10年経って...(前編)
 
 
 

「ママ〜、誕生日おめでとう」

私も今年で24になる。あの忌まわしい出来事からもう10年が過ぎ、世界もセカンドインパクトの前とはいかないが、平穏と活気を取り戻していた。サードインパクトで10億まで減った人口も、ここに来て増加の傾向を見せている。

私の前では、今年6歳になった娘のアイが、可愛い声でハッピーバースデーを歌ってくれる。その横にはファースト、いや、今ではお互い名前で呼び合うようになったレイが、アイの歌に合わせて手を叩いている。

これを幸せと言うのだろう。

アイ。私が17の時に生んだ娘。色の白さや、顔の輪郭は私によく似ている。でも、その髪は艶やかな黒色、そしてその瞳も黒曜石の様な深い黒色をしている。まるで父親のように...

法律で言うところ、アイは非嫡出の子である。早い話が私生児だ。周りの者達に対して、精子バンクから精子の提供を受けて授かった子だと説明してある。この説明は私自身の生い立ちもあり、周りの者達は信じているようだ。

アイの出生に関して、本当のことを知る者は数少ない。ここにいる綾波レイは真実を知るその一人だ。後は私の元保護者だった葛城ミサト、今は加持ミサトだが、加持リョウジ、赤木リツコの3名だろうか。実のところアイは男性との自然な交わりで授かった。

自然な交わりとは言ったが、それは行為自身のことで有り、その時の私たちの気持ちは、とても自然なものとは言えないものだった。私はあこがれの人の結婚にショックを受け、手近に居た男に抱かれることでそれを忘れようとした。別に誰でも良かった...男の方はどう思っていたのだろうか...今となってはそれを知ることは出来ない。なぜなら男はアイが生まれる前に私たちの元を去ってしまったからだ。多分私たちの間に子供がいることすら知らないだろう。

男が失踪した直後、ネルフは総力を挙げてその後を追った。そして判ったことはその男が日本を出て西アジアに向かったことだけだった。ネルフによって出国の制限を受けているその男が、どうして日本を出ることが出来たのかは今をもって判らない。ただ判っているのは、その男が自分の意志でここを離れたと言うことだけだ。

私はそのままネルフに残り、E2計画とでも言うのだろうか、表向きは残されたエヴァの残骸を生物学的側面で分析していた。しかしその実体は、サードインパクトを理論的に解明すると言うことに勢力を注いでいた。

綾波レイも同じくネルフに残り、私と同じ研究をしている。チームのリーダーは赤木リツコがしている。加持夫妻も同じくネルフに残ったが、彼らはネルフの業務の極秘性から必要となる保安・諜報活動を統括していた。何人かのオペレータ達もネルフに残って研究を続けていた。

つまり私の周りの環境は、14のあの頃とほとんど変わっていないと言うことだ。ただ一人の存在を除いては...

「ママー、ろうそく消してよ、ろうそく、ろうそく」

アイは部屋の明かりを消し、無邪気に私にねだってくる。この子は昔の私と違って、素直な心で成長してくれた。その笑顔が、私の意地で凝り固まった心をとかしてくれる。私は律儀にも24本たてられたケーキのローソクを一息で吹き消した。

「ママ、すご〜い」と騒ぐアイの声だけが部屋の中に響いていた。
 

                                                             ***
 

「アイちゃん、もう寝たわよ」

レイが泊まっていくと言うことで、レイになついているアイはお風呂をレイと一緒に入り、私がお風呂から上がる前に眠りに落ちていた。無理もないだろう、今日はあんなにはしゃいでいたのだから。

「お茶にする、お酒にする」レイはお風呂からあがってきた私にそう声をかけた。

「お酒にしない。私が準備するから」私はバスローブから、薄手のネグリジェに着替えるとキッチンへと行った。そして食器棚からオールドファッショングラスを取り出して、グラス一杯の丸氷をそれに入れた。

