ここは、第三新東京市。ここで今、ある二人の物語が始まる。
あの日 あの時 あの場所で‥‥‥
      〜第三新東京ラブストーリー〜   

PART 04

     『ファースト・デートは突然に…』        
writting すぱまに




「そんな……」

そのとき、マナがやってきた。

「ハァハァ、シンジ、待った?」

しかし、『裏切ったな!僕の気持ちを裏切ったな!父さんと同じに裏切ったんだ!←ゲンドウが何をした?』ちっくな気分に陥っているシンジには、そんな事聞こえるはずがない。

「どうしたのよ?」

何度も言うようだが、『裏切ったな(以下同文)』なシンジ君に、そんな事聞こえるはずがない。

これより2部音声でいかせて頂きます。





ジュン「悪いんだけど惣流、ちょっと付き合ってくんない?」

アスカ「え、どうして?」
ジュン「いや…デートの下見を…」

シンジ「デート?」
マナ「シンジ、どうしたの?」

アスカ「いいわよ。どーせアヤノの頼みだろうし。」
ジュン「ははは…」
アスカ「で、どうして?」
ジュン「いや、菊花賞を外して…くそ〜!テイエムオッペラオーめぇ!貴様さえいなければ…」
アスカ「餡蜜代おごれなくなったのね?それで」
ジュン「面目ない…今度シンジといっしょに行ってくれば?」

シンジ「いっしょに?まさか…」

アスカ「どうしてあたしがシンジなんかと!」
ジュン「まあまあ。とりあえずさんきゅ!おろ?あそこにシンジが?」
アスカ「え?あ、ホントだ。お…」





マナ「シンジ、ちゃんと聞いてね……」










4人の間に、一陣の風が舞い降りる。


















マナ「実は私、前からシンジが好きだったのよ!」







マナ「私は小学3年の頃から…そう、私がこの第一西分校(なんてマニアックな。)に引っ越してきてから…ほら、私って茶髪だからさ…何かと虐められてたのよ。その時ね、シンジが助けてくれたから…『霧島さん大丈夫っ?』ってね…でも、あなたは誰にも優しすぎた…そしてアスカさんでしょ!シンジを渡したくなかったのよ!だれにも!最低な女よね、私…」


マナが、初めて脆い心の中を曝け出した時だった……

シンジ「僕にはどうして霧島さんが泣いているのかよく分からないんだ…ごめん。こんな僕でよかったら……」

そこへ…
ジュン「よお!シンジ!」
シンジ「あっ!!」
アスカ「良かったわね!ど−ぞ霧島さんと仲良くね!」

ジュン「なにそれ?」
アスカ「まあいいわ。さっすが無敵のシンジ様〜〜霧島姫と仲良くね!」
シンジ「え、これは、違うんだアスカ!」
アスカ「じゃあね!」
そしてアスカは走り去っていく。


シンジ「アスカ、泣いてた……」











そして、この時、二人は公認のカップルとなった…。3人の心の中に深いわだかまりを残して。
 







すぱまに「やあ!この作品を読んでくれている皆さん。ジャパンカップは!エアシャカールだよ!!きっと来るよ!」
アスカ「嘘ね。なぜなら!エアシャカールは!所詮まだ四歳なのよ!」
ペッタンペッタンペッタンペッタン!
LGR「がおーがおー!」
アスカ「はっ!!!あんただれよ!」
LGR「がお?がおー!」
もういいわ…
リツコ「無様ね。」
うっ!






その夜……碇家。
「「いただきまーす。」」+α
もぎゅもぎゅ
「母さん、ちょっと相談があるんだけど。」
もぎゅもぎゅ
「何かしら、シンジ?」
もぎゅもぎゅ
「ここじゃ言えないんだけど…」
シンジはにこやかに話しているが、言ってる本人の目はまじだ。
もぎゅもぎゅ
「じゃああ後で和室にきなさい。」
もぎゅもぎゅ
「わかった。」
もぎゅもぎゅ
「ごちそうさま。」
もぎゅもぎゅ
「ふう。アスカちゃんのことかしら…昔からそうだったもんねェ。」









