都市部に存在する公園というのはたいていは小さい、いわゆる児童公園といったものなのが普通である(少なくとも20世紀においては)
 だが、新世紀の首都として設計された第三新東京市には、比較的大きな緑地帯としての公園が随所に存在する。
 もっとも、遷都が始まってしばらく経つとはいえ、未だ空白の多いこの都市では利用するものは少なく、多数設けられたベンチが将来の使用を待って真新しい空っぽの姿を曝している。
 と、喧騒から幾分離れたこの場所に二人の少年と少女が駆け込んでくる。
 息を喘がせ立ち止まった二人の服に、あちこちに白く乾いた染みやなにやらいかがわしげな皺が寄っているのを見ると、この二人は陵辱の現場から逃げ出してきたかのような錯覚を覚えさせられる。
 

 無論それは錯覚などではない・・・誰に与えられた陵辱なのかを度外視すればのことだが。

 Warning
  −Your eyes only−






『ある日の出来事』



                                 byCorwin
 Report 3  「下校時の公園内」





 「はぁ・・・はっ、ここなら、とりあえず、大丈夫だよね・・・」
 「はぁ・・・は・・・」

 ここまで来る間に幾分乾いたものの、二人の身体には先ほどの行為の証しがこびりついたままぬるぬると光っている。
 更には走った事で汗まみれになり下着が薄く浮かんでしまっていたりもする。

 「あはは・・・参ったね、服がべとべとだよ」
 「・・・」
  
 マユミはうつむいたまま黙っている。
 
 「とりあえず、これ、何とかしなくちゃね・・・?山岸さん?」
 「・・・なさい」
 「え?」

 小さく呟いた少女は、寄り添うように距離を詰めた。
 少女の体臭と入り混じった自分の欲望の匂いがシンジの鼓動を速くする。

 「ごめん、なさい・・・」
 「あ、いや、悪いのは僕なんだし・・・」
 「違うの・・・私が、私が悪いの」

 彼女は自分の唾液に濡れたシンジの胸に手を当て、染みをなぞるように撫で回しながら言葉を続ける。

 「電車の中なのに、他の人がいっぱい居るのに、いやらしい気持ちになっちゃった私が、悪い、の・・・」
 「それ、は・・・」

 顔が上げられる。
 黒縁のメガネの向こうから涙で潤んだ瞳が見上げてくる。

 「いやらしい液でどろどろになって、碇君に、いっぱい弄ってもらいたくて、いやらしく誘って、辺りもかまわないでたくさんいやらしい声を上げて・・・」
 「あ・・・」

 言葉を重ねるたびに霞む黒い瞳が、上気する頬が目を潤ませているのが悔恨の涙などではない事を伝えてくる。
 唾を飲むシンジ。

 「今だって、碇君にかけられた精液の匂いで頭の中を淫らな事でいっぱいにして、もっとして欲しいって思っちゃう、淫乱女、なの・・・」
 「山岸、さん・・・」

 何かに浮かされたようにしゃべる少女は、ブラウスのボタンをはずしてスカートのベルトを緩めだした。

 「や、山岸さん、人が来るよ・・・」

 興奮にかすれた弱々しいシンジの静止などもう届いてはいない。
 マユミはシンジの視線を捕らえたままでブラウスの前を引きはだけ、白い肌を剥き出しにした。
 
 「いかり、くん・・・お願い・・・」

 うつつない声で訴え続けるマユミの肌の白さが眩しい。
 視野が狭窄し、知らない者が抱く彼女の清楚なイメージとは裏腹に程よく実った膨らみが剥き出しにされた部分に視界が固定される。

 「淫らな、私に、罰を与えて・・・たくさん、おしおきしてくだ、さい・・・」

 シンジの中で、何かがぷつりと音を立てた。

 「そうだね・・・いやらしいマユミには、罰が必要だよね・・・」

 優しい微笑みで酷薄な事をいうシンジ。
 その言葉に怯えというより何か別のもののような震えを見せるマユミの肩を抱くと、木立が密集した潅木の奥へと連れて行く。
 用意されていたかのように空き地になっている木の下に来ると、シンジは彼女の両手首を掴んで抱きすくめながら唇を奪った。

