セカンドインパクト愛護記念





   Third  Impact

writting すぱまに









時に、2020年。

第3新東京市、別名、『使徒迎撃用要塞都市』は、還都を終わり、日本の首都として機能していた。と言っても、移されたのは国会議事堂だけだが……
そして、使徒を倒した英雄、エヴァンゲリオンパイロットの3人+α、『惣流・アスカ・ラングレー』  『碇シンジ』  『綾波レイ』  そして使徒から改心?した『渚カヲル』(実はシンジを狙っていたと言う噂もある。)である。この4人は、平和に暮らしていた。




「ねえ、これからどうする、アスカ?」
「そうだなぁ、ネルフに僕は残るつもりだよ。」
「いや、そういうことじゃなくって!」

「え?」


「いや、あのさ、ちょっと言いたい事が……」

「あ、僕も……」

「じゃあ、せーのでね。」




「せーの!」

























「「
ねえ、いっしょに暮らさない?」」






「「え!それって……」」

さすがだ。伊達にユニゾンを成功させてないねぇ。
うんうん。


「「プロポーズ?」」

さすがの鈍感シンジも、これは気づいたらしい。

「「え、いや、その……」」

「「まあそういう事なのかな(かしら)?」」



「じゃあシンジ、ちゃんと言ってよ。」

「うん……」


「僕、碇シンジはあなたを愛しています。結婚してくれますか?」


「私、惣流・アスカ・ラングレーはあなたを愛しています。結婚してくれますか?」



「「よろこんで。」」


「それじゃあ、いろいろ挨拶に行かないといけないね。アスカの両親にも挨拶に行かないといけないし、父さんにも挨拶に行かないと。」

「ごめん、私父親、居ないの。ママは弐号機の中だし、パパはね、精子バンクなの。」

「でも、お墓の前でちゃんと報告しなくちゃ。それに、もうすぐサルページも始まるらしいしね。」

「そうね。でも、今日はもう止めて、明日にしましょう。」

「そうだね。」

ちゅっ。





そして……

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!

その日、現実逃避するネルふ諜報部。そのなかで、こんな声も聞こえた。

「ふふふ……おれももうそろそろミサトと…」

「何であんな若造に!」

「不潔です……」

「孫の顔が早くみたいな…ゲンドウ…(/_\)」

「……ああ。」


……あんた、司令だろ?




旧、ミサト亭、現シンジとアスカの愛の城と化したコンフォート18。
まあ、二人目レイの自爆で17は無くなって(ミサトが問題と言う噂もあるが……)しまったが。


「ハックション!」

「どうしたの?」

「さあ。風邪かな?」

「気をつけた方がいいよ。僕達…裸だし(^^)

「そっ…そうね(^^)










………自主規制中………













次の日……


ゲンドウ宅。


「ああ、これはどうだ、冬月?」

「いまいちだな。」

「じゃあ、これはどうだ?」

「ふっ…イイと思うぞ。(ゲンドウめ、そんなにアスカ君が嫁になったのが嬉しいのか?)」





その頃、アスカとシンジの愛の城。(今後、アスシン城とする。なに、あまり変ってない?ぎくぅ!)

