やあ、僕は碇=シンジ
サイケで、カルチャーで、ヒスブルで、ネオンジェネシスな中学2年生さ

え、わけがわからない?

あはは、なに言ってんのさ

僕だってわかんないのに、君達にわかるわけ無いじゃないか
いやだなぁ

でも、こんな僕にも悩みがあるんだ
 

天才シンジ君が行く!   
 

 バラ色の日々                      BY zodiacok
 
 
 

僕の悩み、それは
 

シンジ「あ〜あ、彼女がほしいな。」
 

やっぱりバラ色の青春時代はかわいい恋人からだよね
・・・・なーんて思ってんだけど、僕には無理なのかなぁ?

でも、そんな僕には憧れる4人の女の子がいるんだ
EVAのSSのなかでも‘四天王‘なんて呼ばれてるから知ってる人も多いかな

一人目は‘惣流=アスカ=ラングレー’

家の隣に住んでる、僕の幼馴染み
気が強くて、口も出るけど手も出るタイプの女の子だけど
ほんとは泣き虫で寂しがりやな娘なんだよ

中にはは‘赤毛猿’なんて言ってるひともいるけど
よく平気でそんなことが言えるよね!
後が怖くないのかな?

二人目は‘綾波=レイ’

ブルーの髪と赤い瞳が神秘的な娘なんだ
いつも窓際の席で‘ぼ〜っ’としてるけど
笑った顔はすっごく可愛いんだよ
みんな見たことないっていうけど・・・なんでかな?

三人目は‘霧島=マナ’

猫のような‘くりくり’っとした瞳が印象的な、いつも笑顔なかわいい娘なんだ

口の悪い人は‘茶ぱ・・・
っとぉ、これはやめておくよ
他人のネタだしね

最後は‘山岸=マユミ’

大きめのめがねと泣きほくろがチャームポイント
日本美人って、彼女みたいなこのことを言うんだろうね、きっと

いつも図書室のこもっているから、‘暗い’って言われるけど
話してみれば、結構明るい娘なのにね

もう一人、委員長こと‘洞木=ヒカル’を入れて‘5強’だなんて言う人もいるけど
僕的にはパスかな
だって、彼女の趣味は悪すぎるよ

あーあ、彼女がほしーな
 
 
 

CASE1:アスカの場合〜登校時

シンジ「ねぇ。なんで僕が毎日アスカの荷物を持たなきゃいけないのさぁ。」

アスカ「うっさいわね、バカシンジ!毎朝起こしてあげてるのは誰よ!それくらいしてとーぜんでしょ!!」
 

それは確かに、感謝してるけど
 

シンジ「でもさ、もう少し優しく出来ないかな?・・・アスカ、ひょっとして僕のこと嫌いなの?」

アスカ「なっ・・・そ、そんなわけ無いでしょ!大体、嫌いな奴にかばんを持たせたりなんか、しないわよ///)」

シンジ「ま、そーだよね。そーゆー奴って、何するかわかんないもんね。」

アスカ「・・・バカシンジ。」
 
 
 

CASE2:マナの場合〜休み時間

マナ「いーい。シンジ君が休み時間にトイレに行くために、ここを通ることはすでに調査済みよ!」

ムサシ「お、おう。(今度こそ・・・)」
 

 廊下のかっどこから飛雄馬の姉よろしく、顔を半分だけ出して、こっちをのぞいている
 

マナ「来たわ!準備はいいわね。」

ムサシ「お、おう。」
 

 てくてくてく
 

シンジ「トイレはいいな、リリンの生み出した文化の極みだね。」

マナ(今よ!)
 

あ、ムサシ君と霧島さんだ
・・・なにやってるんだろ?
 

マナ「な、なに用って?」

ムサシ「(行くぞムサシ!)マ、マナ!俺、お前のことが好きだっ!これは、演技なんかじゃないっ!本当に・・・お前のことが好きなんだ!!」

マナ「(名演技よ、ムサシ!)ごめんなさい。私、他に好きな人がいるの。」

ムサシ(がーん!)
 

