これもまたEVA?
第十一話 

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第六使徒を倒してから、レイとケンスケの訓練は激しさを増していた。 休み時間も殆ど無いと言う状況が続いている。

当然、文句を言ってくる人も居るが、使徒殲滅と言う大義名分前に沈黙している。

最も、文句は六分儀司令だけだが・・・レイと会えないと言う理由で

六分儀司令と言えば、碇ユイがサルベージされた事は勿論、ミライが孫だと言う事も未だ知らされては居ない。

 

第1高等学校1−A教室内(金曜日

来週から始る学期末試験へ向けて、一部の者を除いて試験勉強に余念が無かった。

シンジとアスカは、週末のデートコースを決めるのに余念が無かったが。

ユイが、シンジを育てる事が出来なかった為に、ミライを手放さない為に週末に二人だけでデートが出来るのである。

その時、何時の間にかアスカと親友と呼べるまで仲良くなった、委員長のヒカリが近づいて来た。

「ねえ、アスカ。 そんなにのんびりしていて大丈夫なの?」

「何が? ヒカリ」

「試験よ! 試験!! ウチは、成績が悪い生徒は夏休みも補習があるのよ!!」

「それなら、大丈夫よ!! シンジもアタシも大学院卒業しているし、日本語もシンジと出会ってから勉強しているから

 何も問題ないわよ。」

「・・・・大学院? 卒業しているの??」

「ええ、そうよ」

「・・・なら、大丈夫ね。それより、綾波さんや相田君は知らない? 彼ら、中間試験は下から数えた方が早かったから・・・」

「レイと変態? NERVで特訓中よ。」

「特訓中? 勉強は??」

「している暇ないわよ。 1日20時間以上特訓しているから。」

「じゃ、結果はわかっているわね・・・」

アスカとヒカリは二人して、溜息をついた。

その脇で、シンジが携帯で何処かと話をしていた。

「アスカ、リツコさんと話が付いたよ。 明日から試験終了まで、二人の特訓は無しにして貰ったよ。」

「流石シンジ!! アタシの旦那なだけはあるわね♪」

そう言って、シンジに抱きついた。

クラスメートは、何時もの事なので相手にはしていなかった。

忘れられがちなトウジは、目を血ばらせながらノートをコピーしていた。

そして、土日。 シンジとアスカは、遊園地と水族館で遊んでご機嫌であった。

ミライは、ユイ、キョウコの二人に連れられて、動物園と遊園地へ遊びに行っていた。

 

運命の試験

現代国語・古文・数学・物理・生物・化学・地理・英語・日本史・世界史・保健体育の11科目を4日間で行われた。

シンジとアスカは楽勝。 ヒカリは何とか辛勝。 レイ、ケンスケ、トウジの三人は全滅であった。

そうして、夏休み中を補習で過ごすレイ、ケンスケ、トウジ達である。

当然、追試もあったがそれも全滅であった。

そうして、この3人は「3馬鹿トリオ」と呼ばれる様になった。

 

ケンスケ&レイ

「夏休み中は、特訓と補習かよ・・・」

「それだけじゃないわよ、宿題も倍増よ!!」

「シンジや惣流が羨ましいよ。」

「え!?シンちゃんや赤毛猿は、補習が無いの?」

「あいつ等全科目満点だとさ・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

シンジ&アスカ

「宿題は、早めに終わらして、あとはユックリと遊びに行こう!」

「そうね、ミライも偶には一緒に連れて行ってあげないと。」

「そう言えば、今度『日本重化学工業共同体が行う完成披露パーティーに参加する様に』ってリツコさん

 が言っていたけど・・・」

「ふ〜ん。 何の完成披露なの?」

「何でも、戦自のトライデントを上回るロボットって話だけど・・・失敗するね。動力源が原子力だし・・・」

「へ〜原子力・・・・一寸!それじゃ、動く原爆と一緒でしょ!!」

「そうなんだよね・・・ まあ、絶対に失敗するから、大丈夫だよ!!」

「何で言い切れるのよ!!」

戦自の爆弾娘・霧島マナ なんだよパイロットが・・・」

「なら、絶対に失敗するわね。」

 

そして、披露パーティー当日

会場へ向かうヘリコプターの中には、シンジ、アスカ、ミライ、ユイ、キョウコ、リツコ、ミサトの7人が居た。

ミライは、パパとママとの久しぶりのお出かけでご満悦であった。

「今更なんだけど、シンジ君。この間使った”神音”って技はどう言うの?

