「ねえ・・・なんでアタシはいつも一人ぼっちなの?教えてよ、ママ」

「えっ?」

<シンジの成長> 


明日は使途との決戦日である。
S−DATを聞きながら寝たふりをしていたシンジのところに
トイレに行って、寝ぼけたアスカが入ってきた。
シンジはアスカのあまりの美しさに、キスしようとする

「アスカ・・・」

そういって、唇とつけようとしたその時、

「ママ・・・」

アスカの寝言である。
シンジはいたたまれなくなって行為を中断する。
そして、背を向けて寝ようとしたその時、続けてアスカの寝言が出てきた。

「ママ・・・アタシエヴァのパイロットになったんだよ。世界一なんだよ。
周りはみんな優しくしてくれるの。パパなんていなくてもさびしくないんだよ
だから、アタシを見てよ・・・ねえ・・・ママ・・・」

しばらく時間がたった。またアスカの寝言が聞こえた。

「ねえ・・・ママ、なんでアタシはいつも一人ぼっちなの?」

「えっ?」

これには、シンジも反応してしまう。
なぜならアスカは美貌と頭脳でみんなから注目されていたから。
自分に親しい人は、自分がエヴァに乗っているから
親しくしているのであって自分はエヴァなしでは見てもらえないんだ
と勝手に自己完結しているシンジにとって
アスカという存在は、うらやましいことこの上ない。
アスカはみんなに見てもらえている。
そうシンジは確信しているのだ。

「ママ、誰もアタシを見てくれないんだよ。
みんないやらしい目をして、うわべだけの笑顔でアタシに近づいてくるの
加持さんはそんなことはないけど、ミサトが好きでアタシを見てくれないの
どうすれば、アタシを見てくれるの?
もっと勉強すればいいの?もっときれいになればいいの?
ママ、教えてよ、ママ・・・・」

「本当の・・・アスカ??」

「ママ・・・ママ!!!!」

そこでアスカの目が開いた。
アスカの目の前にはシンジの顔のアップが・・・
予想通りの沈黙。その沈黙を破ったのはやはりアスカだった。

「キャーーーーーー」

バシーン

シンジの頬にもみじが一枚。
なんとも痛そうである。

「ア、アスカが勝手に僕のところに入ってきたんじゃないか〜〜〜」

「う、うっさいわね。シンジの癖に口答えするなんて生意気よ。」

「そ、そんな・・・・」

「アタシ部屋に戻るからね!」

「うん」

「あ〜あ、この天才美少女のアスカ様が
シンジに、あ〜んな事やこ〜んな事されるなんてね〜」

「し、してないだろ!」

「はいはい。じゃ、おやすみ〜」

ふすまが閉まる。

「アスカ、僕は君がうらやましいよ・・・」

誰にも聞こえないような声でアスカに部屋に向かって一言発したシンジ
シンジはその後、すぐに寝たのだった。

<ネルフ本部>


無事に使途戦を終え、シンジとアスカは帰還。
シンジの頭の中は昨日の出来事でいっぱい

「(アスカがひとりぼっち・・・・
アスカはエヴァなんかなくたってみんなに見てもらえるのに?
エヴァがないと見てもらえないような僕と違うのに?
アスカには、尋常でない頭脳と容姿があるのに?
ひとりなはずがないじゃないか。
みんなアスカに注目してるんだよ・・・?)」

