アスカを訪ねて三千里

第2話 「友達

アスカがいなくなってからの二ヶ月……
学校での僕を知る人は皆”抜け殻みたい”だなんて言うけど……仕方無いよね
孤児院で僕がそんな顔をしたら、我慢してる小さい子達に悪いから……

だから……学校でしか、アスカの事を思い出す事が出来ないんだ……
授業を聞いていても、つい アスカのいた隣の机を見てしまうのだ……

アスカがいなくなってから、僕に言い寄って来る女性(ひと)もいるけど……
僕が孤児だと知ると、何か汚いものを見るような目で一瞥すると、皆去ってしまう。
アスカ以外の女性(ひと)には興味が持てないから丁度いいのかも知れない……
良く知りもせず断るのは少し後味も悪いけど……アスカとの約束は僕にとって絶対なんだ。

あれから二ヶ月も経つのに……アスカからは何の便りも無い……
便りが無いのは無事な証拠だって、神父さんは言うけど……

授業の終わりを告げる鐘の音を聞きながら、僕はついため息を漏らしてしまった。

掃除の時間となり、全員で手分けしての掃除が始まった。
軽口を叩きあいながら足元も見ずに掃除する生徒達や、注意をしながらもそんな彼らを見
て笑っている女の子達……僕はいつも、もっとも手間がかかる窓拭きをやっていた。
上の窓は僕が拭き、セカンドインパクトの時に足を痛めて、少し足が不自由な生徒が下の
窓を這いずりながら拭いていた。 僕達はセカンドインパクトの被害者と言う点では同じ
だったので、彼とは妙な連帯意識を持っていた。
なにせ、僕に話しかけてくれるのは、彼ともう一人だけなので、ついそうなるのだ。

掃除もあらかた終わり、掃除終了の鐘が鳴り響いた。

「さぁって終わりだ終わり」 軽口を叩きながら箒で掃除をしていた生徒が、
足元の小さいガラスを這いながら掃除している、足の不自由な子の上をジャンプして行き、
掃除道具入れに箒を放り込んでいた。
僕は怒りを感じたが、当の本人が首を横に振ったので、僕は怒りを押さえた。
椅子に全員が座った頃、担任教師が来て連絡事項をいくつか言うだけで、
今日の授業は終わった。


「あ、今日は花壇の当番か……」 僕は鞄を机の上に置いて席を立った。

「陸上部なら、やっぱりこれぐらいのシューズを履いた方がいいんじゃねーの?」
「けど、靴は消耗品だからなぁ……安いのを沢山買う方が良く無いかな?」
教室の後ろの席の方に先程軽口を叩きあっていた男子生徒が二人、パンフレットらしきも
のを眺めているだけで、大半の生徒はクラブに行くか帰宅するかで教室を出ていっていた。


「もうすぐ蕾が開くかな……」
僕は裏庭の一角にある、クラスで栽培している白百合の花にじょうろで水をやっていた。

「ここ数日暑かったから、乾いてるなぁ」
僕は指を土に少し押し込んで湿り具合を確認した。
アスカが去って以来、学校に来て唯一リラックス出来るこの場所が僕は好きだった。
アスカと一緒に植えたこの白百合の花を見ていれば、
まるでアスカが微笑んでるように見えるから……アスカ……元気にしてるのかな……

「もう水が無いか 汲んで来ようかな」
僕は脇に置いていたじょうろを手に取ろうとしたが、不意に横から伸びて来た手に奪われ
てしまった。

「誰?」 僕は立ち上がりながら後ろを振り向いた。

「私よ シンジ君」
僕を孤児だと知っても話しかけてくれる唯一の女の子 霧島マナだった。

「お水汲んで来たの 入れてあげるね」
霧島さんは小ぶりバケツからじょうろに水を移し変え始めた。


「どうしてここに……」僕は彼女の真意が解らず少しどぎまぎしてしまった。

「私がいたら迷惑? はい どうぞ」
霧島さんは笑みを浮かべて僕にじょうろを差し出した。

「そんな……迷惑だなんて事は無いけど……」
僕はおそるおそる、霧島さんからじょうろを受けとって、再び水をかけはじめた。

「どうして って言ったわよね 理由は一つよ……私の事をもっと知って欲しいだけ」
背後から耳をくすぐるような優しい声で囁かれた僕は少し動転してしまっていた。

「僕は孤児なのに……どうして話しかけてくれるの?」
僕はじょうろの動きを止めて、ぽつりと言葉を漏らした。

「シンジ君……孤児ってそんなに恥じるべきものなの? セカンドインパクトで両親を
失った被害者でしょ? そりゃ街には保護を嫌がって徒党を組んで悪さをする人もいる
けど、シンジ君はそんな事してないじゃない」