「レイはロックで良いのよね」私の問いに、レイはこくんと頷いてそれに答えた。私はThe Granlivetの瓶を小脇にかけると、レイの居る居間に戻った。「氷は後で持ってくるから、手酌でやってよね」そう言ってまだ封の切っていないボトルをレイの前に置いた。

薄い琥珀色をした液体がお互いのグラスを満たしたとき、私たちはどちらからともなく乾杯をしようと言うことになった。

「なんに乾杯する」レイがわたしを見つめてそう言ってきた。

「美人の私たちのやもめ暮らしにで良いんじゃない」それに対する私の答え。

「味気ないわね」

「そんなものよ...んじゃ乾杯〜ぃ」

チンとグラスをならし、アタシたちは乾杯をした。のどに流れ込む琥珀の液体の甘みがおいしい。アタシたちは黙ってグラスを重ねていた。

「あ〜あっ、こんなんじゃあもうミサトのことは言えないわね」私は見る間に残りが少なくなったボトルを手に取りそう言った。

レイは「どうかしたの」と言った顔で私のことを見つめる。

「前に一緒に住んでいたときのミサトを見て、こんな酒飲みになるもんかって思っていたの。でも今では立派な大酒のみ...人は変わるものねぇ」あたしはグラスに新しい氷を入れると、その琥珀の液体をそれにつぎ足した。

「寂しいんでしょ、あなた」レイはあたしの瞳を覗き込んでそう言った。

「お酒を飲んでいる訳?う〜ん、そんなこと考えたことがなかったなぁ。ほら、アイが生まれたおかげで忙しかったじゃない。だからかな、寂しいと感じる暇がなかったわ」レイの手元からボトルを奪い返すとなったグラスにそれを注いだ。

「アスカは結婚しないの」レイは私からボトルを奪い返すと、自分のグラスに中身を注ぎ込もうとした...が、私のさっきのが最後だったようだ。

レイが恨めしそうにボトルを見つめているのがおかしくて、私はつい吹き出してしまった。

「笑うことはないでしょ」

冷たい、刺すような抗議が何故かその場に似合わなくて、私は笑いが止まらなくなり、ついには大声を上げて笑ってしまった。

「静かにしなさい。アイちゃんが目を覚ますわよ」レイのその言葉に、ようやく私は笑いの衝動を抑えることに成功した。

「ふーっ、ごめんなさい、レイが空瓶を恨めしそうに見ているのがおかしくて...新しいのを持ってくるから待っててね。同じ奴で良いでしょ」またしてもレイがこくりと頷いたので、私は同じウイスキーの瓶を抱えてきた。

レイはその瓶を受け取ると、嬉しそうにグラスに液体を注いでいた。

「そう言うアンタこそ結婚しないの。いい寄ってい来る奴はたくさんいるじゃない。鈴原あたりなんてどう。結構あいつ良い奴よ」あたしはレイからボトルを受け取ると自分のグラスにつぎ足した。

「・・・私は結婚はしないわ。あなたも私の体のことを知っているでしょう」レイは手に持ったグラスの中の液体をじっと見つめそう言った。「わたしは子供を産むことが出来ないもの」

「それでも良いって言う人だっているわよ」私はレイにそう言った。

「知ってるわ、世の中にそう言う人が居ることも。でも私の周りの人たちは、私が子供を産めないことを知らない。その特殊な事情も知らない。だから私はあの人達と結婚するわけにはいかないの」レイの感情を隠した声が響く。

「そうね。事情を知られるわけにはいかないわね」レイの事情、それはネルフの持っている秘密の根幹をなしている。それをおいそれと口に出すことは出来ない。多分レイはその秘密を一生守り続けるのだろう。

「それよりアスカはどうするの。つき合っている人は何人かいるんでしょう。アイちゃんのためにもお父さんが居た方がいいんじゃない」レイは視線をアイの寝ている方に向けてそう言った。確かにアイには父親が必要なのだろう...でも。

