シンクロ率:
 感覚神経の共振、及び運動神経系の鈍化によってエヴァの機体を搭乗者の肉体と同一のものであると錯覚させる事で操縦が行われる。
 それに際しての、どれだけの同化が進んだかの指標。

感覚神経の共振:
 錯覚の強化のため、機体との同化が進んだ段階に於いては感覚の鋭敏化が発生する。
 なお、これらの感覚の増強は長期にわたるLCLの摂取によって固定化される傾向がある。
 これらを引き起こす成分に付いては化学レポート第3項に。

−2015年度エヴァ計画報告書より抜粋−


『点火』
by Corwin
−2ndday morning− 「爛火」


 シンジの部屋。
 乱れたシーツの海の中に蜂蜜色の流れがのたうっている。
 白い肌のあちこちに、赤い愛の徴を刻んだままです〜す〜と幸せそうな寝息を立てている少女。
 ふと。
 少女・・・アスカの瞼が震える。
 台所から聞こえてくる物音に、意識を眠りの海から浮上させられたらしい。
 そして、蒼い瞳があらわにされた。



 台所の、いつもの物音で目が覚めた。
 目を開くと、見なれない天井・・・シンジの部屋の天井が目に入る。
 慌てて跳ね起きると、毛布がアタシの肌を滑り落ちる。
 そこまで来て、アタシは昨日の夜の事を思い出す。
 予想以上にしっかりしたシンジの身体、アタシの膣中(なか)に入ってくる熱い塊。
 キスされるたびに、手が触れるたびに起こるはじけそうなほどの快感。
 そして、絶え間ない善がり声に混じって何度も繰り返される「好き、愛してる」という自分の言葉。
 それに答えるシンジの同じ言葉。
 頬がかあっ、と熱くなる。
 特に、その言葉が嘘でもなんでも無いという事がますますアタシの体温を上げる。
 ふと、指先に湿った感触。
 見ると、シンジの精液とアタシの愛液でシーツがぐちょぐちょになっている。
 狭いシンジの部屋に、アタシとシンジの匂いがこもっている。
 明け方近くまで繰り返し絶頂したというのに、思い出したらまた躰の奥が疼き始めた。
 シンジは?
 アタシはシンジを求めてベッドを滑り降りた。


 
 こんなものかな。
 僕はいつものように朝食の準備を済ませた。
 あんなことがあったというのに、いつものように起きだして食事を作れる僕はどこか変なんだろうか? 
 ・・・まあ、正直言うと、起きた時目の前にアスカの顔があって、暖かい肌の感触を感じた時にはそのまましてしまいたい衝動に駆られたけど。
 だけど、幸せそうに微笑んでいる寝顔を見たら起こすのが可哀相になっちゃって・・・。
 おかげで着替えるのも一苦労だったし、妙な事にいまだに固く張り詰めたまま鎮まる気配が無い。
 ちょっと歩きにくい。
 そろそろ起こそうかな、と思っていると、僕の部屋からアスカが出てきた。
 何も身につけていない・・・というか、昨日の夜のなごりの僕の出したものをこびりつかせたままだ。

 「あ、アスカ?!」

 動揺している僕に、アスカは無言で近づいてくる。
 ふわり、とアスカと僕のあの匂いがただよってくる。
 それを自覚したら、僕のものがまた少し固くなったみたいだった。


 
 起きて襖を開けると、いつものようにシンジが台所で朝食を作っている。
 少し歩きにくそうにしている・・・良く見ると、股間が膨らんだままだ。
 と、そのままその形を想像してしまって・・・たまらなくなってしまった。
 そのままシンジに近寄ると、飛びつくようにして抱きしめ、床に押し倒す。

 「あ、アスカ?」

 うろたえた声が聞こえる、けどアタシはそのままシンジのシャツを無理矢理広げる。
 いくつかボタンが弾け飛んで、シンジの胸があらわになる。
 アタシはいくつもキスマークの残っている胸板に、又新しい印を刻んでいく。

