EVAでNERVな日常生活物語
   
	第七話『戦術作戦部の新入社員』

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<ネルフ本部第10会議室>

???「というわけで、本日を持ってネルフ本部戦術作戦部作戦局第一課に配属されました。
   まだまだ未熟なオペレーターですが、よろしくお願いします。」

会議室では、この場では見慣れない一人の女性が自己紹介をしていた。

ミサト「というと、私の部下になるわけね。作戦部長の葛城ミサトよ。ヨロシクね。」

???「ハイ、葛城センパイ。よろしくお願いします。」

ゲンドウ「・・・以上だ。解散。」



アスカ「は〜あ・・・やんなっちゃうわね、朝っぱらからネルフなんて。」

シンジ「何かあったのかな?」

カヲル君の秘密の寝室で映画鑑賞を楽しんだ二人は、ミサトに呼ばれ本部に向かっている。
とはいっても、地下からエレベーターで上がっているだけなのだが。
後の二人は熟睡中のため、部屋に放置してしまったようだ。

アスカ「じゃあさ、やること済んだらデパート行かない?」

シンジ「うん、いいよ。何か買うの?」

アスカ「うん。そろそろ新しい服がほしいなぁ〜って思って。」

そして二人は会議室に入っていった。

シンジ「失礼しま・・・」

アスカ「ミサト、一体何の・・・」

ミサト「遅かったわね二人とも。紹介するわ、私の新しい部下、」

???「始めまして、二人とも。今日から作戦部のオペレーターとして働くことになりました・・・」





「霧島マナです。」




マナ「ねぇシンジ君、ネルフって凄く広いのねぇ〜、始めてきたとき、ビックリしちゃった。」

ここは自販機が置かれている休憩室。

シンジ「けど、まさかマナがネルフに入ってくるとは思わなかったよ。」

あの後、三人は話をしながら施設内を歩いていた。

アスカ「・・・・・・・・」

終始機嫌の悪い約一名を除いては、楽しそうにしていた。

マナ「えへっ。私の才能のおかげかな?ほめてくれる?」

シンジ「そうだね。なんか、見直しちゃったよ。」

アスカ「アンタ、戦自のスパイじゃなかったの?」

マナ「えへへっ。これからはココでもシンジ君と会えるね。私、嬉ぃ〜。」

シンジ「そんな・・・なんか照れるなぁ〜。」

アスカ「・・・・・」

完全に眼中の外状態のアスカ。のんきに話を続けているマナとシンジ君。

シンジ「ところで、マナは何で誘われたの?」

マナ「うん。実は、私もよくわからないんだけど・・・」

シンジ「?」

マナ「私ね、第三に転校してくる前、ある人にコンピュータ習ってたんだ。だからかな?」

シンジ「ふぅーん・・・だからオペレーターなんだね。」

マナ「うん。だから、これからはシンジ君のこと、ずっと見守っててあげるね。」

この二人は完全に自分たちの世界に入ってしまった。
しかし、その成り行きを先ほどから鬼のようにして見守っている人物が一人。

アスカ「(ったく何よ、シンジは。さっきからでれでれしちゃって。バッカじゃないの?
	私というものがいながら・・・)」

こちらは、誰が見ても瞬時に察知できるほどの不機嫌ぶりだ。
だが、少し寂しそうな感じもする。

マナ「シンジ君って、ネルフの制服凄く似合ってるよ。」

シンジ「ホント?ありがとう。マナも・・・その・・・すごくかわいいよ。」

マナ「うふっ、ありがと。シンジ君。」

ネルフ高官用の制服と違い、マナはマヤのような一般の制服なのだ。

シンジ「ところでマナは、レイやカヲル君にあった?」

マナ「え?渚君もパイロットだったの?」

シンジ「うん。実はそうなんだよ。」

マナ「知らなかったなぁ。今度会ったら挨拶してみるね。」

すると、今まで一人でトリップしていたアスカが話しに入ってきた。

アスカ「ところでマナは、こんなところで遊んでていいの?仕事は?」

アスカはシンジ君をマナから引き離したいがためにまじめな事を言ったのだろうが、

マナ「うん。葛城さんが、今日一日はシンジ君に施設を案内してもらえって言ってたから。それに、
    緊急の呼び出しが無いときは、普通の生活をしててもいいんだって。」

