* 愛と爆炎の聖誕祭 *

吉田




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4.高ビー女に知らせますか?
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アスカ:「ちょっと!この高ビー女ってのは誰の事よっ!!」
トウジ:「決まっとるやんか・・・・・・・・・」
レイ :「・・・・・・・・・・・・・・・・・旧版」
シンジ:「綾波、君がなに言ってるんだかわからないよ・・・」
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「洞木ヒカリさんね。」

下校途中、ヒカリはアスカと別れて自分の家に向かっている途中に自分の名前
を呼ばれて振り返った。

そこには真っ黒い車体に白くNERVとでっかく書かれた車が停まっている。
その隣には女性が一人立っていた。

車の隣でこちらを見ながらニッコリと微笑んでいたショートカットの女性は、
ヒカリの側まで来ると自分の身分を名乗った。

「はじめまして洞木さん。私はNERV技術開発部技術一課の伊吹マヤ二尉。
これからちょっと付き合って欲しいところがあるんだけどいいかしら?」

鈴原トウジという名前が脳裏を横切った。


NERV・・・

その言葉はヒカリにはいい印象を与えなかった。

この街でおきた数多くの悲劇と惨劇・・・・・・・・・・・・・
どれも記憶に生々しい。


「あたしに何のようですか?」

それでもヒカリは礼を失しないように出来るだけ丁寧に訪ねた。

伊吹マヤはその言葉の裏にあるものに気付いたのだろう。
彼女は口元を引き締めると申し訳なさそうに、しかしキッパリと言った。

「私達に協力をして欲しいの。」

再び、鈴原トウジという名前が脳裏を横切った。


エヴァ・・・・・

その名前もヒカリにいい印象を与えない。

それの起こした悲劇の数々は、そのどれもが耳を覆いたくなる様な物だった。


伊吹マヤは続ける。
「用件はここでは言う事はできないわ。でも、もし嫌なら断っても構わない。
その時は別の人の頼む事になるけど。相田君か、もしかしたら鈴原君に・・・」


NERV、エヴァ・・・・・・
そして、鈴原トウジ・・・・・


そしてヒカリは肯いた。



そして数分後。
ジオフロントにある、とある場所。

薄暗く、乱雑に物が散らかされた部屋の中に連れられ『ちょっと待ってて』と
言われたものの、一人でいるにはあまりにも暗すぎる部屋に閉じ込められ、不安
な面持ちで誰かを待つこと数分、勢い良く空気の抜ける音が響き、今まで壁だと
ばかり思っていた部分がゆっくりと開いてゆく。

中から目の下に特大の隈をつくった金髪美女と、ここまでヒカリを連れてきた
伊吹マヤの二人が入ってきた。

見るからに脱色した金髪の女性は、以前ミサトの昇進パーティーの時に一度会
った事がある赤木リツコ。ただしあの時はもっとにこやかで人当たりの良かった
はずだと記憶している。

今のリツコはその時とは正反対で、見るからに疲れ、不機嫌そうだった。

良く見れば伊吹マヤも目の下に同じような隈があり、一体二人は何をしていた
のだろうと考えていると、リツコが声をかけてきた。

「洞木ヒカリさんね。前に一度会った事があったわね。」
「はい。」
「あなたを呼んだのは他でもないわ。一つ頼まれて欲しい事があるの。」
「な、何でしょう?」
「今、NERVでは一つのある一大行事が行われているわ。」
「は、はぁ・・・・・・・・・・・」

いきなり話し始めたリツコにヒカリは戸惑いを隠せなかった。
しかし、とっとと事を済ませたいリツコは、そんなヒカリに気付きながらも構
わずに話し続けた。



過去、NERVにおいて一つの賭けが行われていた。

賭けの内容は至って簡単、
『碇シンジはあの二人のどちらを選ぶか?』

その賭けは碇司令の黙認の元に密かに行われ、決して目立つものではなかった。

だが、それはある一つの些細な事件をもって破られる事になる。

どこかの誰かが、NERV内に設立され、会員数においてはSILFに僅差で
及ばないものの、その実力においては日本最大にして最強の碇シンジファンクラ
ブである『碇シンジ公平分割機構』にその賭けの事を漏らしたのだ。

もともと諜報部や保安諜報部の女性職員も多く加盟する『碇シンジ公平分割機
構』にこの賭けが露呈すのは時間の問題だったとはいえ、それが引き起こした影
響は大きなものだった。

碇シンジはみんなの物、と唱える彼女(若干少数が彼)らにとって、エヴァの
パイロットの二人にその占有権を与えかねないこの賭けは危険なものに写った。
彼女達は賭けの廃止を訴えるも、一般の職員の『俺達の楽しみを奪うな!』など
の激烈な反対にあい断念。妥協案として、あの二人のどちらか、ではなく第3新
東京市に在住する住民全て(男性含む)についてその賭けの対象とする事で一応の
決着がついたかに思えた。