 マヤは、不破の技としか教えてくれなかったし・・・最も、あの子が知っているとは思えないけど・・・」

「神音ですか? 簡単に言うと、超振動波を目標にぶつけるんですよ。 言葉で言うのは簡単ですけど、そこまでの

 超振動波を作り出すのには、余程の修練と才能が必要になります。 今”神音”を使えるのは、僕を含め2人だけです。

 アスカも使うことが出来ません。」

「2人だけって、あと一人は誰なの?」

「僕の師匠であり、神威流の総帥です。 ドイツに行ってから会っていないけど、多分元気にしているでしょう。」

「シンジ君って本当に凄いのね・・・」

「そう言えば、ミサトさん。 又減棒になったんですって?」

「っう・・・・起きれないんだからしょうがないじゃないの!!!」

「ミサト、何歳の積もりよ!!!」

「リツコさん、ミサトさんに目覚ましを作ってあげたら? EVAの装甲を使って、音の大きい奴を」

「そうね・・・面白そうね。 技術部の威信に賭けて、作って見せるわ!!」

後日、完成され実際に使用されたが、ミサトがやけに疲れた顔をしていたのを追記しておく。

そうこうしている内に、ヘリは会場に到着した。

 

パーティー会場

「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」

「何なのよ! コレ!!!」

そう、席には何も用意されていなかった。 他の席には色々と用意されているのだが

「接待マナーも知らない連中ね。」

「虐めましょうか? キョウコ」

「そうね、ユイ」

「一寸! えびちゅは?」

「パパ、ごはんは?」

出席者リストを見ていたシンジが

「無ければ、在る所へ行きましょう。」

そう言って、皆をある席へ連れて行った。

 

