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ミサちゃん、初めてのお使い

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この作品は、今までの『ああ、無敵のシンジ様ぁ』『続ああ、無敵のシンジ様ぁ』と

『ああ、無敵のシンジ様 in バースディ』4作&『ミサちゃんの旅日記』を先に読んで下さい。

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『みなさん、元気。

 えっ?、オマエは誰か?

 自己紹介を忘れていたわ。アタシは、惣流・・・・じゃなかった碇・アスカよ。

 えっ?、前回と同じだって。だって一応このシリーズの主役はアタシだからね。

 アタシ、今、妊娠中なの。今回は、アタシの愛娘ミサの小さな冒険を教えるわね。』

 

 

アタシが、ドイツ旅行から帰ってきて4ヶ月が経ったの。

お腹の子は、順調に育ってきたわ。ミサも元気過ぎて困るほど(^^;;育っているわ。

でも、アタシは、妊娠と育児でダウンなのよ。

アタシが、ダウンしても毎日の家事は、あるのよねぇ〜〜

 

そんな、育児に疲れたある日、アタシは夕食の用意に追われていたんだけど...

 

「あっ!醤油がきれているわ。

 ミサちゃぁ〜〜ん、ちょっとお使いしてきてぇ〜〜!」

「はぁ〜〜い、ママ!!」(^◇^)

『...あっ! そう言えば、ミサを1人で外出させたこと無かったわね。』

「ミサちゃん、このメモを持ってお店の人に見せてね。....大丈夫よね。(^^・G;

「うん、ママ。まかせてよ!!」V(^◇^)

ミサは、体に似合わない買い物カゴを抱きかかえて、(うきうきわくわく)と出て行ったわ。

 

『...やっぱり、心配よねぇ。そうだ、愛しのシンジ様にお願いしよう!』

 

場所は、代わってネルフ発令所

発令所の碇シンジの携帯電話が鳴り出しました。

「Purrrr!Purrrr!」

「はい、碇です。

 (あなた、アスカですけど、ミサをお使いに出したの)

 何、ミサが!

 (うん、でね。アタシも出した後で不安になったの)

 わかった、保安部に大至急ガードさせるよ。

 アスカ、君は帰ってきたミサを笑顔で迎えるんだよ。」

碇シンジ特務1佐は、保安部にガードを依頼しました。

「碇1佐ですけど、次期パイロット候補者が外出したのガードお願いします。」

「こちら、保安部。了解しました。」

 

この碇1佐の行動を上の司令席から眺めていた碇司令は、心の中で小躍りしながら命令を引退した冬月さんに代わり昇格した(加持)ミサト副司令に出しました。

「加持副司令、『M−O5』を発令したまえ。」

この命令を聞いたミサトは、悪魔の笑みを浮かべて全オペレータに命令しました。

「政府各省庁に『M−O5』を発令!(よろしくね)(^-^)

全オペレータも、笑みで復唱しました。

「はっ、『M−O5』を政府各省庁に通達します!!」V(^^)

発令所のディスプレイには、『M−O5』が点滅し始めました。

 

碇1佐は、嫌な予感が背筋を走り、碇司令に恐る恐る確認しました。

「父さん、いえ碇司令、『M−O5』とは、何の暗号ですか。」(−−;;

碇司令は、何時ものポーズの含み笑いで答えました。

「シンジ、いや碇1佐、『M−O5』とは、

 isachan tukai anbaxtuteの略だ。」/_\

「はぁーーーっ、わかりました。もういいです。」(−−;;

 

青葉COP(チーフオペレータ)が、政府からのデータを読み上げました。V(^^)

「政府各省庁より、返信!!」

 「碇司令,碇1佐、ミサちゃんの成長を心からお祝いする。」

 「ミサちゃん、頑張って」

 「今日の日を待っていました。」

     :

     :

 

『父さん、これはお使いなんだよねぇ...』(^^;;

碇1佐は、この時点でミサのお使いが、碇司令が前々から楽しみにしていた事を痛感しました。

 

ミサちゃんが、マンションの玄関を近所のスーパーに向って(とことこ)と歩き出しますと、まず保安部のガードマンが1人尾行につきました。

しかし、その2分後にそのガードマンは、諜報部のエージェントに交代させられました。おまけにミサちゃんにわからない様に道の反対側、ミサちゃんの正面...と8方向を完全に配置していました。