 「はっ・・・あっ!」

 女の子みたいな声を上げるシンジ。
 くすっ。
 いたずらっぽく笑ってシンジに言う。

 「ね、シンジ・・・しよ」
 「えっ・・・あ、こ、こんなところで・・・」

 アタシは布地ごしでも判る熱い塊にあそこをこすり付けながら何か言おうとするシンジの唇を
キスでふさぐ。
 ためらうシンジの唇を舌でこじ開けて口の中を蹂躪する。
 時々ぴくっ、てシンジの身体が跳ねる。
 まるでアタシがシンジを強姦してるみたい。
 そんな考えに昂ぶって、アタシのあそこからは新しく愛液が溢れ出す。
 すぐに股間のところからくちくちと濡れた布地が立てるエッチな音が聞こえてきた。

 「ふふ・・・やらしいわね・・・」

 誰に言うともなくそう呟く。
 アタシはシンジの乳首を転がすみたいにして指で撫でる、そうするとシンジの身体がびくりと震えて感じている事を伝えてくれる。
 アタシはそのままシンジの下着の中に指を滑り落とす。
 少しせっかちな気もするけど、アタシの昂ぶりはどんどん激しくなってきていてあんまり我慢が効かなくなっているから。
 少し乱暴に、シンジのズボンごと脱がして全てをむき出しにする。
 明るい朝の光の下で見るそれはなんだか一段とたくましく見えて、アタシははしたなく生唾を飲み込んでしまった。 

 「な・・・なによ、シンジ・・・朝から、こんなにしちゃって・・・」

 ちょっといじめるつもりで言ったその言葉は興奮でかすれてしまっていて、すぐに底が割れてしまうようなものだった。

 「仕方・・・ないよ、朝だから・・・」

 もっとも興奮していたシンジはそれには気付かなかったみたいだけど。

 「起きてから・・・ずっとなの?」
 「うん・・・」
 「じゃ・・・なんで、アタシをお、犯さなかったの?」

 口にした途端にその情景を想像してしまい、躰の奥がまた疼いた。
 シンジはそんなアタシに気付かずに言葉を続ける。

 「だって・・・すごく幸せそうに寝てたから・・・起こすのが可哀相で・・・」

 その言葉で胸の奥がきゅんと締め付けられる。
 こんなちょっとした事なのに・・・すごく嬉しい。
 シンジだから・・・なのかな?

 「つらくないの?」

 その想いがシンジを気遣う言葉を口からこぼれださせる。

 「その・・・少し・・・」
 「じゃ・・・じゃあ・・・」

 これからしようとする事に又つばを飲み込んでしまう。

 「アタシが・・・楽に、してあげる」

 言いつつアタシは手でシンジの固く反り返っているそれを包み込む。

 「あ?!アスカぁ?!!」

 びっくりした声。
 でも、アタシが優しくさすり上げるとそれも喘ぎに変わる。


 
 「くっ・・・はっ、ああっ!」

 アスカの柔らかい手が僕のものをさすっている。
 すごくキモチいい。
 ただ撫でられているだけなのに、今にも出してしまいそうになる。
 きっと、アスカがしてくれている、そのことが嬉しいからだと思う。
 しばらくはただ撫でていただけだったのが、だんだん往復する長さが長くなってきた。
 すると、先の方に指が触れたところで動きが止まった。

 「?」
 「ねえ、シンジ・・・濡れてきたよ・・・」

 アスカが先からこぼれてきた滴を指で掬い取った。
 なんだか恥ずかしくなってしまい、僕は目を伏せた。

 「きもち、いいの?」
 「うん・・・」

 ゆっくり、優しく話し掛けてくるアスカの声に僕は素直に答えを返していた。

 「じゃあ、もっとしてあげる」

 そう言って今度は両手で僕のものを刺激し始めた。
 ふと目をやると、アスカはじっと僕のものを見詰めながら両手を使っている。
 恥ずかしいのに、いや、そのせいで僕のものは大きくしゃくりあげる。
 アスカはその動きを押さえるみたいにして左手で僕のものを掴んだ。
 少し力を入れているせいで僕のものの先の方に血が集まる感じがする。
 そこをアスカの右手が撫で回すと、さっきよりもっと気持ち良くなる。
 それにつれて僕のおちんちんの先からはどんどん滴が溢れ出す。
 アスカの右手はそれを塗り広げるみたいにしながら先の膨らみを擦っていく。
 時々鈴口を擦り潰されて腰が勝手に跳ねてしまう。