「時田君、今日は楽しませて貰うよ。」

「有難きお言葉有難う御座います。 神威流の総帥からお言葉を頂けるとは。」

「一寸良いですか?」

「何だね君は! 会話に割り込んで来るんでは無い!! それに、君見たいな子供を呼んだ覚えは無い!!」

シンジは、時田の言葉を無視して

「師匠。お久しぶりです。ドイツでの修行を終え、先月日本に戻って参りました。」

「・・・シンジ シンジか?」

「はい、そうです。 シンジです。」

「一寸、君! 私が総帥と話をしているんだ!! この話がまとまれば、神威と戦自、日本重化学工業共同体が一体となって

 NERVを倒す事が出来るんだぞ!!!」

「それは、無理!! NERVを倒す事は出来ない!!」

「何故なんだ!!」

「”神威の守護天使”である僕が、NERVに居るからだ!!」

「貴様が、”神威の守護天使”だと!?冗談も休み休み言いたまえ!!」

「時田君、本当だ。7年前9歳だったシンジに儂は負けたのだ。 シンジが神威流最強なのだ。

 それより、よく帰って来てくれたな。」

「はい。 師匠に紹介したい人が居るんです。」

「何? 儂にか??」

「はい。 アスカ」

アスカがシンジの脇に出てきた。

「師匠、紹介します。 僕の妻のアスカです」

「初めまして、惣流・アスカ・ラングレーです。」

「それと、僕達の娘のミライです。」

「はじめまして、そうりゅうミライです。 おじいちゃん」

「・・・おじいちゃん・・・そう呼ばれる日が来るとは・・・シンジ!!」

「はい!?」

「良くやった!! こんな別嬪を捕まえた上に、こんな可愛い子迄作るとは!!・・・それに、おじいちゃんと呼んでくれるなんて・・・」

アスカは、別嬪と言う言葉で真っ赤になっていた。

「師匠は、僕の親も同然ではないですか!! それなら、子供に”おじいちゃん”と呼ばすのも当然な事ですよ。

 さあ、ミライ。おじいちゃんに抱いて貰いな」

そう言って、ミライを促す。そうして、ミライを抱きかかえる総帥。

「セカンドインパクトで、息子達を失って孫は絶対に抱けないと思っていたのに・・・」

誰も、口を出せる雰囲気では無くなった。

「シンジ、お前達も此処でユックリしていけ!!」

「その積もりでした。 用意されていた席には何も準備されていませんでしたから。」

時田を睨みながら、席を指差した。

「時田君、君は接待のマナーも知らないのかね!? もし、そうなら神威流は君達の見方にはならない!!!」

「・・・あれは・・・・」

言葉を濁す時田。

「招待しときながら、あれは無いですよね。」(キョウコ)

「接待マナーも知らない、ヘボ科学者だからしょうがないんでは?」(ユイ)

「そうね、なんと言ってもヘボ科学者だからね〜」(リツコ)

「ミライごはんがたべたいのに・・・」

涙目で訴えるミライ

居た堪れなくなって、その場を立ち去る時田。その目には涙が浮かんでいたとか・・・

そうして、神威流とNERVで食事が始った。

「・・・そうすると、アスカ君はシンジの愛弟子という訳か。」

「そうです。口伝絶命技以上は幾つかつかえませんけど。」

総帥は、アスカ、ミライ、ユイ、キョウコは勿論、リツコやミサトも気に入っていた。

「そうそう、日向さんやマヤ姉さんもNERVに居ますよ。 ・・・後・・・・・あ・・・・青葉さんもだ!!」

「ほう、あの3人もNERVか・・・」

そうして、楽しい食事が進んでいったが、やはり邪魔者は登場する。

シンジ♪ 久しぶり♪

そう言って、シンジに後ろから抱きついた。

当然、アスカが噛み付いた。

「一寸!! シンジに何するのよ!!早く離れなさいよ!!!」

「あんたこそ何よ!!! 恋人の再会を邪魔しないでよ!!!!」

「「「「「「恋人?」」」」」

「シンジ、どう言う事よ!! 説明しなさい!!!」

「どう言う事って言われても・・・そもそも、貴女は誰?」

「へ? シンジ・・・知らないの???」

「うん。 会った事もないんだけど・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・アンタ! シンジは知らないって言っているんだから、

 離れなさいよ!!!」

「貴女に言われたくないわよ!!! 貴女こそシンジの何よ!!」

「アタシは、シンジのよ!!」

「へ? 妻?? シンジ、私との約束忘れたの?」

「約束と言われたって、貴女とは会った事がないので・・・」

「シンジが海外修行に行く前に、”帰って来たら付き合って”って言ったマナよ!! 霧島マナ!!」

「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」

「・・・嘘だ!! 

 約束したマナはの筈だ!!!!」

「へ?」

「だって、あんなに凶暴色気の無い奴が女である筈が無い!!!

「悪かったわね!!! 凶暴で色気の無い奴で!!!」

他の人達は、この騒ぎを肴にして飲んでいた・・・

「仮に、その約束をしたのが君だとしても付き合う事は出来ない!!」

「何でよ!!!」

「僕には、妻と子供が居るから!!」

そう言って、アスカを抱きしめた。

「それに、僕は胸の無い女性は好みでは無い!!

そう、マナの胸を見て言った!!

「・・・っく・・・胸位直ぐに大きくなるもん!!!」

その時、ミサトが何かに気がついた。

「一寸、アンタ戦自の霧島マナ?」

「そうよ! 私が戦自の女神・霧島マナよ!!」

「その字名は知らないけど・・・流石、茶髪マナ板と言われるダケはあるわね。」

マナの着ていた制服は、胸の処だけが生地が余っていた。

そうして、マナは泣きながら走り去って行った。

「まあ、シンジが男だと勘違いするのも判る。 儂もアレが戦自い行くまでだと思っておったし・・・

 道場に居た全員が、男だと思っていたしな・・・不憫な娘よ。 特に胸が

「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」

その場の皆が納得した。

 

