碇ユイ。名門土御門家の縁戚にあたり‥‥ま、詳しい説明は省いても、その清楚な外見が物語ってくれる。「古都のマドンナ」として京都中の若い男(とあまり若くない男)から知られている女性だった。

 六分儀ゲンドウ。恐喝、詐欺、麻薬売買などの黒い噂の絶えない‥‥ま、京都では知らない者のない、「古都の汚点」として悪名高い男だった。

 この対照的な二人が「交際している」ことが判明した時、京都中の男と女が自分の耳を疑った。

 さまざまな、「交際の真相」が囁かれることになった。

 曰く、「ゲンドウがユイを犯して恥ずかしい写真を撮り、それをネタに関係を強要している」

 曰く、「碇ユイは実はマゾで、ゲンドウの鬼畜な性根が彼女の性質にぴったりだった」

 そうした噂のほとんどが二人の関係が正常でなく、ゲンドウの悪の罠に落ちたユイ、という構図を強調するものだった。つまり、

「ゲンドウが碇家の財産と権勢を狙って、好青年を演じている。ユイは箱入り娘で騙されている‥‥」

 様々な憶測や噂が流れたが、それも真実にいきあたることはなかった。

 なぜなら、真実はあまりにも通常の人間の思考から異質であり、想像の範疇外にあったからである。


くすぐり新世紀エヴァンゲリオン
第零話 その二人の、親密になるまでの過程

作者:魁作


 そう、それはゲンドウが久し振りに京都大学に顔を出した時のことだった。

 ゲンドウは一応‥‥京都大学の大学院生だった。昔のことだが、‥‥今でも一応籍は置いていた。だから、彼はこの大学を自分の縄張りとみなして時々こうして見回りにきているのだった。

「あっ!」

 周囲にガンをとばしていて‥‥よそ見をしていたゲンドウが、避けきれずに小柄な人影と衝突した。

 肩と肩とがぶつかり‥‥相手の教科書とノートが落ちる。

 反射的に怒鳴り付けかけたゲンドウだったが、その視線の先に一人の麗人の姿を認め、大きく開きかけた口がとまった。

 百人中九十九人までが認める美貌、短い黒髪、清楚な物腰。

 誠実そうに謝罪してできるだけ好印象を獲得しあわよくば‥‥とそこまで考えたゲンドウだったが‥‥

「すみません、怪我はありませんでしたか」

 先に謝ったのはユイの方だった。悪いのはゲンドウの方だったが。

「いえ、‥‥こちらこそすみませんでした」(ニヤリ) 

 それが六分儀ゲンドウ、のちの碇ゲンドウと碇ユイの出会いだった。
 
 
 

 しばらくゲンドウはこの出会いの記憶を反芻していた、二、三日ぐらいだろうか。

 さすがの外ン道も自分とは全然違う清らかさと明るさを見て(見せつけられて)、人生を考えなおしているかのように見えた。
 

 ‥‥それからゲンドウはユイのことを調べはじめた。
 名家の養女、そして、‥‥裏の権力とも関わりのあるらしい。
 男関係まったくなし。処女かほとんど処女同然であるかも知れない‥‥私が教え込んでやる!

 ニヤリ。

 ‥‥そしてあの女の躯と富と権力を私のものにしよう。
 
 

 なんという外道。ユイの清らかな美しさを見て己の邪さと醜さを自覚するどころか、さらに浅はかな欲望のためにその毒牙にかけようとするとは‥‥。
 
 
 
 
 

 あくる日、ユイが大学の友人たちと取り巻きズと一緒にいるところだった。
講議は午前中で終了し、どこかで何かおいしいものでも食べましょうとユイがいいかけた時のことだった。

「先日は失礼しました」

「あら、あなたは‥‥‥」

「六分儀、六分儀ゲンドウです」

「あら、そうでしたわね」

 少し小首をかしげながら、ユイはゲンドウを見つめた。

「お詫びといってはなんですが、一緒にお食事でもどうでしょうか?」

 この発言に、周囲の空気は一瞬凍った‥‥‥。
 ゲンドウがこんなことをいうからには、もちろんユイ様をコマそうと思っていることは明らか。

 ユイの取り巻き達と友人が怒声をあげかけたとき、ユイは爆弾を破裂させた。

「ええ、いいですわ」
 

 勝ち誇って黒い期待に胸を踊らせているゲンドウと、何を考えているかわからない謎の微笑みを浮かべたユイ様の立ち去った後には余りのショックに燃え尽きて灰になった人々の集団があった。
 
