十八番目(後編)        ―南樹―



カヲルと出会った翌日、シンジがネルフを出て行く日がやって来た。
目覚めに気持ちの良い朝日も今日ばかりは恨めしく思うアスカ。

「やっぱり、この日が来ちゃったよ・・・シンジ」

ひとりぼやく。
そして、もう一度、布団にもぐりまだ寝ているシンジに腕を廻す。

ミサトは昨日も仕事があると言って出て行った。
すごく嬉しかった、感謝した。
けど、つらい・・・。

「シンジ・・・」

いっちゃいやだよ・・・。
あたしを置いて行かないで・・・

「シンジ・・・」

あたしをひとりにしないで・・・。



朝食は昨日とは打って変わり終始無言だった。
結局、カヲルの事もシンジが出て行く理由も中途半端になり、
二人はお互いに何も伝えられなかった。

シンジとの最後の朝・・・。
シンジとの最後の食事・・・。
最後の・・・。

最後という単語が繰り返すたびに涙がこぼれそうになる。
ヒカリ達がお別れ会を開いてくれるって言っていたけどそんなのどうでもいい。
アスカは涙を必死でこらえていた。

アスカの思いが決壊する寸前、アスカの緊急用携帯が静かな食卓に響き渡る。

「・・・なによ?」
「アスカすぐ本部に来て、使徒が現れたのよ!」

憮然と答える今のアスカにとってそんな事は、
本当にどうでも良かったのだが流石にそうもいかない。

「・・・わかった」
「それとシンジ君も一緒に来るよう言っといて・・・お願いね」

不満はあったがアスカはシンジに訳を話し一緒に本部へと向かった。



数ヶ月ぶりの使徒の出現、本部に緊張が走る。
パイロット三人はエヴァに搭乗し現在の状況を聞いている。

「第十八使徒は現在強羅絶対防衛線付近に停滞中・・・依然動く様子はありません」
「エネルギー反応が不安定で正確な場所が特定できません」
「MAGIは判断を保留しています」

「気配はあれど姿は見えず・・・どう思う赤木博士?」
「・・・全ての使徒は例に漏れず一直線に此処を目指してきた、だけど今回は違う」
「ってことは、目的は他にある・・・か」
「そのようね」

こう着状態が続く中、ミサトは賭けにも近い判断に迷っていた。
・・・打って出るか、待ち受けるか。

自然と胸の十字架に手がいく・・・判断は決まった。

「零号機及び弐号機はリニアラインにより目標予想地点に到着後、各自探索、目標を発見しだい殲滅」
「初号機は本部ジオフロント内にて戦闘状態で待機・・・宜しいですか指令」

「かまわん、判断は君に任す」

軽く頷いたミサトは高らかに声を上げた。

「エヴァンゲリオン発進!」



山間部をエヴァ二体は着かず離れずの微妙な距離を保ちつつ360度を互いにカバーする。
アスカとレイにとって身に覚えのある嫌な気配を感じる。

「この嫌な感じ・・・あいつね」
「ええ・・・」

あたしのシンジを思う気持ちをバカにしたあいつだけは許せない。
絶対に!



