野球グラウンドで所在なく漂うカヲル。

バッテリーを組むはずのシンジがいないのでつまらないようだ。

「渚先輩、ヒマそうですね」

リリーフ兼セカンドのフジオが声をかけた。

シンジの件もあり、カヲルはフジオともバッテリーを組むので調子を気にする。

しかもエースのシンジがここにきて精神面が不調なのでよけい気になる。

「調子はどうだいフジオ君。 キミの場合、セカンドだけでなくリリーフとしても投げるんだから万全を期さないとね」

「悪くはないですね。 でもオレのボールが通用するかは別の問題ですが」

今までとは違って高校の全国区が相手となり、精神的にも身体的にも中学時代とは大きく異なる。

特に第壱高校は初出場になるため、大舞台に立つ経験はなかった。

考えれば考えるほど、第壱高校には不安材料があった。

 

「そうだ、ちょっと試したいボールがあるんで受けてもらえますか?」

フジオの声は不安を一蹴するように明るかった。

ヒマを持て余すのもなんだからと言ってカヲルは投球練習に付き合うことにした。

カヲルが定位置に着き、フジオはマウンドを踏みしめる。

いつもよりボールを丹念に握っているようだった。

(新しい変化球かな?)

先ほどの言葉に試したいという単語があるのを思い出し広く構える。

カーブもシュートもスライダーも身につけているフジオの新しいボールに興味が湧く。

 

ザ・・・

投球モーションに入った。

自然にカヲルにも力が入る。

そしていつもと同じ投球モーションからボールが放たれた。

ビッ!

空気を切るような音と共にボールが走る。

そしてボールがホームベースに差しかかったところで変化が現れた。

「!」

とっさの判断でミットを操りボールをさばく。

さすがのカヲルも今回のフジオのボールには冷や汗が流れた。

一方のフジオは会心の笑みを浮かべていることから成功といったところだろう。

「ボールが落ちた・・・?」

だがシンジのフォークを受けているカヲルの中に疑問が浮かぶ。

シンジのそれとは違和感があるのだ。

「落ちた・・・というより下に曲がった・・・」

「その通りです。 今のは一種のスライダーなんです」

「スライダー? だってスライダーは横に曲がるボールじゃ・・・」

カヲルの言う通りスライダーとは横にスライドするように見えるから、その名がついたと言われる。

高速スライダー(Hスライダー)も変化は同じである。

「縦に変化するスライダー・・・ コイツはあまり知られてないんで、オレも最近になって知ったんです。 でもオレってスライダーと相性が良いみたいですね」

縦方向に変化する三番目のスライダー。

未完成ながらも身につけたフジオは得意満面な顔で自慢する。

 

 

「Vスライダーっていうんですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大切な人への想い

第七拾八話 隠された心


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・というところね」

ノゾミがこの二年間を話し終えた頃には、聞いていたレイは呆然としていた。

事故の話も衝撃的だったが、その後の二年間も同じくらいショックを受けた。

シンジの親友たちも多く悩み、苦しみ、そして今日に至る。

目の前の少女ですら同い年にもかかわらず色々なことを考え、答えを出そうとしていた。

「私が教えてあげられるのはここまで。 六分儀シンジとレイを知りたければ、さっき言った通りミユキから聞いて」

「なぜ? アナタも2人を知ってるんでしょ・・・」

あまりのショックに声が上手く出せない。

「ははは、まぁそう思うわよねフツー。 でもね、碇シンジを好きなら、あのコから聞いてちょうだい。 私より知ってるから」

ノゾミは理由を教えてくれなかった。

しかしノゾミから聞いた事実の方が大きいのか、理由などどうでもよくなってきた。

シンジが知らない過去がここにはあるのだ。

 

「・・・にしてもミユキったらどこ行っちゃったのかしら?」

ノゾミは困った感じで走り去っていった方向を振り返る。

そのときレイが保健室から持ってきたハコが目に入った。

「そう言えばいいの、そのハコ?」

ノゾミに言われてようやく気づいたが、戻る気にはなれなかった。

もう1人聞かなければならない人、ミユキのことが気にかかる。

しかし先ほどの雰囲気からすると、到底話をしてくれるとは思えない。

「大丈夫よ、ミユキには私から話しておくから」

「ありがとう・・・洞木さん」

「ノゾミでいいわよ」

親しみのある笑顔を向ける。

「じゃ、私もレイで・・・」

そう言ったとき、2人の顔が曇る。

理由はもちろんレイと言う名前だった。

「ゴ、ゴメンね。 綾波さんで、いいよね?」

「レイさんですか・・・」

「うん・・・やっぱり親友だし、今でも忘れられないよ、あのコの笑顔は・・・」

そう言って再び黙ってしまう。

あれから二年も経っているが、ここにいた人たちにとっては 「まだ二年」 なのかもしれない。

六分儀レイという少女の記憶が時の流れを緩やかにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校舎を出ると空は真っ赤に染まり、時間の流れを感じさせる。

