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エヴァ学園は大騒ぎ!
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BY たっちー
7時間目 「初デートで大騒ぎ(後編)」
「それでマナ。今日は何を買うつもりなの?」
「え、え〜と、それは・・・」
買い物というのはシンジをデートに誘うための口実でしかなかったため、そう訊かれてマナは困ってしまった。
「え〜と、その前に何だかのどが渇いちゃったな〜」
何とかごまかそうとするマナ。シンジはその言葉を真に受けてしまう。
「そう?それじゃ、その辺の喫茶店に入ろうか?遅刻したお詫びにおごるからさ」
「えへへ〜、ありがと」
そう言うとマナはシンジの左腕に抱きついた。
「わあ!?マナ、ちょっと!」
慌てるシンジ。しかし、マナは平然と、
「恋人ならこれくらい普通でしょ?」
と笑いを含んだ声で言う。
「こ、恋人って・・・」
何か言おうとするシンジを制して、さらに、
「シンジ、あたしのこと好きだって言った」
ちょっと拗ねたような声でそう言う。
「それは・・・」
「好きだって言った」
「・・・そうだね」
結局、マナに押し切られてしまうシンジだった。
「えへへ〜。それじゃお茶しよう」
こうして腕を組んでシンジ達は歩き出したのだった。
「くそー、シンジの奴うらやましいぜ」
そんなことを言っているのはもちろんと言うべきか、電柱の陰に隠れているケンスケ。
彼の後ろには合流した日向と青葉がいる。ケンスケがミサトに連絡をとる。
「ニコラシカよりスクリュードライバーへ。標的A・Bが移動開始。喫茶店に入る模様」
<こちらスクリュードライバー。尾行を続行せよ。今後の行動は追って支持する>
「了解」
「お〜、そこにいるのはシンジ君ではないか!」
シンジ達が喫茶店に入るといきなりそう声をかけてきた男がいた。
忘れたくても忘れようがない相手、ミサトの父である葛城博士だ。
「デートかね?デートなんだろう?いや、若いというのはうらやましい。ウッシッシ」
妙に嬉しげに笑う葛城博士。
「まあまあ、こっちに来たまえ」
そう言われては葛城博士のところに行かざるを得ない。
シンジはともかくマナは放っておいてほしかったのだが。
自分の向かいに並んで座ったシンジ達を見て葛城博士は満足げに頷く。
「うんうん、ゲンドウとユイ君のデートに遭遇したときのことを思い出すな〜」
「そんなことがあったんですか?」
黙っているのも気まずいのでとりあえず相槌を打つシンジ。
「うむ。ゲンドウの奴、家出してきた女の子をだまして連れまわしていたと警官に勘違いされて、
尋問をされておったわ。ブワッハッハッハッハ」
そのときのことを思い出したのか大笑いする葛城(父)。
店内に響き渡るその声に他の客達が何事かと視線を向ける。
そんな視線に気付かないのか平然としている葛城博士だった。
丸顔の喫茶店のマスターは葛城博士のことを知っているのかグラスを磨いているだけで何も言わない。
「そう言えば、マナちゃんは若い頃のユイ君に良く似ておるわい。
シンジ君も幸いにゲンドウに似ずユイ君似じゃし、実にお似合いのかっぷるじゃ」
面と向かって言われるとさすがに恥ずかしいのか赤くなって俯いてしまうシンジとマナ。
「おっと、いつまでも話しておってもお邪魔なだけじゃな。これで失礼するとしようか。
・・・しっかりやれよ、この野郎」
最後に笑いを含んだ言葉をシンジの耳元で囁いて肘でつつくと葛城博士は立ち去った。
「元気な人だな〜」
その後姿を呆れて見送るシンジ達だった。
「あれ?」
「どうしたの、マナ?」
マナの声にシンジが振り向くとマナはテーブルの上にあるものを摘み上げていた。
「それって、もしかして・・・」
「うん。ミサトさんのお父さん、お金払わずに行っちゃったみたい」
「・・・わざとかな?」
「・・・そんな気がする」