 「はっ・・・あっ、アスカぁっ・・・!」

 僕の声で感じているのが分かるのか、今度は鈴口が集中的になぶられる。
 もう溢れてくるものは滴というより流れになっていて、幾つも筋を作りながら床に垂れている。
 アスカの指が擦るたびにぴちゃぴちゃと濡れた音が耳に届く。
 ちょっと触られているだけなのに腰の奥から込み上げてくるものがある。
 それを止めようと僕はアスカに声を掛けた

 「あっ・・・アスカ、も、もういいよ・・・」

 アスカの目が僕の目と合った。
 いたずらっぽく、でもすごく優しく微笑むと、アスカは僕の股間に顔を近づけていった。


 
 シンジが切なくかすれた声でアタシを止めようとする。
 目を見れば熱く潤んで我慢できなくなってるって判る。
 アタシはもっと感じさせてあげたくて、ヒカリと読んだ雑誌に書いてあった事をしてあげる。
 ゆっくり顔を寄せていく。
 濃いシンジの匂いが鼻を突く、でも、嫌じゃない。
 それどころか、なんだかうっとりとしてしまう。
 興奮で霞んだ意識のまま、アタシは唇をシンジのものに当てた。

 チュッ

 「あ・・・アスカっ!!」

 先っちょの切れ目に軽くキス。
 離すとお汁が糸をひく。
 ちょっと舐めとってみた。
 ・・・しょっぱい。
 けど、決して嫌じゃない・・・ううん、なんだか心が昂ぶるみたいな味。
 今度は舌を伸ばして舐め上げる。

 「うあっ・・・あああっ!」

 ひくっ、てシンジのおちんちんが大きくしゃくりあげる。
 いっぱい感じているのが判るので、もっと続けてあげる。
 跳ねても舌が離れないように手で押さえて、ぺろぺろとシンジのもの全体に舌を這わせる。
 舌を走らせるたびにシンジのおちんちんがしゃくりあげて、先の方からはどんどん液体が溢れてくる。
 それを舐めとるみたいにしながら舌を使う。
 ・・・アタシ、へんだ。
 シンジのお汁を舐めとっていると、もっとたくさん欲しくなってしまう。
 その衝動に任せて、アタシはシンジのものの先っちょの切れ目に吸い付き、音を立てて吸ってみた。

 「くあっ、あっ、うああっ!はっ、あっ、あすっ、かっ・・・」

 かすれた声でシンジが悲鳴を上げる。
 慌ててアタシは口を離す。

 「あっ・・・」

 すると今度は残念そうな声を出す。
 不思議に思って尋ねてみる。

 「ねえ、シンジ・・・今の、痛かったの?」
 「えっ・・・その・・・べ、別に、痛くは・・・」
 「だったら、気持ち良かったの?」

 じっとシンジの目を見上げる。
 シンジはアタシの問いかけに顔を真っ赤にしながら、小さくこくんとうなずいた。
 その仕草がなんだか可愛くて、アタシはつい意地悪をしてしまう。

 「ねえ、ちゃんと言葉で言ってよ・・・アタシ、初めてだからよくわからないの」

 そう言って切れ目をちょっとだけ舐めてあげる。
 シンジは全身を震わせると、おずおずと口を開いた。

 「きもち・・・よかったよ・・・」
 「どんな風に?」

 今度は本当に知りたくて重ねて問い掛ける。

 「あ・・・ね、ねえ、もう勘弁してよ・・・」
 「お願い、知りたいの、もっと良くしてあげたいの」
 「・・・その・・・アスカが、吸うたびに、中身が、引き出されるみたいになって・・・」
 「それで?」
 「さ、先の方が、ジンジン熱くなって・・・アスカの唇が動くたびに、ぴりぴりしびれて・・・」