そうして、本題のお披露目が始った。

「皆さん、本日は我が日本重化学工業共同体が誇る、スーパーロボット”ジェットアーロン

 完成披露宴にいらして有難う御座います。」

そう時田が切り出した。

背後の巨大液晶ディスプレーには、ジェットアーロンの姿が映し出されていた。

「「「「「「「「「「「「「「おお〜」」」」」」」」」」」」」」

「パパ、かっこわるいね」

「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」」」」」

会場に、重い空気が広がった。

「え〜、このジェットアーロンの特徴は、核動力で動き連続150日起動が可能です。 当初、遠隔操作で操作する筈でしたが

 システムの見直しを図りパイロットと人工知能を搭載して、より自然に動ける様にしました。(中略)

 という事で、このジェットアーロンが量産配備されれば、NERVなどに大きな顔をさせる事はなくなります。」

「「「「「「「「「「「「「「おお〜」」」」」」」」」」」」」」

政府関係者や戦自関係者は大喜びの様だ。

「では、質問を受け付けます。」

そう言って、NERV関係者へ目を向けるが・・・・宴会状態だった。

「では良いですか?」

「おや? 君は??」

「NERVの碇シンジ一佐です。 貴方が、先程馬鹿にしたEVAのパイロットです。」

「・・・では、どうぞ。」

「連続150日とか言っていましたけど、その間整備や補給は要らないのですか? また、その日数は戦闘行動時間ですよね?」

「そ、それは・・・只動くと言うだけでありますが、外部電力が無ければ5分で動かなくなる、欠陥兵器よりマシです。」

「確かに、偵察型の試作機や支援型の零号機は外部電力が必要ですが、戦闘型の初号機や弐号機にはS2機関が搭載されて

 いるので貴社の玩具より動けますよ。」

「く・・・暴走するよりマシだ!!!」

「暴走? 実戦に投入されてからは、一度も暴走しては居ないけど?」

「・・・パイロットに精神汚染の可能性がある兵器など私は認めん!!!私のジェットアーロンこそ世界最強だ!!!!」

「僕達パイロットは、NERVの技術部、整備部の皆を信じている。 それ以外のNERV職員も皆、自分達の為では無く子供や孫達が

 安心して暮らしていける世界を築く為に全力を注いでいる事を知っている!! 諜報部、保安部は、僕達パイロットが安心して

 日常生活を暮らせる様に日夜頑張っている。 それを知っているからこそ、僕達は命を賭けて闘う!

 貴様の様に、自己の見得の為に闘う者などNERVには一人も居ない!!!」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「何も言い返せ無いのか!! 環境破壊兵器など作って自己満足に浸っていろ!! NERVの総力を挙げて潰してやるぞ!!!」

「貴様の様なガキに、何が判る!!! 戦自や神威流と力を合わせて逆にNERVを潰してやる!!!」

「時田君、我が神威流は君のトコには力を貸さない事にした。」

「・・・何故です!? 総帥!!」

「シンジは、我が神威流の象徴”守護天使”の称号を持つ。 それに、我が子を攻撃する気にはなれない!! 可愛い孫もおるしな」

そう言って、ミライの頭を撫でる。

「・・・・く、ジェットアーロンさえあれば、NERVや神威流など恐れに足らん!!!」

「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」」」」」

会場は、冷めまくっていた。

自分たちの中では、最高の頭脳を持つ時田が、16歳の子供に言い負かされて狂ったのだから。

「ジェットアーロン起動!!!」

ジェットアーロンが地上に上げられ、起動シーケンスを開始した。

「前進だ!!」

一歩足を踏み出した処で、予想通り暴走した。

「時田博士、ジェットアーロンが暴走しました!!」

「何? パイロットは? 人工知能はどうした??」

「パイロットは、鼻血をだして気絶しています。人口知能は、沈黙しています。」

「・・・何故なんだ!! 4年前からドイツで開発していたのに!!!」

「だからヘボなんだよ!!」

「ホンとね、使い物にならないって忠告していたのにね。」

そう、昔ドイツの学会で、時田の論文をアスカとシンジはボロクソに批判して言い負かしていたのである。

「それより、どうするんですか??」(シンジ)

