EVAでNERVな日常生活物語
   
	第ニ話『新たなる日常。そのニ』

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ミサト「それでは本題に入ります。」

ミサトさん、久しぶりにマジな顔。

ミサト「きょうから、私とリツコ、そしてあなた達四人は、今の家を離れて、一緒に暮らすことになります。」

シンジ・アスカ「「えっ!?」」

ゲンドウ「・・・ゴホンッ」

リツコ「(・・・無様ね。)」

ミサト「あっ・・・あと碇指令も・・・」

シンジ「(父さんも?)」

アスカ「(ゲッ・・・もしかして、オマケ?)」

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ここは第3新東京市が一望できる小高い丘。シンジ君が初めてこの街を訪れたときに
ミサトに連れられてこられた場所の近くだ。
そこにひろーい豪邸が最近できた。
最新のセキュリティーシステム、英国庭園を感じさせる広く綺麗な庭。そして立派な屋敷・・・


『ピ・ピ・ピピ・ピピ・』

おっと。この家一番の働き者さんのお目覚めのようです。

シンジ「ファーーァ・・・朝か・・・」

今日は新居で迎える初めての朝。

シンジ「・・・ハァ・・・」

何だか憂鬱そう・・・

シンジ「朝食の準備しなきゃ・・・」

早速主夫の活動が始まるようです。

シンジ「えーと・・・僕にアスカに、ミサトさんとリツコさんに、綾波にカヲル君に・・・あと父さんか・・・」

・・・大変そう。だからいつもより早い6時起床なんですね。



シンジ「ふぅーー、やっとできた。」

時計を見ると時刻は7時。リビングのテーブルの上にはいつもの朝食・・・がたくさん。

シンジ「やっぱり・・・アスカとミサトさんは僕が起こすんだよな・・・けど、アスカは・・・」

おやおや?何だか赤くなってます。

とその時です。

『ピピピピピ・ピピピピ・・・』(リツコ)
『ジリリリリリリリリリ・・・』(ゲンドウ)
『ピピー・ピピー・ピピー・・・』(レイ)
『ビー――ーーーーーー・・・』(カヲル)

大音量でいくつもの目覚ましが同時に家中で鳴り響いている。

シンジ「・・・・・・・」

『ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・・・・・』
『ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・』
『ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・・・』
『ビー――ーーーーーー――ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・』
『ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・・・・・』
『ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・』
『ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・・・』
『ビー――ーーーーーーーーーーーーーーーー――ーーーーーーーーーー・・・』
『ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・・・・・』
『ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・』
『ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピーピピー・ピピー・ピピー・ピピー・・ピピー・・・』
『ビー――ーーーーーー――ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・』



なかなか止まらない。というと、もしかしたらみんな寝起きは悪いのかも・・・

『ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・・・・・』
『ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・』
『ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・・・』
『ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・』
『ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・・・・・』
『ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・』
『ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・・・』
『ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・』
『ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・ピピピピピ・・・・・』
『ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・』
『ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピー・ピピーピピー・ピピー・ピピー・ピピー・・ピピー・・・』
『ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・』


アスカ「・・…・・・・・・・・・・・・・・・ウッサーーーーイ」

『ピタ・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・ピタ・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・ピタ・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・ピタ・・・』





リツコ「シンジ君、お料理上手ね。わたしには、この味を出すのはムリね・・・」
レイ「カヲル君、今日ヒマ?」
シンジ「いえ・・・それほどでもないですよ。」
カヲル「もちろんさ。君のためなら、宇宙の果てまで・・・」
一家(?)そろって朝食タイム。
レイ「カヲル君・・・(ウルウル)」
カヲル「さすがシンジ君だね。この朝食は素晴らしいよ。好意に値するね。」
レイ「って、話しをかえるな〜」
カオル君、いいセリフだ。
リツコ「碇指令・・・お味噌汁こぼれてますよ。」
シンジ「ありがとう・・・」
レイ『バシッ バコッ・・・』
ゲンドウ「・・・(ウム。さすが私の息子だ。問題無い)」
カヲル「痛い・・・レイ、何をするんだい?」
おじちゃんも満足そう。
ゲンドウ「ふっ・・・シナリオ通りだ。」
シンジ「(僕にもなんか言ってよ・・・)」
リツコ「本当ですか?」
レイ「ホントよー。マジすごいって感じぃー。」
カヲル「レイくぅーん、僕を見捨てないでくれぇ〜・・・」
シンジ「あ・・・ありがとう・・・(調子狂うなぁ・・・)」
レイ「カヲル君、私がそんなことするわけないじゃない。」
そんな中、ご機嫌麗しくない人が一人・・・
リツコ「碇指令、そろそろ新しい企画を考えないと・・・」
シンジ「でも、アスカ一人で起きてくるんだもん。驚いたよ。」
カヲル「レイ・・・もう、僕には君しかいないんだ。」
アスカ「・・・」
ゲンドウ「あぁ。分かっている。本部についたら、早速会議だ。」
シンジ「ミサトさんも、どうしたんですか?」
レイ「カヲル君・・・私も」
ミサト「そりゃーあんだけ目覚ましが一回で鳴ればねぇ・・・」
リツコ「では、副指令にも連絡しておきます。」
シンジ「ハハハ・・・確かに。」
カヲル「よし。今日は、リリンの産み出した文化の極み、部屋の飾りつけの買い物でも・・・」
アスカ「・・・」
ゲンドウ「あぁ。頼む。」
ミサト「しっかしウッサイわねぇ〜。シンちゃんもそう思うでしょ?」
レイ「ほんっと?行く!行く行く!!」
シンジ「ハハハ・・・」
リツコ「では、オペレイターにも・・・」