「おう、シンジ君じゃないか。」

「あ、加持さん・・・」

「何をそんなに考えこんでいるんだ?何か悩み事でもあるのか?」

「いえ、なんでもないんですけど・・・」

「説得力ないな。何かあったんだろ?」

「いえ・・・ありませんよ・・・」

「嘘をつけ、君の目を見れば分かる。何かあったんだろ?」

「・・・・はい。実は・・・」

そういって、ユニゾン最終日の夜の事を加持に話し出した。

「・・・ということなんです。アスカは一人じゃないと僕は思う。
おかしいと思いませんか、加持さん?」

「・・・俺はおかしいとは思わんぞ・・・」

「え?あの尋常でない頭脳と容姿をかねそろえたアスカが
周りから見てもらえないなんて事・・・」

「確かにそういう表面的な面は見てもらえているであろうが、
アスカの内側を知っている人間は少ないな・・・」

「内側・・・ですか?」

「そうだ。アスカは内側を他人には絶対出さない。
家でも、学校でもな。」

「加持さんに接しているときは?」

「あれは俺を自分のものにしたいという恋愛感情には程遠い感情だよ。
アスカの恐怖心が生み出したアスカだ。まあ、内側に限りなく近いな。
実は俺はアスカが小さいとき、内側を見たことがある。
本当に弱い女の子だったよ。だから俺を自分の物にしたいんだ。
心の支えを母親にして、母親に見てもらうためにがんばっていた。
だが、アスカの母親が死んでから、
アスカは誰にも自分を見てもらえないと自己完結した。
そして、アスカは他人に自分の能力を知らしめようとした。
俺がアスカの護衛についたのはアスカがエヴァに選ばれたとき、
つまり、アスカの母親が死んだときだ。独りで泣いていたよ・・・
それからだ。アスカが涙と内面を絶対に他人に見せなくなったのはな・・・」

「・・・・」

「アスカは自分の内面を見てもらいたいんだ。
自分を本当に好きになってくれる人にな・・・
アスカは俺がそうなってくれると思い込んでいるんだ。本当は違う。」

「そうなんですか・・・・」

「アスカは自分の内面を君に出しかけている。いい傾向だ。」

「そんな事いわれても、僕には何もできませんよ・・・」

「このままでいい。
ただ、君がアスカのシンクロ率を抜かさなければアスカは現状維持できる。
いつ壊れるか分からない状態なんでな・・・とても危険なんだ」

「僕がアスカのシンクロ率を抜かせるわけないじゃないですか・・・
おっと、もう遅いですね。夕飯作らなきゃアスカが怒るし、
今日はこれで失礼しますよ。では、加持さん」

「ああ・・・じゃあな、シンジ君
(シンジ君、君もアスカと似たようなものなのだが、気付いているか?)」

心の中でシンジにたずねている。

「(シンジ君しかアスカの内側を見ることはできないと思うのだがな。
アスカが、唯一、同年代で気を使わないで接することができる男の子だぞ。
アスカがシンジ君と一緒にいるときはなんとも嬉しそうだよな。
本人は自覚していないだろうが。そこが問題なのか・・・)」

そう思って苦笑しながらシンジの背中を見つめる加持であった。

<コンフォートマンション>


「おっそーーーーい!馬鹿シンジ!!!!!」

「ごめん、アスカ」

「ごめんじゃないわよ!早く夕飯の準備しなさい!」

「分かっているよ・・・」

「ほら、早く」

こういいながら、後ろからシンジに軽く蹴りを入れて台所に行かせる

「い、痛いよ、アスカァ〜(はぁー。僕ってなんでここで家事しているんだろ。)」

「ほら、早く作りなさい、馬鹿シンジ。アタシはテレビでも見ているから」

「う、うん」

「(こいつ馬鹿よね。本当に下僕だわ、下僕。頭おかしいんじゃないの?
他人の言うことに逆らいもせず、へいこらと従って・・・
本当にイライラするわね。)」

「(寂しいのかな・・・だから僕はここを離れられないのかな・・・
でも、僕は元々一人だったじゃないか。でも、ここを出たくない・・・
誰かに側にいて欲しい・・・
それがたとえ僕を馬鹿にして下僕扱いするアスカでも
エビちゅばかり飲んでいるミサトさんでも・・・)」