 
 
 
 

 ゲンドウがユイを誘った先は、はじめはきちんとした店だった。

「今日のおすすめ」と書かれた黒板。

 細長いガラスののぞき窓がはまったミズナラの木のドアを横にスライドさせると、鈴のなる音がした。

 中は十数人の客が入れば一杯になってしまうような小さな、だが趣味のいい店だった。

「注文は私に任せてくれませんか」

 そういうとユイの返事も聞かず、店員を呼びつけて注文した。

「青唐辛子と貝のパスタを二つ」

 注文した料理はすぐに運ばれ、二人の食事が始まった。
 ゲンドウはメインディッシュにはもっと濃厚なものをと考えながら、それを口に運んだ。
 
 
 あれをやるならそろそろだが‥‥。

 ゲンドウはユイの食べる姿をじっと見つめて待っていた‥‥‥。

「あら、こんな時間。1時をまわってしまいますわ。‥‥六分儀さん、友人に心配ないように電話をかけてきますわ」

「ええ、いいですよ‥‥問題ない、全てシナリオどうりだ」

 ユイが席をたったすきに、ゲンドウはポケットから睡眠薬を取り出し、周囲の目がゲンドウに向いていないのをそっと確認すると、素早くそれをパスタの上に振り掛けた。

 くくく‥‥これでよし。友人達とやらも何もできまい‥‥。
 後は少し待つだけだな‥‥。
 
 
 

 そして食事を終えてユイと店を出ていったゲンドウは、ユイが目をこすっているのに気付き再びニヤリと外道笑いをした。

「どうしました‥‥」
「なんだか急に眠くなって‥‥疲れているのかしら」

 倒れかかるユイを支えながら心で快哉を叫びつつ、そしらぬ風でゲンドウはユイに訊ねた。

「それはいけない。私が送っていってあげましょう。‥‥どこがいいですか?」

 ゲンドウはタクシーを呼んだ。
 だがもちろん、彼が自分自身とユイをタクシーにのせて告げた行き先は、ユイの答えた住所とは全く違う場所だった‥‥。
 
 
 
 

 ゲンドウはホテルに到着した。
 ここは眠りこけている女性を昼間から運び込んでも何も言わない『気の効いた』ホテルの一つで‥‥ゲンドウも何度も利用していた。

 フロントでキーをもらって予約していた部屋に入ると、ゲンドウの顔が自然と綻んだ。

「いよいよだな‥‥‥」

 ゲンドウはこれからのことを思い浮かべてほくそ笑んだ。
 

 今までのたいていの女は‥‥まず強引に奪ってそれをビデオにとり、薬漬けにして裏切れないようにして、飽きたら売る。
 ちょっと裕福な家の場合、ビデオに撮った画像を播かれたくなかったら金を寄越せ、といって金をむしり取っていた。

 ユイの場合は‥‥特別だ。

 だから薬とか恐喝はしない方針だった。
 ビデオに撮った映像を、「二人の親密さの証拠」とでも言って既成事実を認めさせるつもりだった。

 結局ヤることは一緒なのだ。
 

「さて‥‥ふふ、楽しくなりそうだな」

「ええ、本当に」

 すぐ背後から聞こえてきた声に驚いたゲンドウが振り返ろうとしたその時、
脇腹を衝撃が走った。

 薄れ行く意識の中でゲンドウが最後に見たものは、スタンガンを右手に握りしめたユイの微笑みだった。
 
 
 
 