そう。確かにうるさい。食事中にも関わらず、レイはカヲル君にベチャベチャイタイタ・・・ではなく、
ベタベタイチャイチャ。
リツコさんはさりげなくゲンドウさんと会話・・・
正直、作者も大変・・・ちっょち見にくいかも・・・
ペンペンは・・・いない・・・あっ いた!大理石造りの大浴場で満足そうに・・・

ミサト「けど、こんなにぎやかな朝食だと、目、覚めるわー」
カヲル「では、朝食を食べ終えたら準備を始めよう。」
シンジ「そうですね・・・(父さん、何故リツコさんとばかり・・・僕はいらない子なんだぁ―――)」
ゲンドウ『モグモグモグ』
ミサト「ねぇリツコ?」
レイ「どこに買いに行く?」
シンジ「と・・・父さん?」
リツコ「何かしら?」
カヲル「レイの行きたいところならどこでも大歓迎さ!」
ゲンドウ『モグモグ・・・ゴクゴクゴク』
ミサト「やっぱこれだけ大勢いると、賑やかよねぇ〜。」
レイ「マッジィ〜ホント?じゃぁあ・・・」
シンジ「とう・・・さん?」
リツコ「ホントよね・・・ってミサト、あなたまたエビチュ?」
レイ「まずネルフ行って、そこのショッピングモール行って・・・」
ゲンドウ「なんだ?」
ミサト「だって・・「だってじゃないわよ。どうせまたアナタは・・・」」
レイ「・・・そんでもって、池の近くで休憩して、お弁当食べましょ!」
シンジ「あ・・・あの。」
リツコ「・・・そんな飲酒運転ばっかやってるなんて・・・」
レイ「・・・でもって、直通のトレインで、第3ビル行って・・・」
ゲンドウ「何だ?!早く言え!でなければ帰れ!おっと、ゴハン粒が・・・」
リツコ『ガミガミガミガミガミガミガミガミガミ・・・』
レイ『ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ・・・』
シンジ「(そんな・・・父さん、)ひどいよ!」
ミサト「(ったくやかましいマッド・・・)」
カヲル「(レイ・・・落ち着いてくれ・・・)」
ゲンドウ「ふっ・・・冗談だ。問題無い。」
アスカ「・・・」

アスカ「・・・・・・・・・」
アスカ「・・…・・・・・・・・・・」

アスカ「・・・・・・・・・・・・ウッルサーーーイ。」

ミサト・リツコ『シーーーーーーン』
レイ・カヲル『シーーーーーーン』
シンジ・ゲンドウ『シーーーーーーン』
アスカ『モグモグモグ・・・ゴクゴクゴク・・・』

アスカ「ブツブツ(一体何よ!朝っぱらから目覚ましはウルサイわ・・・おかげでシンジに起こしてもらえないし)ブツブツ」

アスカ「ブツブツ(しかも朝食になるとあっちでもこっちでもガミガミ・ベラベラ・・・)ブツブツ」

アスカ「ブツブツ(まったくもう、私とシンジのスイートな生活はどこ行ったのよ!)ブツブツ」

そんな新たな日常が、今はじまろうとしている。



朝食が済み、ゲンドウ・リツコ・ミサト達は既に出勤。
レイ・カヲルペアは買い物・・・を装ったデート。
と言うわけで、ひろーーーーーーい家にはシンジ君とアスカの二人っきり。

