「行っちゃったわね、あの子達」

「もうちょっち早く開放してあげられたら良かったんだけどね」

 駅の構内から出てきたリツコとミサトは、俯きながら話す。

「追いかけなくていいの?」

「はぁ? 誰をよ?」

「――シンジ君」

「あのねぇ!」

「なぁに?」

 微笑しながらリツコはミサトを見た。

「……“ちょっち、追いかけたい気がする”って言ったら、信じる?」

「ええ“ちょっち”ね」

 二人は同時に吹き出した。

「あんたこそ、どーするの?」

「副司令が立ち上げようとしているプロジェクトに付くわ。……あの人の傍にい

ると辛いから」

「そっかぁ」

 ミサトとリツコは空を見上げる。

「今夜、暇なんでしょ? 久しぶりに飲みにいこっか?」

「そうね……、ほんと久しぶりね」

 どこまでも高く遠い空の青さが目に染みた。

 

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        緑の街の物語 《Green-town's chronicle》

 

          第二話  良き魔女  -2016.4-

 

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 列車がその街に着いたのは午後三時を過ぎた頃だった。

 

「んー、気持ちいーー」

 猫のようなしなやかな身体を思い切り伸ばしてアスカは言った。列車に一時間

も閉じこめられていた間、暇を持て余していた彼女であった。側にトランクケー

ス一つ。

「さてと、豪奢(ごうしゃ)なマイクロバスとやらはどこかしら?」

 きょろきょろと見回す。

「何よっ! 誰もいないじゃない! 全く、鈍行に乗せた挙句、出迎えも無しな

んて!」

 列車の中で鬱積していた怒りを、誰も居ない空間に叩きつける。

「まだ、来ていないみたいだね」

 両手に荷物を抱えてシンジが出てきた。その後を改札口からぞろぞろと出てく

る子供達。

 眼前にはアスファルトの道路と、その向こうに緑豊かな大地が優しく出迎えて

いる。復興中の第三新東京市のベッドタウンとして開発されているこの街は“グ

リーンタウン”の愛称で親しまれていた。

「何か来るわ」

 レイが向かって左方向を見ながら言った。シンジとアスカも視線を向ける。

 あっと言う間に近づいてくる物体があった。おそらく時速百キロを軽く超えて

いるだろう。

 激しいブレーキの音がした。

 道路の向こう側。スリップサインをアスファルトにくっきりと焼き付けながら、

薄汚れた白いマイクロバスが止まった。

 ゴムの焼ける匂いが風に乗り漂ってくる。

「まさか……あれ?!」

 顔を微かに引き攣らせアスカが言う。

「時刻。ぴったりだわ」

 腕時計を一瞥し、レイが呟いた。

「あははははっ! いやぁ、道が混んでいてねぇ」

 バスの陰から出てきた人物を見て、シンジ達は言葉を失った。

 陽気な笑みを満面に湛えた声の主は、銀縁眼鏡を掛けた、六十歳くらいの白髪

の老婦人であった。

 

 バスは山沿いの道を滑るように走っていた。対向車も先行車も殆どない。

「ねぇ、道が混んでいたっていうの、絶対嘘よね」

 通路越しにアスカがシンジに訊いてきた。

「うーん、どうかなぁ。さっきは混んでいたんじゃないの?」

「あんたって、ほんっと単純ね」

「いいじゃないか、そんなこと」

 うんざりした様子でシンジは答えた。

「バスが汚かったから気に入らないのね」

 シンジの隣に座っていたレイが口を挿んだ。

「う……そ、そうよ。大体――」

 と、中腰になったアスカが言ったとき、バスは急停車した。つんのめり、前の

シートに顔を打ち付けそうになる。

「はい、着いたよ。降りた降りた」

 威勢のいい――秋野サトコと名乗った老婦人の声がバスの中に響き渡った。

 アスカは口を片手で押さえ、サトコを睨みながら降りていった。先程の急停車

で舌でも噛んだらしい。動じないサトコも強かであった。

 バスを降りると、そこは緑の園だった。

 広大な野原が幾つも連なり彼方へと続く。

 風景に溶け込むように建つ幾つもの家。モスグリーンの色を放つそれは、第三

新東京市のビル群のような冷たい感じはなく、暖かみを感じさせるものだった。

 サトコは子供達に、鍵を渡しながら言った。

「それじゃ、六時に公民館に来るように。夕食の用意がして有るからね。いいか

しら? では、取り敢えず解散」

 