 ‥‥‥‥。

 気がつくとゲンドウは、ベッドに縛り付けられていた。

「私をどうするつもりだ‥‥‥」

「まぁ、‥‥‥かわいい顔」

 ユイはゲンドウの問いには答えず、ふだんのユイからは想像できない妙に淫靡な、舐めるような目つきをゲンドウの身体にむけながら呟いた。

「どうしてこんなことを」

 困惑したゲンドウの問いが口から洩れた。それはユイにではなく、ほとんど自分に対して放たれた問いのようだった。

「あら、‥‥簡単なことです。私の家では幼少期から意志の鍛練と薬物への抵抗力を身につけることが淑女の嗜みの一つとして行われているのです。そう、破廉恥な殿方に恥ずかしいことをされないように‥‥」

 破廉恥な殿方であるゲンドウは、その台詞を呆然と耳にしていた。意味もわからず耳から耳へと言葉がすり抜けていくような気分だった。

「だから、あなたの睡眠薬なぞ口にした時に気付いて‥‥お手洗いによった時に吐き出させてもらいましたわ。眠くなったのは演技と言うわけなんです」

 ゲンドウの持参したビデオカメラが三脚にのせられた状態で準備されていた。

 それを見てゲンドウの悪人ヅラが恥辱に歪む。

(く‥‥こんな‥‥このオレが‥‥)

「どうやって、という問いには答えてもらった。だが、なぜという問いには答えてもらってないぞ」

 精一杯の虚勢を張りながら、ゲンドウはユイに問いかけた。

 ユイはゲンドウの視線の先をはっきり知覚しながら、ゆっくりと、一言一言はっきりとゲンドウに分からせるように、質問に答えた。

「私はね、六分儀さん。あなたにもっと楽しんでもらおうと思っているだけなんですよ」

 そういうとくすくすとユイは笑った。

 ゲンドウの身に戦慄の予感が走った。
 
 
 

 ゲンドウは手足を縛られ、全く抵抗できない状態にされて、ユイにくすぐられはじめていた。

 まず最初は脇の下から、軽くくすぐって‥‥‥‥。

 ユイは五本の指を広げて、爪を軽くたてながらまわすように、撫でるように、ゲンドウのわきを嬲っていく。

「む、‥‥‥やめるんだ。そんな子供のようなことを‥‥」

 ゲンドウは顔は赤くなり、筋肉は緊張しはじめていた。
 たかがくすぐり‥‥そう思っていたが‥‥。

 ユイはちょうどくすぐる場所を確かめるように、迷うように、ゲンドウの皮膚を微妙な力加減で撫で回す。

 ゲンドウはユイの手が彼の弱点に近付いていると気がついた。
 脇の下からすっと心持ち下に、前にいった位置。
 そこは子供の頃、年の離れた従姉妹から押さえ付けられくすぐられ、ヒィヒィ笑わさせられた、ゲンドウにとってはトラウマな思いでの位置だった。

 その位置を、ユイはくすぐろうとしている‥‥‥。

 ゲンドウは思わず息をとめた。

 ユイの手が問題の一点まで一寸を残して、ピタ、と一瞬とまった。

 そしてすすす‥‥とゲンドウの「弱点」を通り過ぎていく。

 !!!

 ゲンドウは笑い転げそうになるのだけは抑えよう‥‥と力んでいた。
 だが拍子抜けするほどあっさりと危険は通り過ぎた。
 ほっと一安心したゲンドウの体から力が抜けた、その時だった。

 ユイの指先がすすと戻ってきて、ゲンドウの弱点をヒットした。

「!、ふっ、‥‥はっ、ふふふ、くく」

 それはユイにとっても新鮮な驚きだった。古来より伝わる「くすぐり道」の宗家の娘として、これまでユイはさまざまな相手をくすぐってきた。
 あっさり笑うというのでもなく、かといって鈍感で無反応というわけでもない。

 こんな相手はなかなかいなかったのだ。

(まあ、かわいい!)

 急にこの鬚面の男への愛おしさが沸き上がってきた。
 ユイの「くすぐり心」をゲンドウはくすぐったのだった。

「む‥‥ぐっ、くく‥‥」
「ねえ、おかしいでしょ?くすぐったいでしょ?笑っていいのよ、六分義さん‥‥」

 ユイが女神の‥‥いや悪魔の微笑みを浮かべてゲンドウに話しかける。
 
 

「わっ、わたしのキャラには‥‥あ、あわん!」
 ゲンドウはわずかに残った自制心とプライドで、ユイに反駁する。

「そんなことないと思うわ。貴方だって笑っていいのよ。そうやって無理に自分を押さえつけることはないわ」
 
 
 
 
 

 そのときゲンドウは左手を縛っている縄がほどけかけているのに気がついた。

(し、しめた‥‥‥!)

