ブルルルルルル・・
「ク〜、こんな大型ヘリ見た事ないよ。やっぱ、持つべき物は友達だな。」
涙を流しそうな勢いで感動しているケンスケ。
「毎日同じ山ン中じゃ息苦しいと思ってね〜♪たまの日曜だからデートに誘ったんじゃな
いのン♪」
いつでもどこでも『悩む事を知らんのか』と思うほど明るいミサト
「エェッ!?・・じゃあ今日はホンマにミサトさんとデートなんスか!?この帽子、今日
の為に買うたんですミサトさん。」
なんか調子のいい事を言っているトウジ。
「zzzz・・・。」
座席の端で眠っているゼロ。
「ねぇ、・・・って分かる?」
「それは・・・でいいんじゃないですか?」
「ありがとっ♪」
宿題で分からない所をライルに教わるサキ。
「レイちゃん、レイちゃんはアスカさんに前の世界で会った事があるの?」
「ええ。・・でも、中は悪かったわ。」
「そうなんだ。・・今度は仲良くなれればいいね?」
「ありがとう。」
レイナとの会話で笑みをこぼすレイ。
「・・・。」
シンジは見えてくるO・T・Rを眺めている。
「ほ〜ら、見えてきたわよン♪」
ミサトが指差した先には大艦隊が海を進んでいた。
「おお♪」
「なんじゃありゃ!?」
「zzz・・」
「おフネがいっぱいだぁ。」
「・・凄いですね。」
・・等等の感想を言っている内にヘリは船に着陸した。

「やっと来たわ。バカシンジ。」
「やれやれ、向こうは君を知らないんだぜ。」
「知ってるわよ!あのシンクロ率は絶対!!あのシンジよ。」
「ならいいが、・・今度は素直になりなよ。」
「・・分かってるわよ。」
アッパーブリッジには軍艦に似合わない少年と少女が立った。

「オオーー!!凄い凄い凄い凄い凄い凄い凄い、凄すぎるーーー!!」
ケンスケは戦闘機や海兵をカメラに録画した。
「アアッ、待たんかい。」
飛んだ帽子を必死で追いかけるトウジ。
「ファァァ・・まだ眠いなぁ。」
手を口に当てアクビをするゼロ。
「風が気持ちいいね。」
「そうですね。」
「海も綺麗。」
「そうね。」
戦闘機より辺りの景色に興味があるサキ・ライル・レイナ・レイ
「んん〜〜〜。」
こちらも眠そうに背伸びをするシンジと髪を押さえるミサト
「コラァ、止まらんかい!」
転がる帽子に追い着けないトウジ
やがて帽子は目の前に居る少女に拾われる。
「・・はい。」
少女は帽子をトウジに投げ渡した。
「おっと、オオきに。」
「あら、アスカ。」
「ヘロォ、ミサト。元気してた?」
少女は黄色のワンピースを着ていた。
その横には金髪で赤い瞳の少年が立っていた。
「まぁね。アナタも背、伸びたんじゃない?」
「そっ、他の所も大人らしくなってるわよ。」
「紹介するわ。この子がセカンドチルドレンの惣流・アスカ・ラングレーと・・。」
ブワッ・・
タイミング良く風が吹き、アスカのスカートが捲れた。
「オォ♪」
「!!」
パンッ!パンッ!
スカートの中を見たトウジとケンスケはビンタを受けた。
なお、ライルはサキ達と海を見ていて、ゼロは立ったまま寝ていて(汗)、シンジはゼロを
起こそうとしていたため、難を逃れた。
「なにすんのや!?」
トウジとケンスケの顔に紅葉型の跡がついた。
「見物料よ。安いもんでしょ。」
「なら、こっちも・・。」
ガンッ!
起きたゼロがトウジを後ろからドついた。
「ヤメい!恥ずかしい。」
「・・っと、あとこっちがシックスチルドレンの加持ヒショウよ。」
「ハァイ♪」
「(ん?コイツ・・もしかして。)」
ゼロはヒショウを見る。
「(シ〜、・・後でな。同類君。)」
「それで、誰がチルドレンなの?まさかさっきの・・。(本当は知ってるけどね。)」
「違うわ。あの子達よ。」
ミサトはシンジ達を指差した。
「ふ〜ん、・・で、噂のフォースとフィフスは?」
「えぇっと・・あそこの二人よ。碇シンジ君と伊吹ゼロ君。」
「ふ〜ん、あそこの四人は?」
「蒼銀の髪の女の子はファーストの綾波レイ、あっちで騒いでる子はスペアチルドレンT
の水島サキちゃん、青い髪の男の子はスペアUの御雷ライル君、そしてあの黒い髪の子は
サードチルドレンでシンジ君の双子の妹のレイナちゃんよ。」
「(シンジの妹かぁ、ファーストも前より明るいわね。それにあの二人がヒショウの言って
た擬人化された第三・第五使徒ね)ずいぶん多いじゃない。」
「まあねン。さあ行きましょ。」
「ミサト。フォース借りるけどいい?」
「あらン♪いきなり惚れた?」
「・・さあね。」
「えっ?ちょっとアスカァ?」
ミサトを無視してシンジに向かって歩くアスカ。
「アンタがフォースね?ちょっと付き合いなさい。」
「えっ!?・・いいけど。」
「それとフィフス、さっきヒショウが呼んでたわよ。」
「あいよ。」
アスカはシンジを連れて、一路弐号機のある『オセロ』に向かった。