「ねえ、シンジ、これ似合ってる?」

「アスカ、君だったら何を着ても可愛いよ?」

「もう、今はそんな事言ってないでよ。」

「でも父さん許してくれるかな?」

「大丈夫よ、シンジ、二人でやればなんとかなるわ。」

「そうだよね。僕にはアスカがついているんだ。きっと大丈夫だよ。いや、絶対だな。」

「ふふふ、シンジったら。」

「うんうん。」

勝手に自己完結しているシンジ。

「でも、碇司令恐いからねぇ。大丈夫かしら。。」

「そうだよね…そうなんだよね・…」

「まあ行ってみるしかないか。」

「そうだよね!」

「それじゃあ行こっか!」

「うん!」



「あっ!シンジ、挨拶に行くんだから何か持っていかなきゃ!」

「じゃあ、あそこの詰将棋110選でいいんじゃない?」

「……うーん、そうね。それでいいわよね。あのヒゲ親父だもの。」
ひどいぞ!アスカよ。




「うーん、いざ来ると緊張するわねぇ。」

「じゃあ「せーのでしょ!」」

「「せーの!」」

『ピーンポーン!!』


「ふっ!冬月ィ…」

「後はがんばれ。」

「「おじゃまします。」」

「よ、よく来たな、アスカ君とシンジ。」

「はい、実はちょっとお話が……」

「何だね?」

「はい……」



結婚するだと!」

「は、はい。」



「ま、まあ君たちがどうしてもと言うんだったら別に良いがな、いや、いいんだよ。で、でもな、アスカ君、君にはこんな下らん息子は勿体無いぞ。」



すっかり息子を無視している。なぜなら、このゲンドウ、アスカ様の下僕会の会長なのだ。最近、鋼鉄倶楽部と言う霧島マナ愛護会が出来たらしいが、圧力をかけ、潰した程だ。

「いいんだいいんだ僕なんて。どうせ僕は要らない子なんだ!」

「シンジ…」

「放っておけ。」

またもやいじけるシンジ君。壁の方で何か呟いている。


「ところで碇司令、ユイさんとはどうやって結婚したのですか?」

「ふ…義父様でいい。」

「お、義父様、ユイさんとは…」

(ふふふ、今こそ私とユイのらぶらぶな新婚生活を……あんな事も言ったり、こんな事も、「義父様?」そう、そうだ、この響き、義父様、ああ、なんてイイ響きなんだァ!)

完璧にトリップしたゲンドウ。そこへ…

「ど、どうなさったのですか?」
「うむ。私とユイはな……‥……………………………だったんだよ。そして

な…………………………………………………でな。ユイが……………………

…………………「父さん?」そう、父さんが……………………………………

……………………といってな、……………………………………………………

………………………ユイがこう言ってな…………………………………………

……………………………………そしてあれはこう………………………………

……………………………という訳だったのだ。分かったな、アスカ君。」

ゲンドウの長話を4時間も聞かされ、うんざりとしていたアスカとシンジ。
シンジなんかアスカとゲンドウ、両方から無視されている。さらに……



「おお、アスカ君にシンジ君。何時の間に来ていたんだい?」

(最初から来ていただろ!)

「どうしたんだ、冬月?」

(ふふふ、君だけにアスカ君は渡さん!」

さすが下僕NO.2。独り占めは許さないらしい。

「冬月副司令、どうなされたのですか?」

「ああ、ちょっとゲンドウにな。」

「(オイゲンドウ、これはどう言う事だ! )」

「(ふっ…問題ない…)」

「有りまくりだボケェ!!!!!」

「「ど、どうなされたんですか?」」

「ああ、すまない。」


ペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ……

「それじゃあ、そういう事で、すみません。義父さん。」

「じゃあね、父さん。」

「ゲンドウ、いい子を持ったな…ユイ君も喜んでいるぞ。」
「ああ。」












「「ハ−ァ、疲れた。」」

お疲れさん。


アスシン城到着。

「明日はエヴァか……」

「なんかエヴァに挨拶か……」

「まあ仕方がないさ。」

「そうね。」
























ネルフ到着。

「みなさん、とうとうこの私、惣流・アスカ・ラングレーは、結婚する事になりました。よろしくう!!。」


ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜




「シンちゃん?とうとうアスカと結婚だって?ひゅ〜ひゅ〜!おあついねェ、お二人さん?」

「まったくよ。ミサトにさえ抜かれそうなのにさらにアスカか…わたしは日向君とでも…」

「おれはギターが相棒さ…」


二人とも真っ赤なトマト状態になっている。
「それよりミサト、早く加持さんの所に行きなよ。」

「そうですよ、ミサトさん。」

「うっさいわねえ。みんな、アスカとシンちゃんの結婚祝だ!今日は飲むわよぉ!!!!」


「葛城三佐、減俸3ヶ月。」

「私ッスかァ〜〜(;;)」








ミサトが馬鹿してるあいだに…はぐぅ!
「何が馬鹿だって〜凸(▼▼)……エ〜こらァ!!」

ズカバキグシャ!!!!