「確かに何人かはボーイフレンドは居るわよ。でもそれだけ。彼らに対して性的な興味を持ったこともないわ。退屈しのぎにお食事をするぐらい」私はアイのお陰で満たされている。アイに父親と言うことを考えたことも有ったが、そんな理由では続いていかないと思ったことも事実だ。

「忘れられないの」レイは琥珀の光をたたえたグラスの見つめ、ぽつりと言った。レイが何を言いたいのか私には分かる。もう何年もの間お互いで交わされていた問いかけ。

「もう忘れたわ」いつも吐かれる私の嘘。「そう言うレイこそ待っているんでしょう。アイツが帰ってくるのを」

レイは黙ってグラスに残っていた液体をあおった。

「今日だから言うけど」レイはそう前置きをして話し出した。「私はあなたが羨ましかった...あなたは碇君に愛されていた」

「そんな事はないわ。あいつは単に私で性欲の処理をしただけよ」レイのその言葉に私は反論した。

「碇君がそんな人じゃない事は、あなたが一番知っているくせに」レイは空になったグラスにウイスキーを注ぎながら話を続けた。「碇君が誰とも付合っていなかった事ぐらい知っているでしょう」

「まあね」私は曖昧な返事をした。実際の所その辺りの事情は良く知らなかった。私の目は加持さんに向けられていたから。多分シンジの事など何も見ていなかったと思う。

「多分、あなたは碇君の事など見ていなかった。でも碇君は辛抱強くあなたの事を待っていたわ。碇君のほうからあなたを求めた事もないでしょう」レイはしばらくグラスを見詰めていたが、それを一息で飲み干した。「私はそれが悔しかった」

「レイの方を見てくれなかったこと」初めて聞くレイの心に、私はグラスを置いてレイを見た。

「あなたが碇君を見なかった事。意識的に避けていた事。そのくせ、碇君の心を放さなかったこと」レイも同じようにグラスをテーブルに置いた。「あなたはいつも碇君に守られていた。あなたはそんな碇君をいつも責めていたわ」

「私はちゃんと一人で生きていたわよ」

「あなたが知らないだけよ。あなたが生活していくためのお金も、すべて碇君が出していたの。日本での居場所を確保したのも彼。あなたを外敵から守ったのも彼」淡々とレイは話し続けた。それは私の知らない事ばかり。

「ちょっと外敵って何よ」さすがに自分の身を脅かすものの話をされれば穏やかでない。私はそのことをレイに問いただした。

「あなたは戦自から見たら仇敵なのよ」レイは何事もないように言った。「碇君はそれも潰していったの」

確かに私は弐号機で戦自と戦った...いや虐殺したというのが正しいだろうか。でもそれは向こうが攻めてきた所為だ。

「碇君は独力で、ゼーレと日本政府の間で交わされた密約を調べ上げたの。そして戦自がネルフ本部で行った虐殺行為もつぶさに調べ上げたわ。それをカードに政府と交渉した...脅したのよ」

何時の間にそんな事をという疑問もあった。それ以上に疑問だったのは、あのシンジがそんな事を出来るという事だった。「ちょっと待ってよ、あのバカシンジがそんな真似が出来るわけないでしょう。大方加持さんが動いたに決まってるじゃない」

私のその言葉にレイは悲しそうに首を振った。「やっぱりあなたは碇君の事を何も見ていなかった。碇君があなたのためにどれだけ努力したかも知らないなんて」

「私はそんな事、頼んだ覚えはないわ。それにあいつは最後には私たちを見捨ててどこかに消えたじゃない」

「見捨てられたと思ったの。あなたが...」レイの言葉に私ははっとした。私はシンジに頼っていたのだろうかと。

「あなたが、これまで何事もなく来られたのは碇君のおかげなのよ。そのことも知らないあなたがそんな事を言えるの」

「でもあいつはここに居ないじゃない。アイツが居なくなって私は苦労したのよ。アイの出産だってあったわ。その所為でアンタにも苦労をかけたじゃない。それもこれもみんなアイツの所為なのよ」

