Written NASA ふふふ、来たわ!! ついに、来たわ!! ミサに主役の座を奪われて、ん話、長かったわ・・・・・(TT) 皆さんからのメールでもミサちゃん、ミサちゃん・・・・タームさんまでミサちゃん(TT) アタシは、皆さんにミサの母親(おまけ)として思われているけど、原作の2話と第1話〜第3話までの主役は、ア・タ・シ・だったのよ!! ママ、何独りで泣いて叫んでるの? ミサ、これを読みなさい。 ・・・・・な、な、なんで!!(@◇@) ふふ〜ん、アタシの誕生日記念よぉ!!凸(^−^) ・・・・・ママが若作りしている。(−−;; (−−#)ミぃ〜サぁ〜〜、何か言った!? (注意)「ああ、無敵のシンジ様ぁ in バースディ2」の1年後の話です。 アタシとシンジ様が、2人きりで生活する様になってから1年がたったの。 昼間は、アタシがシンジ様のお世話をするの。シンジ様のためなら、炊事、洗濯、掃除なんかちっとも苦じゃないわ。 だって、毎日1日の終わりにシンジ様は、アタシを抱いて何時も労いの言葉を囁いてくれるから。 「アスカ、今日も1日ご苦労様。 アスカばかりに任せて、ゴメンね」 「いいの、アタシはシンジ様のお役に立てて幸せなの。」 「でも、アスカ・・・・」 「じゃあ、お願いだから、何時もの様に・・・・・ねっ!」 アタシの毎日のお願いは、シンジ様のベッドまで抱っこで運んでもらって、シンジ様に腕枕と抱き枕で寝る事なの。 えっ、何故抱っこかって? 勿論、今から新婚気分を味わうためよ。凸(*^^*) 抱っこされると、『アタシは、シンジ様のモノ!!』って気分になれるの。 ・・・・でも、ゴメンなさい、シンジ様。 アタシ、この1年で?キロ重くなっちゃたの。 えっ、違うのわよ、太ってなんかないわよ!! ウエストは、現状維持ですもの。 大きくなったのは、他の2つよ!! 勿論、シンジ様には、毎日ベッドの中で感触でチェックしてもらってるの。 アタシの身体をチェックしていいのは、シンジ様だけなんだからね。凸(*^^*) ある日、シンジ様は、アタシに腕枕をしながら聞いてきたの。 「ねぇ、アスカ? 今年の誕生祝いは、何が欲しい?」 そうよねぇ・・・・・ 普通のカップルなら、マフラーとか手袋とかアクセサリーを強請るのが普通なんだけど、 アタシは、去年の誕生日に、欲しいモノは全部貰っているから・・・・ アタシは、悩んだ末に、シンジ様にあるモノをお強請りしたの。 「う〜〜ん、じゃあ1つだけお願い!!」 「何だい、アスカ?」 「シンジ様のチェロのソロコンサート!!」 だって、チョロを弾く時のシンジ様って、もぉ〜〜(ポッ)(*^^*)なんですもの。 シンジ様ったら困った少し困った顔したの。 アタシは、少し無理かなと思ってシンジ様にキスをして 「シンジ様ったら、そんなに大袈裟に考えないで(チュッ!) アタシは、シンジ様のチェロが聞けるだけで十分なんですから・・・・・ねっ!!」 でも、シンジ様ったら、アタシが考えている以上に大袈裟に考えていたのよ。 それから、数日後 シンジ様は、アタシに向かって、突然部活に入ると言い出したの。 「アスカ、臨時で音楽部に入部したんだ。」 「シンジ様、アタシ達は、何時ネルフから呼び出しがあるか分からないですよ。」 「うん、ミサトさんに相談したら、短期間ならって許しを貰ったんだ。」 「でもぉ、シンジ様・・・・」(・;) シンジ様ったら、アタシの本当の気持ちに気がついてくれないの。 音楽部っていったら、文科系クラブでも可愛い女生徒が多いのよ。 