・・でゼロはヒショウと会話をしている。
「・・はじめまして、になるのかな?」
「別にどうでもいいさ。・・で、お前はアスカの分身だな?」
「まあね。そういう君もシンジ君の分身なんだろ?」
「ああ、・・この際だからもう一つの名で呼び合うか?・・クロノス。」
「そうだね。・・ルシフェル。」
第十九使徒クロノス:司るは『時』
第零使徒ルシフェル:司るは『闇(本来は光)』
「・・で、お前はどう思う?リリンを・・人間を。」
「人間には愚かな者も居る。・・でも僕は、人を救いたい。」
「俺と同じか。・・俺もそうだ。人間はいい、生まれ変わるとしたら人間が第一希望だな。」
「フフッ、それは僕もそうだよ。」
「そのためには・・。」
「「サードインパクトを防ぐ!!」」
「よろしくな、『ヒショウ』。」
「こちらこそ、『ゼロ』君。」
二人はある人物の居る場所へ向かった。

・・食堂
「・・今、付き合ってるヤツ居るの?」
その人物:加持リョウジはミサト達と雑談していた。
「それがアンタに関係あるわけ?」
ミサトはムスッとしている。
なにせ今回の件はシンジ達から聞いていなかったため、知らなかったからである。
「あれぇ?連れないなぁ。」
リョウジはコーヒーを口に含む。
「君は葛城と同居してるんだって?」
「えっ?はい。」
突然質問されて戸惑うレイナ
「彼女の寝相の悪さ、治ってる?」
「「エェェェェェェ!!!??」」
ケンスケとトウジは変なポーズで固まる。
「な・・な・・何言ってるのよ!!」
「相変わらずか・・碇レイナちゃん?」
「ええ・・あれ?なんで私の名前を?」
「第四使徒との戦闘データ見せてもらったよ。・・第四使徒との戦闘を無傷で勝利したサー
ドチルドレン、それに第五使徒戦で正確な射撃を見せたファーストチルドレンと、自ら壁
となり第五使徒のビームを防いだフィフスチルドレン、そして第三使徒戦で圧倒的な力を
見せたフォースチルドレンも知ってるよ。」
「・・運が良かったんです。」
「運も実力の内さ。才能だよ、君の。」
「盛り上がってるねぇ。俺達も混ぜてよ。」
ゼロとヒショウが入ってきた。
「どうも加持さん、フィフスの伊吹ゼロです。」
「よろしく、ゼロ君。」
リョウジとゼロは握手をする。
「ヒショウ、みんなに自己紹介はしたのか?」
「あっ、・・まだだった。今からするよ。」
ヒショウはテーブルの中央に立つ。
「えっと、シックスチルドレンの加持ヒショウです。リョウジ兄さんとは義理兄弟です。
よろしく。」
「よろしく〜♪」
「よろしくお願いします。」
「よろしくね。」
「よろしく。」
・・と挨拶し、返事は返ってきたが、
「冗談じゃない・・悪夢だわ・・。」
頭を抱えて呟いているミサトとさっきから動かないケンスケとトウジは聞いていなかった。