そして、上空には、ネルフのVICTOLが旋回をして対空監視をしていました。

 

        【ネルフ発令所】

        青葉COPが、昔取った杵柄で張り切って指示を出していました。

        「司令!!無事目標(ミサちゃん)周囲360度の安全確保しました。」(^^)\\

        「ウム」/_\

 

何も知らないミサちゃんは、「なんの宣伝かな?」と、お空の飛行機を眺めましたが、そのうちに見飽きてお使いに歩きだしました。

 

        「目標、南西の方向に移動中!!」

        「司令、大変です!! 南西の商店では、目標安全を確保できません。」(^^)\\

        (ミサちゃんの目指している店では、小さくてエージェントが全員入れません。(^^;;

        「よし、目標の進行方向の商店を閉鎖!! 目標を西の○イエーに誘導」/_\

 

ミサちゃんは、何時もママと一緒に買い物に行くお店がしまっていて困りました。

「あれぇ〜〜、お店お休みさんですね。」(・◇・)?

ミサちゃんが困っている処に人の良さそうなお爺さんが、声をかけました。

「お嬢ちゃん、どうしたのかな。」(==)

「うん、ミサ、醤油を買いたいの。けどお店やさんお休みさんなの。」(・◇・)

「よし、お爺さんが、良い事教えてあげよう、あの通りの先の○イエーという名前のお店でお醤油が売っているよ。」

ミサちゃんは、頭を下げてお礼を言いました。

「お爺さん、ありがとう。」

「お嬢ちゃん、頑張ってな。」

ミサちゃんを○イエーへと教えた人物は、既にネルフを引退した「冬月コウゾウ」さんでした。

『やれやれ、碇め、面倒な事を押し付けおって...(==;;

 ふっ、まったくミサちゃんは可愛いな。碇にはもったいない。』

 

        「目標、進路を西の○イエーに変更!!」

        「よし、発令所以外の全職員は、○イエーのお客を装い目標をガードせよ。」/_\

        「はっ、全職員は、○イエーの店内にて待機。」(^^)\\

 

別次元より、このおかしな行列を眺める者がいました。

「あれぇ〜〜、何かしら、物々しいわね。

 でも、あの真ん中の女の子、可愛いわね。

 よーし、遊びにいこう!」(゚−゚)

 

ミサちゃんは、遠路はるばる冬月お爺さんの言う通り、○イエーに到着しました。

○イエーの店の中は、私服のネルフ職員だけでした。

勿論、ミサちゃんと接触する人は、厳選されたエージェントでした。

 

「お嬢ちゃん、お使い?エライわねぇ〜」

「うん、ママに言われてお醤油を買いにきたの。」(・◇・)

「そう、お醤油を買いにきたのぉ、エライわねぇ〜」

 

端から見たらそこいらに居るオバサンは、ミサちゃんを無事醤油売り場まで連れてってくれました。

 

「オバチャン、ありがとう。」(・◇・)/

 

ミサちゃんは、礼儀正しくお礼を言うとレジでお金を払いました。

 

        「目標、無事、商品を購入しました!!」(^^)\\

        「よし、往路同様に復路も目標の安全を確保せよ。」

        「司令!!無事目標周り360度の安全確保しました。

         あっ、待って下さい。

         司令!!目標近くに未確認物体接近!!

         パターン青!!使徒です!!」(@◇@)\\

        「何!!使徒だと!!」/@_@\

 

ネルフ発令所では、使徒発見に上も下も大騒ぎになりましたが、お使いから帰宅中にミサちゃんは、何も知らず(とことこ)と歩いていました。

ミサちゃんが、家への道を歩いていると、突然目の前にミサちゃんより少し年上の女の子が現れました。

 

「えへっ、こんにちわ!!」(゚−゚)

「こんにちわ!!」(・◇・)

「ねえ、あなた。お使いなの。」(゚−゚)

「うん。ミサ、ママにお醤油頼まれたの。」(・◇・)

「えらいわねぇ〜〜。ミサちゃんっていうんだ。あたし、サキエル。サキって呼んでね。」(゚−゚)

「うん、サキちゃん。」(・◇・)

「お友達になりましょうね。ミサちゃん。」(゚−゚)

「うん。」(・◇・)

      :

      :

ミサちゃんとサキエルちゃんは、仲良くお話を始めました。

しかし、ミサちゃんをガードしていた諜報部のエージェントは、突然現れた少女がミサちゃんに接触したのでパニックになりました。

『司令部、アクシデント発生!! 未確認の少女・・・・・』

 

        「司令!!使徒が目標と接触!!」(@◇@)\\

        「諜報部は何をしていたんだ。」

        「司令!!」

        「...目標の安全を最優先に確保せよ!