 「ふん・・・んんぅ・・・」

 電車の中では触れられる事の無かった部分にシンジの唇を感じ、マユミの意識がたちまちのうちに快感に支配される。
 唇が柔らかく食まれるのに震え、更なる蹂躪を求めて舌が突き出されたところでシンジが身を離した。

 「あ・・・?」
 「ほら・・・こうだよ・・・」

 シンジが手を後ろに廻そうとする。
 抗う事も無く後ろ手になったマユミは、言われるまでもなく腕を組み合わせた。

 「じゃ、じっとしてるんだよ」
 「・・・はい・・・」

 かすかな笑みすら浮かべている彼女の腰からベルトを抜き取るシンジ。
 手にしたそれで、従順に待っているマユミの腕を拘束していく。

 「じゃ、これを・・・」

 今度は襟に垂れ下がっているリボンを取る。
 それで枝とベルトとを繋ぐ。

 「これでよし、と」
 「これって・・・」

 無論動きが阻害されるわけではない。
 その気になればいつでも逃げ出す事は可能なかすかな拘束、だがシンジがそれを行ったという事がどんな枷よりも強くマユミを縛り付ける。

 「じゃあ、まずこれを綺麗にしてね」

 そう言うと逃げる間に収める事だけはしておいた性器を取り出す。

 「は、い・・・」

 リボンがほどけないようにしゃがむと、自然にシンジの腰に顔を押し付けるようになってしまう。

 「あ・・・ああ・・・」

 目の前に半ば勃起しはじめたペニスが突きつけられる。
 立ち上る匂いは、先ほどたっぷりと塗り付けた自らの淫液とシンジの精の匂い。
 吸い込んだそれに脳髄の奥まで犯されるような感覚に、再びスカートの中で陰唇が愛液を零しはじめるのを彼女は感じていた。

 「ん・・・(ちゅ)んふん・・・」

 それをごまかすように口付ける。
 ぬめりと熱さを唇に感じ、頬が染まる。

 「(これ・・・私と、碇君、の・・・)」

 自覚するだけで興奮が更に高まり、下腹のおくがきゅ、と締め付けられる感覚と太股を溢れた熱い愛液が濡らす感触が伝わってくる。
 どこか被虐的な快感を感じながら、マユミは音を立てて鈴口に、雁首に、胴に柔らかなキスを捧げていく。

 「ん・・・」

 マユミの唇が触れる感触に、かすかに鼻息を漏らしながらシンジは彼女の黒髪を指で梳っていく。
 その愛撫に応えて少女の奉仕が更に熱を増した。

 「は・・・(ぺちゃ)ん、んん・・・(ちゅ)」

 僅かに唇を開くと、舌先が恥ずかしげに顔を覗かせる。
 それをそっと添えるようにしてシンジの屹立を舐めあげていく。

 「だめだよ・・・もっと」

 掛けられた声に応えてみあげる瞳が、見詰め合ううちに溶け、マユミは頬を染めながらも更に淫らな行為へと移っていく。

 「はふ(ぴちゃ)ふぁ、ふぅん(ちゅく)」

 甘え、媚びた息を漏らしながら鈴口を上唇でくすぐり、同時に裏の筋へと舌全体を這い回らせる。

 「ん・・・んん、んっ」

 とろとろと伝い落ちていく唾液を追いかけるように顔を下げる。
 ペニスにまとわり付いている粘液が眼鏡に塗り付けられる。

 「ふぁ・・・あ・・・すごい、の・・・」

 シンジのものがガラスに当って歪む光景を間近で陶然と見詰め、瞳を淫蕩に潤ませながら開かれたズボンの中に顔を埋めるようにして奉仕を続ける。
 舌先は陰嚢まで達し、その舌触りを楽しむかのように繰り返し擦り付けられていた。
 音と匂いがこもり、自分の行いの淫らさを自覚させられたマユミはますます昂ぶってしまった。

 「んふ・・・ん、むぅ・・・んんぅ・・・」

 昂ぶりのままに、唇を熱く脈打っているシンジのペニスにこすり付け、うっとりと鼻に掛かった声を漏らしながら舌先を躍らせる。
 シンジのものに塗り付けられていた粘液が拭われていくのに比例して、マユミの清楚といえる相貌がぬるぬるとぬめ光る液で汚されていく。
 その表情のうっとりと奉仕の快楽に浸り込んだ様子とあいまって、見る者全てを興奮させ、より深い快楽を求めさせずにはおかない誘惑がその全身から放たれているようであった。