・・オセロ
アスカとシンジは弐号機を見ていた。
「・・アスカ、あの時のアスカなんだね?」
「そうよ、アンタと同じであの世界から逆行して来たのよ。」
「・・僕の事、恨んでる?」
「アタシを置いて行った事だけはね。それ以外は仕方ないわ。あの時のアンタじゃ、自分
を責めるのはしょうがないもの。」
「・・・。」
「そんな暗い顔しないの♪もうアンタを恨んでないから・・ね。」
「・・うん。」
「・・ねぇ、シンジ。」
「何?」
「アンタって、アタシの事・・好き?」
「えっ!?」
「ほらっ、どうなのよ♪」
「僕は・・。」
ドカーーーーン!!
「ウワッ!?」
「水中衝撃波!・・使徒ね。(ク〜、もう一息だったのに〜。)」
「・・どうする?」
「もちろん、行くわよ。」
「(クスッ)そう言うと思ったよ。」
「もちろんアンタもよ。」
「はいはい。御一緒させていただきます。」
「行くわよ。」
アスカとシンジは弐号機のエントリープラグに入る。

・・旗艦ブリッジ
「なぜ、沈まん!?」
ミサイル・魚雷etcを撃ってもビクともしないガキエルに艦長はイラだっていた。
「やっぱエヴァやないと勝てへんなぁ。」
ギロッ
トウジの言葉に艦長・副官がトウジを睨みつけた。
「あれっ?ゼロ君は?」
「そういえばヒショウさんも見当たりませんね。」
二人がいない事にレイナとライルが気がつく。
「二人ならさっきトイレに行くって、言ってたわよ。」
ミサトが答えた。

・・船室
「使徒が来るなんて聞いていませんよ。」
『そのために、チルドレン達を送ったのだ。』
「お子さんを信頼してるんですね。」
『・・君の所に使者を送る。彼の指示に従え。』
「分かりました。」
ピッ・・
「・・で君がその使者なのかい?」
リョウジは開く扉は見て言った。
「まあね。・・で、例の物は?」
入ってきたのはゼロとヒショウである。
「これだ。」
リョウジはトランクを近くにあったテーブルに置いて、中身を見せた。
「硬化ベークライトか・・ちゃんと生きてるの?」
「ああ、生きてるよ。・・間違いなくね。」
中には硬化ベークライトでカチコチに固められた第一使徒:アダムが入っていた。
「人類補完計画の要かい?」
「いや・・ジジイ達の餌だよ。・・殻はね。」
「殻?」
「今から中身は頂くよ。」
ゼロは右手を前に出す。
シュゥゥゥゥ・・
ゼロの右手が黒い光を纏っていく。
「『封球』。」
ゼロの手のひらに黒い球体が出現した。
パカッ
アダムの背中(?)の部分が割れて、中にあった脱皮した状態(!?)のアダムを黒い球
体に入れた。 アダムの殻にあったヒビはすぐに消えた。
「・・フンッ!」
ズボッ
ゼロはその黒い球体を自分の体に埋めこんだ。
「グッ!?」
ガクッ
ゼロはそこに膝を付いた。
「大丈夫か!?」
さすがのリョウジも少し慌てた。
「うん・・少し、抵抗あっただけ。・・もう大丈夫。」
ゼロはヒショウの手を借りて、立ち上がる。
「さてと、・・親父からの伝言。『とりあえず、その荷物を持って早く来い』だとさ。」
「OK。じゃ、俺は逃げるから後よろしく。」
「はいはい。ミサトさんには俺達から言っておくよ。」

・・弐号機:エントリープラグ
「シンクロスタート!!」
ダブルエントリーするシンジとアスカ。
相性が良いのか、ノイズがちっとも起きなかった。
「行くわよ、シンジ。」
「うん。」
「(行くわよ、ママ)エヴァンゲリオン弐号機、起動!!」
ギンッ
弐号機の目が輝いた。