 顔を真っ赤にしながら言葉を続けるシンジ。
 その恥ずかしさでいっぱいの表情を見ていると、アタシの腰もジンジンと疼きだす。
 アタシは続きを待たずにまたシンジのものに吸い付いていた。

 「はあっ!!」

 シンジが身体を仰け反らせる。
 アタシはさっきと同じようにシンジのものを吸っている。
 ちゅうちゅうとはしたない音がするたびに、シンジが声を上げる。
 そうするうちに、シンジの手がアタシの頭に添えられる。
 そして、くっ、と引き降ろすみたいな動きをした。
 力は全然込められてないけど、アタシはシンジがもっと深くアタシにしてもらいたがっているのが解ったので、その動きに従ってゆっくりとシンジのおちんちんを咥えていく。
 口の中に感じるシンジのものは、どくどく脈打っていてすごく熱くて、不思議な舌触りがした。


 
 アスカが僕のを口でしてくれている。
 その事は信じられないくらいに僕の心を昂ぶらせる。
 アスカの口の中はなんだかすごく熱くてぬるぬるしていて、でも昨日感じたアスカのあそことはまた違った感触だった。
 しばらくは何にもしないでいたけど、アスカがつばを飲み込んだ拍子に舌が僕のものを軽く擦った。

 「あっ・・・!」

 思わず腰が跳ねる。
 いきなり動いたせいで喉を突かれて、アスカの舌が暴れた。
 その動きはそのまま僕のおちんちんをしゃぶる動きになって、僕はその気持ち良さのせいで無意識にアスカの頭を押さえ込んでしまう。

 「!・・・んっ!!・・・ぐっ!・・・んんっ!!」

 !!
 アスカの苦しそうなうめきに気付いて、僕は慌ててアスカの頭を引き離した。

 「げほっ、げっ!・・・ごほっ・・・!!」
 「ごっ、ごめん、アスカ!」
 「もう・・・酷いじゃないの、シンジ・・・」
 「その・・・ごめん、つい気持ち良くて・・・」

 そこまで言ったところでふと気付いた。

 「でも、アスカ・・・歯を、立てなかったね・・・」
 「だってそうしたらアンタすごく痛いんでしょ?」
 「あ・・・あ、ありがとう、アスカ・・・」

 アスカがそうやって僕の事を気遣ってくれる。
 それはなんだかすごく暖かいものを胸に溢れさせた。

 「じゃ、続き、してあげるから・・・押さえつけたりしないのよ」
 「う、うん・・・」

 僕の返事に軽く微笑むと、アスカはまた僕のものを咥えた。
 そして、口の中で舌を絡ませるみたいにして刺激してくれる。

 「はっ・・・!んんっ、うっ・・・ああっ!!」

 恥ずかしいけど、女の子みたいに、昨日のアスカみたいにあえぎ声をあげてしまう。
 その声を聞いたアスカの舌の動きが更に激しくなる。
 傘の部分をなぞるようにしたかと思うと、先端の方をちろちろと舌先で小刻みに擦る、そのまま舌先を鈴口に食い込ませるみたいにねじり込んでくる。
 僕は声もあげられないまま台所の床に指を立ててアスカの責めを受けていた。
 その内に限界が近くなってきた。
 腰の奥から込み上げるみたいに熱い塊が昇ってくる。

 「あっ・・・あすっ、かっ・・・もっ、もうっ、いい、からっ・・・」

 せっぱ詰まった声で切れ切れにそう言うと、アスカは口を離した。

 「・・・イきそうなの?シンジ」
 「うっ、うん、だから、もう・・・」
 「いいよ」
 「えっ?」
 「いいよ、シンジ。
  アタシのお口でいっぱいださせてあげる」