シンジ「ハァー・・・」

シンジ君は、このひろーーーーーーい家のお掃除を始めたようです。

シンジ「フゥー・・・」

だいぶキツい肉体労働・・・

シンジ「フハァー・・・」

アスカは自室の荷物整理。

アスカ「(グフフフ・・・ミサトもいいとこあるじゃない。)」

と思いきや、ベットの上で妄想癖の展開中。

アスカ「(こんな広い部屋に、机が二つ・・・タンスも二つ・・・そして、ベットも・・・。)」

そう。新居では、アスカとシンジ君は同じ部屋なのだ。

アスカ「(昨日は、荷物が邪魔だったから、シンジはリビングで寝てたけど・・・
	これからはシンジと同じ部屋・・・そのうち一つのベットで・・・キャッ)」

なんだか・・・楽しそう・・・
しかし・・・


『昨夜・新居極秘モニター室(ゲンドウ専用)』

ゲンドウ「・・・・」

リツコ「指令・・・よろしいのですか?」

ゲンドウ「・・・・」

ミサト「彼らは、まだ中学生ですよ?」

ゲンドウ「・・・フッ 問題無い。再優先事項だ・・・」

ミサト・リツコ「「・・・・」」

などというやり取りが・・・
そう。この家には、この3人だけが知っている地下の特別モニター室が存在する。
もちろん、その部屋には、シンジ・アスカの部屋の画像が・・・
二十四時間体制で、人間を感知すると作動する監視カメラ・・・盗聴機・・・などが家中に・・・
・・・プライバシーの『プ』の字も見当たらない豪邸・・・
そして今(正確には、昨夜)、広い部屋に一人で寝るアスカが映しだされている。

リツコ「画質・音質ともに問題ありません。モニター正常に機能しています。」

ミサト「全館の対侵入者迎撃システム起動確認。オールグリーン・・・」

半ネルフ化・・・

コンピューター「只今より・24時間無人監視システムを起動します。」

リツコ「セキュリティーシステム、作動を開始しました。」

ゲンドウ「・・・(物足りん・・・やはり冬月も呼ぶべきか・・・)」

まぁ、全てはこの人の計画らしい。

ゲンドウ「・・・(ふっ。計画は始まったばかりだ。・・・)」

・・・・

ゲンドウ「(まっていろユイ・・・シナリオは着実に進んでいる。)」






そして現在・・・ネルフ総指令執務室・・・

ゲンドウ「・・・・」

彼の前には、ベットの上で顔を真っ赤に染めているアスカの姿が・・・
そう。カメラの映像は、本部でも見ることができる。

冬月「おい、碇・・・何を見ている?」

ゲンドウ「ふっ・・・心配無いですよ。先生・・・」

冬月「(し・・・『心配無い』だと?どうした碇?何故『問題無い』では無いのだ?頭でも打ったか??)」

ゲンドウ「(ふっ・・・問題無い、冬月・・・)」

ゲンドウさんはいつものように手を交差し、口元を隠している。

ゲンドウ「冬月・・・ユイの孫を抱きたくないか?」

冬月「なっ?・・・なるほど。碇、期待しておるぞ。」

ゲンドウ「あぁ・・・まかせておけ。シナリオは既に始まっている。」

この二人、少し危険だ。そんな中・・・
『技術開発部部長執務室』
通称・・・関係者以外恐くて入れない部屋  無論、侵入を試みた場合は、即モルモット化・・・

ミサト「・・・アスカ、大胆ね・・・」

リツコ「そうね。子供は時間の問題ね。」

ミサト「うっふ〜、夕食が楽しみね〜。またおいしいツマミが増えるわぁ〜。」

リツコ「ふふ・・・今晩からは、私も参加させて頂くわ・・・」

そう。ここでは、自宅のコンピューターにハッキング状態で、映像を盗んでいる・・・自称正義の科学者・・・(通称 マッド オブ 三十路   作:超天才美少女)
そして、脇で夕食が待ち遠しくてたまらない・・・自称:ピチピチの2x歳の作戦部長・・・(通称 酒徒 オブ 生活能力無能 な 三十路  作:超天才一流美少女)

そんなこんなで、週末が過ぎて行く。
もうすぐ夕暮れ・・・
にぎやかな夕食・・・
そして明日は月曜日・・・
彼らは学校・・・
そこで待ち受けているものとは!?


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作者あとがき

うーーん・・・
なんか無理やりな完結・・・簡潔・・・
まぁ、今回は物語の始め書きということで・・・

感想や応援のメッセージだけでなく、苦情や要望などもお気軽にお願いします。

えー、それから、今後ボチボチとマナも出す予定です。(これでケンスケ君も幸せに・・・はムリか?)
しかし、『鋼鉄・・・』をプレイしたことが無いため、皆様のSSを参考にさせていただきます。
なにかありましたら、気軽にメールしてください。

USSでした。


アスカ:いやぁぁぁぁっ! 覗かれてるわぁぁぁぁっ!

マナ:大変じゃないっ。シンジにあまりくっつかない方がいいわよっ!

アスカ:フッ。その手にひっかかるもんですかっ!

マナ:むぅぅぅ・・・。

アスカ:アタシとシンジは、ラブラブ一直線なのよっ!

マナ:あまいわねっ! もうすぐわたしも出るみたいだし。

アスカ:鋼鉄をプレイしたことがないってことだから、マナのこと教えてあげなくちゃっ!

マナ:とーってもおしとやかな、大和撫子よっ!(*^^*)

アスカ:おしとやかじゃなくてっ! スパイする時、静かにしてるだけでしょっ!(ーー)

マナ:しっ! スパイなんて教えちゃ、駄目じゃないっ!
作者"USS"様へのメール/小説の感想はこちら。
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感想は新たな作品を作り出す原動力です。1行の感想でも結構
ですので、ぜひとも作者の方に感想メールを送って下さい。

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