・・O・T・R
『オセロより入電、エヴァ弐号機起動しました。』
「なんだと!?」
「ナイス、アスカ!!」
弐号機の起動に驚く艦長と『ナイス!』と喜ぶミサト。
『ミサト、ケーブル用意しといて。』
「分かったわ。」
「イカン!!弐号機は今は我々の管轄にある。勝手は許さん!!」
「何いってんのよ!!こんな時に・・。」
プライドを賭けた戦い。
「しかしいいのですか?弐号機はB装備のままです。」
「「えっ!?」」
『大丈夫よ。そんな簡単には落ちないわよ。ねっ、シンジ。』
『そう祈るよ。』
「シンジ君も乗ってるのね?」
『はい。』
「子供が二人!?」
「(シンジ君の予定通りみたいね。)アスカ、出して!」

・・海上
弐号機はジャンプした瞬間、オセロはガキエルの攻撃で沈没。
「ウワァァ!?」
隣の艦に飛び乗った。
「どうしよう、内部電源、間に合うかしら・・。」
実はドイツのスタッフが整備を疎かにしたため内部電源が十分チャージされていなかった。
「大丈夫、僕に任せて。」
シュゥゥゥゥ・・
先程のゼロと似た光がシンジを覆う。シンジの光は白だった。
「シンジ!?」
「『帯電』」
ピピッ・・
タイマーがMAX状態になる。
「嘘・・なんで?」
「理由は後で話すから、今のうちにケーブルを・・。」
「分かったわ。」
アスカは急いでO・T・Rに向かった。
グシャッ、バキッ・・
・・・幾つかの空母&戦艦がペチャンコになったが・・。
「エヴァ弐号機、着艦しまーーす!!」
ドスーーン!!
衝撃で戦闘機etcが海に落ちた。
『もったいな〜〜い(涙)。』
約一名、大泣き。
「ケーブル接続。」
ガチャッ
「接続完了。」
「ふぅ〜。」
シンジの体の光が消えていった。
「・・でさっきのはなんだったの?」
「『道』だよ。やりかたは向こうで教えてくれるよ。・・来た!」
シンジの見た先からガキエルはこっちに向かって泳いできた。(突っ込んできた)
「プログナイフじゃ不安だからこれ使って、『光剣』!!」
シュゥゥゥン・・
弐号機の前に白い光の剣が現れた。
「ありがとっ♪」
アスカ(弐号機)は剣を構える。
ザバァァァァァン!!
ガキエルがジャンプして突っ込んできた。
「でぇぇぇい!!」
ザクッ!!
アスカは剣をガキエルの頭部に突き刺した。
『よく止めたわ。』
『冗談じゃない!飛行甲板がめちゃくちゃだ!!』
ガバッ!
「口ぃ!?」
「・・前と違う。」
バクッ
・・でも食べられるのは同じ。
ザバァァァァン
そのまま海に落ちた。

・・ブリッジ
「落ちたじゃないか!?」
「そんなの見れば分かりますよ。」
「今のうちにフィルムを・・アーー!!F/A−14J!!」
『オ〜イ、葛城ぃ。』
「えっ!?加持ぃ!」
『届け物があるから後頼むわぁ。』
「・・えっ?」
『じゃあ宜しく。葛城一尉。』
そのまま飛び去ってしまった。
「に、逃げよった。」
「あのバカーーーーーーーー!!」