ビーーービーーー

突然、本部に警報が響く。
現状を把握したオペレーター三人は事実に驚愕する。

「タ、ターミナルドグマ最下部に使徒出現!!」
「防衛線付近の目標反応消失しました!」
「そんな・・・ありえません!」

マヤのただならぬ声にリツコが反応する。

「どうしたのマヤ!?」
「パ、パターンが第十七使徒と完全に一致・・・同一体です・・・」
「なんですって!!」

やられた・・・。
ミサトは見事に裏をかかれ、自分のミスに後悔する。
しかし、あの時点でどう判断したところでミサトの不利は決まっていた。

「くっ・・・」

けど、これは最悪だ・・・。
唇を噛み締め血がにじむ。



同様に裏をかれた二人はシンジのもとへ全力で走り出す。
内部電源のカウントダウンが非情に刻まれていく。

「こんな単純な手に引っかかるなんて・・・シンジ!」
「碇君・・・」



「終わりと始まり・・・さあシンジ君、僕はここだよ」
「カヲル君・・・」

ドクン・・・ドクン・・・

初号機の瞳の輝きが増す。
鼓動が伝わってくる・・・・・・・・・・・・いける。

「パイロットのシンクロ率が上がっていきます!」
「しょ、初号機起動、ルート2を目標に向かい降下中です」
「シンジ君、待ちなさい!シンジ君!」

使徒の目的はシンジだと直感で理解したミサトはシンジを引き止めた。
だが、ミサトの静止も聞かず降下していくシンジ。

「初号機・・・30秒後に目標と接触します」
「アスカ、レイ急いで・・・」



高い水柱をあげ最下層に到着した初号機の前にカヲルが現れる。
シンジに優しく微笑むカヲル。

「カヲル君!」
「迎えに来たよシンジ君」

シンジの方を向いたまま遠ざかるカヲル。
いや・・・遠ざかると言うより招き寄せている。
つられるようにシンジは慌ててカヲルについて行く。

「待ってよカヲル君」
「・・・・・・」



「最終安全装置解除されました!・・・ヘブンズドアが開きます」
「使徒に二度も進入を許すなんて・・・」

「ミサト!!」
「アスカ急いで!シンジ君は目標と接触したわ!」

ここでミサトを責めても仕方ない、今は一刻も早くシンジの所へ。
アスカは内部電源のカウントに目をやる。

「このまま行くわ!ケーブルの用意とリツコ、例の物!」
「大丈夫よ、用意してあるわ」

刹那、強い揺れが本部を襲う。
シンジの危険を雄弁に訴えている。

「あのバカ!行くわよレイ!」
「了解」

二体は最大船速で降下し始めた。



沈黙が支配する空間に二人の少年は向かい合う。
彼らにとって終わりであり始まりであるこの場所で。

「カヲル君・・・」
「会いたかったよ・・・シンジ君」
「僕もだよ・・・」

「僕と一緒に行かないか?」
「カヲル君と?」
「キミの心の奥底に眠る本当の気持ち」
「本当の・・・」

「僕と一緒に」
「カヲル君と・・・一緒に・・・」
「僕とひとつに」
「・・・ル君と・・・・・・つに・・・」

ガガガガガガ

パレットガンの弾着の煙がカヲルの周りに立ちこめる。

「そんな事あたしがさせないわ!」
「弐号機パイロット・・・」

カヲルは明らかに不快を表す。
間髪いれず弐号機はプログナイフをカヲルに突き立てる。

ガキッ

カヲルのATフィールドが攻撃を防ぎ火花が飛ぶ

「あたしのシンジに許可なくふれるな!!」
「フッ、つまらない独占欲だね」
「つまらないですって!レイ!」

「フィールド全開・・・」

レイはカヲルのATフィールドを中和しつつカヲルを押さえ込む、
すかさずアスカがロケットランチャーを零距離で発射する。
カヲルのATフィールドが破壊され砲弾がクリーンヒットする。