葛城博士の分までお茶代を払わされたシンジ達は駅ビル内の大型デパートに行くことにした。
お買い物は単なるデートの口実だったが、せっかくだからショッピングを楽しみたいと思っているマナだった。
そして――
「あ〜!!」
デパートのフロアにマナの嬉しそうな声が響いた。
「どうしたの?」
「あれあれ!もう売ってるんだ〜」
シンジの問いにマナが指差したのは水着売り場。
それを見てシンジの頬が引きつる。
「あそこに・・・行くの?」
「もっちろん!」
マナはシンジを引きずるようにして水着売り場に向かった。
「ねえねえねえ、これなんかどうかな?」
いくつかの水着を手にとっては身体に当ててみてシンジに訊くマナ。
シンジは赤くなったままろくに見もせずに、
「あ、うん。いいんじゃないかな」
とぼそぼそと答える。
「ちゃんと見てよ、シンジ〜。あ、そうだ!試着してみよっかな?」
マナの言葉にシンジは大慌て。試着すればそれを見せられるに決まっている。
もちろん見たくないといったら嘘になるが、店内でそれはさすがに気恥ずかしい。
周囲の目も気になる。実際はしゃぐマナと赤くなっているシンジを奇異な目で見ている者もいる。
「待ってよマナ!ちょっと恥ずかしいよ!」
「そぉ〜?あたしの水着姿見たくないの〜?」
唇を尖らせるマナにシンジはさらにうろたえた。
「いや、それはその・・・」
見たくないといえば嘘になる。でも、見たい、などと言えるわけがない。
「もぉ〜、しょうがないな〜。せめて水着選びに協力してよね」
マナの硬軟取り混ぜた説得(?)にシンジは仕方なく頷いた。
「えへへ〜。それじゃ、これなんかどうかな?」
マナは笑顔になってそう言い大胆なカットのビキニを胸に当ててみせる。
「・・・いくらなんでも、それは凄すぎるんじゃないかな」
シンジは赤くなりながらも意見を述べる。
「そぉ〜?それじゃ、これは?」
ニッコリと笑って次の水着を手に取るマナだった。
結局シンジの意見もあってマナが選んだのはスカート付きのワンピース型の花柄の水着。
実は背中側は大胆に大きく開いているのだが、シンジがそれを知るのは夏になって海に行ったときだ。
駅ビルから出たところでシンジはすれ違いかけた男と肩がぶつかった。
「あ、すいません」
反射的にそう言ってシンジはその場から立ち去ろうとしたが、男は後ろからシンジの肩を掴んだ。
「人にぶつかっておいてそれで済ませるつもりか、おい」
そう言ってシンジに因縁をつけるガラの悪い男。
まるで台本を棒読みするかのような感情のこもっていない口調だが、シンジはそこまで気が廻らない。
「どうしたんスか、兄貴?」
と、男の連れと思われるパンチパーマの男までやってきた。
「おう、こいつが俺にぶつかっておいてそのまま行っちまおうとしたんだ」
「へえ!ふざけた奴っスね」
すでにお気づきの方もいるだろうが、この二人は例の「変身スーツ改」で変身した日向と青葉。
チンピラに化けてシンジにからみ、シンジにわざと撃退されてかっこいいところを見せてもらおうというわけだ。
「お、こいつの連れの女、ちょっといいんじゃないスか?」
これは青葉。日向よりは演技力がある。
「そうだな。おう、こんな奴放っといて俺達といいことしないか?」
そう言ってマナのほうに日向が一歩踏み出す。
すると、シンジがマナを守るようにその前に立ち塞がった。
「マ、マナに手を出すな!!」
声が震えているのは仕方あるまい。
しかし、シンジのこの反応に困ってしまったのは日向達だ。
シンジにかっこいいところを見せてもらおうと言っても、現実問題としてシンジと自分達が殴り合ったりすれば結果は見えている。
かといってわざと負けるというのは、シンジの様子を見るとそれこそあまりにもわざとらしいように思える。
「どうする、シゲル?(ぼそぼそ)」
「全然考えてなかった(ぼそぼそ)」
思わず、顔を寄せて相談してしまう二人だった。
その隙にシンジの陰からマナがそれまで肩にかけていたポシェットを振り回した。
バン!!