 優しく、甘い声でそう言うとアスカはまた僕のものをしゃぶり始めた。

 「はっ!ああっ、あっ、だっ!あっ、あすかぁっ!!」

 今度は舌でしゃぶり回しながら、同時にまるで僕の中から精液を吸い出そうとするかのようにちゅうちゅうと音を立てて吸い上げてきた。
 だめだ!
 そう思った瞬間、僕のものからは熱いものが吹き出していた。



 「アスカぁっ、あくっ、ああぁぁっ!!」

 シンジがアタシの名前を呼ぶと同時に、シンジが射精した。
 熱いしぶきが口の中いっぱいに広がる。
 同時に、口の奥にシンジの精液を叩き付けられて、興奮しきっていたアタシは軽くイってしまった。
 シンジのおちんちんが何度も繰り返ししゃくりあげるたびに、すごくたくさんの精液が送り込まれる。
 口の中に収めておけずにアタシはシンジのものを口から出してしまう、けどシンジの射精はまだ止まない。
 シンジのものが目の前で震えるたびに、白い粘液がアタシの顔じゅうに振り撒かれる。
 熱いザーメンが顔を伝う感覚は、なんだか不思議なもので、アタシはそれにうっとりと浸ってしまっていた。
 ポーっとしてると、シンジの手が頬に当てられる。

 「あ・・・アスカ・・・」

 その声にふと正気に返り、身を起こして、しゃべるために口の中の精液を飲み込んだ。
 
 「くっ・・・んっ」

 やっぱり苦い・・・変な味、喉に引っかかるみたい。
 
 「アスカ?!」
 「なぁに?シンジぃ・・・」
 「その・・・平気、なの?」

 アタシはシンジのザーメンまみれの顔でにっこりと笑ってあげる。

 「シンジのだから・・・平気」

 そこまで言ったら、シンジは何だか泣きそうな顔をしてアタシにキスしてきた。
 舌を一心に絡めながら、力いっぱいアタシを抱きしめる。
 少し苦しいけど、シンジの思いが伝わってくるみたいで嫌じゃない。
 そうやってずっとキスを続ける。
 顔の向きをずらすたびに、唇の周りに付いたシンジの精液が音を立てる。
 でもシンジはそれが気にならないみたい。
 アタシと、キス、してるから?
 その考えは、なんだかとても嬉しいもので。
 アタシはまた手をシンジのものに伸ばしていた。

 「んんっ・・・?!」

 優しく包み込むと、シンジがびっくりしたように躰を跳ねさせる。
 アタシはそれを無視して、まだ固く脈打っているシンジのおちんちんをしごき始めた。

 「ふぁっ・・・!」

 イったばかりが敏感すぎるのは男の子も一緒みたいで、少しきつめにするだけでシンジは息も絶え絶えに身を仰け反らせる
 シンジの出した精液がアタシの右の手の平でぬめる。
 そうやってぬるぬるを塗り付けるように刺激していると、ちょっとだけ柔らかくなっていたシンジのペニスがまた堅く、熱くなってきた。
 アタシも・・・限界。
 そのままシンジの上にのしかかるようにして押え込む。
 のろのろと持ち上がってきたシンジの胸を手でそっと押さえる。

 「あす、か?」

 不思議そうなシンジに笑いかけてやる、するとシンジは顔を真っ赤にして口をつぐんでしまった。
 ・・・きっと、アタシすごくいやらしい顔してる。
 シンジのザーメンはまだアタシの顔に塗り付けられたままだから。

 「今度は、アタシの、ばん」

 昂ぶりに震えた声でそう言うと、アタシは右手でシンジの乳首を刺激してあげた。

 「はっ・・・くっ!」

 自分の精液を塗り付けられて、シンジは背中を仰け反らせて悶える。
 やっぱり・・・アタシと同じように固くなるんだ・・・。
 変に嬉しくなったアタシは、そのままころころと転がすみたいにしてシンジの乳首を刺激しつづける。