「どう?リツコ特製の対使徒用特殊砲弾のお味は」
「・・・やるね」

顔色は変えていないものの、口の端から血が伝う。
カヲルは自らの敗北を悟るのに時間を要しなかった。

「フ、フフ・・・ハハハ・・・」
「負けを認めた様ね」
「負け?」

十字架に磔となっている使徒の前へ出て自らも同じように大きく手を広げる。

「そう、すべてがね・・・」

カヲルが白い使徒に吸収された・・・。
重苦しい空気が周囲に広がり、LCLの海がざわめき始める。
仮面をつけた顔が苦しそうにもがき、両腕の戒めを解こうとしている。

バキッ

使徒は戒めを腕ごと引き抜き海に落下する。
千切れた下半身の触手がうごめき急激に再生を始める。
その触手の動き一つ一つが人のもがいている姿に見える。

アスカとレイはその光景にショックを受けている。


サードインパクト・・・。
違うこれは・・・。


再生を終え立ち上がった使徒が腕を振る。

「きゃあああぁぁぁ」
「アスカ!?」

突然、弐号機が吹き飛ばされる。
レイは一瞬なにが起きたか解らない。
使徒の動きにレイは身構える。

「くぅぅ・・・」

二度目の衝撃波、何とか耐えたもの零号機は膝をつく。
リリスは零号機の脇を通り過ぎ弐号機に近づいていく。

「アスカ逃げて・・・」
「か、体が動かない・・・!」

自分を見下ろすリリスにアスカはとてつもない恐怖を覚える。
使徒の手がモニターいっぱいに広がる。

「あぁっ!」

弐号機は頭を掴まれそのまま高く持ち上げられた。
リリスの頭を掴む力が強くなる、ミシリと嫌な音をたて装甲にひびが入る。
恐怖にアスカはプラグ内で小さくなりガタガタと震えている。

いやぁ・・・。
シンジ・・・助けて・・・。

また、ミシリと音がし装甲のひびが広がる。

シンジ・・・シンジぃ・・・。

「アスカ!!」

振り下ろされたソニックグレイブが弐号機を掴む腕を両断する。
力なく倒れる弐号機、だが、リリスの切断された腕はすでに再生されていた。

「アスカ、しっかりして・・・」
「・・・レイ」

三度目の衝撃波・・・四度目、五度目・・・。
レイはATフィールドを張り必死にアスカを守るが限界が近づいてくる。

「・・・アスカ・・・碇君をお願い」
「レイ!?」

レイは最後にそう言い残し、零号機の瞳の輝きが消え完全に活動を停止する。
動かない零号機が弾き飛ばされる。

「くっ!」

アスカはパレットガンで弾幕を張り使徒との距離を保とうとする。
離れざま、転がるロケットランチャーを拾い特殊砲弾を続いて打ち出す。
リリスのATフィールドを貫通し弾着部分が消し飛ぶ。