そんな部にアタシのシンジ様が入ったら・・・・・・ シンジ様が、シンジ様が取られるわ!!(TT) でも、シンジ様ったら、アタシの必死の訴えを分かってくれないの。 「アスカ、何を心配しているの?」 「シンジ様、アタシの事嫌いなんですか?」 「そんな訳ないだろ、アスカ!?」 「だって、アタシと過ごす時間より、音楽部を取るなんて・・・・」 「アスカ、今回の臨時入部は、チェロを弾くためじゃないんだよ。」 「?????」 「お願いだよ、アスカ!! 音楽部の吹奏公演までの間の手助けなんだよ。」 アタシは、シンジ様の拝む姿を見て思ったの。 そうよ、シンジ様は、頼まれたら、「嫌!」と言えないから引き受けたのね。 ここで、あんまり我が侭言うと、シンジ様に嫌われるわ。 でも、隠れシンジ様ファンは、多いってウワサだし・・・・・・ そうだわ! お守りをつければ・・・・・ アタシは、一計を案じて、シンジ様に条件つきで入部を許可したの。 「いいですよ、シンジ様。 但し、練習にアタシが着いて行ってもいいですか?」 そしたら、シンジ様ったら、少し困った顔でこんな事言うの。 「それが、アスカ・・・・・・ 音楽部は、部外者は見学できないんだ。 それに僕が頼んで、入れてもらうんだから、駄目だよ。」 アタシは、シンジ様の何気ない一言がショックだったの。 『僕が頼んで、僕が頼んで、僕が頼んで、僕が頼んで・・・・・』 アタシは、てっきり頼まれたから入部したと思ったのに・・・・・ やっぱり、シンジ様は、アタシと一緒に過すのが嫌になったのね。 「シンジ様の馬鹿ぁ〜〜〜〜〜!!」 アタシは、拗ねて元のアタシの部屋にこもったの。 シンジ様なんか、シンジ様なんか、アタシの事どうでもいいのね。 ・・・・・アタシが、こんなに、シンジ様が、シンジ様が大好きなのに!! 次の日から、アタシはシンジ様と口を聞けなかったの。 だって、シンジ様ったら、アタシが起きた時には朝練らしくて居ないの。 アタシは、自分の分だけの朝食を作って、食べたんだけど・・・・・独りで食べる朝食って美味しくないの。 ”シンジ様ぁ〜〜、こんな食事美味しくないよぉ〜〜”(TT) アタシは、シンジ様の居ない寂しさから、学校を休んでしまったの。 だって、学校でシンジ様が、音楽部の女の子と話していたら、アタシ、アタシ・・・・ 夜、遅くなってシンジ様が帰ってきて、アタシの具合を看てくれたんだけど、 「アスカ、今日は一体どうしたの?」 アタシはシンジ様が音楽部の女の子と楽しそうに話すのを想像して、剥れて背を向けたの。 「本当にアタシの事が心配なら、音楽部の練習をサボってでも早く帰ってきてくれてもいいでしょ。」 次の日から、アタシとシンジ様は、口をきく機会が無かったの。 朝起きても、シンジ様は居ないし、 お昼のお弁当の時間もシンジ様は、音楽部の練習で教室に居なかったの。 勿論、授業中にシンジ様にメールで、 |
From Asuka To Sinji 夕食は、何がいいですか? 今日は、買い物に付き合ってね。 |
と、送っても、シンジ様からは、 |
From Sinji To Asuka ゴメン、今日は練習で帰りが遅いから、夕食はいらないよ。 |
