「・・・・・パターンX・・・失敗、パターンY・・・ダメ、パターンZ・・・はぁ。」

薄暗い部屋の中、ミサトはモニターに映る文字を見て溜め息をついた。



『作戦失敗』



「A〜Z、26通りの作戦を考えた結果がこれとはね・・・。」


レイがNervから消えた日。
ゲンドウに呼び出されたミサトは、『ファースト・サード奪還作戦』を立てる事になった。
その為、彼女は本部内にある自室でキーを叩いていたのだ。

「正直、思いつかないわよ・・・・・。
 人間サイズの使徒が相手なんて、EVAで相手するのには大き過ぎだし、私らじゃ束になっても敵わないし・・・。
 どうしたらいいのよ〜〜〜。」





ミサトが頭を抱えているその頃、リツコも頭を悩ませていた。

(渚カヲルを相手にするにはEVAは大き過ぎるわ・・・と言って、小さくする事も出来ないし・・・。)

わかりきっている事だが、何とかしなければならない。
モニターに映る弐号機のデータを見ながら、出来る事を探すしかない。




アスカは訓練に明け暮れていた。
自分には作戦も立てられなきゃ、機体のパワーアップも出来ないとわかっているからだ。

『だったら、今以上に上手く扱わなければならない。』

あらゆる想定をシミュレートし、彼女は今も戦っていた。
母と一緒に、好意を持った少年を助ける為に・・・・・。
















                        ・ 自由への道のり、愛の扉 ・ 

                         第7話 「策謀と平穏の1日」














その頃、シンジ達は家でのんびりと過ごしていた。

「・・・〜〜〜!」

「あ!綾波、頭痛いんでしょ?」

「(こくこく)」

テーブルの上に置いてあるのはかき氷。
シンジはメロン、レイはブルーハワイを食べていた。

「カヲル君は大丈夫?」

「・・・す、凄い食べ物だね、頭にキーンと響くよ。」

「・・・ダメみたいだね。」

イチゴを食べていたカヲルもまた、頭を押さえていた。

「シ、シンジ君はよく平気で食べれるね。」

「好きだから、かな。暑い時はいつもかき氷だったから。」

「・・・でも、凄いわ。」

「そういえば、ここに来てから初めて食べたよ。」

葛城家にいた時には食べた覚えはなかった。
そもそも、あの家にかき氷機があったのかどうかも知らない。

「あ、味は好きなんだけど、こ、このキーンはどうにも・・・。」

「・・・頭、痛い。」

「う〜ん。そんなに辛いなら、無理して食べないほうが良いよ。」

「「・・・大丈夫。」」

心底辛そうな顔をしながらも、盛られた氷を2人は食べきった。
が、頭に響いてる『キーン』が強烈らしく、必死に頭を押さえていた。

「大丈夫、2人共?」

「・・・心配してくれるんだね、ありがとうシンジ君。僕は大丈夫さ。」

「〜〜〜!!!」

「綾波、痛みが治るまでソファで横になってた方が良いよ。」

「(こくん)」

よろよろしながらレイはソファで横になると、そのまま目を閉じた。

「さて、次は何食べようかな〜♪」

『ガリガリガリガリ・・・・・!!』

(凄いね、流石だと言っておくよ、シンジ君。)

かけるシロップを笑顔で選んでるシンジを見て、カヲルは苦笑するしかなかった。



結局、シンジは全部で3杯のかき氷を食べ、まったりとしていた。

「はぁ、満足したよ。」

「そ、それはよかったね。」

(僕は見てるだけで頭痛が酷くなった気がしたよ・・・。)

爽やかなシンジと対照的に、カヲルは苦笑いを浮かべていた。

「綾波は寝ちゃったみたいだね?」

「・・・そのようだね、彼女は本当に頭が痛そうだったからね。」

「アイスだったら良かったのかな?」

「僕はそちらの方が嬉しかったと思うよ。」

カヲルのその物言いにシンジは首を傾げて、尋ねてみた。

「ん?思うって?」

「アイスって言うのを僕は食べた事が無いからね。
 何とも言えないんだよ、彼女はどうか知らないけどね。」

「あっ、ゴメン・・・。」

「謝る所じゃないよ、すぐに謝る癖は直した方が良いかな。」

「頑張るよ。」



日差しのきつい午後、2人は仲良く談笑していた。







「さってと、始めますか・・・・・。」

「私・サキエル・アルサミエルはここに残って、Magiにハッキングをかけます。
 Aチームはシャムシエル・ラミエル・ガギエル・レリエル・バルディエル・ゼルエルでカートレイン入り口から、
 Bチームはイスラフェル・サンダルフォン・マトリエル・サハクィエル・アラエルで正面から侵入してください。」

