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 DISK3 彼女と私の事情                        BY zodiacok
 
 
 
 
 

学校からの帰り道、ユイナは友達とわかれてレイと二人で歩いていた
ユイナが他愛も無い話をして、レイが静かにうなずいている

やがて、レイとも帰り道がわかれる所まできた

「じゃあね〜レイちゃん。また明日ね。」
「ええ。さようなら、碇さん。」
「あ・・・うん。」

自分の家に向かうレイの後姿を、ユイナはじっと見つめる
その視線に気づいて、レイが振り返った

「・・・なに?」
「あ・・・ううん、なんでもないの。じゃあね。」

そう言うと‘くるっ’と後ろを向いて、ユイナは走っていってしまう

「ええ。」

今度はレイがその後姿を見つめていたが
やがて、再び自分の家に向かって歩き出した
 
 
 

加持家の食卓にはその日、リツコが加わって三人分の料理が並んでいた
カレーと、カレーと、カレー・・・
とにかく、今日の夕食はカレーだった

「いやぁ、カレーに‘ビール’は合うね。」
「何言ってるの、カレーには‘コーヒー’よ。〈まったく、ミサトと付き合ってた悪影響ね〉」
「ぶぅ!カレーには‘ヨーグルト牛乳’だもん!!」

三者三様のようだ

「ああそれと。ユイナちゃん、はいこれ。」

‘くいっ’と一口コーヒーを飲み、リツコはカバンの中からカードを差し出した

「正規のセキュリティーカードよ。」
「あ、はぁい。」

受け取ったそれを‘しげしげ’と見つめてるユイナに、加持も一枚のカードを渡した

「あ、ユイナ君。これも頼むよ。」
「はい・・・これは?」
「レイのカードなんだけど、渡しといてくれないか。」
「あっ、はぁい。」

ユイナは、そのカードも‘しげしげ’と見つめたり、自分のそれと比べてみたりしている

「ちょっと、加持君!私はあなたに頼んだのよ。」
「いいじゃないか、別に。それとも、俺が渡さなきゃいけない理由があるのかい?・・・いや、ユイナ君が渡したら困る理由でもあるのかな。」
「それは・・・。」

加持は、言いよどんでるリツコから、カードで遊んでるユイナに視線を移した

「・・・何やってるんだい?」
「ん〜・・・レイちゃんって写真うつりいいなぁって。ほら。」
「うん。・・・そのことでユイナ君に頼みたいことがあるんだ。」
「なんですか。」
「レイに、女の子らしさってのを教えてあげてほしいんだ。」

その言葉にリツコは顔を上げた

「なっ!」
「・・・どうしたんだい、リッちゃん?」
「な、なんでもないわ。」
「リツコさん・・・・・。」
「まあ、ユイナ君。そういった写真に違和感を感じないってのはさ、日ごろ感情を表に出さない・・・っていうか、無表情だっていうことなんだよな。」
「?・・・なんで?」
「ほら、こういう写真ってさ、撮るときは無表情にするじゃない。」
「ああ、そうですね。」

‘ふんふん’とうなずきながら再びカードに見入っているユイナ

「だからさ、彼女にそう言った女の子らしいことを教えてあげてほしいんだよ。」
「は〜い。」
「うん、いい返事だ。」
「へへへ〜。」

ユイナは2枚のカードを、大事そうにサイフの中にしまった
リツコに視線に気付かずに・・・
 
 
 

翌日、レイはネルフのテストのために学校を休んでいた
だから学校からの帰り道、他の友達と別れたユイナは一人、レイの家に向かって歩いている

昨日頼まれたカードを渡すため
そしてもう一つ、レイを女の子らしくするため

そのためにユイナはお気に入りのケーキ屋さんでケーキを買っていった
レイのお弁当はいつも質素だし、他の子達と一緒にお菓子を食べたりしていない
加持さんに聞いても、全然おやつとか食べたりしていないようだ

これではいけない、とユイナは思う

せっかく女の子に生まれたのにおいしいものを食べないのは良くないことだ
だから、レイは無表情なのだ
でも・・・

(でも、このケーキを食べたら、きっとレイちゃんも笑ってくれるよ・・・そしたら)

そしたら、それはきっと素敵な笑顔に違いない
だって普段の顔は、あんなに美人なんだから!