「でもあなたは今幸せでしょう」レイは私の瞳を見詰めて言った。

確かに今、私は満たされている。多分いつも一緒に居てくれるアイとレイのおかげだろう。

「多分碇君は今でも戦っている」何気ないレイのその一言が私の抱いていた疑問を思い出させた。

「レイ、あんたシンジが居なくなった理由を知っているわね」私もレイの瞳を身詰め返した。

「知らないわ。私が知っているのは客観的事実だけ」

「それでも良いわ、教えてよ」

レイはコクリと肯くと話し出した「碇君が日本政府との交渉が終わった頃の事だったわ。突然渚カヲルが碇君の前に現れたの」渚カヲルの名前に私はレイの話を遮った。

「渚カヲルって...あのカヲルなの」

レイはそれを肯定した。「そうあのカヲルよ。あなたもあの世界で会ったわね。そのカヲルが碇君の前に現れたの。そして二人で何か話し合っていたわ。その後よ、碇君が消えたのは。でも、私が知っているのはここまで」

「それだけなの」私はレイに聞いた。

「そう、それだけ」レイは話はそれでお終いとばかりに言った。

「そんなんでどうしてまだシンジが戦っているって分かるのよ」アタシは何時のまにかレイの顔を睨みつけ、大きな声を出していた。

「碇君だからよ。あなたにもわかっているでしょう」きっぱりと言い切るレイに私は言葉を続ける事が出来なかった。

レイは私が黙ってしまったのを見て「今日はもう寝ましょう」とボトルを私の替わりに下げてくれた。「誕生日おめでとう」と言って。
 

                                                            ***
 

「忌まわしきはサードチルドレン」
「左様、彼の者がこの様な行動に出るとは」
「我らとしても最早引き返すことは出来ん」

薄暗い闇の中、モノリス達が浮かび上がる。その数も往年に比べるべくもないところまで減っているが…

「ドイツも奴の手に掛かった」
「我らの所までたどり着くのも時間の問題か」
「サードチルドレン、それにタブリス…何故止められん」
「まさか神の力を使っているのか」
「それはない、今やただの人間のはず」
「何か手は無いのか。このままでは我らの悲願、神の救済も潰えるぞ」
「そのためにはサードチルドレンの遺伝子を手に入れる必要が有る」
「それが出来ないからこうなったのだぞ」
「まあ待て、別にそれはサードチルドレンでなくても良いことが分かった」
「どういうことだ」
「巧妙に隠匿されていたが、サードチルドレンの遺伝子を継ぐ者が居ることが判明した」
「それは本当か」
「サードとセカンドの間に出来た子だ。ネルフに保護されている」
「ネルフの警備など赤子の手を捻るも同然」
「ならばすぐに計画の実行を…」
 

                                                            ***
 

「葛城部長」

ミサトは執務室に入ってきた男を見ると、秘書に席を外すよう命じた。そして手元のスイッチを押し、防諜に対するセキュリティレベルを上げた。

「どうしたのよ、加持。あなたらしくないわね…何を慌てているの」

二人きりであるのを確認すると、二人の口調はいつものように砕けたものに変わっていった。

「例の奴らが日本に潜入した」

「うちには関係の無いことじゃない」

加持の言う“例”の奴ら。今世界を騒がせている二人組のテロリスト。その二人によって殺された要人は10に届こうとしている。それでもネルフにとってはどうでもいいことだった。要人警護はネルフの仕事でない。レイやアスカが対象となるのなら別ではあるが。