 「はっ(ぴちゃ)はふ・・・ふぁ、んむ(ちゅく)」

 手が使えないのを埋め合わせるように舌にたっぷりと唾液を乗せ、塗り付けられたそれで顔じゅうべとべとになるのもかまわずに鼻を摺り寄せ、頬擦りを繰り返す。

 「ん・・・いいよ、マユミ・・・その、調子、で・・・んっ」

 舌を這わせる合間に淫蕩に潤んだ瞳で、どこか野暮ったいといえる眼鏡の奥から見上げ、何かを訴えかけてくるのにシンジの興奮も煽られる。
 さらさらと口元に掛かろうとする艶やかな黒髪を優しくかきあげている手についつい力が篭ってしまう。

 「は・・・あ、いかり、くん・・・んんぅ・・・」

 頬を撫でる手の感触に嬉しそうな声でシンジの名を呼びつつ、彼女は更に深い口唇奉仕に没頭していく。
 唇だけで食むように膨らみの半分ほどを咥え、先の小さな切れ目をちろちろと舌先でくすぐりつつはむはむと甘咬む。

 「っく・・・そ、れ・・・いいよ・・・っはっ!」

 ぬるり、ぬるりと一往復ごとに深く咥え込みながら、柔らかな唇と舌とで裏筋を丹念にゆっくりと擦りたてていく。

 「・・・うぁ・・・すご・・・くぅっ!」
 「ん・・・んふぅ・・・んっ♪」

 溜まらず漏れるシンジの吐息に嬉しそうに唇を緩めると、きつめに吸いたてて頬をすぼめつつ頭を激しく往復させて口内の粘膜全てでペニスを扱きあげる。

 「はっ!あ、くぁ・・・っ!は、激し・・・っうぅっ!!」

 たまらずシンジの腰が震える。
 その震えを感じたマユミは、嬉しげに一層熱をこめてシンジの性感を引き出していく。
 とはいえその動きは強引に射精に導くようなものではなく、一つ一つ快感の階を踏んで高みへと追い上げるような情の篭ったものである。
 だからシンジも、ことさらに射精を急がずそのぎりぎりまで精を堪えてマユミの口撫の全てを味わおうとしていた。

 「んは・・・んん、んっ、んっ、んんぅっ」

 繰り返し往復する事でジンジンとしびれる唇が脈打つペニスに擦りたてられる。

 「(しびれて・・・きもちいい・・・まるで、おくちでセックスしているみたい・・・)」

 極度の興奮に支配されているマユミには、淫らな痺れの走る唇が性器に変じたように感じられていた。
 今やこの口唇による行為は、シンジへの奉仕であるのか疼く自らの欲求を鎮める為のものなのかがあいまいとなっていた。
 欲望ゆえにより淫らに絡み付く舌と唇に、シンジもそろそろ限界を感じていた。

 「く・・・あ、も・・・すこし・・・っ!」
 「(あ・・・おっきくなった・・・もう、すぐ・・・)」

 予兆を感じ、息を詰めて舌の上の膨らみの爆発を待ち受けるマユミ。
 そうする間も舌を摺り寄せ唇を蠢かせて快感を送り込む事を止めない。

 「くぁ・・・は、あああぁぁっっ!!」

 ドクンッ!

 撃ち出された精の奔流が口蓋を叩きながら喉を降っていく。
 擬似的なセックスの終点に、マユミもまた軽く昇り詰めてしまう。

 「(あつい・・・いっぱい・・・)」

 軽いアクメでピンク色に染まった意識のまま、射精の続くシンジのペニスをなおも舌でしゃぶり続け、頭を振って唇でピストン運動を行わせる。

 「うぁっ?!あ、まゆ、みぃ・・・あ、く・・・すわれ・・・うぅっ!」

 射精中の敏感極まりないペニスからなおも射精する事を要求するかのような淫蕩極まりない舌の動きに、シンジは腰をがくがくと震わせながら精を放ち続けた。
 大量の精が口に流れ込み・・・激しい勢いに、飲みきれなくなった精液が溢れる。
 気管に漏れた雫にむせ返ったマユミは、溜まらず口を離してしまった。