「自爆でもさすの? パイロットごと??」(アスカ)

「自爆か・・・核爆発になるわね。 環境にも人にも悪い兵器よね」(キョウコ)

「自分の作った物すら、止められないんだ〜」(ユイ)

「人の所の兵器を批判する前に、自分の所の兵器を何とかしなさいよ!!」(リツコ)

「「「ヘボ科学者って嫌よね〜」」」

「接待マナーも知らないんだから、仕方が無いわよ!!」

「それもそうね。」

「美的センスも悪いし!!」

どんどんと落ち込み小さくなる時田・・・

そして、留めの一言

「ぶざまね」(ミライ)

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「さて、ヘボ科学者の尻拭いをしてきますか」

「シンジ? 如何するの??」

「手足を壊して来る。 最悪、原子炉を塵にする。」

「それしか、無いわね。 NERVからEVAを空輸するいは時間が無いし・・・」

「じゃあ、師匠。 修行の成果を見ていて下さい。」

「シンジ、気をつけるのだぞ」

シンジは、窓を蹴破り外に出て行った。

液晶ディスプレーには、暴走するジェットアーロンとシンジが映し出されていた。

先ず、シンジは横から足目掛けて空牙を放った!

その一撃でジェットアーロンは、両足を失い地面に倒れこんだ。

そして、シンジは面倒になったのか炉心目掛けて神音を放った。

そうして、ジェットアーロンは完全に停止した。

そうして、この場にいる政府・戦自関係者は、シンジ擁するNERVに楯突く愚かさを知った。

 

何事も無かったかの様に、シンジが戻って来た。

「時田ヘボ博士、ジェットアーロン如き木偶の坊で我が神威流と喧嘩をするつもりですか?

 構造は脆いは、安全性に欠ける兵器・・・最も、敵陣で自爆する為の兵器なら役に立ちますね。

 でも、僕は絶対に使いたく無いですけどね。」

「・・・・・・・く・・・私は、世界最高の科学者だ!! 今回のは、パイロットのミスであり我がジェットアーロンの所為

 では無い!!!」

「何が、世界最高の科学者よ! 4年前にドイツで12歳の子供に言い負かされたじゃないの!!

 そんな記憶力だから、ヘボ科学者なのよ!!」

「な、何故それを・・・・」

「言い負かしたのは、アタシとシンジよ!! ヘボ科学者さん♪

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「さて、貴方は先程NERVの機密事項を仰っていましたが、スパイ容疑が掛っていますので、後でNERV諜報部が

 デートに誘いに来ますので、準備しておいてくださいね。」

シンジが、笑顔で言い切った。

時田は、誰かに助けを求め様と周りを見回した。 その時に、視界にミライが入った。

瞬時に、”ミライを人質にすれば逃げ切れる”と言う考えが浮かび、実行すべく動き出した。

だが、場所が悪かった・・・周りは神威流の使い手がひしめいており、瞬時に時田の考えを読み取ると行動に移した。

結果、両脇をシンジとアスカが押さえ後ろから総帥が羽交い絞めにした。 それと同時に、ミライの裂破が時田の息子に直撃した。

「ふん! きたないてで、わたしにさわろうとしないでよ!!」

時田は、一撃で意識が飛んだ

「「「・・・・・・・・・・・・・」」」

「シンジ、お前の娘は裂破が使えるのか? 威力は無いが、型は問題ないぞ!」

「赤ん坊の時から、アスカとの修練を見ていたせいでしょ。」

「末恐ろしいな・・・」

 

一寸したトラブルがあったが、NERV関係者全員は意気揚々と帰って行った。

時田は、黒服が現れ、NERV本部内にある「リツコの改造部屋♪」へと運ばれて行った。

その後、時田を見た者は誰もいない・・・

 

続く

 

おまけ

レイ&ケンスケ&トウジ

 学校にて補習中(学年で3人だけ)

加持リョウジ

 ・・・行方不明

霧島マナ

 鼻血をだして気絶中

 

後書き

次は、分裂使徒の登場!!!

マナも頻繁に出て来ます!! まあ、扱いは・・・ですけど。

 

では


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