アスカ「ちぇっ」

シンジ「そっか。じゃあ、ほとんど僕たちと一緒に居られるんだね。」

マナ「うん。よろしくね、シンジ君。」

シンジ「こちらこそよろしく。」

終始笑顔でにこやかに、そしてたまに目が合うと赤くなって俯いたりと、
見てて飽きない二人だった。



ミサト「なんか結構いい感じね。あの二人。」

リツコ「これではアスカも本気にならざるをおえないわね。」

ここはリツコの研究室。
最近暇なのか、ミサトはよくこの部屋に遊びに来ている。

ミサト「やっぱあの娘も一緒に住むのよね?もう手配は済んだ?」

リツコ「あなた、何寝ぼけたこと言ってるの?そんなのとっくに済んでるわよ。」

ミサト「ってことは、夕食の楽しみがまた増えたわね。」

リツコ「いいえ。夕食だけではなくてよ。マギのシミュレーションでは、私たちは一日中
	面白い芝居を見られそうよ。楽しみだわ。」

ミサト「ってゆーか、既に見てるものね。」

やはりこの二人はのぞきが好きらしい。
そしてもう一方も


冬月「おい碇。このままではアスカ君が危ないのでは?」

ゲンドウ「・・・」

冬月「マナ君のほうが押しが強いぞ。このままではシンジ君はマナ君に行ってしまいそうだが・・・」

ゲンドウ「・・・問題ない。」

冬月「しかしだな、碇・・・」

ゲンドウ「彼女をよく見ろ。」

冬月「ん?・・・はっ!?もしや・・・ユイ君の面影が・・・いや、レイ君の声に似てるのか?」

ゲンドウ「いや・・・カワイイ・・・」

ポッと赤くなりながらいつもの格好で机に向かっている。
このオジチャン、ちょっち危なそうだ。

冬月「・・・碇、自分の年を考えろ。手なんか出すなよ・・・」

ゲンドウ「問題ない。だからこそみんなで暮らすのだ。私の判断に間違いは無い。
もう既に、赤木博士には命令を出してある。もうすぐ本人に伝わるはずだ。」

冬月「(碇・・・何故、何故私だけ、のけ者に・・・近いうちに、妻と二人で近くに引っ越すか・・・)」




マナ「シンジ君、今日はありがとう。とっても楽しかったわ。」

シンジ「うん。こちらこそ楽しかったよ。」

二人は発令所の前まで来ていた。
マナの話によると、これからミサトさんに説明を受けるそうだ。

マナ「シンジ君、また明日、学校で会いましょ!」

シンジ「うん。それじゃ、また明日。」

マナが発令所に入っていった。
そこでやっとアスカが口を開いた。

アスカ「ねぇシンジ。随分マナと仲がよろしいみたいですね。」

アスカは、ほぼ半日、シンジとマナの施設訪問に引きずり回されていた。
勿論、何度か二人に話しかけようとしたのだが、OUT OF 眼中、すなわち総シカト状態だった。
にもかかわらず、最後まで一緒に行動していたのは、やはり一種の乙女心か嫉妬心か・・・

シンジ「えっ、いや、そんなこと無いよ。」

シンジ君は、さすがにヤバイと気づいたのか、少し引いている。

アスカ「私、とっても寂しかったんだから・・・話しかけても、シンジ無視するし・・・」

だんだん涙目になってきている。

シンジ「そっ、そういえばアスカ、デパートだよね。さっ、早く行かないと暗くなっちゃうよ。」

と、アスカが泣き出すのを恐れて、手をとって歩き出した。
シンジ君は、自分の好きな アスカの涙に弱いのだ。

アスカ「ちょっ、シンジ!」

そう言って、シンジ君の手を振り解いた。

シンジ「あ・・・アスカ?」

予想外の反応に、とっさに後ろを振り返った。

アスカ「シンジ・・・お願い、誤魔化さないで・・・シンジ・・・本当は・・・」

アスカは、涙を抑えているのだが、限界らしい。
その言葉と共に、一滴の雫が頬を滑り落ちた。
それをきっかけに、シンジ君は行動に出た。

シンジ「アスカ・・・アスカ、本当にゴメン。」

アスカ「・・・・」

シンジ君はアスカに抱きついたのだ。
勿論、アスカを怖がらせないために、優しく、そしていつでも逃げられるように。
アスカは、何の反応もせず黙っている。

シンジ「僕はただ。嬉しかったんだ。さっきマナの顔を見たとき、すっごく嬉しそうだったんだ。
最近のマナは、なんだか無理矢理笑ってた様な気がしたんだ。だから、
悩み事があったのかなって思って・・・」