 「けふっ!けほ、こほっ・・・!」

 彼女らしい細いえずきの声。
 その間も止まらぬ射精が少女の顔を白濁で汚していく。

 「こほ・・・あ、つい・・・」

 額に、頬に、唇にかかる感覚をうつつなく漏らす。
 眼鏡に掛かった白濁が伝い落ち、唇の脇のほくろをなぞって滴り落ちた。
 
 「はぁ・・・は、はぁ・・・」

 激しすぎる射精の後、息を落ち着かせたシンジはハンカチを取り出してマユミの顔を拭き清めようとした・・・と、

 「あ・・・シンジ、さん・・・それより・・・先に・・・」

 そこまで言ってはっとなったように顔を赤らめるマユミ。
 その言葉に驚いたシンジだったが、笑みを漏らすとマユミの顔を拭い出した。

 「あ・・・?」

 不思議そうな声を聞き流して粘液を拭い取っていく。
 ようやくぬめりが取れると、シンジはマユミを立ち上がらせて腕の中に抱え込んだ。

 「シンジ、さん・・・」
 「可愛いね・・・もう、我慢できない?」

 恥ずかしげにこくりと肯くマユミに軽くキスすると、シンジはかがみ込んでスカートの中に潜り込んだ。

 「あっ・・・!」
 「ふわ・・・凄い・・・」

 スカートの中に篭る淫らな、発情した女の匂いにシンジは惚けた声を上げた。
 スカートのうす暗がりの中、シンジはその匂いの源へと顔を寄せる。
 
 「は・・・っ」

 剥き出しになった場所に吹きかかる息に思わず声が出る。
 地面からの照り返しという僅かな明るさの中でも、マユミの陰唇が開ききり指を、唇を、舌を、そして何より熱くたぎるシンジのペニスを待ち焦がれているのははっきりと確認できた。
 それを敢えて無視し、シンジは彼女の足を割るように立ち上がった。
 スカートがまくれる。
 
 「それで・・・どうして欲しいの?」

 梢から漏れる白昼の陽光にすっかり濡れそぼり口を開いた陰唇を曝され、激しい羞恥を感じたマユミが首を振る。
 だが、全身を揉む恥ずかしさが同時に快感を高めている事をマユミは気づかざるをえなかった。

 「ね・・・答えてよ」

 びくり。
 曝されている粘膜に、シンジの視線だけではない熱い感覚を覚えたマユミは恐る恐る目を開いた。
 そこには、屹立し彼女の唾液と精液にまみれたシンジのペニスが押し当てられている。
 手を添えられ、パンパンに膨れ上がった膨らみが指の代りに濡れた粘膜のひだを、顔を覗かせ玩弄を待ち焦がれるクリトリスをなぞり愛撫を続けている。

 「は・・・そんな・・・いや、らしい・・・」

 目にする事でますます快感が煽られるのか、きゅっと締まった膣から新しく愛液が湧き出し、触れているペニスにとろとろとまぶされた。

 「ねぇ・・・って、マユミ?!」

 彼女の目を覗き込もうとしたシンジが驚きの声を上げた。
 マユミが焦らされている、その淫らな場所から目を離せないままぽろぽろと涙を零していたからだ。
 慌てて身を離すと、胸の中に優しく強く抱きしめる。
 その拍子にリボンはほどけてしまった。
 胸に抱き込まれたマユミは、そのまま静かに啜り泣きを始める。
 悔いを顔に浮かべ、シンジは彼女を癒そうとするように抱え込んだ頭を何度も撫で続けた。
 しばらくして

 「ごめん・・・なさい」

 マユミが謝罪の言葉を呟く。

 「い、いや!僕の方こそ、ごめん・・・嫌だったよね・・・」
 「・・・違うんです」
 「え?」

 涙で濡れた瞳が見上げる。

 「私・・・いやらしいんです。
  こんな風にされて、頭の中を淫らな事でいっぱいにして・・・それで、言われるままにすべての恥じらいを捨ててしまいそうで・・・。
  そんな、自分が、悲しくて・・・それで・・・」
 「で、でも・・・」
 「碇君だって、こんな、底無しの、壊れた性欲を持った女の子なんて、嫌ですよね・・・。
  私・・・わたし・・・あっ?!」

