時は2018年あの悪夢のサードインパクトから三年がすぎた。
サードインパクトの被害はセカンドインパクトの比ではなかった。
人口は三分の二ほどへりNERVはサードインパクトを起こしたため、国連から非難されNERVの主な職員がつかまりかけた。
しかし副指令が、エヴァなどのデータと引き換えになんとかつかまるのはのは逃れた。
だが副指令はすべての罪をかぶり、サードインパクトを起こしたとされ全人類に公表され去年大量殺人者(ジェノサイド)としてこの世を去った。
僕はサードインパクト起こした張本人としてA級レベルで監視されているため日本の首都この第二東京市からでられないのだ。
今僕は、十七歳、第2東京市等学校に通っている。
走れ汝ら道へ
第一話 目覚め
「シンジ君。」
「シンジ君。」と叫びながら(シンチャンのお部屋)と書かれた部屋に一人の女性が入ってきた。
その声に気がついて少年が寝ぼけながらもベットから少年が起き上がった。
「おはようございますマヤさん。」
「おはようシンジ君ご飯できてるから早く降りてきなさい。」といって部屋から出ていった。
サードインパクト後僕は一時期監禁されていたが、冬月さんのおかげ釈放され一人でこの第2東京市に住んでいた。
でも突然マヤさんがたづねてきていっしょに住まないか、といわれ断ることもできずいっしょにすむことになった。
マヤさんはNERVの技術課に勤めていたためその能力をかわれエヴァにつかわれていた未知な物の解明するために研究員として働いている。
シンジは着替えを済ませ自分の部屋から出て行く。
シンジの部屋は殺風景で、あるものといえばタンスと机それと薄汚れてもう使えないようなチェロがあった。
それとつくえのうえには写真たてがひとつあった。
これも薄汚れていてその写真にはシンジと20代後半の女性と14歳くらいの栗色の髪の毛で水色の目をしたきれいな少女が移っていた。
シンジはテーブルに座りテーブルにおかれたご飯をマヤと一緒に食べ始めた。
「いたたぎます。」
シンジとマヤは黙々とはしを動かす。
この静かな食卓に話題をもちかけたのはマヤだった。
「あのね シンジ君あなたの監視レベルがBなったの。これでこの都市からは出れるようになったわよ。」
「ええ、それはよかったですね。」
とシンジは表情を変えずに人事のように話す。
マヤは何とかシンジを喜ばせようとし、
「せっかく移動の自由ができるんだからどこか行きましょうよ、ね。」
優しい声で話し掛けるが、
「別にいいですよ行きたいとこなんてありませんしそれにマヤさんは仕事が忙しいんじゃないですか。」
と冷たい声でシンジは言葉を返す。
「え、でもね少しぐらいなら休暇は取れるのよ。」
「ほんとにいいですよ、それに同情なんかで気を使わなくてもいいですよ。」
「え、同情なんて。」
マヤは反論しようとするがそれが本当事だと想い何も言えなくなる。
沈黙が続いているうちにシンジが椅子から立ち上がり、
「ごちそうさまでした、じゃあ僕学校言ってきますね。」
「あ、いってらっしゃい。」
シンジはかばんを背負い玄関のドアをあけて走り去っていく。
それを見てマヤはなんとも言えないような目をしてシンジを見送っていた。
『あれからもう三年経つのにシンジ君は心をだれにも開こうとしない。センパイ、私いったいどうしたらいいんですか?』
マヤはひざを抱えて座りこみ今は亡き人に助けを求めようとする。
「もしかしたらシンジ君にしたらまだ三年なのかも・・・」
シンジの家は都市よりかなりはなれたとこにありあまり人影のないようなところに住んでいた。
それよりもうちょっと離れたとこに峠があって二つが墓ある。
その二つの墓にはこう書かれいた。
葛城ミサト
1987〜2015
惣流=アスカ=ラングレー
2001〜2015
その二つの墓に花をそなえている少年がいた、その少年は栗色の髪で水色の目をしていて 花をそえ終わると少年はさっていった。