 「はうっ・・・あっ、アスカ、や、めっ!」

 息も絶え絶えなシンジ・・・可愛い。
 アタシはそのまま精液でぬるぬると光っている小さな粒を吸う。

 「っ!・・・!・・・!!」

 同時に、声も出せずに震えているシンジを腰で押え込んで、アタシはシンジのものに
自分のあそこをこすり付けた。 
 シンジにフェラチオしていただけで、アタシのそこはどろどろに濡れていて、熱い塊で擦るたびにクチュクチュと音を立てる。
 こうしてるだけでもジンジン感じる・・・けど、もっと良くなれる事を知っているアタシはそれを求めて腰を浮かす。
 シンジのペニスにそっと手を添えてから腰を沈める。

 「く・・・ふっ、んんっ・・・」

 熱い塊が押し入ってくる感触。
 疼いていた部分を満たされる快感。
 そのままぐっ、と体重を掛けて、クリトリスがシンジの恥骨に当たるところまで呑み込む。
 奥まで満たされた充実感。
 シンジと深いところで繋がってるって意識すると、アタシの子宮が疼きだす。

 「はっ・・・んっ、いくよ、シンジ」

 一声掛けてから腰を持ち上げる。

 「ふうっ!・・・んんっ!!」

 シンジのものの傘が、アタシのひだひだを引っかけて擦る。
 つまさきまでびりびりしびれて力が抜けてしまい、自然に腰が落ちる。

 「くぅっ!・・・ひぃっ!!」

 今度は奥まで突き上げられて、仰け反ってやらしい声を上げてしまう。
 そして、仰け反った事でまたシンジの物がアタシの膣中(なか)を擦る。
 上げても、下ろしても、どう動いてもすごく気持ちよくて、アタシの躰が勝手に動く。
 狂っちゃう・・・。
 怖くなったアタシはぎゅっとシンジにしがみついて無理矢理動きを止めた。
 アタシがアタシでなくなってしまいそうで、シンジに縋り付いて震えていると、
シンジが肩に腕を回してくれた。

 「アスカ」

 優しい声でアタシを呼ぶ。
 俯いていた顔を上げると、それに合わせてキスされた。

 「んっ・・・」

 唇同士を合わせてついばむ様なキス。
 そうされるとすぐに落ち着く。

 「アスカ・・・辛いなら、僕が・・・」

 そう言って上下を入れ替えようとするシンジ。

 「んっ!」

 繋がったままだから掻き回されて気持ちいい、けど、アタシはそれを押さえてシンジを押しとどめる。
 それを感じ取ってくれるのか、シンジはアタシに逆らわなかった。



 「いいの・・・このまま・・・」

 アスカが僕に言う。
 興奮で上気した顔で優しく微笑まれ、僕はその表情に引き込まれるように思考を停止していた。

 「昨日、シンジにいっぱいされたんだもの・・・いっぱいイかせてもらったんだもの・・・
  だから、今度はしてあげたいの。
  それにね・・・」

 そう言うと、今度は何かを企むようなちょっといたずらっぽい笑顔になる。

 「されてばっかりってのは性に合わないの。
  さっきおくちでいっぱいおしゃぶりしてあげてた時のシンジ、すっごく可愛かったし、
 ぴゅっ、ぴゅっ、て射精してる時の声もすっごくいやらしかったし・・・」 

 頭に血が上る!
 真っ赤になっているはずの僕の顔を見てくすくすと笑いつつ、

 「それに、アタシの下で昨日のアタシみたいに、よがり声をあげて悶えるシンジを、
 見てるだけで・・・アタシも、たまら、なく、なっちゃう・・・」

 言っているうちにアスカはその内容に興奮したのか語尾を震わせる。
 頬も赤くなり、瞳が潤みだす。
 それに合わせて僕のものを包み込んでいるアスカのひだひだがうねって、思わず声が漏れた。
 
 「・・・く、っ!」
 「だから、してあげる。
  このままシンジを組み敷いて、いっぱい犯してあげる」

 興奮に熔けた甘い声でそう言われてしまうと、僕にはそのまま受け入れる以外の選択は存在しなかった。
 そしてアスカの動きが再開される。
 躰の上に感じるアスカの熱い重さが踊るたび、僕の物はぬるぬるとしごかれ、呑み込まれる。
 