アスカ「・・・・・」

シンジ「でも、話してるうちに、今までの元気な姿に戻ってたから・・・」

アスカ「ゴメン、シンジ。私、楽しそうに話してる二人を見てて、だんだん不安になっちゃったの。」

アスカは、シンジ君の胸に顔を埋めながら話した。

アスカ「この前は、シンジが私のこと好きって言ってくれた。けど、私、わがままだし、
いい加減だし。もしかしたら、シンジと一緒に居ると、傷つけちゃうんじゃないかな
って・・・」

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「私、シンジのことが本当に好きなの。大好きなの。だから、シンジのこと傷つけたく
ないから、私なんかといるよりも・・・」

シンジ「アスカ、それは違うよ。僕だってアスカのことが大好きだ。さっきも言ったろ?
マナとは、ただ嬉しかったからだけだって。
それに、僕にはこんなに思ってくれてる彼女がいるんだよ。」

アスカ「シンジ・・・」

アスカは、シンジ君の目を見た。

シンジ「こんなに可愛くて、明るくて、僕のことを思ってくれてる彼女がいるんだよ。
そんな女の子を見捨てるわけ無いじゃないか。」

アスカ「・・・・」

シンジ「それに、ちょっとやきもち焼きな所も、女の子らしくて可愛いよ。」

アスカ「・・・バカ・・・」

アスカは既に別の感情で瞳がぬれていた。
そしてお互いに視線をずらさず見つめあい・・・
アスカが目を閉じたのをきっかけに、お互いの唇が・・・




ミサト「なぁ〜んだ。なんだかんだ言って、あの二人いい感じじゃない。」

ここは発令所。

リツコ「ホント。ネルフの通路で感情をあらわにするなんて・・・見て下さいと言ってるような
ものね。」

現在、完全にどう見ても勤務時間のはずなのだが、
この二人のオバサンズの職権によって、モニターには二人の姿が映し出されていた。
センパイ、仕事中ですよぉ〜などとぼやいてる人もなんのその。
そしてそこにはもう一人。
ミサトさんに住まいについて説明を受けていたマナがいた。