「あながちそうとも言えないんだ。奴らのターゲットには共通点が有るんだ」

「何よそれ」ミサトの心に浮ぶ悪い予感。

「巧妙に隠蔽されてはいるが、どうやら全員ゼーレの幹部らしい」

「それがどうかしたの。奴らが敵対しているのがゼーレだとしたら。
 却って好都合じゃない。お互いがつぶしあっておしまい。
 うちが慌てることじゃないわ」

ミサトは少し安堵の息を漏らすと、さもつまらないことのようにそう吐き捨てた。

社会の根幹に根を張ったゼーレ。ミサトは排除できないその存在を忌々しく感じていた。そのゼーレを始末してくれるのなら歓迎してあげても良い。そうも考えていた。

加持はそんなミサトの様子に苦笑いをした。シンジが行方不明になって以来、ミサトは苛立ちが収まる事がなかったからだ。加持はこのまま正体をかくしておくことが、彼らの行動の妨げとなってはと思い隠されていた真実の一つをミサトに明かす事にした。

「すまん、少し回りくどかったか。
 そろそろその二人の正体を教えておく必要が有るな」

正体の言葉に、ミサトの胸に浮かんだ悪い予感。そうであって欲しい、またそうであって欲しくない…気持ちは複雑に入り組んでくる。

「な、何よ正体って…」

「シンジ君とカヲル君だ」

「加持…アンタどうしてそんなことを」

「シンジ君が日本を出ていく前に相談された。
 出ていく前に言ったよ、みんなの安全のためにゼーレを潰すってな。
 それにゼーレのターゲットはシンジ君だ。
 彼は自分の体をおとりにゼーレを潰していこうとしたんだ。
 そのためには日本にいては周りを巻き込むからと言ってね」

「じゃあどうしてシンジ君は帰ってきたのよ」

ミサトは自分の手が震えているのが判った。自分は何も知らなかった…何も知らされていなかった。この話、加持が知っているのだったら冬月指令も知っているはず。6年前、どうしてもシンジ君の居所を察知できなかったのはこういう訳か…ミサトは唇をかみしめた。

「それは俺にも判らない。
 シンジ君のことだ。きっと何かを掴んだのだろう」

役立たず。ミサトは怒鳴りつけそうになる気持ちをかろうじて抑えていた。

「命令するわ。あの二人をここに連れてきて」

「おいおい無茶を言うな。
 あの二人は国際指名手配の身なんだぞ。
 のこのことこんな所に現れることが出来るか」

「ぐだぐだ言っていないで連れてきなさい」

今は何を言っても無駄だと加持は悟り、命令を聞いた振りをしてその場を去ることにした。加持が『敬礼』をして去った後にはぶつぶつと独り言を言っているミサトだけが残された。
 
 
 

〜続く〜
 


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中昭のコメント(感想として・・・)

  トータスさんよりカウンター30万ヒット記念、投稿して頂きました。

  出だしで・・・・・すわっイタモノかっって思ったら
  ああ・・相手はシンジか・・・・
  それにしてもカヲルクンとコンビでヒットマン・・・
  家族の元に帰れるんでしょうか
  国際指名手配だし。

  続きは1周年記念にて
  




オフ会できゃらこめやってくんないのと言われた記念。ちょっときゃらこめ。
ミセスA  「あいしちゃったのよぉーーっとくらぁ♪」
美少女M  「・・・オヤジ」
ミセスA  「なに言ってんのよ。よく読みなさいアタシの為に
       10年も戦い続けているのよ。いいわぁー愛されてるわぁー世界で一番君が好きって
       やつよね」
美少女M  「気が付いてなかった癖に」
ミセスA  「ば、ばか言わないでよ。好きでもない男の子供なんか産むわけないでしょ」
美少女M  「ふーん」
ミセスA  「コホン。ともかくシンジも帰ってきたし目出度し目出度しね」
美少女M  「ふーん」
ミセスA  「あによ」
美少女M  「次が後編とは限らないわよ」
ミセスA  「ギクッ」
美少女M  「次は中編で、一波乱も二波乱もあったりして」
ミセスA  「・・・矢でも鉄砲でも持ってきなさい。最後に愛は勝つのよ」
美少女M  「誰の愛が勝つか楽しみね」
ミセスA  「・・・しんじぃーミライがいじめるのぉ」




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