「知らない天井か……」

 既に届けられていた荷物の整理をした後、シンジは自分用に宛われた家のベッ

ドに寝転びながら呟いた。やはり緑を基調とした天井の色は、シンジの心を落ち

着かせる。ここ一年の出来事が夢のようにも思えた。

 少年の横顔に笑みが浮かぶ。

 初めて第三新東京市に来た時、その時感じた――心淋しい感情は今はない。

 

 もう、一人ではないのだから。

 

 集合時間まで一時間の猶予も無い事を知りつつ、このまま眠ってしまいたくな

る。

 うつらうつらしかけた時、優しい音色でインターホーンが鳴った。

《シンジ》

 レイの声だった。シンジは跳ね起きるとドアへと向かう。開いたドアの向こう、

シンジと視線が合ったレイは微かな笑みを浮かべた。

「もう、荷物の整理は済んだの? あ、入って」

「うん、わたし荷物殆ど無いもの」

「そうか……、ぼくもだよ。大きな荷物って、チェロだけだし」

「また聴いてみたいわ……、シンジの弾くチェロ」

「え? 下手なのに?」

 シンジが照れたように言う。

 レイは首を左右に振ると、

「そんなこと無い。だって、優しくて、暖かいもの……シンジと同じ」

 と答えた。

「――ありがとう」

 擽ったい感触。

 飾らないレイの言葉だけにシンジは嬉しかった。

「今、弾こうか?」

 何の気無しに出た言葉。

 レイは目を輝かせ頷く。

 

 心を震わす甘い音色が、緑色の部屋に流れ出す。溢れる程に。

 

 シンジは弾き続ける。

 心が届くように。

 ありったけの想いを込めて。

 

 今、この時と場所を共有するレイの為に。

 

 レイは目を閉じ、ただ、聴き入る。

 音に織り込まれた想いを感じる為に。

 

 二人だけの時間(とき)は夢のように過ぎていった――。

 

 

「うひょー、こら凄いわ」

 テーブル一面に盛りつけられた食べ物の山に、トウジが感嘆の声を上げた。料

理は種類ごとに別の皿に盛られている――所謂バイキング料理であった。

「凄いご馳走だね」

 シンジも相槌を打つ。

 その隣ではアスカがまだ不機嫌そうにしていた。

「さぁさぁ、みんな揃ったようだから暖かいうちに取って食べておくれ。私の手

作りだよ。“デザート”も後で持ってくるからね」

 

