな・・・)

「悪いね、シンジ君 ギターを宜しく」

(ギターね・・・一体何本持てば気が済むんだろう?)

「僕は、結婚資金を出して貰えると嬉しいな」

(日向さん、誰と結婚するんだろ? 処で相手は居るのかな?)

「シンちゃん、私は指輪が欲しい!」

(これを婚約指輪として、関係を進めないと)

「綾波さん、指輪は駄目だよ。 婚約指輪って言われるのが嫌だし。

 それに、指輪を贈るのは彼女だけと決めているから」

「シンジ君、私は将棋盤と駒が欲しいんだが・・・」

(今度、教えて貰おうかな・・・)

「シンジ 私は「断る!!」

(誰が髭眼鏡に奢るか!!)

(シンジ、私は要らない親なのか・・・

 ユイがシンジの育て方を間違えるから・・)

勝手な事を言っているゲンドウ。

 

 

つづく 

 

 

後書き

文才の無いみゃぎです。

国語の点数低かったからな・・・まあ国語に限らなかったけど

見捨てないで、最後まで読んでくれて有難うございましたm(__)m

 

おまけ

ケンスケ:こら! みゃぎ

みゃぎ:何だ 変態

ケンスケ:俺様の扱いが悪すぎるぞ!!!

みゃぎ:Evaのパイロットだぞ。まあハーフ(半人前)だけど・・・

ケンスケ:そんな事より、俺様もL○Kとさせろ!!!!

みゃぎ:誰が良いんだ??

ケンスケ:LAKとかLRKとかLMKとかLHK色々あるだろう!!

みゃぎ:LAK(青葉&ケンスケ)? LRK(リョウジ&ケンスケ)?

     LMK(マコト&ケンスケ)? LHK(冬月&ケンスケ)?

     どれも書きたくないし・・・読みたくも無い!!     

ケンスケ:違う!!

みゃぎ:我侭な奴だな

ケンスケ:じゃあ、俺様の華麗な活躍を書けよ!!

みゃぎ:そんな事有得ないから安心しろ

ケンスケ:・・・・

みゃぎ:おや?こんなトコに手紙が・・・この作品をLMS?に

     マナ&シゲル? ミサト&シゲル?で良いのかな??

では、次回

inserted by FC2 system