アスカはシンジのほうを見ている。

「(こいつ、エヴァがなければただのくずじゃないの。
でも、アタシはこのくずでも、近くに寄せといてやるわ。
ありがたく思いなさい、馬鹿シンジが。)」

アスカは、「独りでは寂しい」という感情を心のうちに押し込め
シンジは、自覚はしているものの、元々独りだったという事を思っており
独りでもなんとかなると思い込んでいる。
何とかならないから、エヴァに乗っているはずなのだが・・・

お互いがこんな事を考えており、気まずいまま一日一日が過ぎていくのである
シンジのアスカへの疑問を根強く残しながら・・・

<ミサトの部屋>

「うっわ・・・・(汚いなぁ。よくもここまで・・・・)」

ある日、シンジはミサトの部屋を掃除しようとした。
作業を始めようとしたとき、机の上のアスカについての書類を見つけた。

「(ん?なんだこれ?)」

「セカンドチルドレン観察日記、総集編」とかいてある書類を手に取る
ずいぶん分厚い。総集編で200ページもある
シンジが書類を見ると、年表みたいなのがある

「(2005年だから・・・アスカが5,6歳のときかな・・・
母、キョウコ、エヴァ実験により精神崩壊!?なんだこれ・・・
えっと、そういえば、加持さんもアスカの母親が
死んだみたいなことを言っていたな・・・)」

「(それから・・・同年、母、キョウコ、病室で自殺・・・
つらい過去を持っているんだな・・・アスカも・・・)」

「(おっと、これには詳細が書いてある。

なお、母、キョウコは精神崩壊した際、
セカンドチルドレンと間違えて、ある人形を病室でずっとあやしており
セカンドチルドレンは少なからずショックを受けていた
母、キョウコが自殺した日、セカンドチルドレンは
自らの存在を母に知らしめるためにエヴァのパイロットとなったことを
報告しようとしたが、人形と共に首をつる、母、キョウコを発見。
自らが母に殺されたと、セカンドチルドレンは受け止め、
その日から世の中に自らの存在を知らしめるために、
尋常でない勉強量をこなし、私、加持を自らの物にしようと
肉体関係にまで持ち込もうとしている。
現在セカンドチルドレンは、精神的にかなり不安定であり
エヴァという支えをなくせば、いつ精神崩壊するか分からない。

私、加持・・・そうか、加持さんが書いたのか・・・
そういえば、アスカの保護者だったもんな・・・
それをミサトさんに現状を知らせ、観察を引き続かせるために
総評を作ったのか・・・)」

「(でも、アスカはみんなに注目されている・・・僕とは違って・・・
なら、アスカの目的は果たしたんじゃないのかな・・・
何であんな寝言なんか・・・)」

「(ん?ちょっと待てよ・・・
寝言なんていってたかな・・・
確か、「ママ、誰もアタシを見てくれないんだよ。
みんないやらしい目をして、うわべだけの笑顔でアタシに近づいてくるの
加持さんはそんなことはないけど、ミサトが好きでアタシを見てくれないの
どうすれば、アタシを見てくれるの?
もっと勉強すればいいの?もっときれいになればいいの?
ママ、教えてよ、ママ・・・・」だったよな・・・)」