「へぇ、結構いけるわね」

 アスカは上機嫌で鳥唐揚げをぱくついている。

「ちょっと、アスカ。ちゃんと自分のお皿に取ってからにしなさいよ。お行儀悪

いわよ!」

 後ろから聞こえたヒカリの声にアスカは首を竦める。

「あ、ヒカリ、見てた」

 舌を出すアスカに、ヒカリは『仕様がない娘ね』と言わんばかりの視線を浴び

せつつ、トウジ達の居るテーブルへと帰っていく。

「ほっほっほ。作るのにちょーっち時間掛かったけどね」

 ジョッキ片手にサトコがやってきた。

 アスカは一寸イヤな顔をして、

「ま、運転には時間掛けて欲しかったけど」

 とだけ言った。

 サトコはくすっと笑い、アスカを見る。何か懐かしい眼差しで。

「ミサトから聞いてるよ。可愛くて元気な娘(こ)がいるからって言っていたけ

ど……アスカちゃんだったね」

 アスカは答えない。

「あの……、ミサトさんの里親だったとか……」

 険悪なムードを察したのか、シンジが割って入った。持っている皿の上には、

既に取り分けた料理が山と積まれている。

「ああ、そうだよ。一人ででも生きていけるように、一応全部教えたよ。えっと、

シンジ君だね。うんうん、聞いていたとおりで可愛い子だね。あらら、深い意味

はないからね。ほっほっほ」

 陽気に捲し立てるサトコに、シンジは思わず苦笑した。

「でも、何か信じられないわ。どう教えたら、あんなとんでもないカレー作れる

ようになるのか」

 と言いつつ鳥唐揚げを一つ摘んで口に放り込んだ。気に入ったようだ。

 サトコは一瞬、銀縁眼鏡の奥で遠い目つきをした。

「あの娘、確かに味覚がおかしいのかも知れないねぇ……私はセカンド・インパ

クトの時の、心の傷だと思っているけど……」

 漏れた低く悲しげな呟きは、呪文のようにアスカの動きを止めた。

「そ、そうなんですか?」

 驚いたシンジはサトコに訊く。

「ほっほっほ! 冗談だよ。さぁさぁ、冷めないうちに食べた、食べた」

「あ、はい」

 背中をどやしつけられ、シンジは食事用のテーブルへと押し出されるように歩

いた。テーブルの端には、みんなと少し離れてレイが座っていた。

「あれ、一人?」

「シンジが、来てくれないから」

 拗ねたような声が返ってきた。

 レイの前にある皿には、ポテトサラダが大盛りに盛られている。

「いや……その、美味しそうなサラダだね」

 ご機嫌斜めのレイに、とにかく話の取っ掛かりを得ようとしてシンジは言った。

「ええ、とても美味しいわ。なぜみんな食べないのかしら」

 肉とかの方が好みだからだろう――シンジはそう言おうとしてやめた。――心

の傷。さっきのサトコの言葉が妙な現実味を帯びる。

 振り向いたシンジの目に、辛そうに俯いているアスカと、サトコの姿が映った。

「どうしたね?」

 慈愛に満ちたその声に、アスカは顔を上げた。

「さっきの話……本当なんでしょ?」

 心持ち震えるアスカの声。

「……どうかねぇ……セカンド・インパクト前のあの娘は知らないからねぇ。ご

両親は離婚したと聞いているし、料理を作るって事に、夫の為に料理を作る妻の

姿ってものがだぶって、無意識にやっているのかも知れないねぇ」

 アスカは再び俯いた。そんな彼女にサトコは優しい声でそっと囁く。

「変なこと言っちゃって、悪かったわね。まぁ、あんな娘だけど、私に取っちゃ――

自分の娘同然なんだ」

「あたし……」

「でも、ここに来た以上、おまえさんも私の娘だからね。……おっと、年からし

たら娘じゃなくて孫だったね。ほっほっほ!!」

 明るく高らかに笑うサトコに釣られ、アスカの顔にも笑みが戻った。

 

 

 くしゅん!

 