『了解。』

そして、14の影が散っていく。
Nerv本部施設周辺での出来事、この存在にNerv側は気付いていなかった。





「どうしたの?ミサト。」

「あ〜、ちょっちね・・・休憩ってとこかしら。」

リツコの研究室にミサトが顔を出していた。
お互いに疲れた顔をしている。

「リツコの方こそ、どうなのよ?」

「・・・同じくよ、煮詰まって休憩中。」

「アスカの調子は?」

「絶好調よ。データ、見るでしょ?」

リツコから手渡されたレポートに目を通す。
疲れた顔から、驚きの表情へと変わっていく。

「これって・・・・・。」

「信じられないでしょ?でも事実。」

「でも、1機だけなのよね。」

「そうね・・・。」

疲れた表情に戻ったミサトと、悩みは尽きないリツコであった。

「・・・コーヒー貰ってもいい?」

「ミルクもシュガーも切らしてるわよ。」

「りょ〜かい。」





{・・・タブリス、行動を開始しました。}

{わかった、そのまま続けてくれ。}

{・・・わかりました。}

『妹』達からの連絡を受けた後、カヲルは席を立った。

「どうかしたの?カヲル君。」

「ちょっと頭が痛むから、部屋で横になってくるよ。」

「あっ、ゴ「ゴメンって言わなくていいからね。」

言葉を遮られたシンジは呆然としているが、カヲルは続ける。

「さっきも言ったじゃないか、シンジ君。
 僕は君と食べたかき氷は美味しかったし、楽しかったんだ、だから謝らなくていいんだよ。」

「・・・うん。」

どこか納得できてないような表情だったが、カヲルはそれ以上何も言わずに部屋へと戻った。



(さて、対ヒトとなればEVAは使えないからね。ここで片がつけば全て上手く行くはずだ。)