 自らを糾弾する言葉を継ごうとした少女は、揺すぶるように激しく抱きしめられて言葉を途切れさせた。
 そのまま、シンジは優しく耳元で囁きかける。

 「どうしてそんな事を言うの?僕はマユミが嫌いじゃない、大好きだよ。
  だって・・・こんな風な姿を見せてくれるのは、僕の前だけじゃないか。
  僕にだけ許してくれているんじゃない・・・それを、なんで嫌いになるはずがあるの?
  僕の前だったら、どんなに乱れたって、どんなに求めてくれたっていいから・・・全部受け止めるから。
  だから、そんな風に泣かないで・・・お願い」
 「シンジ・・・さん・・・」

 僅かに身を放す。
 見詰め合い・・・そっと唇を重ねる。
 初々しい恋人同士のようなキスを。
 続けるうちに想いが溢れたのか、どちらからとも無くきつく抱きしめ合う・・・と、体が同時に跳ねた。

 「「あ・・・」」

 剥き出しになったままの性器同士が体に挟まれ、擦り合わされたからだ。
 思い出した欲望に赤面してしまう。
 
 「「その・・・」」

 同時に言いかかり、慌てて譲り合う。

 「あ、山岸さんから」
 「その、碇君から・・・」

 と、今し方の約束を思い出したのか、シンジから提案される。

 「続き・・・いいかな?」

 マユミは、恥ずかしげに、でも嬉しそうにこくりと肯いた。

 「とりあえずベルトほど「あの・・・このまま・・・」
 「え?」
 「その・・・このまま、後ろから・・・だって、これは・・・おし、おき・・・っ!」

 一瞬の驚愕、そして笑み。

 「そう・・・じゃあ、こっちにお尻を向けて」
 「は、い・・・」

 肩幅に足を開きシンジに背を向けると、マユミは肩越しに振り返った。
 視線には恥じらいと誘い掛けるような媚びが等分に含まれている。

 「そのまま、おじぎして」

 言われるままに上半身を45度ほど倒すマユミ。
 その腰に手を当てると、シンジはスカートを腰まで捲り上げる。

 「あぁ・・・っ」
 「・・・すごくいやらしい格好だよ、マユミ」

 まくられたスカートは腰にわだかまっており、そこからは鴇色の、今は羞恥に紅く染まった柔らかな双丘が完全に顔を出している。
 足を開いている為に開かれている谷間には、セピア色の蕾が息づいている。
 その下では、淫液で濡れそぼった薄桃色のヴァギナが口を開き、溢れ滴る愛液が地面に糸を引いて滴り落ちている。
 白い滑らかな太股の肌は先ほどからの行為で愛液が伝い、形良く伸びた膝まで滴っている。
 いや、膝どころか、足首まで愛液は伝っており、靴下を濡らし履いたままの靴に幾滴か降りかかってさえいる。

 「は・・・ああ、あぁ・・・」

 その指摘に自らの今の姿を想像したのか、力無くマユミの頭が揺すられる・・・が、その頬は上気して表情にはあからさまな悦びがうかがえた。
 太股には小波が走り、湧き出す愛液の量も増したようだ。

 「じゃあ・・・行くよ、マユミ」
 「はい・・・シンジさん」

 太股の半ばまでズボンを下ろしたシンジは、突き出され挿入を待ち受けるラヴィアにそっとペニスを触れさせる。

 「はぁ・・・」

 たまらない、といいたげな鼻に掛かった喘ぎがマユミの唇から放たれると、シンジはゆっくりと侵入を始めた。

 「あぁ・・・は、熱いの・・・いっぱい・・・」

 待ち侘びたものに嬉しげにざわめくひだが絡み付く。
 甘く溶け出してしまいそうな感触に眉を寄せ耐えながら、シンジは最奥まで挿入し、発情しきって下りてきている子宮頚に鈴口でそっとキスをした。

 「はっ!あ、あああっ!!」

 疼く女の器官をいっぱいに満たされたマユミが感極まった喘ぎを上げる。

 「シンジさん・・・しん、じぃ・・・っ」

 悦びの直中で自分の名を呼ぶ少女に愛おしさを感じつつ、シンジは腰を引く。

 ゆっくり、ゆっくりと。

 「はぅん・・・あ、はっ・・・めくれ・・・ひぅっ!!」

 カリが弾くひだの一つ一つを感じつつ、シンジは入り口付近まで戻す。
 逃すまいとするかのようにくい締めてくる入り口の締め付けを堪能した後で、再びゆっくりと押し込んでいく。