「うらやましいよ・・・アスカ
贅沢じゃないか?僕なんか誰にも見てもらえないのに・・・」

いつの間にか声に出ているシンジ。

ガシャッ

「誰かいるの?」

ミサトである。

「ミ、ミサトさん・・・」

「シンジ君、何やっているの・・・」

「いえ、あの、これは、その・・・」

「ん?何を持っているのよ?こっちに貸しなさい。」

「いや・・・あの・・・その・・・」

「これって、アスカの・・・見たの?」

低い声で威圧してシンジに聞くミサト

「は・・・はい・・・」

「シンジ君!」

ビクッ

「人には知られたくない過去もあるの・・・
シンジ君だって分かるはずよ・・・呆れるわね・・・
こんなのを覗き見するなんて・・・なんか訳でもあるの?」

「き、気になったんですよ・・・」

「なにがよ」

「実は・・・・」

シンジはユニゾン最終日の事をミサトに話す。つまり、アスカの寝言である。

「・・・・・・」

「加持さんにも聞いてみました。
そしたら言ってました。
「アスカは自分の内面を見てもらいたいんだ。
自分を本当に好きになってくれる人にな・・・」って・・・」

「それだけ?」

「いや、他にも
「アスカは本当に弱い女の子だったよ。だけど、母親が死んだ日を境にして
だれにも内面と涙を見せなくなった」っていう風なことも言ってました。」

「・・・・まあいいわ。この部屋を早く出なさい。
でも、書類で見たことは絶対に誰にも言っちゃダメよ。
もちろん、加持に聞いたことも・・・わかった?シンジ君」

「ええ・・・分かりました」

「最後に、シンジ君、アスカは弱い女の子よ。
確かに、天才的頭脳だし、抜群の容姿かもしれない。
でも、あなたと、とても似てるの。
過去がとても似ているのよ。
誰にも見てもらえないと知って、あなたは心を自分の奥へ奥へと押しこめた。
でもアスカはみんなに見てもらおうとしたのよ。みんなにね・・・」

「・・・・」

「あなたは後ちょっとでアスカになっていたかもしれないし、
アスカは後ちょっとでシンジ君になっていたかもしれないの・・・」

「・・・・」

「一つ、聞いていい?」

「なんですか?」

「あなた、アスカに恋してるでしょ?」

「そ、そんなわけな・・・」

ミサトの真剣な瞳に何もいえないシンジ

「からかっているんじゃないのよ。ただ日ごろのあなたを見て・・・」

「僕は、「好き」って感情がわかりませんから・・・」

「簡単よ。ある人に恋してるって事は
ある人に対して、絶対消えて欲しくない、命に代えても守りたい、
ずっと自分の傍にいて欲しい、そして、自分を求めて欲しい
って思うことよ・・・」

「そんな人いませんよ・・・」

「そっか、わからないか。」

「ええ・・・すいません・・・」

「謝らなくていいわよ。
まあとにかく、加持や、書類の事は他言しないこと
これさえ守ってくれればいいわ。」

「わかりました」

ミサトとシンジの会話はこれで終わった。
この会話が、実際に生かされるのは、数週間後のことである

<温泉>


シンジがアスカを助けるために、危険を顧みず、マグマにもぐった。
そして、温泉に来ているのである。
そこでシンジは湯につかりながら、ミサトとの会話を思い出していた。

「(数週間前、ミサトさんに言われた通りなら、僕はアスカに恋してるんだ・・・
アスカがマグマに沈んでいくとき、僕は大切なものを失うような
ものすごい悲しさと、空しさに襲われた・・・
それから僕は、知らず知らずのうちに、マグマに潜ってたんだ・・・)」

クエーーーーーーーーー

ペンペンである。一緒に連れてきたのだ。

「うわ、びっくりさせるなよ、いきなり声だして・・・・」

クエー?

「まあ、もういいよ・・・(本当に、もういいや・・・
アスカに恋したって、アスカが答えてくれるわけがないんだから・・・
僕は誰にも好かれることはできないんだ。
だから、好きっていう感情をおしこめちゃえ。
そうすれば僕は傷つかない・・・)」