が、その賭けが『碇シンジが二人のどちらを』から『誰を選ぶか』となっても、
本命がエヴァのパイロット二名から多少なりとも外れる事はなく、ひがんだ彼女
達は賭けの胴元に『選ぶ、とは具体的にどのような事を意味するのか?』などと
いちゃもんを付けた挙げ句、胴元から『彼が告白する事、もしくは誰かからの告
白を承諾する事』と言う返答が出た途端、『SI公平分割機構』の98%以上と、
機構に加盟する事を躊躇っていた女性または男性職員が碇シンジを暗がりへ連れ
込み、ビデオカメラやテープレコーダーさらには血判状を片手に碇シンジに告白
を繰り返すという事態が起こった。

彼らがただ純粋に、愛の為に既成事実をつくってシンジを我が物にしようとし
たのか、それとも金の為だけにそれを行ったのかは判然としない。
しかし、気弱なシンジが彼らの『友達から始めましょう』『今度一緒に買い物
行こう』『日曜日につき合ってくれない?』などの強い要求を断れる筈もなく
『碇シンジは[私、あたし、俺、僕]を選んだ』と主張する者が大量発生した。

これでは賭けが成立しない上に、シンジが度重なる圧力と極度の緊張を強いら
れた挙げ句にノイローゼの兆候を見せ始め、ここに来て事態を重く見た胴元側は
急遽事態の収拾を図るために特別実行委員会『愛の鞭』を編成。即時に大幅な賭
けの修正案を制作、即日行われた討議の上、即座に受理された。

その修正された賭けの内容の主要な項目は二つ。

碇シンジに『選ばれる』という事に関する決定は、当人の要求に対する対象の
返答いかんに関わらず、碇シンジとの心理的な距離が賭けの行われる直前の距離
から最も近づいた者に与えられる事とする。また、最も心理的距離の近づいた者
を判断するのは公正を規す為にスーパーコンピューターMAGIに委ね、一切、
人の手を介しない事とする。

賭けは『愛の鞭』委員会(以下、当委員会)の設定する環境の元で、当委員会
が定めた時間内で行われるものとする。また賭けの対象となる人物は当委員会が
選ぶ事を原則とするも、委員会の設定する環境に意図せずして入り込んだ者も原
則として賭けの対象とする。


リツコにとって大不幸だったのは、この賭けの判断をMAGIに任せるために
『愛の鞭』委員会の議長をつとめる加持リョウジがNERV総司令官、碇ゲンド
ウにMAGIの新たなシステムの追加を要請し、どういう訳かそれが正式に受理
されてしまった事にある。

ある日、リツコがNERVへ出勤してみると、正面玄関入り口の掲示に『MAG
I担当係官は全員、午後1時に第一統合電子計算機室に出頭』の張り紙がしてある
のを発見。仕事の都合で少しばかり遅れて行ってみるば、加持が統合的エキスパー
トシステムともいうべきMAGIに存在しない、新たなエキスパートシステムを制
作する旨の連絡をしていた。


そのエキスパートシステムとは、なんと『恋愛』。

物理、化学、数学、生物、歴史、言語、戦略、戦術、医学、政治、経済、法律、心理学・・・

ありとあらゆる分野のエキスパートシステムであるはずのMAGIには存在し
ない『恋愛』の専門知識。人格移植OSを使用しているために全く判断がつかな
いわけではないが、いかんせん人ひとりの経験で『心理的距離』を図るなど意見
の偏りが出てしまう恐れがある。

しかも相手は中学生。泥まみれ汚物まみれの恋愛経験を積んだMAGIの不潔
な擬似人格達がそれを判断するには、あまりにもいろんな意味で酷と言うものだ。


よって、碇司令の承諾を得る事となり、MAGIを『恋愛』の専門家とするた
めの『恋愛』エキスパートシステムの制作が始まる。

赤木リツコという名の一人の科学者をその責任者として・・・・・・



だが不幸中の幸い。今時めずらしい中学生レベルの純情かつ純粋な恋愛に関し
ては非常に心強い助手、伊吹マヤ25歳がリツコの隣にいた。

リツコは、初っ端から『恋愛のESなんてどう作りゃいいってんだぁー!』と
やるせない思いに身を震わせていた時、マヤから『恋愛小説、読んでみます?』
と声をかけられて天啓を得、恋愛小説、少女漫画、レディースコミック、恋愛ド
ラマ、恋愛映画、その他各種。恋愛と名のつく物は過去から現在における全作品
を特務機関NERVの名のもとに各出版社から徴発。実に数十万点に及ぶその大
量の作品群を、閑職について暇を持て余していた従業員数百名を各部署より徴用し
その全作品の内容をMAGIにインプットするように命令する。