アタシは、放課後駆け足で帰ると、シンジ様と一緒に寝ていたベッドの上でシンジ様の帰りを待ってフテ寝したの。 ”シンジ様ぁ〜〜、シンジ様ぁ〜〜、シンジ様ぁ〜〜・・・・・・” アタシが、ふと目を覚ますと、何時も毛布が掛けられていたの。 ”誰が、毛布を掛けてくれたの? ・・・・・シンジ様!?” アタシは、直ぐに飛び起きると、シンジ様がいる元のシンジ様の部屋に駈け込んだの。 ”いたぁ〜、シンジ様ぁ〜〜” アタシは、シンジ様を見つけると、すかさずシンジ様が寝ているベッドにダイビングしたの。 「シンジ様ぁ〜〜!、シンジ様ぁ〜〜!」 そしたら、シンジ様の優しくアタシを抱きしめてくれたの。 「ゴメンね、アスカ。 寂しい想いをさせて、でもあと数日の辛抱だよ。」 「????」 「誕生日プレゼントは、楽しみにしててね。」 アタシは、シンジ様が何か企んでいるとしか分からなかったけど、シンジ様の笑顔を見たら何故か安心できたの。 だって、シンジ様は、アタシを嫌っていなかったのが分かったんですもの。 アタシは、シンジ様の腕の中で決めたの。 シンジ様の好きな事をさせてあげよう。 アタシは、シンジ様の事を見守ってあげるんだ!! 音楽部公演当日 アタシが、起きるとシンジ様は何時もの様に隣には、シンジ様は居なかったの。 そしたら、食卓には、シンジ様の手料理と手紙が置いてあったの。 |
アスカへ 本日、午前9時 コンサート会場の講堂のA−5の席に来て下さい。 シンジ |
それは、シンジ様からの招待状だったの。 アタシは、その手紙を大事に仕舞い込むと、シンジ様が用意してくれた朝食を食べ始めたの。 アタシは久々のシンジ様の朝食が嬉しくて、涙が出てきたの。 ”シンジ様ぁ〜〜、シンジ様ぁ〜〜・・・・” アタシは顔を洗うと、駆け足で学校の講堂へ向かったの。 アタシが講堂のドアを開けようしたら、ドアに張られているスケジュール表が目についたの。 |
プログラム1 軽音楽 10:00〜 プログラム2 吹奏楽 11:00〜 : : |
あれ、音楽部の公演は、10時からよ? シンジの手紙には、9時って書いていたわ。 アタシは、悩みながら講堂に入ったの。 講堂の中は、客席には勿論誰も居なかったの。 でも、舞台の上では、シンジ様が、チェロの調律をしていたの。 アタシは、入り口で立ち尽くしたの。 「シンジ様ぁ・・・・・」 シンジ様は、アタシの声が聞こえたのか、入口を振り向くとアタシを見つけて、アタシをエスコートしてくれたの。 「アスカ、良く来てくれたね、僕のファーストコンサートに」 「ファーストコンサート!? でも、お客さんは?」 「お客さんなら僕の目の前にいるよ。」 「えっ!・・・・アタシ!?」 「そぉ、このコンサートは、僕が一番聴かせたいアスカの為に開くモノなんだ。」 アタシは、この時シンジの突然の行動が理解できたの。 シンジ様は、アタシの為に講堂を貸し切って・・・・・ アタシに聴かせる為にわざわざ音楽部に入部したのね。 アタシは、また嬉し涙が溢れてきたの。 だって、だって、アタシはシンジ様に焼もちを焼くだけだったのに・・・・ シンジ様は、アタシの為にコンサートを開いてくれたんですもの。 アタシ泣いていると、シンジ様は優しく口付けをしてくれたの。 「さぁ、アスカ。 泣いていると、僕のコンサートの時間が無くなっちゃうよ。」 シンジ様は唇を離すと、何時もより眩しい笑顔で微笑んでくれたの。 アタシは、シンジ様にエスコートされて、手紙に書いてあったA−5の席に座ったの。 その席は、最前列でシンジ様の正面の席だったの。 アタシが舞台の上のシンジ様を見上げると、シンジ様はアタシの顔を見て、微笑むと目を閉じて一気に演奏を始めたの。 アタシもシンジ様のチェロの演奏に集中できるように目を閉じたわ。 シンジ様の演奏は、あの時の様な繊細な演奏と違って、 今日のシンジ様の演奏は、優しく、力強さが加わった、演奏だったわ。 まるで、アタシに話し掛けてくる様な演奏だったの。 ”アスカ・・・・・僕の大事なアスカ・・・・” アタシもシンジ様も時が経つのを忘れて、2人を繋ぐチェロの世界に浸っていたの。 そして、シンジ様がゆっくりと演奏を終えると、突然舞台と客席から怒涛の拍手が起ったの。 わぁーーーーーーーーっ!! パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ・・・・・・ アタシ達は、我を忘れて周りを見回したの。 アタシの後ろには、音楽部の演奏を聴きにきた生徒達が総立ちで拍手していたの。 勿論、シンジ様の周りには、音楽部のメンバーがシンジ様を取り囲んでいたわ。 そして、観客の1人である、ヒカリがアタシの隣にやって来て、アタシの背中を叩くの。 「アスカ、やるじゃない。 講堂を貸し切って、2人きりのコンサートなんて!!」 アタシは、真っ赤になって肯くしかなかったの。 だって、シンジ様が、アタシの為にこんな素敵なコンサートをしてくれたんですもん。 今は、シンジ様の素敵な演奏で胸がいっぱいなんですもの。 そしたら、シンジ様が、舞台からアタシの前に降りてきて、微笑みながら聞いたの。 「アスカ、どうだった?」 駄目よ、シンジ様ぁ! 今、そんなこと聞かれたら、アタシ、アタシ、自分を押さえられないわ!! アタシは、もうヒカリも周囲の人も見えなかったの。 アタシは、嬉し涙を流しながら、シンジ様の胸に飛び込んだの。 シンジ様ぁ〜〜!! シンジ様ぁ〜〜!! アタシだけのシンジ様ぁ!! アタシは、この数日甘える事が出来なかった胸で、溜めていた寂しさを泣いたの。 周囲の人は、アタシ達2人を見て大騒ぎになったけど、アタシにはシンジ様しか見えなかったの。 シンジ様もアタシを抱きしめていてくれたけど、徐にアタシを抱きながら講堂の外へ連れてきてくれたの。 そして、アタシが泣き止むまで抱きしめていてくれたの。 「・・・・・落ち着いたかい、アスカ?」 「・・・・うん。」 シンジ様は、おどける様にアタシに聞いてきたの。 「ねぇ、アスカ?」 「なぁ〜に、シンジ様?」 「今日のコンサートの出来は、何点かな?」 アタシは、最初に「100点」と言いたかったんだけど、ぐっと堪えて、下を向いて言ったの。 「50点!!」 さすがにシンジ様も、この辛い点数に驚いた様ね。 「酷いよ!! アスカぁ〜〜!!」 アタシは俯きながら言ったの。 「採点内容を教えてあげる。」 「うん。」 「演奏は100点よ。但し・・・・・」 「但し?」 「この数日アタシを寂しい想いをさせた分がマイナス50点なの!!(チュッ!!)」 アタシは、突然顔を上げるとシンジ様にキスをしたの。 ・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 「でも、アタシを想うシンジ様の気持ちは、200点よ!!」 アタシは、シンジ様の胸で何時までも抱きしめていたの。 後で、ヒカリに聞いた話なんだけど、音楽部の吹奏公演は、白けて失敗だったらしいの。 だって、シンジ様のあの演奏を聞いた後では、音楽部の演奏が皆下手に聞こえたんですって。 ゴメンね、部長さん、音楽部の皆さん。 後書き タームさん、皆さん約束のLASデーSSです。 最近、ミサの人気が出てきたので、天の邪鬼でアスカネタにしました。 今回は、LASデーネタは、同日掲載を目論んでいます。 LASデーに合わせて、色んなHPに投稿しています。 詳しくは、「愚者の部屋」をご覧ください。 |
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