「あしゅか〜〜〜」
「なによ!ばかチンジ!あんたの顔なんか見たくなんてないわよぉ!」

「どうしたの、シンジ。」
「ぐすっ…ひっく…あしゅかに嫌われちゃったよお〜」
「あらあら。じゃあアスカちゃんとは遊ばない様にしないとねェ。」
「ちがうもん!ぼくがわるいんだもん!」
「じゃあアスカちゃんのこと好き?」
「うん!あしゅかのこと大好き!」










………
「なつかしいわねぇ。」
「おい、私の出番は?」
ありません。
「くえっ!」
うるさいよ、目覚まし時計さん。
「くえぇぇぇぇぇぇ…ぱた。」







所変わって惣流亭。
「「いただきまーす。」」
もぎゅもぎゅ
「パパは?」
もぎゅもぎゅ
「え、残業よ。」
もぎゅもぎゅ
「そう。」
もぎゅもぎゅ
「どうしたのアスカちゃん?」
もぎゅもぎゅ
「なんでもないわ。」
もぎゅもぎゅ
「ふ〜ん。っまあいいわ。後で和室にきてね。」
もぎゅもぎゅ
「どうして!」
もぎゅもぎゅ
「心配事があるんでしょ。」
もぎゅもぎゅ
「うっ…」
もぎゅもぎゅ
1「ならいいじゃない。」
もぎゅもぎゅ
「わかったわよ!」
こ〜ん。
「ごちそうさま!」
もぎゅもぎゅ








渚亭では…

「がお〜〜〜!!」
ガララッ!
机の上のものが落ちる。
「ど、どうしたんだ?レイィ〜〜〜」
「がお〜〜!!」
「な、何があったんだ!」
そこへ…
ペッタンペッタンペッタン!!
「はっ!!まさか……」
振り返ると…
「がお〜〜」
「れ、レイカまで…」
「「がお〜〜〜〜〜〜」
「た、頼む、静まり返ってくれ!」
そう、まさに、

『リトルゴ○ラの、さらにリトル』がいたのだ!

「アレは吐かないでくれ〜〜」
しかし!作った赤木リ○コ&伊吹マ○は、現実主義者だった!
「がお〜〜〜」
吐いたのだ!(何を?)
楽しい家庭は続く。
「ここで止めるなァ〜〜」









すぱまに「はぁ〜〜い(はぁと)」
アスカ「気持ち悪い登場の仕方しないでよね!」
すぱまに「いいじゃないか(はぁと)」
アスカ「どうしたのよ…」
すぱまに「アスカ様が心配してくれてる〜〜(はぁと)
アスカ「気持ち悪いわね!私が心配するのはシン…」
すぱまに「シン?だれですか?それ?」
アスカ「いいじゃない!」
それでは本編に!
すぱまに&アスカ
「ご〜〜〜〜〜(はぁと)」
アスカ「キモイわ!」
すぱまに「がァ〜〜〜〜ン(しくしく…)」


















所変わって、碇家和室。

「どうしたの?シンちゃん。」
「母さん…」
「どうしたのよ?」
「実は…」

「霧島さんに告白されたんだ…」
「へぇ…」

「でも…」
「でも?」
「ぼくが…よく分からないんだ。」
「どういうことかしら?」
「うん…それがね…」
……………

「ふ〜〜ん。」


「それで、シンジは霧島さんのことが好きなの?」
「良く分からないんだ…それにアスカが…」
「何シンジ!アスカちゃんがどうしたの!!」
「母さん…何興奮してるんだよ…」
「いいからいいから。それで?」
「アスカが…泣いてたんだ…」
「そう。アスカちゃんが気になるのね?」
「良く分からないんだ…」
「それに…アスカにはもう…」
「アスカちゃんには?」
「好きな人がいるんだ…」
「えぇ!!!!!!」
「母さん、どうしたのさ…」
「だって…ジュンとデートに行くって言ってたし…」
「ジュン君ってあの?でもあの子には…」
「アヤノがいたはずなんだけどな…」
「じゃあシンジの聞き間違いじゃない?」
「そうなのかな…」
「きっとそうよ!」
「でも…一緒にって言ってたしな…」
「もしかしたらシンジと一緒にって意味かもよ?」
「まさか…」
「(あらあら)でもどうしてアスカちゃんのことばかり?」
「良く分からないけど、気になるんだ…」
「(それを恋って言うのよ。)ふ〜ん。いつか気付くわ…今日はもう寝なさい?」