カヲルは『くすっ』と微笑むと、椅子に座って目を閉じた。






『!!!!!!!!!』

突如、建物内にけたたましい音が鳴り響いた。

「何が起こったの?!」

「Magiがハッキングを受けてます、この速度・・・前の使徒以上です!」

「何ですって!防壁の展開、急いで!!」

リツコがオペレーター達に指示を送る。
しかし・・・・・。

「防壁、突破されました!」

「カスパー、乗っ取られました!」

「メルキオール、侵入率50%を超えました!バ、バルタザールも同様です!!」

「な、何て事・・・。」

恐ろしいまでの速さ、神速の如きと言えばいいのだろうか。
リツコは床に膝を落とす。
そして、聞きたくない言葉が耳に届いた。

「Magi、完全に乗っ取られました!」

「!! 何かが出ます!」

メインモニターが一瞬暗くなったと思ったら、ある人物の顔を映し出す。

「レイ?!」

ミサトがその人物の名を叫んだ。


「・・・碇。」

「・・・違う、あれはレイではない。」

ゲンドウと冬月は何か言っているが、ミサト達には聞こえなかった。


『私の名前はイロウル。
 前回は不覚を取りましたが、今回はハッキングさせていただきました。』

「レイ、じゃない?」

『体は綾波レイの物です。が、私は綾波レイではありません。』

ミサトの問いに答えてから、イロウルは続ける。

『Magiを掌握した事により、Nervをほぼ掌握した事となります。
 あとは、貴方達を片付けるだけです。』

『!!』

職員全員の顔が恐怖に歪む、Magiが乗っ取られた事が大きな原因だ。

「マ、Magiを乗っ取ったくらいでは出来っこないわ。」

『私はハッキングをしただけです。
 片付け役は他にいますので、そろそろ中で暴れてる事ではないでしょうか?』

「くっ!」

ミサトの顔が悔しげな表情へと変わった。
現状を確かめ様にも、Magiが乗っとられてる以上は確認のしようが無いのだ。

『それでは、残り僅かな人生を楽しんでください。』

「え、映像・・・消えました。」

マヤの報告の後、一瞬の静寂が辺りを包んだ。
そして・・・・・。

『!!!!!!!!!!!!』

大声で叫びながら、ここから逃げ出そうと職員達は走り去っていく。
残ったのは主要メンバー達だけであった。

「・・・司令、どうされますか?」

「・・・君達は逃げればいい、私はここから動くつもりはない。」

「私も碇と共にここに残るよ。」

ゲンドウと冬月の答えを聞くと、そのまま振りかえる。

「貴方達は?」

「俺は死ぬならじたばたしたくないもんで・・・。」

「お、俺も同じです。」
(本当は貴方と一緒に居たいからなんですが・・・。)

「わ、私は動かない方がいいと思ったから、ここに居ます。」

「リツコは、どうするの?」

膝をついたまま、俯いているリツコに尋ねた。

「・・・ここに残るわ、母さんと共に居たいから。」

「そう。」

ミサトは銃を取り出すと、安全装置を外した。




「いったい、何だってぇのよ・・・。」

アスカはEVAに乗っていた。
母と会話が出来るここが、アスカのお気に入りとなっていたからだ。

「ファーストそっくりな奴が出てきたと思ったら、皆走り出して逃げちゃうし。
 通信関係は全滅してるから、状況はさっぱりわかんないし、どうすればいいのよ〜!」

『ダンッ!!』

そう言って、操縦レバーに拳を振り落とした。


『落ち着きなさい・・・、アスカちゃん。』

「だって、ママ〜。」

外の状況がわからない以上、外には出れないのだ。
状況がわからないことと加わって、イライラを募らせていた。



Aチーム・ケージ

「・・・EVA発見。」

「これより破壊します。」

Aチームの面々がケージへと現れた。
その姿を見たアスカはプラグ内で目を大きく見開いた。

(な、何なのよ・・・ファースト、じゃない?)