そのことを考えただけでユイナは、とっても楽しい気分になってくるのだった

 ・・・・・

ユイナは楽しい気分で歩いていたが、周りの風景はどんどんとさびしくなっていった
そして人影も、野良猫も、カラスですら見かけなくなった頃、ようやく目当てのマンションにたどり着くことが出来た

「・・・ほぇ〜。」

それを見上げると、感心したような声を上げた
そのマンションは昔一度だけ連れて行ってもらった、とある遊園地のお化け屋敷に良く似ていた

「ホーンテッド・マンション・・・。」

なんとなく、ユイナはエレベーターに乗るのが怖くなって‘えっちらおっちら’と階段を上り始めた

 ・・・・・

402号室‘綾波’とかかれた表札は確かにあった
ためらうことなくチャイムを押す
が、鳴らない

「む〜!」

2度3度と押しても、鳴らない

「むぅ〜・・・うりゃうりゃうりゃ!」

ついには必殺の16連射まで披露するが・・・やっぱり鳴らない

「うじゅ〜。」

‘がっくり’と肩を落としたユイナが、ふとドアのノブに手をかけると

「あ・・・。」

開いた

「何だ。レイちゃん、いるんだ。・・・・・レイちゃ〜ん、いるー?おじゃましまーす。」

そのまま玄関を開けて、ユイナは家に入っていく

打ちっぱなしのコンクリートの壁、質素なパイプベッド、小さな冷蔵庫のうえには、少しの水が入ったビーカーと多くの薬剤、その横に血染めの包帯の入ったダンボール箱・・・etc
無地のカーテンの隙間から入ってくる光が、その部屋の中に奇妙なコントラストをつけている

ただ、部屋に中にはエアコンの音だけが鳴り響いていた

ユイナはその光景に、しばし目を奪われていた
と、

シャッ!

その音に振り返ったユイナの目に、バスタオルで体を拭く全裸のレイの姿が飛び込んできた
ユイナはその姿を‘ぼ〜’と見つめる

「・・・碇さん。」

レイの声に、ユイナは‘ハッ’と我に帰った

「あ、レ、レイちゃん。」

ちょっとパ二クるユイナ
レイも、動きを止めたままユイナのことを‘ジッ’と見つめていた

「あー、うーん・・・えーとぉ・・・。」
「・・・?」
「・・・あー!そうだ、レイちゃん!!」

ユイナはあることに気付いた

「なに?」
「レイちゃん、早く服着なよ。風邪引いちゃうよ!」
「そうね・・・。」

そう言うとレイはユイナの横を通り抜け、ベッドの脇の小さなタンスの一番上の引出しから白いパンティとおそろいのブラジャーを取り出す
背を向けたままパンティをはくレイの姿をただ見ていたユイナだったが
机の上に荷物を置くと、そっと、ブラジャーを着けようとしているレイの後ろに近づいて・・・

むにっ!

「ひゃあ。」

レイの胸を‘ぐにぐに’と揉んだ

「う〜ん・・・。レイちゃんって、結構着やせするタイプだったんだねぇ。」
「あ、あの・・・碇さん?」
「やっぱ、このぐらいあると‘おっぱいを揉んでる’って気になるよね。・・・私なんかどっからどこまでがおっぱいだかわかんないもん。」
「あ・・い、碇さん・・・・・着、着が・・ああっ・・・・・着、着替え、られ・・な・・・い・・・・・あっ!」

むにむに、もみもみ、くにくに・・・

ユイナは、レイの抗議を無視して揉みつづける

「いいなー。形もいいし、やわらかいし、手ごろな大きさだしねー。」
「くっ・・・い、碇さ・・っああ!」
「手のひらサイズって言うのかな?でも、少なくとも私の手のひらにはぴったりだよね。」
「碇さん、やめて・・・着、着替えられない・・・・。」
「ん?・・・・あ、ごめんね。」