日向の顔面に直撃する。
「逃げよ!シンジ!」
マナはシンジの手を掴むとその場から走り去った。
後に残されたのは日向と青葉。
「大丈夫か、マコト?」
「ああ、何とか。・・・しかしあのポシェット何が入ってたんだ?妙に硬かったぞ」
そんなことを話している日向が後ろから肩を叩かれた。
振り返ってみるとそこにいたのはお巡りさん。
「君たち、ちょっと交番まで来てもらおうか」
そして交番まで連れてこられた日向達はそこですでに捕まっていたケンスケに会うことになる。
まあ、街中で迷彩の上下を着て胡乱な行動をとっていれば、通報されても仕方あるまい。
一方、シンジ達は駅からあまり遠くない公園に逃げてきていた。
逃げ切れたと判断した、マナが歩調を緩める。
「良かった、逃げ切れたみたいよ」
周囲を見回したマナが安心したようにそう言う。
シンジはひざに手をつき、荒い息を吐くだけで何も答えない。
「だいじょうぶ、シンジ?」
マナがシンジの顔を覗き込む。
「・・・うん」
返事をするが顔をそむけるシンジ。
「どうしたのよぉ?」
マナが頬を膨らませた。
「・・・ごめん」
「え?」
「僕は自分が情けなくて。怖かったんだ。足が震えてたんだ」
「でも、あたしのこと守ろうとしてくれたじゃない。嬉しかったな」
「でも・・・」
「嬉しかったの」
マナはそう言うと芝生の上にしゃがみこんだシンジの背中をやさしく抱きしめた。
その頃、同好会「ネルフ」の部室では。
「主電源接続、全回路動力伝達、起動スタート!」
「A10神経接続異常なし。初期コンタクトすべて問題ありません」
マヤの報告にモニターを見たリツコの顔に満足げな笑みが浮かぶ。
「シンクロ率21%。初めてとしてはいい数値だわ」
その間にもマヤの報告が続く。
「第一ロックボルト解除!」
「解除確認。アンビリカルブリッジ移動!!」
「第一第二拘束具除去!」
「一番から十五番までの安全装置解除!」
「内部電源充電完了! 外部電源コンセント異常なし!!」
「エヴァ零号機、射出口へ!」
「7番ゲートスタンバイ!」
「進路クリアー、オールグリーン!」
「エヴァ零号機、発進準備完了!」
「準備完了」の言葉にリツコは頷き、凛とした声で命令を出す。
「エヴァンゲリオン零号機発進!!」
ビーッ、ビーッ、ビーッ、ビーッ!
シンジ達が逃げ込んだ公園に突然警報が響く。
「「な、何(だ)!?」」
驚いて周囲を見回すシンジとマナ。
ゴーー!ガシン!
何かが高速で移動する音。そして、衝突音。
聞こえてきたのは公園の中央にあるかなり大きな彫像の台座の部分からだ。
半ば硬直した状態で――無意識に抱き合っていたりするが――見つめる二人の目の前で台座の一面が下にスライドした。
その中にいたものは、ロボットの頭部を思わせるものだった。
オレンジを基調としたヘルメットに灰色に塗装された顔面。
そして、レーダーか何かと思われる頭頂部のグリーンのレンズと一つ目小僧を思わせる顔面の赤いレンズ。
この下にそれに見合うボディがついていればたいしたものだろうが。
腕が付いているのは耳のあたり。太く短い足は首の部分から直接生えていた。
そう、これはロボットの頭部ではなく、ボディなのだ。
彫像の下に現れてしばらく沈黙していたロボットの赤いレンズがキラリと光ったようにシンジには見えた。
マヤ「零号機、目標を肉眼で確認」
次の瞬間、零号機はシンジとマナに向かって突進を始めた。
ドタドタドタドタ。
見た目は鈍重そうな動きだが全高3メートルの身体で走れば人よりは速い。
呆然としていたシンジ達が我に帰ったときには目の前まで迫っていた。
「あ、危ない!」
とっさにマナを抱きかかえるようにして横っ飛びでかわすシンジ。
ドタドタドッタ、ザザー。
急ブレーキをかけた零号機が振り返る。
そのレンズに写っていたものは――
まるでシンジがマナを押し倒したかのような格好で抱き合って地面に転がっている二人だった。
それを目にした次の瞬間、零号機が吼えた。
ウオオオオ〜ン!!