・・で水中では
「・・いいわね、そのアイデア。」
「チャンスは一回だけど、やってみる?」
「いいわ。」
「行くよ・・。」
バチッバチッ・・
「『雷哮』!!」
バリリリリ・・・!!
弐号機を通してガキエルの口の中に雷撃を与えるシンジ。
カボッ・・
ガキエルの口が開く。
「今だよアスカ。コアを抜き取って!」
「ええ!!」
ググググ・・ズボッ
「ヤッターー♪」
ドカーーーン!!
ザバーーン!!・・ヒュゥゥゥ・・ドスゥゥゥン!!ガクッ
爆発の衝撃で甲板に戻った弐号機はそのまま機能停止した。
「お疲れ〜。」
甲板ではゼロとヒショウが待っていた。
「さてと・・じゃあやりま・・。」
ピィィィィィィン・・
コアがゼロに何かを言ったようだ。
「・・分かった。」
・・ゼロは先程の『封球』でガキエルのコアを取り込んだ。
「どうしたの?」
シンジ達が弐号機から出てきた。
「ん?ちょっとね。」
「・・おや、ペアルックかい?」
そう、シンジは以前と同じアスカのプラグスーツを着ていた。
「・・成り行きで。」
シンジの顔が赤くなる。
「ペッ、ペアルック!?」
「イヤ〜〜ンな感じ。」
「お兄ちゃん・・カワイイ♪」
「・・似合いますね。」
「うんうん。女の子みたい♪」
カァァァァァ・・
シンジの顔が真っ赤に染まっている頃・・
「ファースト・・じゃなかった。・・レイ。」
「何・・アスカ。」
アスカはレイと話していた。
「アンタ・・まだシンジが好きなの?」
「・・ええ。」
「負けないわよ。」
「私も負けない。」
バチバチバチ・・
見えない所で女の戦いが始まろうとしていた。

・・ネルフ本部
「いやはや、波乱に満ちた船旅でしたよ。」
「・・ゼロに渡したな?」
「ええ、『中身』は確かに彼に渡しましたよ。」
「加持君。アルバイトは辞めておきたまえ。」
「・・もうばれたんですか?」
「葛城一尉を悲しませるな。」
「・・あと少しは続けます。」
「・・分かった。君はこのまま、本部に残りたまえ。」
「了解しました。」

翌日:学校
「ゼロやレイナも大変やなぁ。あないな気の強い女おったら大変やで。」
「まったくだね。性格最悪だったもんなぁ。」
「・・そんなこと言ってると、後で後悔するぜ。」
「なんでや?」
パンッ
「こう言う事よ!」
「なっ、なんでおるんや!?」
「転校して来たのよ!!」
「なっ、後悔したろ?」
「早く言ってよ。」
「よろしくね、アスカちゃん、ヒショウ君。」
「よろしく、レイナ。」
「よろしく。」
アスカはこの後、すぐに女子の中の打ち解ける事が出来た。
ヒショウもトウジやケンスケを通してみんなとすぐ友達になれた。
なお、シンジは『道』の使い過ぎ(過労)で検査入院中。

何故か筋がいいアスカはあっさり自分の『道』である『焔の道』を身につけた。
ちなみにヒショウの『道』は『時』だがゼロの『冥の道』と全く同じである。

・・その夜
ターミナルドグマ
リリスの前に浮かぶ普段と雰囲気が違うゼロ。
右手にはロンギヌスの槍を持ちそして何より、目の色が鮮血のような紅い瞳をしていた。
「・・リリス、零号機のコアに入ってもらう。」
シュン・・ドスッ・・シュゥゥゥン
槍をリリスに突き刺し、そのままリリスのコアを取り込んでしまった。
「・・これで、用意は全て整った。」
フッ
そのまま、ゼロは霞の様に消えていった。

戦自
「君の任務はフィフスチルドレン:伊吹ゼロに近づき、ネルフを調査する事だ。」
「はい。」
「君の行動次第で、君の友達の命が無い事を忘れるな。霧島マナ三尉。」
「分かっています。」
一人の少女兵が複雑な表情で上官の指示を受けるのだった。


アスカ:やっぱり、ファーストとは恋敵になるのね。

レイ:弐号機パイロット。来なくて良かったのに。

アスカ:アタシが来たからには、アンタの好きにはさせないわよ。

レイ:やっぱり、あなたとは仲良くなれそうにないわ。

アスカ:ったく。使徒が来なかったら、アイツの気持ち聞けたのに。

レイ:聞いたらふられただけ。

アスカ:ぬわんですってーーーっ!(ーー)

レイ:はっ!(身の危険察知) 碇君が私を呼んでる。

アスカ:待てーーーっ!
作者"シセン"様へのメール/小説の感想はこちら。
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感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

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