慌てて‘ぱっ’と手を放す
レイは頬を桜色に染め、`ハァハァ’と荒い息をしている

「レイちゃん早く着替えなよ。ほんとに風邪引いちゃうよ。(・。・)」
「そ、そうね・・・。」

そう言うとレイは、ブラジャーと二枚目のパンティを取り出すと洋服に着替え始めた

 ・・・・・

ようやく着替え終わったレイが、まだ少し顔を赤くしながらユイナに振り返った

「と、ところで、碇さん。な、何のようかしら?」
「あっ!そうだった。」

‘ポンッ’とわかりやすく手を打つと、‘ごそごそ’とサイフの中からカードを取り出した

「はい、レイちゃんのカード。リツコさんから預かってきたんだ。」
「あ、ありがとう。」
「それとねぇ・・・。じゃんじゃじゃ〜ん!」

ユイナはカードを渡すと、白い箱をレイの前に出した

「ケーキを買ってきましたぁ〜。(>▽<)/凸」
「そう・・・・・。」
「・・・・・。(>▽<)/凸」
「・・・・・・・。」
「・・・・・。(>▽<)/凸」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。(>▽<;;」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・もうっ!レイちゃんってばっ!!\(−−メ」

机に上にケーキの箱を置くと、顔に‘怒ったぞ’とかいて‘ズビシ’とレイの鼻先に人差し指を突きつける

「何、碇さん?」
「もうっ!私ケーキ買ってきたんだよっ!!」
「ええ。」
「レイちゃんと食べようと思って、ケーキ買ってきたんだよっ!!」
「ええ。」
「もうっ!そしたら、紅茶ぐらい入れてきてよっ!」

その言葉にレイは‘ハッ’としたが、すぐに悲しそうにうつむいてしまう

「ごめんなさい・・・・。こんな時どうしたらいいのか、わからないの・・・・それに。」
「それに?」
「それに、私紅茶なんて飲んだことなくて、うちにも、そういったものは無いの。」
「そうなんだ。ごめんね。」
「ううん、碇さんが謝ることは無いわ。」
「ううん。・・・・でもね、こんなこともあろーかと。ほら、紅茶の葉っぱを買ってきましたぁ〜!(>▽<)」

再び‘じゃんじゃじゃ〜ん’と紅茶の缶をレイの前に出した

「じゃあ私紅茶を入れてくるから、レイちゃんはケーキを並べといて。」
「ええ。」

 ・・・・・

小さなテーブルにケーキと紅茶を置いて二人は向かい合って座っている
‘きょろきょろ’とあたりを見回しているユイナをレイが‘じぃ’っと見ている

「・・・どうしたの碇さん?」
「ん〜・・・レイちゃんちって、さぁ・・・・・。」
「私の家が、どうかしたの?。」

ユイナは‘ぐるっ’と部屋を見回したあと、レイの顔を正面から見る

「レイちゃんちって‘シック’で‘クール’だね。」
「‘クール’?寒いの?」
「ううん。‘クール’って言うのは‘かっこいい’ってことだよ。」
「そう・・・。そうかしら。」
「そうだよ。レイちゃんって好いセンスしてるんだねぇ・・・私、もっと少女趣味だと思ってた。」
「少女、趣味。」
「うん。もっとレースのカーテンだとかさ、壁紙も花柄だったりくまさんの人形がいっぱいあったりして。洋服もおうちでこっそり‘ピンクハウス’を着てたりするのかな〜って思ってたの。」
「‘ピンクハウス’って?」
「‘フリフリ’のついたかっわい〜服なんだよ。・・・そうだ!今度、いっしょに見にいこ!レイちゃんはそーゆーかわいいのってのすごく似合うと思うよ!!(^^)v」
「・・・なにを言うのよ。(///〉」

また顔を真っ赤にしてうつむいてしまうレイ
そんな彼女に‘にぱにぱ’って笑いかけていたユイナは、興味津々といった感じに部屋の中を‘きょろきょろ’とまた見まわし始めた

そのすべてがユイナの目には新鮮だった
壁紙を貼らないままの壁がかっこいいと思った
床も、家具も、カーテンも全部部屋の雰囲気にぴったりだ!