マヤ「心理グラフに異常発生!!」
リツコ「回路遮断!止めて!」
マヤ「駄目です! 完全に制御不能です!!」
リツコ「まさか・・・。暴走!?」
ドタドタドタドタ!!
再びシンジ達に突進を始める零号機。
シンジ達は先ほどよりは余裕を持ってかわすことができた。
しかし次の瞬間、零号機は大きくジャンプして真上から襲い掛かった。
「わわわ!」
転がるようにしてかわすシンジ達。
ズッド〜ン!!
もうもうと立ち上る土煙。
抱き合うようにして見守るシンジとマナ。
ドタドタドタドタ!!
土煙を掻き分けるようにして零号機が姿をあらわす。
ドタドタドタドタ!!
再びシンジ達に突進する零号機。
次の瞬間、零号機は後ろから引っ張られるような感じでのけぞるとそのまま仰向けにひっくり返った。
マヤ「アンビリカルケーブルの限界です!」
そう、後頭部に接続されているケーブルの長さの限界を計算していなかったため、
ピンと張り詰めたケーブルに後ろに引っ張られる形になったのだ。
バタバタバタバタ!
何とか起き上がろうと必死で手足を動かす零号機。
その姿はひっくり返った亀を連想させた。
リツコ「無様ね」
「に、逃げようか・・・」
「そうね」
零号機が起き上がらないうちに、シンジ達は公園から逃げ出した。
バタバタバタバタ!ドスン!スタッ。
シンジ達が逃げ去ってしばらくしてようやく起き上がることができた零号機。
左を見る。シンジ達はいない。
右を見る。シンジ達はいない。
と、頭頂部の碧いレンズがパカッと開いて中から出てきたのはプラグスーツ姿の綾波レイ。
周囲には呆然と零号機を見ている人・人・人。
家族連れもいればカップルもいる。みんなこの公園で散歩したり、芝生でお弁当を食べていたりした人達だ。
ポッ。
人々の視線が自分に集中していることに気付いたレイは頬をバラ色に染めて再び零号機に潜り込んだ。
バタバタバタバタ!
逃げるようにして射出口に戻って行く零号機を人々は呆然と見守っていた。
一方、シンジ達は必死に逃げていた。
強く手を握ったりして傍から見るといい雰囲気に見えなくもないのだが、シンジは必死だった。
「ねえ、シンジ〜。もう大丈夫じゃないかな〜?」
息を切らせたマナが自分を引っ張るように走るシンジに声をかける。
「え?うわっ!?」
ドッシ〜ン!!
マナの言葉に振り向いた瞬間、シンジは正面から歩いてきていた少女とぶつかってしまった。
「いった〜い!」
少女の声に頭を上げたシンジの目に入ってきたのは頭にかぶさる黄色いものと逆三角形のピンクの布。
次の瞬間、頭にかぶさっていた黄色いものが取り払われる。
それがスカートだとシンジが気付くまでに一瞬の間があった。
おそるおそる顔をあげたシンジが見たものは、怒りに顔を真っ赤に染めた青い瞳の少女だった。
「キャー!!エッチ!バカ!ヘンタイ!信じらんな〜い!!」
ドゲシ!!