彼らはかつて無いほどの突貫作業を強要され、約一ヶ月を経てその作業を終了
させ、後に『NERV四大奇跡』の一つに数えられる程の偉業を成し遂げる。

だが被害は甚大だった。
約90名の職員が作業の間に辞表を提出(但し受理されたのは全作業終了後)。
26名が夜中に抜け出して失踪し、行方不明、現在諜報部が大捜査線を展開し、
行方を捜索している。そして15名が女性を見ると例外無くお目めキラキラで背
景に巨大な薔薇の幻覚が見えると訴え、現在も診療所で心理カウンセリングを受
け続け、さらに3名が発狂し、うち2名は現在、精神病院で拘束衣を来て入院中
であるが、残りの1人は、取り押さえようとした保安部の人間を倒してセントラ
ル・ドグマに逃げ込み、行方不明。彼の救助に向かった捜索隊は帰ってこなかっ
た。現在は諜報二課が特務レンジャー部隊を編成して捜索にあたっている。その
うえ、症状には潜伏期間があるらしく、作業終了から二ヶ月以上経った今になっ
て全くの健康な状態だった者が突然幻覚や精神異常を訴える事件が続出している。


それはそれとして次の段階として、この一ヶ月の睡眠時間が60時間を切るよう
な生活を送っていたリツコは既に逝ってしまった笑いを浮かべながらNERV内で
目下熱烈な恋愛中の職員をリストアップし、彼らを諜報部と保安諜報部の合同作業
による24時間体制の極秘の監視下に置き、その行動を観察、記録。やはりMAGI
にインプットする。

その作業と平行し、民間人より恋に恋する女子中学生30名、恋愛には小慣れ
た女子大生30名、泥沼の恋愛を経験したOLを30名をバイトとして雇用し、
それぞれを『純愛』班、『コナレ』班、『ドロドロ』班に分け、MAGIにイン
プットされた情報に、主観に基づいた恋愛評価点を付けるという作業に入る。


その中で、諜報部に私生活を覗かれたとNERVを訴える女性職員を腰を低く
してなだめるゴツイ黒服の姿や、あまりにも甘い生活を送る同僚に嫉妬の炎を燃
やした保安諜報部員が同僚の女を我が物にしようと様々な陰謀を企てる『ジャイ
アン事件』、自主制作ビデオと称して同僚の夜の生活を某ビデオショップに売り
込みに行くが偶然一番最初にそのビデオを買ったのがその同僚本人だった事から
一連の喜悲劇を呼んだ事件、『純愛』班の担当になった保安部員が彼女らの態度
に切れ『人生を舐めるなぁ!!』と怒鳴り、泣かせた事件。『コナレ』班の人を
人とも思わない言動に傷心の余り自殺未遂をおこしたハゲで独身の中年職員や
『ドロドロ』班の話を聞く内に人生に絶望、宗教に走った若き新人職員などなど、
数多くの喜悲愛憎の生々しい人間ドラマが繰り広げられた。



そうして製作開始から二ヶ月後。
エキスパートシステム『恋愛 Vol 1.02』が完成する。

その時点でリツコは、シンジとわずかでも関わりのある第三新東京市の全市民
をリストアップ、諜報部の掻き集めたありとあらゆる情報をもとに、テストを兼
ねて現時点でのシンジとの『心理的距離』を測る。

この段階で最もシンジと近かったのは大方の予想通り葛城ミサトだった。
二番目は鈴原トウジ、3番目に僅差で相田ケンスケがつけ、これもまた大半の
ものが予想した通りだったが、約一名、伊吹マヤがその意味を取り違えたのか、
「キャッ」と言って頬を赤らめたが、誰もその誤解を解こうとはしなかった。

4番手には綾波レイ、そして僅差で惣流アスカ。
レイが登場した時にゲンドウが小さくニヤリと笑ったのを目にしたのは冬月だけ
だった。が、彼は何か恐くてその意味を尋ねる事は出来なかった。