マナ「(きぃ〜、この赤毛猿。見てなさい。これからは私もシンジ君と同じ家で
寝るんですからね!さきにシンジ君をものにしちゃえばこっちのもんなんだから・・・)」





アスカ「って何でアンタが家にいるのよ。」

所変わって自宅。
アスカとシンジ君は、気晴らしに遠回りをしながら家に帰ってきた。
そして彼女たちは出くわしたのだ。

マナ「いいでしょ、別に。今日から私はここで暮らすんだから。」

場所は、自宅のリビングルーム。
制服姿のマナが、テレビを見ながらくつろいでいたのだ。

アスカ「いいわけないじゃない。ここはあたしとシンジの家よ。勝手に上がってくるんじゃないわよ。」

多少言葉に誤りがあるのだが、シンジ君はあえて訂正しなかった。
すると、リビングに備え付けの本部直通エレベーターから、
ミサトとリツコとゲンドウが出てきた。

ミサト「あっら〜、みんな元気そうね。」

アスカ「ちょっとミサト、どういうことよ。」

ミサトはそのまま椅子に座り、マナとアスカを椅子に座らせた。
シンジ君はキッチンに向かった。

シンジ「えっと・・・夕食の準備はできているので、父さんとリツコさんは先に食べてていいですよ。」

ちょうどキッチンのテーブルについたリツコとゲンドウの前に、今日のディナーが出された。
今日はオムライスのようだ。

リツコ「(はぁ〜、やっとシンジ君の料理が食べられるのよね。)」

ゲンドウ「(・・・・・)」

リツコ「ではシンジ君、いただきます。」

ゲンドウ「うむ。」

シンジ「ハイ、どうぞ。」

そして二人は一足先に夕食を食べ始めた。

リツコ「!?・・・シンジ君、あなた、料理人の素質があるわ。とてもおいしいもの。」

ゲンドウ「・・・うむ。シンジ、これから食事は任せた。」

シンジ「そんな・・・今日は時間が無かったのでこんなものしか・・・でも、ありがとうございます。」

二人に、特にゲンドウにほめられ、とても喜んでいるようだ。
その頃リビングでは・・・

アスカ「だから、何で私がこんなのと一緒に住まなきゃならないのよ。」

マナ「こんなのって、酷いわ。アスカさん。」

ミサト「だからね、シンジ君もアスカもレイも渚君も預かって、マナだけ一人暮らしってわけにも行かないでしょ。」

アスカ「じゃあ、私とシンジはここを出てくわ。それで文句無いでしょ?」

マナ「アスカさん、シンジ君の賛否も無しに決めるのは可愛そうよ。」

アスカ「うっさいわね。あんたには関係ないでしょ。」

マナ「そんなこと無いわ。私、優しくしてもらったし、シンジ君には幸せになってもらいたいもの。」

アスカ「シンジはあたしといるだけで幸せなのよ。」

マナ「自意識過剰よ!」

アスカ「なんですって!?」

三人の話し合いは、既に泥沼化・・・いや、当事者抜きの女の争いになってしまった。
問題の当事者は・・・

リツコ「シンジ君、ホントに素晴らしいわ。こんなことなら、私が預かっておけばよかった。」

シンジ「いえ・・・そんな凄くないですよ。」

ゲンドウ「シンジ。これでネルフの経費を稼げ。」

シンジ「何言ってるんだよ。そんなのやだよ。」

ゲンドウ「いやなら帰れ。さもなくば料理を作れ。」

当事者は、三人の新家族で一家のだんらんを楽しんで(?) いた。

マナ「だから、シンジ君はあなたといるのはうんざりなのよ。」

アスカ「アンタバカァ?シンジはあたしのことが好きなのよ。そんなわけ無いじゃない。」

ミサト「まぁまぁ、二人とも落ち着いて・・・」

アスカ「ミサトは黙ってて!」
マナ「ミサトさんは黙っててください!」

ミサト「(この二人・・・手に負えない・・・)」

ミサトさんはそう判断し、新家族のだんらんに混ぜてもらうため、キッチンへ向かった。

ミサト「ねぇリツコ。あれ、どうすんのよ。」

リツコ「熾烈な女の戦い。頑張ってるわね。碇指令はどうですか?」

ゲンドウ「問題ない。」

リツコ「だそうよ。」

ミサト「・・・そうですか。」

ミサトも沈静化を完全に諦め、冷蔵庫から大好物のえびちゅをだして、夕食を始めた。

シンジ「ミサトさん。今日はオムライスです。」

ミサト「あっら〜シンちゃん、いつも悪いわね。」

シンジ「(いえ、死ぬのはゴメンですから・・・)」

そして、ミサトとシンジも夕食を食べ始めた。


アスカ「もうしつこいわね・・・あたしはシンジと同じ布団で(普通に)寝たの。どう?わかった?」

とうとう、二人だけの秘密を暴露してしまった。

マナ「な!?」

アスカ「そうよ。私たちは愛し合ってるのよ。」

しかし、その声がキッチンで出来上がっていた酒徒の耳に入ってしまった。

ミサト「シンちゃ〜ん?どういうことかしら?」

シンジ「えっ、いえ、別に、その・・・」

突如自分に火種が振り被ったことに困惑のシンジ君。