(レイちゃんってすごいな〜。私の部屋も今度、レイちゃんにコーディネートしてもらおうかな)

ユイナは本気でそう考えていた
と、
ベッドの横にある小さなタンスの上に、ひびの入った黒ぶちのメガネを見つけた

(あれ?・・・・・へんなの)

それだけが、この部屋にはミスマッチに思えた

「・・・・・・。」

かたっ

いつのまにか、ユイナは立ち上がってそれを手にしていた

「・・・・・?」
「・・・碇さん?」

その声に、ユイナは振り返る

「・・・レイちゃん。」
「碇さん、どうしたの?」
「これ、レイちゃんのメガネ?」

そっと、それを差し出す
レイは立ち上がってそれを受け取り大事そうに折りたたむと、また椅子に戻った
ユイナも、レイの正面に座りなおした

「レイちゃん・・・・。」

レイは眼を閉じて、両手で大事そうにメガネを握り締めている

「これは、碇司令と私の絆なの。」
「絆?」
「そう・・・。あれは碇さんがまだここにくる前・・・・・。」

そっと目を開いて、手の中のメガネを見つめた

 ・・・・・

それはユイナが第3新東京市を訪れる22日前のこと
ネルフ本部・第2実験場でEVA零号機の起動実験が行われていた
実験は順調に進んでいく

そんな中、事件が起こった

「パルス逆流!」
「第3ステージに異常発生!」
「中枢神経素子にも拒絶が始まっています!!」

オペレーターの叫び声が部屋の中に響いている

 バキャッ!!

零号機が、自分と壁とを括り付けている拘束具を引き千切った

「コンタクト停止!6番までの回路開いて。」

リツコが叫ぶ
しかし

「信号拒絶っ、だめです!!零号機制御不能!」
「実験中止!電源を落とせ!」

それを聞いたゲンドウがすばやく命令を下す

すぐさまアンビリカルケーブルが外され、予備電源に切り替わる

「完全停止まで後35秒!」

強化ガラスを一枚はさんだ向こうで、零号機が暴れている
ゲンドウはそれを微動だにせずに見ている

「オートエジェクション作動っ!!」

が、そのオペレーターの声にゲンドウの顔色が初めて変わった

「いかん!!」

背中のパーツが外れ、エントリープラグが強制射出される
ロケットが噴出され、そのまま天井に激突!
そして床に叩きつけられた

「特殊ベークライト急いで!!」

リツコの声とともに、実験場の壁から特殊ベークライトが噴出し、零号機が固定される
その時ゲンドウはすでにエントリープラグに駆け寄っていた

「レイッ!」

加熱された緊急開閉ハッチのハンドルに手をかける

「ぐわぁっ!」

あまりの暑さに思わずのけぞり、その拍子にメガネが落ちる

 ジュゥゥッ!

ハンドルをつかんでいる手が焼ける音がした

「・・・・・司令。」

その姿を、リツコが鋭い目で見下ろしている

「うぐあぁぁぁっ!」

ガバッ

ハッチが開いた

「レイ!・・・大丈夫か、レイッ。」

 ・・・・・

レイは、視線をユイナに移す

「そうやって、碇司令が私を助けてくれたの。加熱したハッチを素手で開けて、火傷してまで・・・。」
「ふ〜ん。」
「このメガネは、その時のものなの・・・。」

そっと、そのメガネを机の上に置いた
ユイナは、レイがかすかに微笑んでいるように思えた

(あっ!レイちゃんが笑った!)