「ふいぃ。……誰か噂しているわね。この美人のアタシの事を」

 派手なくしゃみの後、ずずっと音をさせ鼻水を啜るミサト。春とは言え夜の風

は冷たい。

「美人かどうかは別として、悪い方の噂かもね」

「リツコォ。今日、なんか絡んで来るわねー」

「そうかしら? 別に絡んでなんか無いわよ」

 くすっと笑い返すリツコ。

 二人の歩く繁華街の空。満天の星空であった。

「あなたの里親なんですって? その――」

「サトコおばちゃん……ホント、おばちゃんの御蔭で今のアタシがあるようなも

のよ。……もう一人の母親かなって……思っているわ」

「たまには会いに行ったら?」

「……甘えちゃいそうで……やなの」

「もう、そんな歳でもないでしょ?」

「自信ないのよ。おばちゃんの前じゃ、アタシは只の小さな女の子……一生かか

ったって追いつけないわ」

「追いつく必要があるの?」

「必要はないと思うけど……。それにさ、怒られそうで怖いの。シンジ君達の事

を話した時、『何で、私に話さなかったの!』っておもいっきし怒鳴られたし……。

ホント、こわーい女(ひと)なのよ」

 そう言いながらも、サトコの事を話すミサトの顔は生き生きと輝いて見えた。

「でも、いいわね……。本気で怒ってくれる人が……心配してくれる人が居るな

んて……」

「ん……そうよね。ごめんねリツコ。なんか変な事ばっかり言っちゃって」

「構わないわよ……ワタシにとってはあなたの存在がそれだもの」

「リツコ……」

 足を止め、ミサトはリツコをじっと見つめた。

「丁度いいわ、夕食はここにしましょ」

 レストランの入り口を背に、リツコはミサトへと、少し恥ずかしげに笑みを送

った。

 

 

「はい、あーんして」

「い……あ、ヒカリ……わしはその……ケ、ケンスケ何撮ってるんや?!」

「んーー、いやぁ、青春の一コマってね。いいんちょー、ピース!」

「ふぁーい」

「うわぁ!」

 ヒカリはトウジに抱きつきながらピースサインを返す。ほんのりと赤く染まっ

た頬は、幸せな表情と共にあった。

「ははは、何か新婚さんみたいだ」

「きゃー!!!」

 囃し立てる男子の声と、女子の黄色い声が部屋に響く。宴も酣(たけなわ)で

ある。

「ほーっほっほっほ!!」

 アルコール入りの飲み物を出した張本人――サトコの声も響いていた。五杯目

の大ジョッキを一気に空ける。

「な、何か、凄いことになってきたね……レイ?」

「はい」

 目の前に、箸で摘まれた肉があった。その向こうには、頬をうっすらと朱色に

染めたレイが微笑んでいる。先程飲んだ物の所為だろうか?

「…………」

 シンジは一瞬躊躇した後、周りの視線がトウジとヒカリに集まっているのを見

計らって、その肉を口にした。

「美味しい?」

「うん」

「見ーたーわーよ」

「ア、アスカ」

 いつの間にか、二人の後ろにグラスを片手にしたアスカが立っていた。

 桜色を通り越して赤くなった肌は、艶めかしささえ感じさせる。

「レイがお皿に肉を取って行くから変だと思ったのよ……ケンスケ! こっちも

よ!!」

「アスカ!」

 見事な程にシンジとレイの声が揃った。

 

 乱痴気騒ぎは二時間ほど続き、漸くお開きとなった。

 