「それはそうだけど……」
先日のケンタの事もあり、理不尽な差別に怒りを感じた事が無い訳じゃ無いけど……

口ごもんでいる僕を見て、霧島さんは僕の横に並んで僕の目をじっと見詰めて来た。

「霧島……さん」

「シンジ君がそうやって自分を卑下するのは勝手だけど……それって、他の孤児をも卑
下してるのと同じなのよ……あなたの好きなアスカさんや施設にいる子供たち全てを!」

「家族がいる人には……解らないよ……」
僕は霧島さんから目を逸らして、作業を再開した。

「私も孤児よ」 霧島さんのその言葉は僕の腕を止めるのに充分だった。

「施設での二年間……毎日毎日両親が生きていて迎えに来るのを夢見て待ってたわ……
だけど、その夢は叶わなかった……幸い、叔父が生きていたから引き取って貰えたけど」

だが、僕は振り向いて霧島さんの顔を見るのが無性に恐かったので、
彼女がどんな表情をしていたのかは知らない……


「シンジ君を見てると……辛いのよ アスカさんがいた時はそんな顔をしなかったから、
私も心が安らかでいられたわ……けど……アスカさんがいなくなってからのシンジ君を見
てると、忘れた筈の心の傷みを思い出してしまうのよ……」

「じゃ……僕を見なければいいじゃ無いか……」 その言葉を口にしようかと迷っている
内に、僕は背後から霧島さんに抱きしめられてしまった。

「シンジ君が好きなのよ……同じ境遇だからとかは関係無いの……アスカさんがいた時か
ら、シンジ君にあんな笑みを向けて欲しいと何度も願ったわ……アスカさんがいなくなれ
ば……だなんて思った事もあったのよ……ごめんなさい……もしかしたら、私がそんな願
いを胸に秘めていたから、アスカさんが去ってしまったのかも知れないわね……そんな私
がシンジ君の幸せを求めてるだなんて、口が裂けても言えないけど…………好きなの」

霧島さんの最後の方の言葉は涙で鼻声になっていたせいか、聞き取り辛かったが、
彼女の言いたい事は全て理解出来た。

下校時間を告げる放送が流れる廊下を僕は霧島さんと並んで歩いていた。


「ごめんね……背中で泣いちゃったりして……」
「いいんだよ……君の気持ちに全然気づかなかった僕が悪かったんだ」
「もう……解って無いのね……そういう風に自分が悪いって思って欲しく無いのよ」
「……ごめん そうだったね……」
「シンジ君にはもっと胸を張って生きて欲しいの……そして……アスカさんに向けてたよ
うな笑顔が見たいの……別に独占したいって訳じゃ無いのよ……贅沢なお願いなのかな?」
「ありがとう……霧島さん もっと胸を張って生きてみるよ」
僕の答えに、霧島さんは満足そうな笑みを浮かべた。


「まだ人がいるみたいだね」 後ろの方で机が二つ重ねられており、椅子には学生服がか
けられており机の上のパンフレットが風に揺れていた。

「じゃ、帰ろうか」 僕は鞄を手に取って出口で待っている霧島さんに声をかけた。

「私はクラブに顔を出して行くから、ここで失礼するね それじゃまたね」
そう言って霧島さんは微笑んだ。

「それじゃ、また明日」
「うん じゃあね」
僕達は教室の前で別れた。



「あれ、田代君じゃ無いか また図書館にでも行ってたの?」
曲がり角を曲がると、右足を擦って歩いている僕の唯一の男子の知り合いを見つけた。

「あ……うん そうなんだ 読みはじめたら止まらなくてね」
田代君は苦笑いを浮かべて言った。


僕は下駄箱の前まで田代君のスピードに合わせて歩きながら世間話をしていた。

僕は田代君の下駄箱からいつも通り靴を取ってあげようとしたが、
田代君は苦笑いを浮かべながら手で制した。
「今年は碇君みたいな人がいるけど、来年も同じクラスとは限らないからね……少しは身
体を動かさないとね」

「リハビリ……頑張ってね 僕も応援してるから」
「ありがとう 碇君 それじゃおやすみ」

僕は田代君と別れて家路についた。


僕はあちこちが擦り切れた靴を脱いで孤児院の中に入った。

「あ、シンジにーちゃん 神父様がお部屋で呼んでるよ」
「何か用かな……」
僕は足早に自分の部屋に行って鞄を置いてから、神父様の部屋の前に歩いて行った。

「シンジです」 僕は二回ノックしてから呼びかけた。

「開いてるよ 入りたまえ」 神父様の返事を待って僕は扉を開けた。

「何でしょうか?」 僕は呼び出された理由が解らなかったので問いかけた。

「まぁ、かけたまえ シンジ君……三年前のクリスマスの夜にここを出て行った、
カヲル君を覚えてるかね?」

「ええ、両親を亡くして口がきけなくなった子ですよね……僕より一つ下ですよね」

「彼を引き取った方が見えていてね……君の事も引き受けたいと言ってるんだよ……
駅前のホテルに明後日まで宿泊するそうだから……もしその気になったら、言ってく
れたまえ……」