それを見たユイナも、レイに向かって微笑んだ

「レイちゃん、パパのこと信用してるんだね。」
「そうね。・・・・でも、どうして?」
「だって、明日それとおんなじことやるんでしょ?パパを信用してなきゃ、出来ないもんね。」
「そう、ね。」
「へへへ〜。パパって‘エラ子さん’だね。」
「‘エラコ’さん?・・・司令の名前は‘ゲンドウ’、男よ。」
「違うよ。‘エラ子さん’って言うのは、えらいねって言う意味なんだよ。」
「そうね。・・・・そしたら、司令は‘エラ子さん’ね。(*^^*)」

レイの頬がちょっとだけ赤く染まったのを見逃さなかった

「あ〜、赤くなってる〜。ひょっとしてレイちゃん、パパのことが好きなの?(^。^)」
「‘好き’?・・・・・そうね。そう、なのかもしれない・・・。」
「レイちゃんだったら、いいよ。(^^)」
「・・・なにが?」
「レイちゃんだったら、私の‘ママ’になってもいいよ。」
「・・・・?」
「だ〜か〜らっ!レイちゃんだったらパパと結婚して、私のママになってくれてもいいよ、って言うの。(^^)」
「何を言うのよ・・・・。(///)」
「でもね・・・。」

ユイナは目を吊り上げて、残ったケーキを‘パク’って口の中に放り込んだ

「でも、リツコさんにはなってほしくないの。(−−)」
「?・・・・赤木博士が?」
「そう。リツコさんも、パパのことが好きなんだよ。」
「そうなの?」
「うん。だからリツコさんは、レイちゃんのことが嫌いなんだよ。レイちゃんに意地悪したりするんだよ。」
「そう、かしら。」
「そうだよ。昨日もね、私がレイちゃんちに行くって話をしてたら、すっごく‘イヤそ〜’な顔してたもん。((−o−))」
「そう・・・・そうかも、しれないわね。」
「絶対そうだよっ!」

ケーキをくわえながら力説するユイナは、わずかに上がったレイの口元には気が付かなかった
代わりに、メガネを‘じっ’と見つめている

「やっぱ、パパって人気あるんだねぇ。メガネとるとかわいいもんね。」
「そうね。私も、そう思うわ。」
「リツコさんも、そこが・・・・あぁっ!!」
「ど、どうしたの、碇さん?」

突然大声を上げたユイナに、レイは目を丸くしてビックリする

「いっけな〜い。もうこんな時間〜。早く帰ってご飯作らなきゃ。」

左手の‘ピーターラビット’な小さな腕時計を見ながら、ユイナは椅子から立ち上がった

「そう。」
「ごめんね、レイちゃん。私帰るね。早く帰んないと、又加持さんが部屋の中‘ぐちゃぐちゃ’にしちゃう。」
「そう。」

ユイナはかばんを取ると、玄関で急いで靴を履く
そして、ドアのノブに手をかけた

「じゃあ、レイちゃん。また明日ね〜。」
「ええ。さようなら、碇さん。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・?」
「あ・・・・うん。じゃあね。」

パタン

ドアの閉まるのを見ずに、ユイナはわき目も振らずに、走って家に向かった
 
 
 

〜次回予告
第5使徒・ラミエル
フイルムブックを見てみたら
こいつの張る‘ATフィールド’が六角形だった
・・・何で?

 CHANGE DISK TO THE サヨナラは今もこの胸に居ます

「3秒、足りないってことよ。」

「3秒、足りない・・・・。それじゃ・・・・。」
 
 
 

あとがき

意外と出番の少なかった‘レイ’のお話
書いててわかったけど
彼女みたいに‘おとなしく’て、‘無口’で、‘無感情’なキャラって・・・・書きにくい
文字ばかりの小説だと、何らかのリアクションを起こさないとどーしようもないのねぇ


アスカ:ファーストを女の子らしくなんて、無理無理ぃ。

マナ:でも、ユイナちゃん頑張ってるわよ。

アスカ:諦めた方がいいって。

マナ:どうして? 綾波さん、ちょっと感情が動いてるみたいだけど?

アスカ:ファーストは、あのままでいいのよ。

マナ:仲間だったんでしょ? どうして、そんなこと言うのよ。

アスカ:アンタねぇ・・・。(ーー;;;;

マナ:ん? どうしたの?

アスカ:ファーストが女の子らしくなったら、ライバルが増えるのよ?

マナ:・・・・・・。

アスカ:どう?

マナ:いまのままでいいかも・・・。(−o−)

アスカ:でしょ?
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