irth Press conference

   ON AIR         BY zodiacok

*これは00/9/15〜9/17にかけて行われた‘Rebirth ZERO’終了記念の記者会見の模様を編集したものです
 
 

惣流=アスカ=ラングレー/碇=ユイナ/綾波=レイ/加持=リョウジ/鈴原=トウコ
 
 

−Rebirth ZERO終了、というひと区切りついたところで皆さんに質問などをぶつけたいと思います。まずは‘Rebirth’‘Rebirth ZERO’について一言づつお願いします。まずはアスカさんから、どうぞ。

惣流=アスカ=ラングレー(以下アスカ):そうだね、まずはこの小説を読んでくれた人たちに「ありがとう」と言いたいね。これは他の出演者にしてもそうだろうけど、自分がしていることで多くの人に喜びを与えられるのだとしたら、それは我々の喜びでもあるわけだからね。俺は‘Rebirth’にしか出演してないわけだけど、‘ZERO’に関してはゲスト出演みたいなものだしな、一番の想い出はユイナと再会できたこと。もしも神が仕組んだものだとしたら、そいつはすばらしい奇跡を演出してくれた。まさにディレクターだな。

碇=ユイナ(以下ユイナ):私も、アスカに会えたことが一番。ずっと、ずっと夢だったことだから。アスカに会えなくて悲しい思いもしたし、苦しい気持ちにもなったけど・・・。でもそれは、アスカに会えたことで、アスカと・・・こ、恋人同士になれたことで、全部報われたから。

綾波=レイ(以下レイ):そうね。私は惣流君とは逆に、ほとんど‘ZERO’にしか出てない。けど私も、碇さんと出会えたことが良いことだと思う。

−ありがとうございます。では質問を始めさせて頂きます。まず、アスカさん、ユイナさんへの質問です。好きな食べ物、趣味、好きな歌手を教えてください。

アスカ:なんだ?お見合いでもするのか?

−いえ、そういうわけではありませんが(笑)。まずはユイナさんから。

ユイナ:ん〜と、ケーキ。ミルフィーユが好き。趣味は・・・マンガかな?あとゲームも好きだよ。RPGとか、アスカと一緒に遊ぶのも好き。歌手は‘相川七瀬’さんに憧れるの。私もあんなふうに歌ってみたいな〜って、いっつも思うもん。

−アスカさんは。

アスカ:俺は肉だね。こっち来て‘すき焼き’とか‘しゃぶしゃぶ’とか、あんなちいせえ肉食ってとか思ったけど、結構いけるのな、気に入ったよ。だけど、一番はユイナの手料理だね。

ユイナ:うじゅ〜アスカったらぁ。

アスカ:いや、でもマジだからさ。

ユイナ:アスカ・・・。

−あのーよろしいでしょうか。

アスカ:ん、ああ。趣味は、俺もゲーム。ま、アーケードの方だけどな、俺の場合。好きな歌手、って言うかミュージシャンは‘ZUNTATA’と‘新世界楽曲雑技団’。

−では、お二人の馴れ初めなんかを教えていただけますか。

アスカ:な、馴れ初めねぇ・・・。とりあえず幼馴染みだって事(ZERO DISK4)は、知ってるだろ?

-はい。

アスカ:じゃ、俺達がいつ出会ったか、ってことか。・・・いつだっけ(と、ユイナのほうに顔を向ける)

ユイナ:む〜!覚えてないの!?

アスカ:お前は覚えてんのか。

ユイナ:忘れるわけ、無いじゃない・・・。3歳の頃だよ、アスカと初めて会ったのは。アスカのママに連れられて、うちに遊びに来たんだよ。それで、私の部屋で二人で遊んでたんだけど、アスカが作ってたブロックを私が壊しちゃって、そんでアスカにぶたれて、私‘わんわん’泣いちゃったんだから。

アスカ:・・・・・。

ユイナ:ず〜っと泣いてて、そしたらアスカが慰めてくれたんだよ。

−なるほど。ではお二人のご両親、碇=ゲンドウ・ユイ夫妻と惣流=キョウコ=ツェッペリンさんがお知り合いだったんですね。

ユイナ:ん・・・どうなんだろ。

アスカ:ユイナのママ・・・碇=ユイはその時には亡くなってたはずだ。俺のママに関しては一切ノーコメント、いいな。

−は、はい・・・わかりました。で、ではひとまず他の皆さんへの質問にうつらさせて頂きます。レイさん、先ほどユイナさんと出会えたことが良いことだったとおっしゃいましたが、あなたにとってユイナさんとはどんな存在ですか。