「カヲル君は 元気なんでしょうか……」
「うん……一緒に来てたからね……君を兄のように慕ってたからね……だからだろう
引き取った人は画家だし……君が描いたアスカ君の絵を見て目を輝かせていたよ
だから、君にとっても悪く無い話だと思うんだがね……中学卒業と同時に退所しないと
いけない事だし……もっとも君には職員として残って貰おうかとも考えてたんだが……」

「そんな……風景画はさっぱりダメですし……アスカの絵以外は……」

「まぁ、そんなに卑下するものでも無いよ 君の絵は心を安らげてくれると思うよ
まぁ、考えておいてくれたまえ」


「明後日までなんですね……考えておきます。 荷物もさしてありませんし……」
僕はベッドの下の小箱の事を頭に浮かべた。

「それじゃ、失礼します」僕は話が終わったと思って腰を浮かした。

「あ、シンジ君……君のスニーカーはもう限界だろう……あの靴を買ったのは一昨年だし
足もきつくなってるんじゃ無いのかい?」
「ええ……ですが……」 小さい子供達は僕の履き古した靴や着ていた服を着ているし、
僕より年上だった人は中学に上がる前に貰われていったので、中学校に上がってからは、
僕だけが新しい服を買って貰っているのを気に病んでいたのだ。

「残るにせよ、行くにせよ せめて……ちゃんとした靴を履かしてやりたいんだよ
 これで、明日新しい靴を買っておきなさい」
そう言って神父様は僕にお金の入った封筒を握らせてくれた。

「ありがとうございます……もし行く事になっても……神父様や亡くなったシスター様の
事は忘れません……」



僕は神父様の部屋を辞して自分の部屋に戻った。

封筒には一万円札が入っていた。
もしかして、またコレクションのティーカップを売ったんだろうか……
僕はお金の入った封筒をズボンのポケットの奥底に入れておいた。


そして、翌日


僕は小学校の校門まで小さな子供たちを送り届けて、早足で中学校に向かっていた。

「あ、シンジ君 おはよう」 背後から霧島さんに呼びかけられたので僕は振り向いた。

「おはよう 霧島さん 昨日は……その何と言っていいか……とにかくありがとう」
「もう お礼なんて言われる筋合いなんか無いって」 霧島さんは手を振りながら言った。

「ねぇ……私達 いい友達になれると思わない?」
「霧島さんは……僕の友達だよ……」
「そう思ってくれてるのならぁ……」
「???」
「マナって呼んでよ ”霧島さん”じゃ親近感湧かないでしょ?」
そう言って霧島さんは微笑んだ。
「学校では……まだ恥ずかしいからちょっとあれだけど……通学の時とかで良かったら」
僕は昨日の霧島さんの言葉を思い出して返事した。
「千里の道も一歩からって言うし、取り敢えずはそれでいいわ ありがとう シンジ君」

「霧島さん 早くしないと遅刻になっちゃうよ」 僕は腕時計を見て言った

「もう……マナって呼んでって言ってるのに……呼んでくれるまで動きませんからねっ」
霧島さんは少し頬を膨らませて腕組みして言った。
僕はそんな霧島さんも可愛いと思ってしまった。

「じゃ……マナ 行こうか」僕はようやく喉から声を捻り出した。

「うん 行こうっ シンジっ」 霧島さん……いや マナは僕の手を取って走り始めた。


予鈴すれすれに僕達は教室に入っていった。
少し教室の中がざわついていたが、さほど珍しい事でも無いので、僕は椅子に座った。

HRが始まり、担任の教師が教室に入って来た。

「えー 今日は場合によっては、一時間目の私の授業を潰してでも解決したいと思う……
聞いた者もいるだろうが、昨日の放課後に山田の学生服から、一万円を盗んだ者がいる。
疑いたくは無いが、外部の犯行には見えない……そこで、調べる事にした訳だ」

僕達の担任である教師は 30代前半のまだ若い 木村亮一先生だ。
普段は比較的温厚なのに、今日はやけに張り切ってるのが僕は少し気になった。

「私のクラスから犯罪者を作りたく無い……だから全員机にうつ伏せになれ!
そして、盗んだものは正直に手をあげてくれ 山田も金さえ戻ればいいと言っている」

クラスは途端にざわめきが増したが、僕を含めた全員が机に突っ伏して目を閉じた。

だが、待てども待てども 顔をあげていいと言う言葉は出て来なかった。

僕は不審に思っていると、急に脇から胸ぐらを掴みあげられてしまった。

「碇!てめぇ! せっかく人が穏便に済ましてやろうと思ったのに!」
僕の胸ぐらを掴んでいるのは、お金を盗まれた山田君だった。
「僕は君のお金なんか取って無いよ!」 僕は慌てて弁解した。