「この!この!」

リリスは破壊されては再生を繰り返しつつ、少しずつ弐号機に近づいていく。

カチッ・・・カチカチ

恐れていた弾切れと同時に使徒に頭と左腕を捕まれる弐号機。
体を引き裂かれる痛みがアスカにフィードバックされる。

もう抵抗する気力のない弐号機に続けざまに衝撃波が襲う。
頭を抑えられたまま至近距離で・・・。

弐号機は装甲、回路、神経全てを破壊されボロ雑巾の様に変わり果てた。
・・・弐号機は完全に沈黙した。


「はぁはぁ・・・くっ・・・」

エントリープラグから這いずり出て自分を見下ろす使徒を見る。

体はあちこち痛い、シンジは目を覚まさない。
おまけにあたしの弐号機はボロボロ・・・。
・・・最悪。

悪態を吐きたくても周りにはもう誰もいない。
虚無感が支配するアスカは抵抗無く使徒に囚われた。
前回のシンジとカヲルの最後の様に・・・。

シンジ、あたし精一杯がんばったよ・・・。
悔いは無いよ・・・けど・・・。
シンジとデートに行きたかったなぁ・・・。

初号機を見るアスカの視界が涙に霞む。




ブシュ




アスカを掴むリリスの腕が根元から引き千切られた。
恐る恐る目を開けたアスカの視界にはのた打ち回る使徒と赤に染まった初号機がいた。

「・・・シ、シンジ?」
「アスカごめん、本当にごめん」

シンジはアスカを一番安全な初号機のエントリープラグに招き入れた。
もう、何年も会っていなかったかの様に思えたアスカはシンジに抱きつく。

「バカ!バカシンジ!」
「アスカ・・・」

アスカの髪をシンジは優しく撫でる。
アスカをいたわる気持ちと共にシンジの中に抑えようのない怒りが込み上げる。
それは使徒に対しても、自分に対しても言えた。

初号機の操縦桿が変形しグリップ部分が広がる。
言われなくてもアスカはシンジの意図する事が解った。

「アスカいくよ!」
「ええ!」

腕の再生を終えたリリスに初号機の重い拳がヒットする。
リリスはよろめき後退する。

リリスの反撃の衝撃波を初号機はバク転で回避し、そのまま地を蹴り、高く跳ぶ。
全体重を乗せた初号機の蹴りがリリスの体を深々とえぐる。

「こぉぉのぉぉぉーーー」

回し蹴りを喰らい弾き飛ばされたリリスは自らを縛り付けていた十字架にもたれかかる。
アスカとシンジは一瞬見つめ合い、互いに頷く。

「「うあぁあああぁぁーーー」」

初号機は使徒に向かい走り出す。
発生したリリスのATフィールドを右手でなぎ払い左拳に力をためる。


ズン


重く鈍い音がした。
初号機の左拳はリリスの胸を貫き、十字架を破壊し、後方の壁に埋まっていた。


そして・・・光が広がっていく・・・。


再び訪れた静寂に二人は息をつく。

「・・・アス、イタッ」

シンジが声を掛けようとしたとき、アスカがシンジを引っ叩く。
叩いた手が更に往復する。

「イ、イタイよ・・・アスカ」
「なんで、あんたはさっさと起きないのよ」
「そんな事言ったって・・・イタ」
「あたしに口答えすんじゃない!」
「ご、ごめん・・・イテッ」

「・・・こわかったんだから・・・すごくこわかったんだから」
「ごめんね、アスカ」

アスカはシンジの胸にしがみつき肩を震わす。
そんなアスカをシンジは優しく抱きとめる。



しばらくし、ふと、アスカがある物に気がつく。

「シンジ、あれ!」
「カヲル君!?」

LCLの海を漂うカヲルをシンジ達は引き上げる。
カヲルは苦痛を伴いながら目を開ける。

「シンジ君・・・」
「カヲル君・・・どうしてこんな事を・・・」

シンジの問いに微笑みながらカヲルは自分の存在理由を語り始める。

「以前の悲壮に暮れていたキミが僕の事を呼んでいたんだ・・・」
「だが、キミは彼女によって変わる事が出来た・・・もう、僕は必要なかった」

「けど、僕は生まれてしまった・・・」

カヲルの行動は自分の責任だと痛感する。
だとしても他に道を探せたかもしれないのに。

「だからって・・・」
「・・・嫉妬って奴かもしれない」
「嫉妬?」
「そう、彼女にね・・・」

カヲルが目をやるとアスカはビックリしてシンジの影に隠れる。

「・・・本当はキミ達を傷つけるつもりは無かったんだけどね」
「わかったから、もう話さないで」
「フフ、やさしいね・・・」

カヲルに現世にとどまる力はもう残っていない。
カヲルは手を伸ばし、シンジは答えるように強く握り返す。

「そろそろお別れだ・・・・・・シンジ君」
「・・・カヲル君」

カヲルの体が粒子状の光になり天に還っていく。

これで全てが終わった・・・。
いや・・・シンジにはまだやる事が一つ残っていた。

「父さん、聞こえる?」
「なんだ・・・」
「僕はここに残るよ」
「そうか・・・好きにしろ・・・」

シンジの言葉を聞きアスカは喜びで抱きつく。
アスカは目を閉じてあごを少し上げる。

「んーー」
「アスカ、恥ずかしいよ・・・」
「なによ、がんばったんだからご褒美ぐらい良いじゃない」
「・・・う、うん」

唇と唇が軽くふれあう。
二人は自分達が生きているという事を実感していた。




今日開かれる予定だったシンジの「お別れ会」は「復帰祝い」へと変わっていた。
トウジにケンスケそれにヒカリ、無事救出されたレイ、珍しくリツコまで参加していた。

「いやーそれにしてもセンセがいなくならんで良かったのぉ、惣流?」
「なんであたしに振るのよ」
「だって、アスカったらずっと寂しそうな顔してたじゃない」
「し、してないわよ!」