 思いっきりもがいて必死の思いでゲンドウは

(こ、これで、この女に逆襲できる!)

 だが‥‥

 利き腕の反対側の腕、しかも半身が押さえられた不自然な状態では、ゲンドウが思った程俊敏に動くはずもなく‥‥‥

 ゲンドウが手を振り上るのをさっとかわしたユイに、睨み付けられるだけの結果に終わった。
 そして、再び縄は締め付けられた‥‥今度は決して外れないように。
 

「まぁゲンドウさん‥‥こんなおイタをするような人には‥お仕置きが必要ね♪」

 にこやかに微笑むユイが、ゲンドウには魔女のように見えた。いや、そのときのユイは、紛れもなく魔女だっただろう。

「す、すまん!ゆ、許してくれっ!」

 震えながら泣叫ぶその姿には、京都の悪(ワル)の元締の面影はなかった。

 ユイはその姿を見ながら、自分の計略があたったことを喜んでいた。
 もともと縄はほどけるようにしていたのだった。ゲンドウが外してきたら、それを理由にもっといたぶってやろうと思っていたのだった。
 そうしてわずかに希望を持たせて、それ完全に粉砕する‥‥そうすることで相手の心を完全な闇に包み込み‥‥あとはどう料理するのもユイの自由というわけだった。

(かわいい!かわいい!‥‥この人を永遠に私のものにしたいわ!)
 
 
 

 ユイにとってゲンドウの意志などもはや問題ではなかった。

 左手をゲンドウの敏感な部分へと導きくすぐり、
 さりげなく置かれたもう一方の手の指からは、ゲンドウの筋肉の微妙な震えを読み取る。

 まだ道具は使わなくてもいいかしら‥‥。

 ユイのこちょこちょ攻撃がゲンドウの脇に入る。

「ヒッ、ヒヒ、ヒイイ!!」

 哀れゲンドウ。
 既にその声は人間の口から出る声ではなくなっていた。

 いい年をしたヲトコが悶えている光景は‥‥惨めで無様で‥‥とても正視にたえるような光景ではなかった。だがユイはその姿をまっすぐ見つめて、しかも凄く嬉しそうにしていた。

 そのゲンドウの姿を見つめて暫くゲンドウの呻き声の余韻にひたっていたユイは、やがて小さな道具をポケットから取りだした。

 それは一本の歯ブラシだった。

 ?

 ゲンドウのいぶかし気な視線。これまでゲンドウはいろいろな性具を扱った経験があったが、‥‥『こちょ』器具の経験はなかった。

 その困惑した視線の意味するところに気付いたユイはまたニンマリと笑い、ゲンドウは意味は分からなかったが自分にとって脅威であると感じ、今日何度目かの戦慄をその身に覚えた。

 ユイは歯ブラシをゲンドウの皮膚に近付け、

 皮膚の上に置き、

 そこでユイは興奮を抑えるために深呼吸すると、

 そそそ‥‥と擦りはじめた。
 
 

 強すぎず、弱すぎず‥‥足の裏に脇の下に‥‥‥。

 今まで手でくすぐっていただけでも堪え難いものが、手よりもずっと微妙で、強烈で‥‥さわさわと皮膚の上を通過していく無数の繊毛が、皮膚下の繊細な神経に妙なる刺激を加えていく。

「は、あ、がががが‥‥‥」

 すでにゲンドウの自我は限界に達し、その口からもれる言葉も笑いともとれない、呻きとしか言い様のないものとなっていた。

 ユイ様の声が崩れかけたゲンドウの意識の向こう側から聞こえてきた。

「いいのよ、ゲンドウさん。笑っても‥‥さぁ、思いきり笑って、‥‥そして新しい世界に目覚めなさい‥‥‥」

 その瞬間、ゲンドウの中で何かが壊れ、何かが生まれた。

「ブハッ、ブハハハッ!」

 ‥‥‥。

 