         目標には、気づかれないように使徒を撃退せよ」

        「了解!!・・・・」(−−)\\

 

こうして、「ミサちゃん救出作戦」が、作戦部最高顧問加持ミサトにて提案されました。

 

        「EVAによる急襲」

         「...却下、目標の安全が保証できない。」/_\

        「では、まず人海戦術により目標の身柄を確保

         次に偶然を装った交通事故による撃退

         万が一に備えてスナイパーポジトロンライフルによる狙撃・・・・」

 

ミサちゃんとサキちゃんは、駅前の大通りにさしかかりました。

 

        「作戦スタート!!」

        「了解!!」

 

ミサトさんの号令でネルフ人海戦術部隊が行動を開始しました。

ミサちゃんとサキちゃんに向かって、駅前から祭りのお御神輿が暴走して迫ってきました。

「ワッショイ!」「ワッショイ!」「ワッショイ!」「ワッショイ!」

    「ワッショイ!」「ワッショイ!」「ワッショイ!」

ミサちゃんは、恐くなってその場にしゃがみ込んで目を瞑りました。

「あっーーーーーーーー!!」|(×0×)|

「ミサちゃん、危ない!!」(゚◇゚)

サキちゃんは、ATフィールドを展開してミサちゃんに迫ってくるお神輿を弾き飛ばしました。

 

      どかぁーーーーーん!!

 

ミサちゃんは、何時まで経っても何も起こらないので不思議になって目を開けますと、暴走お神輿は何処にもいませんでした。

「あれ、おみこしは?」(・◇・)?

「どっかいっちゃった。」(゚−゚)

 

        「使徒、ATフィールドを展開して人海部隊を撃破!!」

        「ちっ!やるわね、くさっても使徒ね。」

        「加持副司令、次の作戦を実行したまえ。」

        「はっ、青葉くん二子山のいるレイに連絡して」

        「了解!!綾波(特務)1佐応答願います。」

         「...はい、何ですか。」(−−)

        「レイ、ちょっちー、手違いがあってミサちゃんの安全が確保できなかったの。」

         「...はい、では作戦は中止ですか。」

        「レイ、レイの腕を見込んでミサちゃんに当たらない射線で狙撃できない?」

         「...はい、わかりました。」

        「タイミングは、作るわ。」

         「...はい、うまくいく事を期待しています。(−−)

        「・・・レイ、トゲのある言い方ね。」(−−;;

 

        「青葉くん、目標前方に例の物を散布」

        「はっ!!」

 

ミサちゃんの上に旋回しているVICTOLからミサちゃんの目前に「バナナの皮」が散布されました。

お約束事でミサちゃんは、バナナの皮に滑って転びました。

(ツルン)「きゃぁーーーーーーー!!」(×0×)

 

        これを見た碇司令と碇1佐は、同時に立ち上がり、23話の叫び声をあげました。

        「「ミサァーーーーーーーーー!!」」

        2人は、同時に加持副司令を睨みました。

        碇司令は、ポソッと言いました。

        「加持副司令減俸1ヶ月/_\

        「碇司令...」(^^;;

        碇1佐も、ポソッと言いました。

        「ミサトさん、禁酒1週間(−−)

        「シンちゃぁ〜ん許して」(TT)

 

勿論、二子山のレイ1佐は、ミサちゃんが転んだタイミングを逃さずに狙撃しました。

「....ファイヤ」

しかし、レイの撃った1/10スケールのポジトロンライフル弾は、サキエルの10倍の強度のATフィールドに弾かれて....

 

                      VICTOL

                         ↑

                         ┃

  二子山(レイ)━━━━━━━━━━━━━━━━┛(ATフィールド)サキミサ

 

上空のVICTOLは、流れ弾に当たり消滅してしまいました。

 

        「....上空のVICTOL消滅。」(−−;;\\

        ミサト副司令は、頭を押さえました。

        「あちゃぁーーー、もう打つ手無しね。」(−−;;

 

ミサちゃんは、お尻を摩りながら立ち上がりました。

「あれぇーー、お空の飛行機は?」(・◇・)?