 「くはっ・・・あっ!」
 「はっ・・・どっ、どう?シン、ジ、気持、いいでしょ?」

 快感でかすれた声で、それでも強がって見せるアスカ。
 だから、僕もこたえてあげる。
 
 「うっ、うん、いいよ・・・アスカの、なかがいっぱい、絡み付いて、すごく、
 ぬるぬる、でっ!」
 「そっ、そう?っ、あ、アタシも、いいよっ、すごくいいのっ!!」
 
 口に出して告げる事で余計感じるのか、膣中(なか)のひだひだが僕のものをきゅうきゅうと締め上げる。
 そして、そうやって余計にこすれるようになった状態で、一層激しく腰を上下させる。

 「はぁっ!あっ、いいっ、いいよぉっ!シンジぃっ!!」
 
 善がり声が一段高くなる。
 それにつれて、腰の動きが変わってくる。
 持ち上げて下ろすという動きを支えきれなくなったのか、腰を摺り寄せるみたいにしてくりくりと廻している。 
 
 「はぁっ!これっ、いいっ!いっぱいっ、掻き回してるのぉっ!!」
 
 この動きは僕も気持ちいいけど、それ以上にアスカが気持ちいいみたいで、喘ぎ声が半狂乱になっている。
 もう腰の動きはクリトリスを僕の恥骨で繰り返し擦るためのものに変わっていて、僕のものはアスカの中をねじるみたいに掻き回している。 
 
 「あっ、アタシっ!あたしもう、もうっ!あっ、だめえぇぇぇっ!!」
 
 せっぱ詰まった叫び。
 けど僕の方はまだ余裕がある。
 アスカが激しすぎる快感に仰け反って逃げたところで、僕は腰に手を廻してぐいと引き寄せた。
 ペニスの先に震える子宮口の感触。

 「はあっ!あああっ、うああああぁぁぁーーーーっっ!!!」

 アスカは一声高く啼くと、そのまま崩れ落ちるみたいに僕の胸に倒れ込んできた。
 揺り返しがあるのか、ぴくっ、ぴくっ、て体を痙攣させていて、そのたびに僕のものが軽く締め付けられる。
 僕はそのまま肩に手を廻して抱きしめた。

 「あはっ・・・アタシ、イっちゃった・・・」

 嬉しそうに言うアスカ。
 自然と抱きしめる腕に力がこもる。
 それでふと気付いたように、アスカが僕と視線を合わせる。

 「あ・・・シンジ、まだイってない・・・」
 「・・・うん・・・」
 
 なんとなく後ろめたいような気がしてそう言うと、アスカは力が入らないままに身を起こした。
 そして、また腰を上下しだす。

 「はんっ、くっ・・・!っ、んんっ!」
 「あ、アスカ?!」
 「・・・嫌よ・・・」
 
 再開された刺激に、また快感が高まってくる。
 それに流されてしまいそうになりながら尋ねた僕にアスカは言葉を続ける。

 「アタシが、アンタをっ、んっ、犯して、いる、んだからっ!んんっ!アンタが、射精するまで、
 止めたりしないもん・・・っ!」

 まだ絶頂の余韻が暴れまわっている躰で、途切れ途切れにそう言う。
 そっか、僕、アスカにレイプされてたんだっけ。
 そう意識する事になんとなく倒錯した感覚を覚えて、自然と僕の昂ぶりが増した。
 
 「くっ・・・!あす、かっ・・・!」

 口を衝いて興奮でかすれた声が漏れた。
 名前を呼ばれたアスカは、突き上げる快感に上気した顔に笑顔を浮かべると、舌をねじ込むようにキスしてきた。
 
 「んっ・・・はんっ、(ちゅぷっ)くんっ、んんっ・・・」
 
 互いの舌をしゃぶり合うと、絡み合う唾液がいやらしい音を立てる。
 そうして互いの舌を貪り合っている間もアスカの腰は懸命に上下を繰り返していた。
 ただ、イってすぐの感じ過ぎる躰は力が上手く入らないらしく、時折腰を擦り付けるだけの動きの時がある。
 そういう時は舌の動きが止まり、溜まらず漏れる切なげな喘ぎと一緒に舌先が震える。
 そうまでして僕をイかせようとしてくれるアスカがたまらなく愛しかった。