ミサト「へ〜え、シンちゃんもやることやってるんじゃない。」

シンジ「な・・・何もやってません。」

真っ赤になりながらかすかな抵抗の意思を見せた。

シンジ「アスカも、変なこと言わないでよ。」

だが、これもまた爆弾に引火させるもとになってしまった。

アスカ「な!?シンジ、どういうことよ。」

シンジ「へ?」

アスカ「アンタ、私のこと好きだって言ったの、嘘だったの?」

シンジ「アスカ?」

アスカ「シンジ、あの夜、ベットの上で、一生守ってくれるって言ったじゃない。」

ミサト「シンちゃ〜ん。なんだか、とってもいい思いしてたみたいねぇ〜」

シンジ「いや、それとこれとは・・・」

アスカ「私のこと、ベットの中で抱いてくれたじゃない。あれも嘘だったの?」

だんだん涙目になってきてしまった。

シンジ「ア、アスカ!?」

シンジ君も慌ててきている。

ミサト「シンちゃ〜ん、往生際が悪いわよ。証拠の写真もテープも、しっかり持ってるんだからね。」

シンジ「なっ・・・ミサトさん、盗撮してたんですか?」

マナ「シンジ君?そんなの嘘よね?嘘って言って。」

シンジ「ま・・・マナ?」

アスカ「シンジ・・・私のこと、嫌いなの?」

シンジ「アスカ、落ち着いて・・・」

ミサト「シンちゃ〜ん。女の子泣かせちゃいけないのよ〜」

てんてこ舞なシンジ君。
号泣一歩前のアスカ。
現実逃避寸前のマナ。
完全に出来上がって、茶々を入れることだけを生きがいにしているミサト。

リツコ「無様ね。」

ゲンドウ「ふっ・・・問題ない。シナリオ通りだ。」

そして、至っていつも通りの二人。

シンジ「(逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ・・・)」

そしてシンジ君は椅子から立ち上がり走った。
リビングに向かい、アスカとマナの手をつかんで走った。一生懸命走った。

アスカ「ちょっ・・・シンジ?」

マナ「シンジ君?」

困惑の表情の二人は、抵抗はせず、シンジ君にしたがって走っていった。

ミサト「あっらぁ〜。シンちゃん、だいた〜ん。」

リツコ「戦略的撤退。シンジ君にしては素晴らしい判断だわ。」

ゲンドウ「私の息子のしたことだ。問題ない。」

ミサト「さ〜って、料理が冷めないうちに食べちゃいましょ。」

そう言ってミサトは、マナとアスカの分のオムライスを自分の懐に寄せた。
ゲンドウは、いつの間にかカヲル君とレイの分まで食べてしまっていた。

ミサト「いっただっきま〜す!」



そのころ・・・

レイ「・・・あの変体親父・・・シンちゃんが作ってくれた私のオムライスを・・・」

カヲル「レイ。シンジ君のお父さん失礼だよ。」

レイ「だって・・・シンちゃんの手料理・・・」

カヲル「あっ・・・僕の分まで・・・シンジ君の愛情篭った僕だけの手料理を・・・」

レイ「・・・・・」

カヲル「凶悪面の変体髭眼鏡め・・・虚数空間に捨ててやる・・・」

レイ「ダメよカヲル君。シンちゃんが悲しむわ・・・」

ここはお馴染み地下の寝室。
一日中ココに篭って、ネルフの中の監視カメラから自宅の防犯カメラ全てを使って、
シンジ君とアスカの行動を見守っていたのだ。

カヲル「シンジ君・・・明日の朝食は必ず食べに帰るからね。」

レイ「シンちゃん。あーちゃんを悲しませないで・・・男女の茶毛なんか捨てちゃっていいから・・・」

続く
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作者あとがき

結局、マナに同情してしまい、一緒に暮らすことにしました。
LMKに期待していた人、ごめんなさい。
多分これからはマナの扱いがよくなってくると思います。

USSでした。


マナ:ほんとにわたしの扱い良くなってるの?

アスカ:あれだけシンジに迫っておいて、何言ってんのよっ!

マナ:男女って・・・。(ーー#

アスカ:シンジって押しに弱いから、これ以上美味しいシーンがマナに出てきたらヤバイわっ!

マナ:うーん・・・綾波さんまでアスカの味方みたいだし。安心できないわね。

アスカ:あったりまえじゃん。ファーストはアタシの下僕なんだからっ!

レイ:下僕じゃないもの。(一一)

アスカ:あ、今のは言葉のあやよ。

マナ:アスカの本性がわかったでしょ? わたしの味方になって? 綾波さん。

レイ:オムライス。返してくれたら。

マナ:あれは・・・もう、お腹の中に・・・。

レイ:口に手を突っ込んだら出てくるわ。(一一)

マナ:いやぁぁっ! あの口に手を入れるのは、いやぁぁぁっ!

アスカ:っていうかさ。出てきたオムライス・・・マジで食べるつもり?(ーー;
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