ぷるるるる ぷるるるる ぷるるるる


「あ!キョウコさん?じつは…」






所変わって惣流家(はぁと)

「アスカちゃん。」
「なによ!」
「ちょっと落ち着きなさい。」
「うるさいわねぇ!」
「まぁいいわよ。じゃあ単刀直入に聞くけど、アスカちゃんはシンジ君の事が好きなの?」
ボン!!!
「なななななななにいってるのよ!」
「あら、違うの?」
「違うわよ!誰も馬鹿シンジの事なんか!」
「誰も何?」
「う、うるさいわね!」
「それで、マナちゃんがシンジ君に告白したんだって?」
「そう、そうなの…って!ママがどうしてそれを!」
「母親ネットワークをなめないことね。(ユイさん、ありがと〜!)それで?」
「それでね…シンジがOKしたのよ…」
「えぇ!!!!!!!」
「ど、どうしたのよ?ママ?」
「え、いや、なんでもないのよ…(ユイ!!話が違うじゃない!後でゆっくり聞いておかなきゃ…ふふふ…)」

「それでね…「ちょっと待ったあッ!」
「え、なに?!」
「アスカちゃん、どうしてそんなにシンジ君の事が気になるの?!!!!!!」
「ま、ママ、ちょっと落ち着いてよ… 」
「わ、解ったわ…で、もういっかい聞くけど、アスカはシンジ君の事が好きなの?」
「解らないわ…」
「まあいいわ。今日はもう寝なさい。」


どうしてあんな奴の事が…ドウシテアンナヤツノコトガ…dousiteannayatunokotoga


どうしてアスカの事が…ドウシテアスカノコトガ…dousiteasukanokotoga...

どうしてリトルゴジラの事が… ドウシテリトルゴジラノコトガ…
dousiteritorugojiranokotoga...




こんなに気になるんだろ




……







そうして夜は深けていく。



























ねくすと でい





「おはようございます!シンジ君いますか?」
「ええ。ちょっと待っててね?」

「シンジ〜〜〜マナちゃんが来たわよぉ〜〜!!」

し〜〜〜ん(はぁと!)


「仕方がないわね…まなちゃん、おねがい(はぁと)」
「はぃ…シンジ〜〜起きて〜〜!!」
「う〜〜ん…やめてよアスカ〜〜…」

「ア・ス・カ・ですって〜〜!!!!!!」

バッチィ−−ーン!!
「今日も良い音ですね、あなた?」
「…
ああ。」
「何ですか、その間は。」
「いや、君はもてるからな…」
「関係ないでしょ!」
「ふっ…問題ない…」




「ご、ごめん、マナぁ…」
「はい。お弁当。」
「え?お弁当はアスカが?」
「お弁当を作るのは彼女の役目よ(はァと)」
「そうなのかな…」
「そうよ!」


「いってきま〜〜す!!」

「はい、いってらっしゃい。」










てこてこ

「ねぇシンジ、」
「なに?」
「晴れた日には、どこか出かけたいよねェ?」
「そ、そうなのかな…」
「芦ノ湖ってさぁ?今とても綺麗なんですってねぇ?」
「へぇ、そうなの…」
「休みの日には、彼氏と出かけたいよねェ………」
「そ、そう??」
「休みの日に遊びに行くのは、楽しいわよねぇ?」
「そりゃぁ…」
……アスカと…はっ!!ドウシテアスカノコトガ…今はマナの事を…
「もしよかったら、一緒に行かない?」
「えぇ!!!」
「どうしたのよ?そんなにも私と行くのがいや?」
シンジは、マナのうるうる目に弱かったりする。
「そ、そんな…いいけど…」
「なら決まりね!!」
「うぅ…」
「フ〜〜ンフフ〜〜ン♪シンジ、四重楽奏の練習、進んでる?」
四重楽奏というのは、シンジは選択音楽に入っていて(マナに無理矢理勧誘された。)そのテストのために、『自分の得意な楽器』という題目で練習していたのだが、チェロ一人では味気ないということで、四重楽奏をやっていた。ちなみに、マナはタンバリンである。(リコーダーすら吹けないから!。)