サキちゃんは、笑って誤魔化しました。

「うん、どっかいっちゃったね。」(゚−゚)

 

それから、ミサトさんが考えたあの手この手を繰り出しましたが、サキちゃんのATフィールドに全て阻まれました。

5分後、ミサちゃんとサキちゃんが歩いた後には、飛行機の残骸、瓦礫となったビル、横転したトラックなどが散乱しれいました。

 

ミサちゃんとサキちゃんは、仲良くコンフォートマンションの前まできました。

「サキちゃん、ミサのお家ここなの。」(・◇・)

「へぇ〜〜、ミサちゃんのお家こんなに大きいの。」(゚−゚)

「うん。」

「じゃあ。ミサちゃん、今日は楽しかったわ。また遊ぼうね。」

「うん!!」(⌒◇⌒)

「バイバイ!!」(゚−゚)/

「バイバイ!!」(・◇・)/

 

        「司令!!使徒が目標から離れて消滅しました。」(@◇@)\\

        「目標の安全は?」/_\

        「はっ! 無事、住居に帰還しました。」(^^)\\

        「よし、そうか。加持副司令、政府各省庁に通達、『M−O5』無事達成!!」/_\

        「はっ、『M−O5』無事達成と通達します!!」(^^)

        「なお、今回の作戦における被害総額を調査報告するように。」/_\;;

 

そんな、大人の心配に関係なくミサちゃんは、エレベータに乗り自宅に戻りました。

「ママァーーー!! お醤油買ってきたよぉ!!」

アスカは、玄関のドアが開くと同時に飛び出しミサを抱きしめました。

「ミサ、お帰り遅かったのね、ママ心配したんだから。どこまで行ったの」(^^)

「うん、何時ものお店お休みさんだったから、○イエーまで行ってきたの。えへへへ、エライでしょ」(・◇・)

「そうなの、でもミサちゃんあんまり遠くまで行ったら駄目よ。」

「うん、わかった。

 でも、ママ。今度からミサが、ママの分までお使いするね。」(・◇・)

「...そう、お願いするわ。」(−−;;

 

ミサちゃんは、大人達の心配をよそにお使いの楽しさを覚えたようです。(^^;;

 

FIN

 

おまけ

 

報告書

作戦『M−O5』における被害支出

@第3新東京市小売り商店営業自粛: 1000万円

Aスーパー○イエーの臨時借切り費:20000万円

B第3新東京市流通における影響 :50000万円

なお、使徒撃退費用は、別途報告

 

後書き

 

パロディ、初めてのお使いでした。

この案は、1ヶ月以上も前に嶋野さんから貰っていました。遅れてすみません。(^^;;

次回は、一応予定では次の子供出産なのですが、ネタが...

 

では、次の投稿で会いましょう。^0^)/〜


マナ:NASAさんが、ミサちゃんメインの作品を投稿して下さいました!!

ミサ:ミサ、1人でお使いにいけたの。

マナ:ちゃんと醤油を買えたのね。ミサちゃん偉いわねぇ。

ミサ:サキちゃんっていうお友達もできたんだよ。

マナ:よかったわね。サキちゃんはネルフの役に立たない大人より、頼りになるから仲良くするのよ。

ミサ:うん! 仲良くなる!

マナ:ミサちゃんかわいいわねぇ、アスカには勿体無いわ。わたしの子供にしちゃおうかしら。

アスカ:ちょっと! アタシとシンジ様の愛の結晶に、気安く声をかけるんじゃないわよ!

マナ:キャッ! 急に出てこないでよ!

アスカ:さぁ、ミサ帰りましょう。

マナ:ちょっと、わたしがお話してるんだから邪魔しないでよね!

アスカ:アタシのかわいい娘なのよ! アンタにそんなこと言われる筋合いは無いわよ!

マナ:いいじゃない! かわいいんだから、ちょっとくらい話をさせてくれても!!

アスカ:やーーねーー。一生結婚もできない女は・・・。

マナ:な、な、なんてこと言うのよ!!!!

アスカ:あれ? ミサは?

マナ:ん?

ゲンドウ:さぁ、今日はうちに泊りにおいで。/_\

アスカ:勝手に人の娘を連れて行くなーーーーーーーーー!!!
作者"NASA"様へのメール/小説の感想はこちら。
nasa@roy.hi-ho.ne.jp

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