 静まり返った部屋。台所へと食器を運ぶシンジがいた。

「何してんのよ、シンジ」

 アスカはつかつかとシンジの傍にやってくる。

「何となく……ね。こう言うの放っておけないんだ」

 シンジは汚れた食器の山を一瞥し、事も無げに言う。

「全く……じゃぁ、ちょっと手伝ってあげるわ」

 アスカは腕まくりしながら言った。

「え?」

「ほら、早く、運んで来なさいよ!」

「う、うん!」

 弾かれたように、シンジは食器を取りに行く。

「……莫迦」

 くすっと笑いながら、アスカの優しい小さな声が後を追う。その声はシンジに

届くことはない。

「あんたって本当、尽くしてばかりね」

「仕方無いさ、性分だから」

 食器を洗いながら浮かべた笑みにアスカの手が止まる。

「どうしたの?」

 不思議そうにシンジが覗き込んだ。

「な、何でもないわよっ! ほら、次貸しなさい!」

「う、うん」

 気圧されてシンジは皿を手渡す。アスカはそれを受け取りながら、

「シンジの笑顔……久しぶりに見たわ」

 とだけ言った。

「そう……だっけ?」

「そうよ」

「そうか……」

 それきり二人は黙り込んだ。

 食器を洗う水音だけが台所を満たしていた。

「代わりに……レイが笑ってくれるからいいよ」

 数分の沈黙の後、シンジがぽつりと言った。

「そーいう問題じゃ無いの!」

 アスカの爪先がシンジの足を小突く。

「い、痛いよアスカ」

「……確かにあの娘はよく笑うようになったけどね」

「アスカのおかげだと思うよ」

「へ?」

 アスカはきょとんとした表情でシンジを見た。

「ほーっほっほっほ。あらあら、お皿洗ってくれているのかい。ありがとうねぇ」

 振り返った二人の前に、段ボールの箱を抱えたサトコが立っていた。

「あの、勝手に台所使っちゃって……すいません」

「構わないよ。後は私がやるから、あんた達は早く帰りなさいな……ふむ、そう

だ」

 サトコはぶつぶつと呟くと段ボール箱を下ろし、何かを探しはじめた。

「ほい、プレゼント」

 一冊の本をシンジは受け取った。

「私の一番好きな本だよ。貰ってくれるかい?」

 シンジはまじまじとその本を見た。小口は手垢が付くくらい汚れているものの、

ページには染み一つ無い。

 余程大切にしていた本なのだろうとシンジは思った。

「あ……はい、ありがとうございます」

「アスカちゃんには……何がいいかねぇ……」

「あたしは……」

 そこまで言って、シンジを一瞥した後、アスカはサトコに近寄り耳打ちした。

「ほっほっほ。いいよ。いいよ」

「じゃあ、お願い。おばぁちゃん……」

 とサトコを呼ぶアスカの声には、甘えるような響きがあった。

 朗らかに笑うサトコと照れくさそうに笑うアスカを、シンジは怪訝な目つきで

見つめていた。

 

 

「あなた飲み過ぎじゃない?」

「いーじゃないぃ。飲むの久しぶりなんだからぁ……」

 第三新東京市のとあるバー。かなりの量の酒を飲んだミサトは、呂律(ろれつ)

が回らなくなりつつあった。

 リツコはそんな親友を、少し呆れたふうな、それでいて友愛を込めた目で見つ

めるのだった。

 突如、軽快な音を立て、ミサトの携帯電話が鳴った。ミサトはゆっくりとした

動作で、バッグから携帯を取り出す。

「もひもひ。

 ――――あ、アスカ? ろうしたのよ、こんな夜中に。

 ――――ははぁ、寂しくなったんでしょ?

 ――――いいって、照れなくても。

 ――――わぁってるわよ、莫迦みたいに飲んで無いって。

 ――――うん、うん……へ? ろーした風の吹き回し? ははぁ。彼氏でも出

来たか。

 ――――あはははははっ、冗談よ、わかった、わかったってば。期待しないで

待ってるから。

 ――――はいはい。じゃ……おやすみ。……うん、気を付けるわ……ありがと。

それじゃ――」

 回線を切ったミサトは暫くそのまま動かなかったが、やがてテーブルに突っ伏

した。

「何て言っていたの、彼女」

「んー、今度サトコおばちゃん直伝の料理を練習して作りに来る……何時になる

かわかんないけど、――だって」

「良かったじゃない」

「まっねー……」

 そこで言葉は途切れた。

 数十秒の沈黙。

「……寂しいよぉ」

 溜息と共に出た言葉は、切ない響きを伴って流れていく。

「こういう時、大人って不便よね――今夜は最後まで付き合ってあげるわ」

「……ありがと、リツコ……」

 

 

                第二話 完          (→第三話へ)

 

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 後書きです。

 

 秋野サトコ。

 ミサトの里親で、今回子供達の面倒見役の老婦人。オリジナルキャラなんで、

煮詰めるのに時間掛かりました。その為本来ならば一話に持ってきたかったこの

エピソードが二話になるというアバウトさ(^ ^;)。

 

 シンジ達の精神面をケアできる人物

→廃人同様だったミサトの精神をケアした人物

→サトコ

 と言う図式はすぐに出来たのですが、性格を考えるに……ほら、ミサトがああ

でしょう? すると、こうなんじゃ無いかって(爆)。

 

 因みに名前は秋山さと子さんに肖っております。

 

 

 それではご縁がありましたら、いつかまた、新作で。

 

 

コースケ

 

 

第二版 1997年 8月30日



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