レイ:どんな存在・・・。そうね、大切な存在、かしら。でも、碇司令とは違う感じがする・・・わからないけど、大切な存在。・・・守りたい・・・そう思うわ。

−ありがとうございます。続きまして加持さん。加持さんは、ユイナさんのことをどう思ってますか。

加持=リョウジ(以下加持):明るくて、いい娘だと思ってるよ。うちの家事も良くやってくれているし。保護者としては、もう少し学校の勉強を頑張ってほしいとも思ってるけどね。

−・・・最近は女性関係について以前のような噂を聞かなくなりましたが、そのことにつきましてはどうなんでしょうか。

加持:いや、いまはユイナ君がいるからね。それで十分だよ。

−それは、具体的には

加持:言わなきゃ、分からないのかい。

−やはり、ご本人の口から聞かして頂きたいと思っているのですが。

加持:なんて、そんなわけないじゃないか。残念ながら俺とユイナ君の関係を聞いても、そこには君達を喜ばせるようなことは何一つ無いよ。

−いえいえ、私たちはそんなことは望んでいませんが・・・。で、では続いてトウコさんに質問です。加持さんの部屋を掃除したことがありましたよね。

鈴原=トウコ(以下トウコ):ああ、確かにお手伝いさせてもらいましたで。(ZERO DISK2)

−そのときの感想を、聞かせていただけますか。

トウコ:むむっ・・あ、お、男は多少ワイルドなほうがええんや!

−なるほど、ありがとうございます。それでは、改めてユイナさんに質問です。 洋服はどんなものが好みですか。

ユイナ:ワンピースかな。でもやっぱり、アスカに買ってもらったお洋服は大好きだよ。

−最近では、どんな服を買ってもらいましたか。

ユイナ:チャイナミニだよ。

−アスカさん・・・。

アスカ:・・・いいだろ。

−いえ、べつに。・・・次の質問にうつらさせていただきます。ユイナさんのお父さん、碇=ゲンドウ氏についてはあまりよい噂を聞きませんが、そのことについてどうお考えでしょうか。

ユイナ:ぶぅ!なんでそんなこと言うの!パパはとっても‘エラ子さん’なんだよ!!パパの悪口言っちゃだめなんだから!!

−申し訳ありませんでした。それでは失礼ついでにもう一つ。小学校頃の成績はどんなでしたか。

アスカ:はははっ!それはマジで失礼だろ。

ユイナ:なんで?・・・体育とか音楽は‘5’だったよ。

−それは五段階評価でですか。

ユイナ:うん。

−では他の教科、たとえば算数などはどうでしたか。

ユイナ:うにゅ〜、あんましよくなかった。でも聞いて聞いて。ひどいんだよ。私がね、一生懸命数えてるのに、そーすると先生が「数えちゃだめ!」って怒るんだよ。

−はぁ・・・では次の質問です。‘さくら〈CCさくら〉’や‘でじこ(デ・ジ・キャラット)’のことをライバルだと思いますか。

ユイナ:はにゃ?なんで。

−やはり、キャラがかぶってるのではないかと。

ユイナ:そっかなー?そんなことないよ。

−なら、よいのです。次の質問ですが。ミサトさんやマナさんのことはどういう風に思ってますか。

ユイナ:・・どういう、こと?