シンジの手当ても終わり、ミユキは見送っていた。

「あまり無茶はしないでくださいね」

「どうもありがとう、ミユキちゃん」

そのときのシンジの笑顔は少しかげりがある以外は、昔と変わらない。

目を細め、少し首を傾げるクセはあのときのままだった。

シンジは背中を見せ、仲間の待つグラウンドに走って行く。

背番号の1が昔の記憶とダブり視界が滲む。

たった二年しか経っていないのに総てが変わってしまった。

だが決して変わらないモノもある。

「・・・やっぱり変わってなかったかな・・・」

薄く滲んだ涙を拭い、ポツリと呟いた。

 

「あ〜っ!! こんなところにいた!!」

と、突然こまくが破れんばかりの大きな声、親友ノゾミが現れた。

見つけるや否や一気に間合いを縮める。

「ちょっと今までどこに行ってたのよ、探しちゃったじゃない!」

目と鼻の先まで近づいたとき、クンクンとノゾミのハナが動いた。

「むっ・・・なんだか薬品クサいわね」

「そ、そんなことないよ・・・」

慌てて否定するが目が泳いでしまっているのに気づかない。

だがそれ以上にノゾミの感覚は凄かった。

「シップの匂い?」

ハナの性能が良いのか僅かな匂いも見逃さない。

犬並の嗅覚とでも言おうか、ノゾミの鋭さには毎度のことながら驚かされる。

「ミユキはそんなの張ってないし・・・となると誰かを手当てしたってことか。 で、誰なの?」

親友に突っ込まれ、ミユキの頭に保健室でのことが思い出される。

 

 

 

 

 

シンジの腕を掴んで保健室に引っ張っていった

 

 

 

 

 

保健室で2人っきりだった

 

 

 

 

 

右ヒジを手当てしていたとき、少し逞しくなっていたことに気づいた

 

 

 

 

 

お礼を言われたとき、あのとき向けられた笑顔は自分だけの物だった

 

 

 

 

 

ポポポっとミユキの頬が桜色に染まる。

その変化にピーンときて、ノゾミから含みのある笑いが漏れた。

「な〜るほどね。 どうりでトゲトゲしいのが無くなってるはずよ」

「な、何言ってるのよノゾミっ! わた、私はたっ、ただ・・・」

「ミユキったら全っ然変わんないわねぇ」

ノゾミはニヤニヤとからかって遊ぶ。

「違うってば・・・」

「ふ〜ん、違うんだ」

「・・・・・・・・・」

ミユキは耳まで真っ赤にしてしまう。

こういうところは普通の女のコである。

だが場合が場合なだけにノゾミは転じてキリっと気を締めた。

「ま、それは置いといて・・・ さっきのコ、綾波さんなんだけど」

レイの名が出ただけでミユキの顔はムスっとし、先ほどまでの浮かれた雰囲気から豹変する。

「あのコの話なんて聞きたくないっ」

「聞きたくないってアンタ小学生じゃないんだから」

「イヤよ、あんな・・・レイにそっくりなコなんて・・・」

親友であるにもかかわらず、自分の目を疑ってしまうほど似ている綾波レイ。

違うのは六分儀レイが欲しいと願ったモノを総て持っているところだった。

「とにかくあのコのことは聞きたくもないし話したくもないの。 私帰る」

綾波レイの総てがイヤなのか、その話題から逃げようと、ノゾミに背中を見せて離れていく。

だがミユキを引き留めるのは簡単だった。

ノゾミはあらかじめ用意していた言葉を口にした。

「じゃ聞きたくないんだ。 私たちが知らなかった六分儀シンジとレイについて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽が地平線の彼方に沈もうかという時間、第壱高校の練習は終わりを告げる。

だがグラウンドの片隅で話し込んでいる部員たちがいた。

「Vスライダー? なんだそりゃ?」

フジオが新しく身に着けた変化球が一石を投じている。

かなりマイナーらしく誰も知らなかった。

「つまり縦に曲がるスライダーなんですよ。 ホラっ、ここに書いてある!」

一冊の野球の本を取りだし、タグが着けられているページを開いた。

何度も読み返していたらしく、本の端は手アカで汚れている。

「ゲっ、ホントだ・・・スライダーって言っても種類があるんだな」

ムサシが食い入るようにそのページを見る。

どうやら信じていなかったみたいだ。

予選のとき敵が投げてきた高速スライダーでさえ、あのとき初めて存在を知ったのだから無理もないだろう。

「まだ僕たちには知らない変化球があるんじゃないのかな」

ケイタの言う通り変化球と一言でいってもその数は多い。

一般的に知られているカーブにシュートにスライダーやフォークだけで4種類。

それに似たスローカーブ、高速スライダーにVスライダー、S・F・F・B、さらにチェンジアップ、アンダースロー専用のシンカーにスクリュー、投げたピッチャーにも判らないナックル、一応スローボールもスピードが変化するので変化球に入る。