 「ああっ!こんな・・・ゆっくり、なん、てっ!よけい・・・かんじちゃ・・・あはぁっ!」

 二往復、三往復。

 ゆっくりと擦られる事ですべての感覚を鮮明に脳髄に響かせられているマユミは半狂乱で艶やかな黒髪を振り乱す。
 シンジも余分に感じているが、マユミをより感じさせたいが為に一心に手綱を締める。

 「ふああぁぁっ!ひ、きひぃっ!!ひいぃんっ!!」

 あまりに感じすぎたマユミの足が崩れた。

 「はくっ?!あくうぅぅっっ!!」

 角度が変わって膣を深深と抉られたマユミは軽く昇り詰めてしまう。

 「うわっ・・・と・・・」

 それをシンジがすんでのところで抱き止める。
 支えが無い事を鑑みて、シンジはマユミを木にもたれかかるようにした。
 そうする動きでイレギュラーに膣内(なか)を掻き回されるマユミが悶える。

 「マユミ・・・そろそろ、本格的に行くよ・・・」
 「はぅ・・・は、はい・・・」

 シンジは木の幹で擦られないようにとマユミの顔の前に手を廻す。
 そして、ぐっ、と深深と突き上げる。

 「はぁんっ!!」

 掌がクッションになっているのを確かめると、そのままピストンを繰り返しはじめた。
 長いストロークと短いのを取り混ぜ、緩急を付けて膣壁を刺激する。

 「はっ、あっ!あはぅっ!は、ひぃぃんっ!!」

 深く突き込み、ペニスの先で子宮を歪ませ子宮口を捏ね回す。

 「はくうぅぅっ!は、おくっ、すご・・・ひゃう!や、だめえぇぇっっ!!」

 更には左手をクリトリスに添え、膣内のGスポットが当るように抑えつつ揉み込む。

 「ひいいぃぃぃっっ!!あ、ぜんぶっ!ぜんぶすごいのぉっ!とけっ、ちゃうのぉっっ!!」

 耳に熱く爛れた喘ぎ、ペニスに絡み付き締めあげ扱きたてる秘唇を感じるシンジの腰の奥で、そろそろ熱い塊がせり上がり出していた。
 それを抑え込むシンジ。
 だがそれは意外な場所からの快感で失敗してしまう。

 「はぅ・・・ふむぅぅっっ!はあぁぁっっ!!」

 ぴちゃぴちゃと淫らな音を立てているのはマユミの舌。
 快感の極みで翻弄されている彼女は、唇に感じる暖かな感触に無意識に奉仕するように舌を使っているのだ。
 掌に這い回る熱い舌が、昂ぶっているシンジには予想外の快感をもたらしてしまう。

 「くぁ・・・こん、な・・・っ?!」

 射精を迎えかけているシンジのペニスが一回り大きくなる。
 それを感じてか、マユミの右足がシンジの足に絡み付いた。
 靴を履いたままの足、そこだけが日頃の清楚な印象を保っているようでそこに続くシンジの腰に絡み付く太股の淫らさを強調しているかのようだった。

 「あ・・・だめ、だ・・・も、うっ・・・!」

 シンジの呻きを耳にしたマユミの瞳に歓喜が走る。
 それを受けてか膣内の襞も熱い精を求めるかのように淫らにざわめきしゃぶりついてきた。
 それに対し、少しでもこの瞬間を伸ばそうとシンジが耐える。

「はあっ!!あ、ひくぅっ!ひ、うああああぁぁぁぁーーっっ!!!」

 その一拍後、マユミがオーガズムを極めた。
 胎内深くで精を受け止めようとする本能が腰をしがみつかせ、空に浮いた左足がかくかくと痙攣する。
 腕の中で痙攣する肉体と明らかな絶頂の声、そしてきゅうきゅうと締め付けてくる膣の快感にシンジも弾けた。

 ドクンッ!!