作者が全治3週間の怪我を負ったところで、シンジとアスカはもうケージについていた。

「久しぶりね〜ぇ。ケージにくるのも。」

「そうだね。」

「いろいろあったわね。エヴァに乗ってから。」

「そうだねぇ…………」

「エヴァに乗って…から……」



オーバー・ザ・レインボーでの出会い。

いっしょに乗って戦った第6使徒、ガギエル。

「あのとき、実はね、凄くドキドキしてたんだ。」
そして…………ユニゾン。



第七使徒、イスラフェル甲、乙。

不様に負けての共同生活。

飛び出していったあのコンビニ。

そして…跳び膝蹴り。ホァタ〜…・パタ。

第八使徒、サンダルフォン。ケーブルが切れ、落ちかけているアスカを、D型装備無しで飛び込んだシンジ。
「あの時はさ、シンジがヒーローみたいに見えたもの。」





…………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………





「いろいろあったよね。」

「うん。」

「さあ、挨拶しよっか!」











「「母さん(ママ)、僕達(私達)は、隣にいるアスカ(シンジ)と、結婚する事になりました。これからもよろしくね。」





……第2発令所


し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

「いいねぇ。」

「う〜ん。」


その時、2人だけが知っていた。エヴァニ体が涙を流していた事に…










(ついでにもう一体が現実逃避していた事に……)

 「早く結婚せえ!リツコ!」とかなんとか。ナオコさん、この金髪ババアにそれは……
「だ〜れが金髪ババアですってェ〜!」
「そりゃあリツコさ……「ドカバキグシャ。」












作者が全治3ヶ月の怪我を負っている時に、二人は高○殿にいた。

「ねえシ〜ンジ、ウエディングドレスどれがいい?」

「そうだね。これでいいんじゃない?」

「そうね。ちょっとそこのあんた!コレ頼むわ!」

「アスカダメだよ。店員さんをあんたなんて言っちゃア。」

「そ、それもそうねぇ。」

……そして1年後。









ゴ〜〜〜〜〜ンゴ〜〜〜〜〜〜ンゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!

「「「「「「「「「「「「「おめでとう!」」」」」」」」」」」」」」」




「「おめでとう、碇夫妻!」」

「「ありがとう、ケンスケ、マナ夫妻。」」

「「おめっとさん、アスカ(シンジ)。」」

「ありがとう、ヒカリ。アンタも関西弁が板についてきたわねえ。」

二人は、大阪でタコヤキ屋をやっている。






「おめでとう、アスカ、シンちゃん。」

「ミサト、早くあんたも結婚しなさいよ!」

「うっさいわねえ!」





















「アスカ、サードインパクトからずいぶんたつねえ。」

「私にとっては、今日がサードインパクトだけどね!」

「え、どうして?」

「あんたに始めてあった時がファーストインパクト、告白されたのがセカンドインパクト、そして今日がサードインパクトよん!」


ふぃん。








後書き。

シンジ:なんで僕が後書やるの?

トウジ:何か知らへんけどあのすぱまにはんの「ねのひ〜」とかいうやつらしいでぇ。

シンジ:トウジ、それを言うなら「あの日〜」だよ。あっ!なにこれ?
なになに、すぱまにさんが第1話を書いた時、赤毛の猿に襲われたんだって。で、2話をかいたら、こんどは茶パツオカマ(マダマニアウサさん、すみません。)に襲われたんだって。

トウジ:ついてないでぇ。まったく。タームさんの『結婚』と被りまくってるし、文章下手だし!だからアンさんは国語2なんや!

すぱまに:ど、どうしてそれを!

トウジ&シンジ:このSSを読んだみなさん、コレを抽選で一名にプレゼントォ!
すぱまに:やめてえな!


すぱまに&シンジ&トウジ:どうも〜!


マナ:ちょっとっ! ちょっとっ! ”ケンスケ、マナ夫妻。”って何っ!(ーー#

アスカ:あっらぁ、良かったわねぇ。ラブラブでぇ。

マナ:これは、絶対何かの間違いよっ!

アスカ:間違いようがないでしょ。素直に認めなさいよね。

マナ:認められるわけないでしょーーーーーーーーーーーーーーっ!!!(ーー#

アスカ:あらぁ。ケンスケっていい奴なんだけどなぁ。

マナ:わたしは、シンジがいいーーーーーーーーっ!

アスカ:ざーんねんでしたぁ。シンジはもう鎖で繋いだわっ!

マナ:なんとか、リベンジの機会を伺わなくちゃ。

アスカ:ざーんねんでしたぁ。アンタはもうケンスケに繋がれて身動きできないのよっ!(^O^)

マナ:誰か助けてぇぇぇぇぇええええっ!!!(TT)
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