「うっ、うぅん」
赤い海のほとりで少女−アスカ−は目をさましたが近くには少年は居なかった。
 
新世紀エヴァンゲリオン漆黒の死神プロローグ2
 
アスカパート
 
「ここどこなの?シンジ、どこ行ったの?ねえ、どこなの?おねがいだから私を一人ぼっちにしないでっ!」
アスカはまだ混乱しているようだ。シンジに対して放った言葉さえ覚えてない。
 
「惣流さん(二号機パイロット)・・・」
そこに幽霊と化した二人が近づいてきた。
「ファーストっ!と・・・あんただれ?いったいなにがあったの?シンジはどこ?」
「僕は渚カヲル、フィフスチルドレンだったものさ。サードインパクトが起こって人類はもうきみしかいないよ、ぼくたちは使徒の幽霊さ。」
「碇くんはもういないわ・・・使徒となって過去へ戻っていったわ・・・」
「えっ、どういうこと?ちっともわけわかんないわよっ!」
 
そこで二人は今までのできごとを説明した。アスカはシンジに対して放った言葉を知り、シンジが自分を拒絶されたと思っていることを知り顔を青ざめる。
「そ、そんな・・・シンジっちがうよっ!拒絶なんかっ、拒絶なんかっ・・・あたしあんたのこと好きだったのに・・・ごめんねっ、ごめんね・・・」
「あなたの体が再構築されたばかりだったから無意識に口走ったことを
碇君は勘違いしたのね・・・」
「ファーストっ!シンジに謝りたいのっ!あたしを過去にもどしてっ! 」
「 できないことはないわ、 でも力がたりない、まず少なくともあなたをリリンとして
目覚めかかった状態にして私たちの力をあわせればあるいは・・・」
「それとシンジくんが使徒となったときの副産物の一つの力も使えば・・・それでもシンジくんがここに来たときくらいしか戻せないよ。
シンジくんは10年前に戻ったけど・・・」
「それでもいい!おねがいっ!」
 
「じゃあ、始めるよ、それとこの扇持ってってね。」
そしてアスカは過去へ戻る。愛する人に謝るため、そしてこのようなことを起こさない為に・・・
 
シンジパート
 
シンジは10年前に戻ってきた。そして、伯父、伯母のもとに預けられる。そこでシンジは使徒の能力「分裂」を使い二つに分かれ一つは
学校に通いつつ表向きは尾張柳生、裏芸として金巻流小太刀を
教える道場に通い剣を学ぶ。
 
そしてもう一つは裏社会にもぐり味方を集め「クロノス」と呼ばれる組織を作り、自らは心の葛藤に苦しみつつ漆黒の死神と呼ばれる暗殺者となる。すべてはゼーレをつぶすために・・・
 
そして10年がすぎ・・・シンジのもとに「来い。  ゲンドウ」と書かれた手紙が届く、そのころにはシンジも分裂をといている。
 
「ふん、とうとうきたか・・・」
そしてシンジはふたたび使徒との戦いに身を投じる・・・未来を変えるため・・・
プロローグ2を書き上げました。プロローグ3はほぼ設定資料です。
ではまた  煉
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