ざわざわざわ
ざわざわざわ
入学式の翌日は学力試験、進路適正に関する診断等があった。
そして入学三日目の今日は午前中は体育館にて部活動の紹介が行われていた。
「つぎは、吹奏楽部です。」
そう司会を勤めていた生徒会の人が言うと一人の生徒が壇上に上がった。
とその時ちょっとしたざわめきが起こった。
放課後
吹奏楽部の部室にはかなりの人数の生徒が見学に来ていた。
その見学者の大半は吹奏楽部の紹介で壇上に上がった渚カヲルを見るために来ていた。
The second story
The evening's hill
ザザザッ
ザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
ザ〜〜〜ッ
ザザザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
太陽が真っ赤に燃え春のさわやかな風に木々がなびいている展望台、その展望台で待っている一人の少女、
ザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
ザザザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
かぜになびく彼女の髪、その女性は風になびくことを気にせず一人ベンチで待っていた
「やあ、待たせたね。」
「手紙の主が君だとわかった時はほんとに驚いたよ。」
彼女が待ち始めて三十分が経過しただろうか、彼女が待っていた人物「渚カヲル」はそう言うと彼女の彼女の隣の席に座った。
彼が来た後二人とも黙っていたが
「どうしてあなたがここにいるの?」
先に口を割ったのは彼女のほうだった。
「君がいるんだから僕もいたっておかしくないだろ、レイ。」
「けどあなたは大阪の私立高校に行ってた筈よ。何故ここにいるの?」
「僕がここにいる理由かい?
それは君もわかってると思ってたけど。」
「そう、あなたも私と同じなのね。」
「そういうことさ。」
「ところで彼にはもう会ったの?」
「いやまださ。」
「そう、それじゃあ」
そう言うとレイはベンチを立ち坂を降りていった。
つづく
あとがき
どうも、連載二話目にしていまだシンジくんは出て来ていませんね。
いっそのことLRKにしようかしら(笑
一応目標としてはLASに持って行けたらいいな〜とおもっております。
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