−わかりませんか。彼女達はアスカさんがドイツにいた頃からの知り合いです。・・・つまり、あなたにとってのライバルなのではないでしょうか。そういう質問です。

ユイナ:アスカ、に対しての。

−そういう事です。

ユイナ:・・・・・。

アスカ:ちょっと待ってくれ。俺とユイナとの間には、なんの問題も生じていない。それは今までもそうだし、これからについても、同じことが言える。彼女達が俺のドイツの頃からの知り合いだと言うんであれば、ユイナは、俺がまだ゙3歳の頃から知っている。そんなことを俺達に聞くことはナンセンスなことだし、俺達も嘘のアドバルーンをあげてまで宣伝して回る必要もない。そうだろ。

−・・・ユイナさんは、どうですか。

ユイナ:私はアスカのこと、信じてるよ。

−そうですか。では、次の質問です。そんな堅い絆で結ばれているお二人ですが、互いに相手を意識したのはいつの頃でしょうか。

アスカ:そーくるか。

−いえいえ。どうぞ。

ユイナ:・・・そんなの、わかんないよ。アスカは、いつもそばに居てくれて、そんでもって、ずっと私はアスカの事ばかり考えてたもん。・・・ずっとずっと、好きだったもん。

アスカ:俺もおんなじだ。もっとも、俺はそんな気持ちに最近まで気付いていなかったがな。はっきりとユイナのことが好きだとわかったのは・・・いつだろうな。多分、ミサトと加持さんがよりを戻したと知って、それなのに悲しく感じなかった自分に気がついたあの日の夜だったのかもしれないな。

−そうですか。お二人ともなかなかに思い出深いものがおありのようですね。

アスカ:・・・そう思うか。

−あ・・いや。も、もちろんですとも。それより、ユイナさんはお子さんは何人ぐらいほしいと思ってますか。

ユイナ:そ、そんなこと急に言われてもぉ〜。・・・でも2人か、3人はほしいかなぁ〜。アスカが望むんだったら、もっとでもいいけどぉ〜。

−アスカさんは。

アスカ:俺はいらねえな。

−へっ?

ユイナ:ふぇっ。・・・どーしてなの。私とじゃ、いやなの?

アスカ:そんなわけねーだろ。でも、俺はユイナが居てくれればいいんだ。・・いや、俺にとっては、ユイナだけが居てくれればいいんだよ。

ユイナ:・・・アスカァ。

−では皆さん、最後にあなたが最も幸せを感じる時、そして‘Rebirth2’に向けての抱負を教えてください。

レイ:幸せ?・・・わからないわ。でも、ラーメンを食べてるとき、とても体が温かくなってくる。これが幸せと言うものなのかもしれない。これからは・・・これからも、碇さんのことを見守り続けていきたい。そう思うわ。

トウコ:あたしも綾波はんと同じや。たらふく食って、ぎょ−さん寝る。これ以上の幸せはありまへんな!トウコファンの衆、次回からもあたしの活躍、期待しはりや!

加持:幸せ、それは‘近くにありて遠きもの’さ。女性と同じだな。そして、未来は君達の手の中にある。俺が言えるのはそれだけだ。

アスカ:‘(STGで)発狂したボスの弾幕をアドリブで避けきった時’‘(プロ野球チームの)第三新東京ジャイアンツが勝っている時’そして‘ユイナをこの胸に抱いている時’。俺がこれからやること、そしてすることをその心に焼き付けておけ。人生の中でもっとも有意義な時間をおまえ達にくれてやる。

−ではユイナさん。

ユイナ:私はアスカといっしょに居るときが、アスカのそばに居るときが一番幸せ。これからも、アスカのそばに居たいよ。

−今日は皆さん、ありがとうございました。・・・ところで、アスカさん。

アスカ:ん?

−ユイナさんのお味は、いかがでしたか。

アスカ:ああ・・・・最高、だね。
 
 
 

 あとがき

質問を送ってくださった皆さん、本当にありがとうございました
お陰様で
‘自分のキャラに自分が考えた質問をぶつける’
という甚だ見っとも無いまねをせずにすみました

けど、いただいた質問のうち、半数以上がユイナ個人への質問だったときはびびリましたが
ユイナの人気云々より、皆さん、ほかのキャラに興味が無いのでしょうか


マナ:記者会見って面白いわねぇ。

アスカ:珍しい作品ね。

マナ:ユイナちゃんって、体育と音楽は成績良かったのね。

アスカ:指で数えてるくらいだもんねぇ・・・。

マナ:得意なのがあるだけいいじゃない。

アスカ:アタシ達も記者会見しましょうか?

マナ:いい。

アスカ:どうしてよ。面白そうじゃない。

マナ:アスカ、絶対碌なこと言わないもん・・・。
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