これだけ種類があると打つ方は大変である。

基本的には打つボールを絞ることになるが、勝負は相手バッテリーとの読み合いになってくる。

全国区の闘いの場である甲子園になると変化球の種類も多くなるか、もしくは変化のキレが違ってくる。

 

「みんな何話しているの?」

右ヒジの手当てが終わったシンジがムサシたちのところにきた。

「シンジか。 右ヒジは大丈夫なのか?」

「うん、この通り大丈夫。 初めて投げるフォームだったからヒジに負担がかかったみたい」

「シンジも新しいボールを投げるのかよ?」

2人のピッチャーが揃って新しいボールの開発に精を出していることに驚いた。

しかも開幕までもう何日も無い切羽詰ったときにである。

「フジオ君、新しいボールを身に着けたんだ」

「Vスライダーっていうんですよ」

「なにそれ?」

シンジも知らないようだった。

 

「そうだシンジ、綾波はどうしたんだ? 一緒じゃなかったのか?」

ムサシが何か足りないと思ったらレイがいなかった。

ヒジの調子がおかしいのにそばに着いていないのはやはりヘンだ。

だがシンジは全く知らないといった感じの顔を見せていた。

「綾波? ・・・会わなかったけど」

「綾波は保健室に用があって行ったのに、なんで会ってないんだ? だったらヒジは誰に診てもらったんだよ?」

「それは・・・」

その問いにミユキに診てもらったことが思い出される。

しかし、なぜか言葉に出なかった。

誰もがシンジの答えを待つ。

「バカだなムサシ、保健の先生に決まってるじゃないか」

「・・・それもそうだよな」

ケイタがもっともな答えを出したお陰で、その話は終わった。

だがレイが戻ってきていないのは変わらない。

そして少し考えた後に、シンジが探しに行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私たちが知らない六分儀シンジとレイ・・・?」

「最期になった旅行のときレイがね、ちゃんと自分の気持ちを伝えてたの」

シンジの受け売りだが、レイから聞いた総てのこと。

だが六分儀レイという少女を知る者としては、にわかに信じられなかった。

現状を維持し、自分の想いを抑えていた六分儀レイが兄に想いを伝えた。

「告白したそのときはダメだったらしいわ」

結論だけを簡潔に述べる。

「そのときはって、どういうことなの?」

「結局どっちが好きだったのか判らないのよ。 うぅん、どちらも選べなかったのよ」

ノゾミはレイから聞いた事故のことを話していく。

 

「レイに告白されたとき、碇さんの心にはアスカさんがいたんだと思う。 だからレイの想いに応えられなかった」

兄妹という関係だけでなく幼馴染みというアスカがいたために叶えられなかった。

「でも、最期のときだけはアスカさんの入り込む隙はなかった」

シンジがレイを助けに行ったときにアスカが見た絆は兄妹なんて言葉ではくくれない。

少なくともアスカはそう感じている。

「で、レイが死んで、怒りの矛先がアスカさんに向いた」

2人の絆がなくなってしまったとき、総てが狂い、シンジの想いの行き場はなくなった。

その原因がアスカにないとは言い切れない。

ゆえに怒りの対象がアスカに移り、そして家族すべてを失ったシンジは碇夫婦に引き取られた。

「話の大筋を聞く限り、やっぱりこう考えてもおかしくないわね」

 

ミユキとノゾミが聞いてきた今までの話では、いくつか情報が欠けていた。

トウジたちが一緒に居合せたヒデユキから聞き、そこからミユキやノゾミに伝わったのだが、レイが気持ちを伝えていたところはシンジとアスカしか知らない。

しかもシンジは第3新東京市に行き、アスカはそのときのことを話したがらなかった。

総ては闇の中に押し込められてしまった。

そしてノゾミは話を総合して結論に至る。

「レイが死んだ原因はアスカさんにあったかもしれない。 でも碇さんがアスカさんを憎んでるのは『妹』の死が原因ではなくて、『好きだった人』の死が原因じゃないかな」

それなら今まで考えてきたことより納得がいく。

妹の死が原因ならば、アスカのことを好きだったのであろうシンジはアスカを憎まなかったかもしれない。

だが人の死は総てを狂わせる。

それが好きだった人ならばなおさらである。

「じゃあレイのことがまだ好きなんだ・・・」

「それは間違いないんじゃない? でなければアスカさんを憎む理由が見つからないわ」

「だったらあのコは・・・やっぱりそうだったんだ・・・」

ただ綾波レイに六分儀レイを重ねているだけ−−−

ミユキは思ったことを口に出せなかった。

 