「って、驚いてる場合じゃないってぇの!
 判断が仰げないんだし、勝手にやらせてもらうかね!!」

アスカは弐号機を動かし、目の前の『敵』に向ってナイフを構えた。

「・・・零号機は後でいいわ、レリエルは初号機を『家』に送って。」

「了解。」

「こいつはあたしが『もう一度』壊すわ。」

「・・・無理はしないで下さいね。」

ゼルエルが1歩前に出る。

「弐号機のパイロットー!もう1回壊してあげるから、覚悟しなよー!!」

言うや否や、思いきり飛び上がった。

「馬鹿言ってんじゃないわよ!
 もう1回?寝言は寝てからいいなさいっての!!」

『アスカちゃん、避けなさい!!』

「えっ?」

A.T.フィールドを展開しようとしたアスカに、キョウコが注意した。

『よく見て!手が赤く光ってるわ、A.T.フィールドよ!!』

言われてから、アスカはゼルエルの手に目をやる。
キョウコの言った通りで赤く光っていた。

「喰らいなさい!!」

ゼルエルは弐号機の右肩口を狙い定めると、手刀を振り下ろす。

「ちっ!」

回避行動を取ろうとするが、狭いケージの中、しかも固定されてるのでは無理な注文だった。
それでも、周りを破壊してでもダメージを最低限に押さえる動きを取る。

「・・・かすったなんて。」

「おしいなぁ〜、直撃だったら右手が落ちたはずなんだけど・・・。」

残念そうに赤く光る腕を見つめながら呟いた。

『アスカちゃん、ここでは不利よ。
 壁を壊してでも広い所に出なさい、ここでEVAを失うわけにはいかないわ。』

「わかったわ、ママ!」

アスカは振り返ると壁を壊し始めようとした、その時だった・・・。


「きゃあああ!!!」


突如、ケージ内に悲鳴が上がった。
全員がそちらに視線を送る、そこには『動くはずの無いもの』の手がレリエルを握っていた。

「レリエル!」

1番近い場所にいたガギエルが駆け寄るが、すでに息絶えていた。
・・・コアごと握りつぶされて。



『ウォォォォォン!!!!!』



初号機の咆哮。
そして、壁を壊してケージからジオフロントに飛び出していく。

「・・・借りを返してやる!」

「・・・・・。」

そのまま、ゼルエルは後を追っていく、その後ろをラミエルが追っていった。
残ったメンバーは弐号機を狙う。

「・・・破壊します。」

ゼルエル同様、手をA.T.フィールドで包むと攻撃を開始する。

「3対1、上等じゃないのよ!!」

言葉とは裏腹に、アスカは初号機の跡を追うように外へと飛び出した。





Bチーム・廊下

{そのまま進んでいけば、オペレーションルームに着きます。}

「わかった、全滅させる。」

イロウルの『声』に、マトリエルは声を出して答えた。

「・・・気配がする。」

「全員壊してあげるわ、ふふふ・・・。」

こうして、彼女達は1歩1歩近づいていく。
一方、室内でもミサトが接近する者の気配を感じ取っていた。

(1つ、2つ・・・5つ、5人ね。)

そして、『押し入ってきた客達』が姿を表した。
ドアが開いた瞬間、ミサトは躊躇無く引き金を引いた!

『ダァン!!ダァン!!!ダァン!!!ダァン!!!!ダァン!!!!!』

心臓を狙った、正確無比な射撃・・・のはずだった。

『キィィィン!!』

赤い壁、見慣れたその壁が、銃弾全てを弾き落としていた。

「A.T.フィールド?!」

「無駄。」



ゲンドウは、その光景を怒りの表情で見ていた。

(レイの予備体を持ち出したのは渚カヲルか!)

アダムだけでなく、シンジにレイまでカヲル1人に奪われている事もあり、怒りの度合いは只事ではない。

(貴様だけは絶対に許さん!!)

