「KISS YOU」連載化にあたって

斉東 深月

どもでス。サイトヲでス。
いきなりイメージをブチデストロイでスが、オリのイメージって?
まぁ、そんなことはどうでも良いデス。もっと真っ当でシリアスな話をするでス。
例えば、このヘンテコな小説についてとか。

もともと第一部の3話は、短編の連作として発表したのでスけど、これが思いのほか好評をいただき、サイトヲは感想のメールをいただく度に、暗黒舞踏を踊ったものでしたヨ。
あ、いけませんヨ。想像しちゃあいけませんデス。29歳の野郎がディスプレイの前で奇声を発しながらカクカク踊ってるサマなんて想像するもんじゃナイヨ!
そんな風に、オリを喜ばせた感想の中に「何か調子に乗ってるらしいなメーン!この先の展開も書きな!ファーックメーン!」というようなのが少なからずあったり。
嘘デス。早くも虚言癖が炸裂しますヨ!とにかく調子に乗ってるのは間違いないでス。連載にしちゃおうとか思うんでスから。

で、始めました。

「調子に乗った」という動機で始めたことでス。実は先の展望とかそんなになかったりするでス。断片的にあったりなかったりする情景をプクプク膨らまして、何とか物語らしいものを書いていくことになるでしょう。
ひとつ断言できるとすれば、ふたりはしあわせになるでス。えぇ、ぜってぇ。
ひっくり返すと、それ以外には何の保証もできないってことになってしまうでスが、そこいらをツッこまれると、オリ的にあまりにもノーフューチャーなので、カンベンしてクダサイ。
なもんで、いつまで続くかも未定デス。「この話で書きたいことは全部書いたな」と思えるトコまで続けたいデスけど、読者の方々がどこまで付き合っていただけるか。非常に怖い考えになりそうデス。

第二部は一部の2年後から始まりまス。何でこんなに間を空けたかっつぅと、えぇ、外伝狙いデスネ。とっても狡猾だネ!しかも底が浅いヨ!実は一部から半年後の「アイスクリーム・メルティン・メロウ」という話を書こうかと思ったのでスが、構想段階でアカラサマになってしまうべたべたっぷりに、とてもやってらんない状態になったんで、落ち着いたら書きまス。いつか。

「KISS YOU」ってのは、まぁ知ってる方は知ってるでしょうケド、TMネットワークという3人組の曲からでス。
ここで言う「KISS」ってのは、「接吻」という意味じゃなくて、見詰め合ったりカラダやココロが触れ合ったり喧嘩したり仲直ったり、そんなことの総称として受け取ってクダサイ。
何故って?サイトヲの思う「KISS」って、そういうことだからでス。


1998年。ある少女の誕生日に。
読者の方々にはありったけの愛を。
DARU様には持てる全ての感謝を。
自分の中にある怠惰と後ろ向きな感情にはお別れとお休みのキスを。



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