「ミユキ・・・アナタ、泣いてるよ」

ノゾミに言われて初めて気づいた。

次から次へと涙が溢れ、拭うのも忘れていた。

「あれ、おかしいよ・・・止まらない・・・」

ノゾミは総てを見透かすような目で親友を見る。

「やっぱりアナタもまだ・・・」

「違うっ!」

ノゾミが言いかけた言葉に過剰なまでに反応する。

「私は・・・だってレイがあんなに六分儀さんが好きだったのよ! 六分儀さんだってレイのことが・・・」

「だったらなんで泣いているのよ?」

「・・・私、なんかじゃ・・・」

ミユキの言葉が次第に弱まっていく。

 

 

 

 

 

ノゾミには判っていた。

 

 

 

 

 

「くやしいのよ。 死んでもなお愛されているレイがうらやましいのよ」

 

 

 

 

 

おそらく六分儀レイも知っていた。

 

 

 

 

 

「違う・・・」

 

 

 

 

 

口にはしなかったが、多分、親友同士には判っていたミユキの心。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今でも好きなんでしょう? ・・・六分儀シンジが・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと押し込めていた想いがここにもあった。

六分儀レイと惣流アスカがいたせいで叶わぬ想いを奥深くに封じ込めた。

鈴原ミユキもまた、六分儀シンジに恋をしていた。

 

 

淡い初恋を想い出す2人・・・

そしてそれを聞く者がいた。

「やっぱりあのコも好きなんだ・・・」

綾波レイがその想いを知った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「綾波!」

シンジがレイを見つけた。

あれからしばらく経っていたのか、ミユキとノゾミはいなかった。

「今までどこに行ってたんだよ」

色々と探しまわったのか、シンジは息を切らせていた。

「アハハハ・・・ゴメンなさい、ちょっと物珍しさがあったからつい」

「心配したんだよ」

少し怒った風な顔になる。

気にかけ、想ってくれている証でもあり、すまないと想うと同時に嬉しくも想う。

ザワ・・・

だがレイの心に不安が湧き上がった。

今日1日だけで色々なことを知った。

未だシンジの心の大半を覆う六分儀レイ。

それを知っていても惣流アスカはシンジだけを想う。

そしてもう1人、六分儀シンジに恋をした少女がいた。

 

「ねえシンジさん・・・私のこと、好き?」

返ってくる言葉は判っていたが、レイは思いつめた顔でシンジの心を知ろうとする。

「なっ、何言ってるんだよっ」

「お願い・・・答えて下さい」

向けられた黒い瞳の中にある種の決意が見える。

「・・・す、好きだよ・・・」

やっとの想いで口にした言葉。

恥ずかしくてレイの顔をまともに見れなかった。

しかしレイは逃がさない。

「ホントですか・・・信じていいんですよね・・・」

頼りなくすがりつくような弱々しい声。

未だ六分儀レイへの想いが消えることはなく、自分は代わりであるのかと思えてくる。

不安で押し潰されそうだった。

「好きだよ、綾波・・・」

シンジの目に映るレイの顔は不安でいっぱいだった。

カガミのように自分の姿が見えるのに、会ったこともない六分儀レイと重なる。

シンジの心に住む六分儀レイの存在が不安や恐れ、怖さといった感情をあふれ出させる。

「だったらお願い・・・キスして・・・」

レイは確かなモノ、温もりが欲しかった。

そっと目を閉じ、唇を差し出す。

ゆっくりと近づいてくる温もりを肌で感じる。

「ん・・・」

優しく触れた唇と唇。

 

 

そのときの口付けは涙の味しかせず、心地好さはなどはなかった。


第七拾八話  完


 

落書き

最近、めっきりと頭が回らなくなってきました。

お陰で話がまとまらず、おまけに79話がまだできてない。

テキストサイズもどんどん小さくなってくるし、ひょっとしたらいつかオチるかもしれない・・・

でも予告だけはしっかりするんですけどね(笑)

 

 

――― 予告 ―――

 

葛城ミサトよん

 

ややっ、シンちゃんって意外ともてるのね

 

あれで女心が判ったら、もうちょっと好い男になるのに

 

ハッ・・・となると状況が変わって、この話もなかったかもしれないわ・・・

 

さて、次回は甲子園の組合せ抽選会が行われるわ

 

例によってミユキちゃんとノゾミちゃんの話は伸び伸びね

 

 

 

 

次回

大切な人への想い

 

「運命の日」

 

注) 予告はあくまで予定です






sugiさんの部屋に戻る/投稿小説の部屋に戻る
inserted by FC2 system