組んでいる指に思いきり力を込めながら、ゲンドウは彼女達を見ていた。



「あ、貴方達の目的はなんなの?」

「貴方達を殺す事。」

ミサトの問いに、マトリエルが素っ気無く答えた。

「な!!」

「肉体は殺さなくてもいいのよ、精神でも壊れれば同じだし。」

「・・・ダメ、命の方が早い。」

アラエルが笑いながら言うのを、サハクィエルが反論した。

「方法は何にせよ、貴方達は私達に勝てない。」

「くっ・・・。」

その通りだった。
重火器ではA.T.フィールドを破れない以上、ミサト達は相手にならない状況なのだ。

「・・・一瞬で終わるから。」

「精神の方が得意なんだけどなぁ・・・。」

彼女達は手を赤くコーティングすると、1歩1歩相手との距離を縮めていく。
そして・・・。

「まずは貴方から。」

「くう!」

最初に捕まったのは、1番前にいたミサトであった。
目の前でゆっくりと腕が振り上げられるのを見てる事しか出来ない。

「さよなら。」

振り下ろされた腕がミサトの首に当たる瞬間、Magiのモニターに光が宿った。

『そこまでです、全員退却してください。』

イロウルは一言そう言うと、Magiのモニターは消えた。

「撤退する。」

「・・・了解。」

「残念、今度こそね。」

首元で止められた腕は、何事も無いようにそこから離れた。
そのまま、反転してこの場を立ち去っていく。

「な、何だってぇのよ・・・いったい。」

安堵の為か、ミサトはその場で腰を抜かして座り込んでしまった。





Aチーム・ジオフロント

Bチームがオペレーションルームに入った頃、ここでは大変な事が起こっていた。

「・・・しょっと!」

アスカがジオフロント内に入ると、初号機が立ち尽くしていた。

「動いて、ないわね?」

恐る恐る近づくと、確かに活動は停止していた。
上から下へ眺めていると、手が握り拳を作っているのがわかった。
そこには・・・。

「!!」

初号機を追っていったゼルエルとラミエルが、レリエルの様に潰されて絶命していた。

「う、嘘でしょ・・・。」

『アスカちゃん、後ろから来たわよ!』

驚いているアスカに、キョウコが敵の接近を知らせる。
振りかえろうとしたその時、初号機の瞳が光った。



『ウォォォォォン!!!!!』



2度目の咆哮。
弐号機の横を通り、追ってきた3体に襲いかかる。

「・・・やられたのね、2人は。」

「勝てるかしら?」

「負けるわけにはいかない・・・。」

各自が構えると、戦闘が始まった。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





あっ、と言う間だった。
3体の攻撃は初号機に届かなかった。
あまりにも強固なA.T.フィールド、恐ろしいまでのスピード。


「・・・・・何なのよ、いったい。」

敵を倒した初号機はまたも沈黙していた。
アスカはそこから動く事も出来ず、呆然とするしかなかった。

『ユイ・・・。』

そっと呟かれたキョウコの言葉は、アスカには聞こえなかった。





家・カヲル

{・・・タブリス、6人が倒されました。}

{EVA初号機、か、最後に邪魔をするのがあれだとは思わなかったよ。}

{・・・碇ユイ、アダムの母ですね。}

{違うよ、シンジ君のお母さんさ。
 と、その辺のデータのDLは終了したかい?}

{・・・完了してます。}

{侵入したメンバーが戻り次第、家に帰ってきてくれるかな。}

{・・・了解です、Magiはどうしましょう?}

{無ければ彼らは無力だ、今日の所は返してあげようかな。}

{・・・了解しました。}



「ふふ・・・。」

カヲルはベッドに寝転ぶと、天井を見ながら微笑んでいた。

(やっぱり、僕達も出向かなければならないようだね。)

今回は失敗し、6体が無に返されてしまった。
しかし、それを悲しむ素振りをまったく見せていない。

(最後に僕ら3人がいれば良い。彼女達はやられてしまえばそこまでだった、という事だからね。)

何処か邪まな笑みを浮かべながら、体を起こした。

「さて、今日の夕飯は何だろうね・・・。」

シンジに帰ってくる人数と夕飯の献立を聞くために、部屋から出て行くのであった。















<後書き>

どうも、お久しぶりでございます。ウエッキーです。

前話から2ヶ月ほど経ちました。(ファイルの最終更新日:7/1)
何もしてなかったわけではありませんが、遅くなってしまい申し訳無かったです。
読んでくれてる皆様方、今後も読んでいただけると嬉しいです。m(_ _)m

何度か書き直したりしましたが、タイトル通りじゃない気がしてます。
ちょっと中途半端な感もしますが、ご勘弁下さい。(^^;

次は少しでも早く、投稿できるように頑張りたいです。
でわ!



ウエッキー 「・・・終わった。」

レイ    「・・・・・遅いわ。」(ズキズキ)

ウエッキー 「おわっ!レイちゃん、何時からそこに?」

レイ    「・・・今、来たところ。」(ズキズキ)

ウエッキー 「えっと、何か用ですか?」

レイ    「(チラ)・・・もう、いいわ。」(ズキズキ)

ウエッキー 「はあ?まあ、いいですけどね・・・。」

レイ    「・・・早く『らぶらぶ』にしないと。」(ズキズキ)

ウエッキー 「し、しないと?」

レイ    「・・・貴方を、殺す。」(ズキズキ)

ウエッキー 「!! ま、前向きに頑張りまーす!!」(逃走)



レイ    「・・・かき氷、嫌い。」(ズキズキ)、


アスカ:うわははははははっ! ユイさんが味方になったわよっ!

マナ:最後に強力な味方で出てきたわね。

アスカ:こうなれば、こっちのものよ。

マナ:なんか凄い自信だけど・・・?

アスカ:あったしまえじゃん。シンジだって、ユイさんにはそう簡単に手は出せないわっ!

マナ:初号機・・・かなり強いみたいだし。

アスカ:初号機と連携して、一気に渚軍団を叩くわよっ!

マナ:でも、そう簡単にいくかしら?

アスカ:最後に笑うヒロインは、やっぱアタシだったのよーーーーーーーーーーーっ!\(^O^)/

マナ:駄目だわ・・・。ちょっと有利になると、舞い上がってる。(ーー)
作者"ウエッキー"様へのメール/小説の感想はこちら。
frontier@tokai.or.jp

感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

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