シンジは自分の感情を押し込めた
脱衣所で浴衣に着替え、出てくるシンジ
部屋に戻ると、ミサトがビールを飲みながら、座っていた

「又ビールですか・・・」

「エビちゅよ」

「どうでもいいですよ・・・そんなの・・・
あれ、ところでアスカは?」

「アスカなら今、ちょっと外に出てもらっているわ。
ところで、シンジ君。あなたに一つ聞きたいわ」

「なんでしょう?ミサトさん」

「あなた、本当にアスカに恋しているでしょう」

「・・・・」

「まさか・・・また感情を押し込める気じゃないでしょうね・・・
恋愛すらを忘れようとしているわけ?シンジ君」

「どうせ、僕はアスカに見てもらえませんから・・・
つらい思いをするんなら、感情を押し込めたほうがいいです。」

「なに言っているのよ・・・
アスカはあなたを好きだから一緒に住んでいるんでしょ?
ユニゾンが決まったあと、アスカはあそこにすむ必要性はないのよ」

「アスカは、僕を便利な家政婦だと思っています。または、下僕。
いつも、加持さん、加持さんで僕はつらいんですよ・・・
嫌われたくない、好きになって欲しい・・・だけど・・・」

「シンジ君・・・あなたは人に愛された経験がないものね・・・
だからそんな事を言うのよ・・・」

「・・・・・」

「アスカに好きになってもらうんじゃないの。
アスカを好きになるの。
アスカに振り向いてもらうんじゃないの
アスカを振り向かせるの。
わかる?それが恋愛よ」

「僕には人に見てもらう価値もない。
僕はアスカを振り向かせることなんてできませんよ」

「シンジ君、あなたの言う価値って何?」

「頭のよさだって、容姿だって・・・挙げればきりがないですよ。」

「すべて外れよ・・・
頭のよさは努力により、得ることができるわ。
容姿だって、整形でもなんでもすればいいじゃない。
本当にこの世に存在するために必要なものじゃないわ。
真の価値は、自分で、自分を認めることかしらね。」

「その自分が認められないんです。」

「でも、あなたは人間らしいわ。
人間らしく行動している。
それも重大な価値じゃないかしら?」

「人間らしい・・・?」

「そう。
人間らしく努力して、
人間らしく生きて、
人間らしく恋愛をするの。」

「どういうことですか?」

「人間には、人間らしい感情がある。
あなたは人間らしい感情を持ちながら、
人間らしい生き方をしているの」

「・・・・」

「恋愛も、悲しみも、あなたが人間であるからこそ経験するの。
あなたはすべてかねそろえているわ。
だからあなたは人間らしいの。それこそが価値なのよ。」

「・・・・」

「本当の価値って言うのは、
自分は人間らしいという価値を持っているという事実に
気付くか、気付かないか、それだけなの・・・
人間らしさを自らの価値であることに気付くことが本当の価値なのよ。」

「人間らしさが価値・・・」

「そうよ。あなたは人間らしいという重大な価値があるの。
だから、あなたはきっと自分を認めることができる。
それこそが真の価値になるのよ。」

「・・・・・・」

「人間らしいから、あなたはアスカに恋をした。
人間らしいから、あなたは感情を出している。
ただそれを押し込めちゃいけないだけ。
もっと自分を出すのよ、シンジ君。
自分の価値をあなたは今持っている。
だから恐れることはないの。
あなたはきっとみんなに見てもらえる。」

「ミサトさん・・・」

「シンジ君、アスカをシンジ君の物にしなさい。
自分の物になってもらうじゃなくて、自分の物にするのよ
そこのところを良く分かっていてね?」

「ええ・・・わかりました。」

「ならいいわ。さーて、シンちゃん、
もう少しで愛しのアスカが戻ってくるわよん〜」

「ミ、ミサトさん・・・」

「まあ、顔真っ赤にして。すぐ顔に出るわね、シンちゃん。」

「ミサトさん・・・」

「がんばりなさいよ、我が弟!」

「ええ・・・姉さん」

ガシャ

「たーだいまー、あ、馬鹿シンジ、帰ってたの?」

「うん。おかえり、アスカ」

そう微笑みながらアスカに言葉を発したシンジの笑顔が、
ミサトにはみょうにまぶしく見えて、嬉しく思い、
それと同時に、シンジの心の成長をエビちゅをもち、顔を赤くしながらも
心から祝い、そして、これからの生活に期待をかけるのだった。


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