 *

 

 *

 

 *

 

 *

 




「君が、あの男と一緒に歩くこととなろうとはな‥‥」

 碇ユイは納得できない様子の冬月に、はっきりと答えた。

「あら先生、あの人はとってもかわいい人なんですよ‥‥みんな知らないだけです」

「知らないほうが幸せかもしれんな‥‥」

 ふふ‥‥先生、あなたも知ったほうが幸せになれると思いますわ‥‥。
 でも駄目、もっといい人を見つけてしまったんですもの。

 ゲンドウさんを‥‥。

 私の‥‥

 かわいい‥‥

 くすぐり奴隷のあの人を。
 
 
 

 それからおよそ一年。

 六分儀ゲンドウは碇家に婿入りし、碇姓を名乗るようになる。

 さらにその一年後。

 セカンドインパクト。一般には南極への巨大隕石の落下によって引き起こされたとされる南極の氷の大地の融解とそれに続く海面の上昇という‥‥世界的カタストロフが引き起こされる。

 実はそれは『ロンギヌスのこちょ槍』によって南極に眠っていた最初の使徒であるアダムとこちょ使徒を卵の段階に還元した時に発生した熱によって引き起こされたものだった。

 それによって起きた混乱の最中、長男碇シンジが産まれる事となる。

 至高のくすぐり者と最高のくすぐられ者の血をひいた、人類の史上最大最強の潜在能力を秘めたくすぐり戦士の誕生である。

 そしてくすぐり新世紀の真の物語は、ここから始まることとなる。

 終わり。


 怪作による後書きの代筆(爆)

 この話は凶作共作企画、『くすぐり新世紀』のゼロ番目の話‥‥ちょうどシンジが第三新東京市にやってくる第一話の15年前の話にあたります。
 こちょはやっぱり苦手だ。書いてみたけどやはりあっさりし過ぎている。続きはキャンサーさんかグラブロリさんかSAYさんにでも頼もうかな、などと魁作は申しております。この方たちでなくとも、こちょが駆ける人なら誰でも良いと思いますが。怪作もこちょは苦手なので遠慮したいですなぁ(笑)

 魁作氏へのメールは怪作が代行受信します(核爆) こちらにどうぞ。




中昭のコメント
  怪作さんに頂きました。
  シンジ誕生日記念あーんど90万ヒット記念です


いきなりきゃらこんめ

私の家では幼少期から意志の鍛練と薬物への抵抗力を身につけることが淑女の嗜みの一つとして行われているのです。
そう、破廉恥な殿方に恥ずかしいことをされないように‥‥

シンジ 「ふーん母さんってこんな訓練してたんだ」
はは  「なに言ってるの?あなたもよ」
シンジ 「・・・・・Me?」
はは  「YES」
シンジ 「いいいいいいいいつ」
はは  「例えば」
ぽちゃん
ぷかぁーー
シンジ 「ボクノタベカケノご飯をイレタ。スイソウニ煎れた。金魚はウカンダ」
はは  「ちなみに酸素不足で浮かんできたわけではないわよ。
     でもご安心。仮死状態になっただけだから」
シンジ 「ぼぼぼぼぼぼぼくおとこですよ」
はは  「狙われやすいから」
シンジ 「・・・・・Me?」
はは  「YES・・・・例えば
     ちーちちちちっちち」
ふにゃーん
ごろごろごろごろご
シンジ 「ネコがタオレタ。アスカからモラッタケーキ。タベタラタオレタ」
はは  「ちなみに眠っただけよ」
シンジ 「ナナ七なな」
はは  「あのビデオが悪かったのかしらねぇ。ちっちゃなアスカちゃんと一緒に見てたんだけど
     それはもうくすぐりしーんに食い入るように熱心に
シンジ 「・・・アスカだけだよね、一緒に見てたの」
はは  「んんーーふふ。誕生日のプレゼントは全部食べ物だったものね」




  みなさん、是非 怪作さんに感想を書いて下さい。


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