ムサシ、玉砕
 

ムサシ「そ・・・そいつは一体。」

マナ「隣のクラスの、シンジ君。」

ムサシ「・・・・マナ。」

マナ「優しくて、とっても綺麗な瞳をしていて。」

ムサシ「マナ。」

マナ「笑顔がとっても素敵なんだけど、それは誰にでもって訳じゃなくて。」

ムサシ「マナってば。」

マナ「それから、ちょっと困った顔も可愛かったりして・・・・って、何よ。」

ムサシ「・・・もう、碇の奴いないんだけど。」

マナ「なんだそんなこと・・・って!
 

 マナが振り返ると、ハンカチで手を拭きながらトイレからでてきたシンジの姿が
 

マナ「・・・シ、シンジ君。」

シンジ「あ、ムサシ君、霧島さん。こんにちわ。」

ムサシ「あ、ああ。」

マナ「・・・・・・。」
 

 そして、シンジは去っていった
 

マナ「・・・・・・・・・。」

ムサシ「なぁ、マナ。」

マナ「・・・次。」

ムサシ「・・・・マナ?」

マナ「次、考えるわよ。」

ムサシ「ああ。(頑張れ、俺)
 

あの二人って、なんかいっつも一緒にいるよね
・・・付き合ってるって噂、本当なのかなぁ
 
 
 

INTERMISSON:お昼休み

いつも僕達三人(シンジ&トウジ&ケンスケ)はお昼を屋上で食べることにしてるんだけど
最近は委員長がトウジにお弁当を作ってくる関係で、アスカたちと一緒に食べるんだよね

ヒカリ「す、鈴原。はい今日のお弁当」

トウジ「おお!まいどまいど。」

ヒカリ「今日は、一段増やしてみたの。」
 

でもトウジの持っているお弁当・・・なに?おせち料理かい?
ひぃ、ふぅ・・・5段重ね・・・・
 

アスカ「ヒカリ、ちょっと痩せたんじゃない?」

ヒカリ「そ、そう?・・・ダ、ダイエットのおかげかしらね。あはははは・・・。」
 

アスカ、それは痩せてるって言うんじゃないよ
痩せこけているって言うんだよ
 

トウジ「いやぁ、いつもすんまへんな。」

ヒカリ「言いのよ別に。どうせあまりものだし。」

トウジ「いやいや。あまりもんでも食えるんやったら、わしはかまいまへんって。」
 

あまりものって・・・トウジってほんとに鈍感なんだなぁ
 

アスカ「ほ、ほらシンジ。お弁当よ。(///)」

シンジ「ん、ありがとう、アスカ。」

アスカ「い、いいのよ別に。あたしのを作る、ついでなんだから。」

シンジ「ああ、そっか。でも、ついででもありがたいよ。」

アスカ「・・・バカシンジ。」
 

 そのとき
 

ケンスケ「うお〜!!おんなおんなおんな−−!!
 

またケンスケがフェンスに頭をぶつけてるよ
 

ケンスケ「おんな−−!!(TOT)」
 

14の身空の彼に、一体何があったんだろう?
加持先生と、ミサト先生の影響なのかな、やっぱ

 ・・・・・

CASE0:加持&ミサトの場合

 疲れきった表情の加持
 

加持「おんなおんな・・・おんな。もう、穴があいてりゃ誰でもいい!」
 

 ぎらついた目をしているミサト
 

ミサト「オトコオトコ・・・・。もう、棒が立ってりゃなんでもいいわ!」
 

 そんな二人が出会ったのは、必然だった
 

加持「お、おんな!」

ミサト「オ、オトコ!」
 

 タッタッタッタッタ!

 がっし〜ん
 

「「バローム、クロース!!」」

 ・・・・・

って話だけど、ほんとかな?
・・・ほんとだろうなぁ
 
 
 

CASE3:レイの場合〜お昼休み

レイ「危ない!碇君!!」
 

 どんっ!
 

シンジ「うわっ!」
 

 がっしゃ〜ん!
 