「え、あ、うん…でもさ、第二ヴァイオリンがいないんだ。」
「じゃあアスカさんにでも頼もうか…」
「そ、そうだね…」







き〜〜んこ〜〜んか〜〜ん…き〜〜〜んこ〜〜〜んか〜〜〜んこ〜〜〜ん…


「あっ!!遅刻しちゃう!!」
「そうだね!いそがなくっちゃ!!」



「セ〜〜〜フ!!」
「間に合った!!」

そこへ…

「ヒュ〜〜!!ヒュ〜〜〜!お暑いねェ?お二人さん!」
「まったくだよ!どうして碇ばっかり!!俺にも分けてくれぇ!!」
「ド、どうしてマナ様があんな奴と!!」
「でも待てよ!ということは!惣流はフリーだ!!」
「「おお!!!!」
「アスカ様!!」
「ア・ス・カ・!!をを!!」
「こ、これは売れる!売れるぞぉ!!」
「ど、どうして碇君!私が守ってあげてたのに!」
「そうよ!あの夜の事を忘れたの!!」」
「ええ!!!」
「碇君はどうだった?」
「ええ…凄かったわ…」
「をを!!」
「イ・カ・リ・イ・カ・リ!!」



皆、あることないことを言い始める。


それも…

「いかりくん、どうし……

不潔よぉ!!!!!
「まったく…静かにぃ゛!!そうか…やっぱりマナなんだな…責任取れよ…」
「そうね…」
「じゃあこれはどうするか…おまえらにやるよ…」
「これは?」
「芦ノ湖観光協会発行芦ノ湖鉄道、その他いろいろ1日乗り放題パスなんだけどな…アスカの埋め合わせだったんだけど…」
そのとき…

「今日は遅刻か…でもミサトはまだ来てないしな…あ!!」
「や、やあアスカ…」
「そう、やっぱり…手なんか繋いで…」
「ええ!!」
そう、

手を繋いできていたのだ〜!!!!
「ああっ!!」
急いで手をふりほどくシンジ…
しかし…
「ね、ねえマナ、手を放してよ…」
「も、もうちょっと…このままで居たい…」
「え…」
しかし…
キ〜〜ンこ〜〜ン(以下略





「ほ、ほら…チャイムもなったし…ね?」







「あ、アスカ…」
「なによ?」
「選択音楽でね?四重奏やるんだけど、第ニヴァイオリンが足りないんだ…手伝ってくれない?」
「いいわよ…」
「あ、ありがと…」

「ヒカリ、明日付き合ってくれない?」

「え、う〜〜ん…解ったわ…」
「ありがと…」
























そして、決戦の日曜日…

to be continued?




あとがき

すぱまに:はぁ…疲れた…明後日からテストだ…
シンジ:がんばって下さいね。
すぱまに:シンジ君が…神様に見えてくる!!
シンジ:所詮下らない小説を書いて下さいね…
すぱまに:きらいだよ…
アスカ:そんなことを言ってはいけないわ!
すぱまに:アスカ様〜〜〜
アスカ:ネタがないだけよ!!
すぱまに:皆嫌いだ…
レイ:どうして私はゴジラなの…
ネタ切れなのね…
すぱまに:誰かぼくに優しくしてよ!だれかぼくにかまってよ!
オール:いや。


マナ:これはっ! わたしとシンジがラブラブ一直線になる展開じゃっ!?

アスカ:そんなこと許すもんですかっ!(ーー#

マナ:やったーーーっ! わたしにも春が来たのねぇぇぇぇぇえええっ!(^O^v

アスカ:そんなこと許さないっつってるでしょーがっ!

マナ:フンっ! もう手遅れよっ! シンジはわたしのものなんだからねぇーだっ!

アスカ:まだ勝負は始まったばかりよっ!

マナ:シンジの手はもう離れないわっ!

アスカ:フフフフフフフ。コロス。(ーー#

マナ:望むところよっ!(ーー#
作者"すぱまに"様へのメール/小説の感想はこちら。
babaa@d5.dion.ne.jp

感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

inserted by FC2 system