少女の強烈な回し蹴りにシンジが声もなく吹っ飛ぶ。
「フン、今日はこれくらいで許してあげるわ!!」
少女はそう言うと肩を怒らせ、ズンズンと歩み去った。
「だ、だいじょうぶ、シンジ?」
あまりに突然な展開に呆然と成り行きを見守るしかなかったマナが慌ててシンジに駆け寄った。
シンジは完全にノックアウトされてピクリとも動かない。
「シンジ!シンジ〜!シンジ〜!」
マナの必死の呼びかけにようやく意識が戻ってきたシンジ。意識を取り戻した彼が最初に口にした言葉は、
「ピンク・・・」
だった。あの状況を見れば何を指しているかは容易に察しがつく。
その言葉にマナは抱えていたシンジの頭を落してしまった。
ゴン
「あいてててて」
思わず頭を抑えるシンジと慌てて謝るマナ。
「ご、ごめんね」
「うん、大丈夫」
まだふらふらする頭で立ち上がるシンジ。しかし、脳震盪を起こしたのか足元が定まらない。
慌ててマナがシンジを支える。
「大丈夫じゃないじゃない!」
「ごめん」
「家まで送るわ」
「ごめん」
「謝らなくていいから」
そして、マナはシンジに肩を貸すようにしてシンジの家に向けて歩き始めた。
カランカランカラン
喫茶店「六分儀」にたどり着いたシンジとマナ。
シンジはマナの肩にもたれたまま店内に入った。
「あら、お帰り、シンジ。もしかしてその娘がシンジの彼女?・・・あら、どうしたの、シンジ?」
「シンちゃ〜ん、お帰り〜。マナちゃ〜ん、見せ付けてくれるじゃない♪」
「フッ、シンジよくやった」
シンジ達を迎えたのは碇夫婦とバイトに来ていたミサト。
どうやらミサトはここからケンスケ達に指令を出していたらしい。
「初めまして、霧島マナです。シンジ君、途中で転んで頭打っちゃって」
疲れきっているシンジに変わってマナが答える。
さすがに女の子にぶつかってスカートの中に頭を突っ込んだ挙句、回し蹴りを喰らったなどとは言えない。
「フッ、ドジな奴だ」
「まぬけね〜」
ゲンドウやミサトに揶揄されるが今のシンジに反論する元気はない。
そんなのは放っておいてユイが笑顔でマナに話し掛けてきた。
「あなたがシンジのガールフレンドの霧島マナさん?」
「え、あ、は、はい」
さすがのマナも相手の母親から面と向かって笑顔で話し掛けられると面映い。
「シンジのことよろしくお願いしますね」
「あ、はい。こちらこそお願いします」
ニコッと笑ってそう言うユイに顔を赤くして頭を下げるマナだった。
「えへへ〜。シンジのお母さんも認めてくれたし、これでシンジはあたしのもの〜♪」
その夜、マナのアパートからは嬉しそうな声がいつまでも聞こえたという。
続く
次回予告
ゴールデンウィーク明け、教育実習生としてシンジ達のクラスにやってくるミサト
さらにシンジ達のクラスに一人の美少女が転校してくる
それは新たなる混乱の始まりだった
事態の変化についていけず困惑するシンジ
マナに強力なライバルの登場か?
そしてレイのとった行動とは?
8時間目
「転校生で大騒ぎ」
この次もサービスしちゃうわよん
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後書き
リツコ「零号機は改修する必要があるわね」
レイ「わたしの零号機・・・(しくしく)」
リツコ「バランス取るために足を4本にしようかしら」
レイ「・・・(しくしく)」
マヤ「「世界征服」のために作ったんですよね?でもこれで「世界征服」できるんですか?」
リツコ「零号機はしょせんプロトタイプ。今建造中の初号機や弐号機はすごいわよ」
レイ「・・・(しくしく)」
マヤ「でも、パイロットがいないんじゃないですか?」
リツコ「シンジ君を洗脳して・・・。ウフフ」
マヤ「弐号機パイロットはいつ出て来るんでしょう?シンジ君を蹴り飛ばしたのって、もしかして・・・」
どーも、たっち―です。
今回はマッドリツコに活躍してもらうつもりだったんですが。
まあ発明品だけは結構出せました。超現実的な発明品ばかりですけど。
なんで公園にいきなりエヴァの射出口があるのか、なんて聞かないでくださいね。m(_ _)m
しかし、零号機をこんな風にしてしまって・・・。ファンに怒られそうですね。
それにレイちゃん・・・。完全にイッちゃってますね。確かにもうマナの敵じゃないかも。
ひさびさにマナちゃんが積極攻勢に出ましたし。
結局ミサトの行動は邪魔になったのか、協力になったのか・・・。書いた自分でも判断できません。(笑)
しかし、そろそろアスカを出さないとシンジは完全にマナちゃんのものになっちゃいますね〜。
ご意見・ご感想をお待ちしております。
それでは。
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感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構 ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。 |