だが、木村先生は山田君を止めてくれず、冷ややかな目で僕を見ていた。
「おまえが教室を出て廊下を歩いて行くのを見た奴がいるんだよっ」

「先生っ 碇君は花壇の当番で水をかけてましたし、私も一緒に教室に戻ってから、
一緒に教室を出たんです! だから碇君が犯人の訳がありません!」
マナが必死になって僕の誤解を晴らそうとしているのを見て、僕を信じる人が一人でもい
る限り、僕は自分の冤罪を晴らす覚悟が出来た。

「霧島 おまえを見た者もいるんだが、おまえは碇とは反対方向に歩いてたそうじゃ無い
か。 テニス部の顧問の先生に聞いたら下校時間ギリギリになって現れたそうだし……」

「確かに教室の扉の前で碇君とは別れましたが、碇君がそんな事をする筈がありません」

だが、霧島さんの主張も空しく、クラスの視線は僕を犯人だと決めつけていた。

「おい 碇……自分への嫌疑を晴らしたかったら……身体検査を受けてくれ……」

「そ、そんな……僕は何もして無いのに……」

「フン いい気味よね……」
「そうよ 最近つけあがってたもの ろくに話も聞かずに交際を断ったりしてさ」

「身体検査を受けたく無いのか?そういう態度だと自分が犯人だと認めたようなものだぞ」
木村先生は教室の隅に誰かが放置していた竹刀を立てて両手を重ねていた。

「解りました……受けます」 僕は進む事も引く事も出来ぬ道に差しかかった事を感じた。

「ズボンとワイシャツを脱いで立ってろ! 女子は目を閉じててやれよ」
木村先生は竹刀の上に重ねた両手を握り締めて言った。

「ここでですか……」
僕を犯人だと決めつけてかかっている事に悲しみを覚えたが、僕は指示どうりにした。
僕はワイシャツを脱ぎ、ズボンを脱いで足元に置いて教室の隅に立った。

「クスクス 何よあのシャツ あちこち破れてるじゃ無いの」
「あの靴下を見なさいよ 指が三本も飛び出してるし」
「ホントいい様よね 女の子の気持ちを傷つけた罰よね 孤児のくせに」

先生の言葉に従わず、僕の身体を嘗め回すように見て呟いている女子を、
先生は叱ってくれなかった。
霧島さんは、辛そうに目を伏せていた。

その間に山田君が僕のズボンやワイシャツのポケットの中の物を教壇の上に並べていた。

「碇 この封筒は何だ?」 山田君がポケットの中の封筒を取り出して詰問した。
「神父様から靴を買うように言われて貰ったお金です」 僕は手を握り締めて答えた。
「中……開けるぞ……」 山田君はそう言って封筒の口を開けて、一万円札を取り出した。

その瞬間、クラスの中でざわめきが起こった。

「シンジ君……」
僕はざわめきの中から、霧島さんの声を聞き取ったので、霧島さんの方を見た。

霧島さんは手で口を押さえて、山田君が高々と上げた一万円札を見ていた。

クラス全員に疑われてもいい……だけど霧島さんには疑われたく無かった……
アスカは……僕の事……信じてくれるよね……

「碇!」
僕は叫び声に気づき振り向くと、木村先生の振り下ろした竹刀が目の前に迫っていた。




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どうもありがとうございました!



マナ:待ちわびていたアスカを訪ねて三千里の第2話をこんなに早く投稿して下さいました。尾崎貞夫さん、ありがとうございます。

アスカ:アタシはどうなったの? シンジを助けに行かなくちゃ!

マナ:大丈夫よ、シンジのことはわたしにまかせなさい。

アスカ:第1話のコメントで、やさしくアタシを送り出したのはそういうことだったのね! 本文でも、アタシのことを邪魔に思ってたみたいだし!

マナ:だから・・・シンジの辛そうな顔を見て反省したじゃないの。

アスカ:そんなことを今言っている時じゃ無いわ! アタシは登場できないんだから、シンジを早く助けなさいよ!

マナ:助けたいのはやまやまなんだけど・・・。

アスカ:何よ!

マナ:話の流れが・・・なんだか・・・。もしかしたら・・・。

アスカ:ちょ、ちょ、ちょっと!! 何とかしなさいよ!!

マナ:尾崎さん・・・続編が気になるよぉ。
作者"尾崎貞夫"様へのメール/小説の感想はこちら。
uraniwa@ps.inforyoma.or.jp

感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。


第3話 に続く!

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