その後にズラーーーリと並んだ数千人のその他大勢の名前、名前、名前・・・・・
シンジは以外にも顔が広かったというのが委員会全員の統一した見解だった。

噂では『SI公平分割機構』においてこの順位が非常に大きな影響力を持ち、
内部の権力構造を大きく変えさせたとも聞かれるが定かではない。


そして、全てのデバッグの終わった今日。
この新しい制度とシステムの下で最初の賭けが行われようとしていた・・・・・・・


と、言うような事を、リツコは色々脱線しながらヒカリに話していた。


「・・・・・そんな、それで私にアスカ達を賭けの対象にしろって・・・」
賭けの内容を聞かされたヒカリは、唖然としながら聞き返した。

「違うのよ、ヒカリさん。私達があなたに頼みたいのはアスカやシンジ君があな
たや、他の人の家に逃げ込んだりさせない事。既にNERVの職員には徹底させ
てあるから、残るは学校の友人達って事になるの。」
「それって外泊させるなって事ですよね。やっぱり賭けの対象にしろって事じゃ
ないですか。」
リツコは寝不足のためヒカリのツッコミをかわす事が出来ない。

だから聞こえなかった事にした。
「ヒカリさん。これを見てちょうだい。」

そう言ってリツコは指を鳴らした。
するとさっきまで壁だと思っていた扉に巨大なスクリーンが映し出された。

「これは・・・・・・・・・・」

ヒカリは驚きながら呟く。
そのスクリーンにはヒカリの知った顔が大量に並んでいた。
アスカやレイは元より、自分自身にトウジにケンスケ、リツコやマヤ、その他に
もNERVの職員として紹介された事のある幾多の人々の顔が様々な数字と一緒に
映し出されている。
しかし、その中にシンジの顔が無い事に気付いた。

「これがなんだかわかる?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・賭けの対象者、ですか?」

自信なげに呟いたヒカリに、リツコはニッコリと笑いかけた。

「その通り。頭の良い子は好きよ。顔の右下を見て。数字が並んでるでしょう。
これが現在の賭けの倍率を示しているわ。」

ヒカリはその言葉に驚き、少し赤くなりながらも聞き返す。
「あの、どうして私にこれを?」

リツコは真面目な顔に戻るとヒカリを試すかのように正面から見つめた。
「この賭けはね、ヒカリさん。委員会が設定した環境内に誰が入るか、という事も
賭けの一部となっているわ。つまり、予想した人間が環境内に入ってこなければ
その時点でその人は負けた事になるの。これがどういう意味か分るかしら?」

ヒカリは申し訳なさそうに首を振った。
リツコは気にする事はない、と言うように少しだけ微笑んだ。

「あなたはもうその第一段階以上の答えを知っているという事になるのよ。」

目を数回パチパチさせ、一瞬後にその言葉の意味に気付いた時、ヒカリは
思わず椅子を蹴って立ち上がっていた。

「私にこの賭けに参加しろって言うんですか!?」


「落ち着いてヒカリさん。」
リツコは両手を伸ばしてヒカリに腰を下ろすように言った。
渋々ながらもそれにしたがったヒカリはリツコを睨み付けた。

「私は参加しません。」

リツコは肯き、そして言った。

「それはあなたの自由にしていいわ。でも払い戻し金額を見てちょうだい。
アスカとレイが異様に払い戻しが少ない事がわかるでしょ。これはね、賭けの
第一段階を確実に突破できると予想できる対象者が彼女達以外にいなかった
からなのよ。」

「だからなんだって言うんですか。」
彼女は憤りを隠そうともせずに突っぱねた。

「彼女達以外の対象者の払い戻しはどれも100倍を超えているわ・・・・・」
「だ、だから何なんですか・・・・・・・・・・」
「たった100円払うだけで、何と1万円にもなって戻ってくる・・・・」
「・・・・・だ、だから?」
「しかも、あなたは誰も眼中に置いていなかった別所ナツミという女学生も今回
賭けの対象になることを知っている。彼女の場合は実に550倍以上。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「たった100円が5万5千円に。1000円だったら55万円に。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そして、あなたはどういう環境に彼らが置かれるか知っている。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「これはね、シンジ君がいつまでも優順不断な態度ではいられない事を彼に
教える為の一つの計画と考えなさい。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの・・・・・・」
「あなたの親友であるアスカも、シンジ君にははっきりした態度を取ってほしい
と心の中で願っているはずよ。」
「・・・・・・・・・・あの、あたし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そうね、確かに友達を売るという卑劣な行為にも見えるわ。でもね、ヒカリさん。
これは誰かがやらなくてはいけない事なの。分かってくれるわね。」
「あたしは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もし、親友の為に誰かがそれをやらなければいけないとしたら、
それをやるのは親友としての義務なのかもしれないわ。」
「義務・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ええ、もちろん誰も強制はしない。でも、あなたになら出来る事。
あなたにしかできない事でもある。よく考えてちょうだい・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





そして彼女は悪魔に魂を売り渡す。


己の欲望と引き換えに・・・・・・・・・・・・


悪魔との契約の代償は自分の魂、その事は知っていたはずなのに・・・




<つづく>


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