「はくぅっ?!あ、熱っ、ひいぃぃぃっ!!」

 体内深くの女の器官に浴びせ掛けられる熱い精の奔流に、マユミは更なる高みへと押し流された。
 はくはくと唇を震わせ絶頂を貪る。
 繰り返し痙攣し絡み付き、更なる射精を求めるマユミのヴァギナに応えてどくどくとシンジのペニスが脈動するたび、二人の脳裏でフラッシュが焚かれ続ける。
 やがて、最期の吐精が終わると、そのまま二人とも地面にへたり込むようにくず折れてしまった。



 少しの間を置いて、二人の意識がもどってきた。
 ふと気づけば、愛液でどろどろの草むらにへたり込んでいるのに気づいた二人は慌てて姿勢を正した。

 「あ・・・べとべと、ですね・・・」
 「・・・仕方ないよ・・・」

 とはいえこうまであからさまにセックスの名残を服にこびりつかせては問題がある。
 
 「少しでも拭いておかなきゃ」
 「でも・・・ハンカチは・・・」

 シンジのものは先ほど精液を拭うのに使った。
 マユミのものは、スカートの位置が悪かったのか愛液が染みてどろどろである。

 「・・・仕方ないから、なるべく急いでかえろうよ・・・ご飯の買い物は一回帰ってからにしようか」
 「はい・・・」
 
 と、立ち上がったマユミが身を竦めた。

 「どうしたの?」
 「あの・・・い、碇君の・・・が、溢れて・・・垂れてきちゃっ、て・・・」
 「あ・・・っ」
 
 先ほどの激しすぎる行為とは逆に、初々しく顔を染める二人。

 「・・・と、とにかく人に会わないようにしなくちゃね・・・」
 「・・・(真っ赤)」

 歩き出し、家路につく二人は付かず離れずの距離で並んでいる。
 位置だけを見れば初々しい、中学生らしいカップルといえた・・・位置だけならば。

(Continued on the next report)
 

Corwinさんのメールアドレスはここ
ymcorwin@broadway.or.jp


中昭のコメント(感想として・・・)
 

  Corwinさんからの投稿でぇーす。


 んではキャラ感(でぃーえぬえーばーじょん)

はてな    「あの・・ありがとう・・ございます。わたし・・・あの・・・感激・・・いえ・・・感謝。
        あ、名前・・・名前言ってませんよね。ごめんなさい。・・・私・・・まゆ」
ミセスA   「ってぇーーーーーーーい」
少年S    「誰、蹴飛ばしたの?アスかーさん」
ミセスA   「出番を間違えた奴がいたのよ。いやーねーほーんと」
天然少女   「ヒロインを蹴飛ばしたらいけないと思うのぉ」
ミセスA   「ぎろっつ」
天然少女   「キャン」
白衣の姑   「ユイカ、シタジ取ってくれるかしら」
天然少女   「はーいなのぉ・・・お姉ちゃん、下地ってなに?」
美少女M   「東京弁でソースの事よ」
永遠の少年S 「醤油だよ
美少女M   「また隠れてんの?パパ」
少年S    「レイママのスカートの中なんて・・・だから最近こんなに長いスカートはいてたんだね」
ミセスR   「風」
美少女M   「はい?」
永遠の少年S 「あはははあの・・・風が涼しいんだって」
美少女M   「スカートの中にどうやって風が吹き込むのよ」
永遠の少年S 「あは・・・はは僕の鼻息」
ミセスR   「(こくん)」

少年S    「たぶんはいてないね」
美少女M   「あの歳ではいてない位で興奮しないわよ。きっとすっけすけでせくしぃな」
ミセスA   「んな下着つけてたって真っ暗で見えなきゃ仕方ないじゃない」
天然少女   「豆電球貸してあげたのぉ」
美少女M   「・・・相変わらず用意がいいわね」
白衣の姑   「ご飯はどうするつもりなのかしら」
永遠の少年S 「アスカは食後にシャワーを浴びるでしょ。その間に食べるつもりなんだ」
ミセスA   「いつまで隠れてるつもり?」
永遠の少年S 「うーーん少なくとも寝る前かな。そのころはアスカも怒ってないだろうし」

美少女M   「誰と会話してるのか気が付いてないのかしら」
少年S    「それ以前に隠れ場所が安全地帯とは限らないよ」
天然少女   「もう一回よみまーす
        「あの・・・い、碇君の・・・が、溢れて・・・垂れてきちゃっ、て・・・」
永遠の少年S 「うわーちょっとちょちょちょちょおっとレイ。践まないでようわー」



  みなさんも、是非Corwinさんに感想を書いて下さい。
  メールアドレスをお持ちでない方は、掲示板に書いて下さい。




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