あっ、危なかった
上から植木鉢が落ちてきたんだ
 

シンジ「ありがとう、綾波さん。突き飛ばしてくれなかったら、ぶつかっていた所だよ。」

レイ「いえ・・・・いいのよ。」

シンジ「でも、珍しいよね。綾波さんがこんな事するって。」

レイ「そうね・・・でも、碇君だから・・・・・。」

シンジ「そっか、僕って運が良かったんだね。じゃ、授業がはじまっちゃうから。綾波さんも急いだ方がいいよ。」

レイ「碇君・・・・・。」
 
 
 
 

CASE4:マユミの場合〜放課後

こんな所でなんだろう、山岸さんの用って?
 

シンジ「あっ、山岸さん。何、用って?」

マユミ「あの・・・碇さん。私たち、よく、似ているって言われますよね。」

シンジ「?・・・山岸さん?」

マユミ「似たもの同士って、いい恋人同士にはなれないんだそうです。
    それなら私、碇さんと似てない方が良かった!

シンジ「そうだね、僕達は似ているのかもしれないね。・・・用はそれだけなの?」

マユミ「は・・・・はい。」

シンジ「じゃ、アスカが待ってるから。・・・山岸さん、また明日ね。」

マユミ「・・・・・・・あの−。(−−;」
 
 
 

CASE5:アスカの場合パート2〜下校時

二人分の荷物も、さほど大変じゃなくなってきたな・・・・・慣らされてるのかな?

それにしても
 

シンジ「彼女がほしいな。」

アスカ「なんですって?」
 

あ!口に出ちゃった!!
 

アスカ「そんなに、彼女がほしいの?」
 

やばい!・・・よりによってアスカに聞かれちゃったよ
 

アスカ「どうなのよっ!」

シンジ「え・・・あ・・・・う、うん。」

アスカ「だったら・・・・。」

シンジ「な、何?」

アスカ「だったら、あたしがなってあげよっか?(///)」

シンジ「へ?」

アスカ「だ・か・ら!あたしが、シンジの恋人になってあげようか!って、言ってるのよ。(///)」

シンジ「ア・・・アスカ。(///)」

アスカ「・・・・・・。(///)」

シンジ「・・・・って、そのギャグもう笑えないよ。(−−)」

アスカ「・・・シンジ。」

シンジ「最初の頃は、慌てたり恥ずかしがったりしたけど、もういい加減慣れたよ。」

アスカ「・・・バカシンジ。」

シンジ「ん?」

アスカ「こんの、バカシンジ!!
 

 ぱっしーん!!
 

シンジ「い、いたひ・・・。」
 

あーあ、僕のバラ色の日々は、一体いつになったら来るんだろ?
 

 おまけ

すたすたと先に言ってしまったアスカを、僕は二人分の荷物を持って追いかけた
 

シンジ「ねぇ、アスカ。」

アスカ「・・・・何よ。」

シンジ「さっきのアスカの言葉、本気にしちゃっても、いい?」

アスカ「い、良いに決まってるでしょ!(///)」

シンジ「・・・ありがとう、アスカ。」

アスカ「ふ、ふん。(///)」
 

よかった、これできっとバラ色の人生を送れると思う
だって、他でもないアスカとだからね!
 
 
 

 あとがき

なんか、他にも書かなきゃいけないものがたくさんある気がする・・・
ま、別に期待されてるわけじゃないんで、マイペースで行こうかな・・・みたいな
ちなみに元ネタはSSのゲーム‘2nd impresson’です


マナ:なんだか、わたしかなりへっぽこ・・・。(TT)

アスカ:ここまで鈍感なシンジも、凄いわねぇ。

マナ:今度は、どんな作戦を考えようかしら?

アスカ:ざーんねんでした。もう手遅れよ。

マナ:どーしてよ。

アスカ:アタシがもう吊り上げちゃったもんっ!

マナ:な、なんですってっ!

アスカ:ほら、最後の方を見てみなさいよ。

マナ:あっ! むぅぅぅ。よしっ! 作戦変更よっ!

アスカ:もう無理だってっ!

マナ:今度はムサシを使って、アスカは本当は凶悪女だってことを吹き込むのよっ!

アスカ:ちょっとマテーーーーーーっ!!!(ーー#
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