開始早々からアスカが集中攻撃される。
シンジは当り障り無く、から笑いを浮かべている。

ふと、レイがシンジの袖をツイツイと引っ張る。

「ん?なに綾波?」
「・・・私も頑張ったから、御褒美」

突然、レイは目を閉じてシンジにキスのおねだりをする。
その行為を当然アスカは見逃すわけでもなく二人の間に割ってはいる。

「あんた、なにしてるのよ!!」
「何って・・・御褒美」
「ま、ま、まさか・・・レイ!あんた見てたの!?」
「アスカだけズルイ・・・」

シンジをめぐるレイとアスカの攻防は続いていたが、
一瞬おいて沈黙していたトウジが口を開く。

「待ちや惣流、ホンマにそんなことしたんか?」
「うっ・・・」

反論できずに真っ赤になっているアスカの姿が事実を物語っている。
その場が凍りついた・・・。

「なんやてーーーホンマかシンジ!?」
「へぇーーあのシンジがねぇ」
「い、いや・・・その・・・」

「アスカやったじゃない!」
「ヒカリ、あたしまだ何も言ってない・・・」

「そんな事無いわよ」

ビシッとミサトの一声が騒がしかった場を静め、ミサトに皆が注目する。
酔っ払っているミサトはニマッと悪魔的笑みを浮かべ・・・。


「なぁんたって、シンちゃんとアスカは身も心も結ばれた仲だもんねーー」


アスカとシンジは顔面蒼白となり、レイ、リツコ以外の三人は愉快なポーズで固まっている。
しばらくして、なんとかダメージから立ち直ったトウジが機械的にシンジに質問する。

「・・・ホ、ホンマか?」
「う、ん・・・」

今の精神状態だったら何を聞かれてもこう答えたかもしれないが、
今だけは違うと答えるべきであった・・・。

「この裏切りもんがぁーーー!!」
「まったくもって、イヤーンな感じ・・・」
「ち、違うんだよ・・・話を聞いてよ!」

「ア、アス・・・」
「ヒカリしっかりして!ヒカリ!」

「碇君、御褒美・・・」


余計に騒がしい席から少し離れたところで二人は改めて乾杯をする。

「ひどい事するのね?」
「何言ってんのよ、あれ位でちょうど良いのよ」

「それに・・・リツコだって心配していたじゃない」
「フフ、柄にもなくね」
「シンジ君の復帰、指令も喜んでいたみたいね」
「相変わらず不器用だけど・・・」

まだ、場の収まらない子供達を見る。

「あの子達みたいに私達も、もう少し肩肘張らずに生きていけるかしら?」
「そうね・・・出来るかもね」


二人の女性は微笑みながら楽しそうにその光景を眺めていた。






―後書き―
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

今回は「最後のシ者」の一応続き物・・・ですね。
何故かと言うと私が劇場版を見ていないからです・・・。

それではまた次回も読んで頂けたら嬉しく思います。


アスカ:まさか、ターミナルドグマに現れるなんて・・・。

マナ:そんなこと、もうどうでもいいわよっ。

アスカ:なによっ。ま、最後は上手く行ったから結果オーライってとこかしら?

マナ:違うわよっ! 最後が問題よっ!

アスカ:はぁ?

マナ:なにが、ご褒美よっ!(ーー#

アスカ:ファーストみたいないこと言ってるわねぇ。

マナ:凄く怖かったとかなんとか言ってぇぇっ!

アスカ:だって、怖かったんだもん。

マナ:だからって、ご褒美はないでしょっ。

アスカ:いいじゃんっ! 頑張ったんだからっ!

マナ:ふーん。じゃ、わたしも頑張ったらご褒美貰えるのね。

アスカ:アンタはダメに決まってるでしょうがっ!

マナ:アスカと綾波さんだけ、貰うなんてずるいじゃないっ!

アスカ:ファーストぉ? なぬぅぅぅぅっ?(ーー#
作者"南樹"様へのメール/小説の感想はこちら。
you-m@gw3.gateway.ne.jp

感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

inserted by FC2 system