 

 「ね、シンジも、動いて・・・シンジがイくまで、止め、ないで・・・」

 息も絶え絶えでふらふらになりながら、アタシはシンジに言った。
 シンジはうなずいて、下から突き上げるようにして動き出した。

 「くあっ!・・・んんっ、ひっ、ひいっ!あっ、いいっ、いいよぉっ!!」

 そうやってよがっているうちに、またアタシはイってしまいそうになる。
 けど、シンジの動きは止まらない。
 押え込もうとシンジを足で挟んだら、かえって奥まで届いてしまいアタシはそのままイってしまった。

 「あああっ、やっ、あああぁぁぁぁーーっ!!」

 きゅうきゅうとアタシの膣中(なか)がシンジを締め付ける。
 でも、シンジはアタシの言った通りに突き上げ続ける。
 シンジの上で、イったまま降ろしてもらえないアタシ。
 このまま狂って死んじゃうかも。
 でも、いい。
 それでいい。
 このまま、シンジに殺されたらとても幸せ。

 「しっ、シンジぃっ!つっ、突いて、アタシを突き殺してぇぇーーーっ!!」
 「くうっ!!」

 はしたなく叫んだところで、シンジがうめいた。
 どくん!!
 お腹の奥でシンジが跳ねる。
 熱い物が何度も浴びせ掛けられる。
 
「ふぁぅっ!!あああぁぁっ!!うああああぁぁぁーーーっ!!」

 そのたびにアタシの身体が痙攣する。
 頭の中が何回もフラッシュする。
 やがて、シンジの射精が終わった。
 ふらふらになったアタシはそのまま倒れ込んでシンジの胸に頭を預ける。
 やっとアクメが終わった事に、ほっとしているはずなのに残念な気持ちもある。
 それがなんだか切なくて、アタシはシンジの胸に頬を擦り付けた。

 「あ、アス、カ・・・」

 荒い息でシンジがアタシを呼ぶ。

 「なぁにぃ、シンジぃ・・・」

 どろどろに蕩けた甘い声で応えてあげるアタシ。

 「その、そろそろご飯に、しない?」
 「うん」

 素直にそう言ったアタシを不思議に思ってるみたい。
 そうよね、アタシ、起きるなりシンジをレイプしたんだもの。
 シンジにしてみればこのまま開放されるのが不思議なんだろう。
 シンジはその疑問は棚上げしたみたいで、アタシから離れようとする。

 「やっ!」

 アタシはシンジの腰を抱え込むみたいにしてしがみつく。

 「あの、アスカ、離れてくれないと・・・」

 困ったような声。
 アタシは一層きつくしがみつくと駄々をこねる。

 「やだ、このままでいるの!」
 「でも・・・」
 「第一、アンタのここはまだ勃ったまんまじゃない・・・だから、いいでしょ」

 理屈にもならない事を言っている。
 自覚している、けど、離れたくない。
 こうしていれば、お腹のなかのシンジの精液も、どくどくと脈打っている熱くて固いシンジのおちんちんも、何より腕の中のシンジの温かさをずっと感じていられるから。

 「ね?お願い」

 その一言で観念したのか、シンジはアタシを抱えて立ち上がった。
 ちょっとふらつく、けど、イレギュラーに動くのでちょっとイイ。
 アタシはシンジの首にしがみついて、テーブルまで連れていってもらった。

 「えと・・・どうするの?」

 シンジが椅子を前にして困ったように聞いてくる。
 もう・・・ここまで来たらどうするかなんて判るものなのに・・・。

 「アンタばかぁ?アタシを乗っけたまんま座るに決まってるじゃない」
 「でもそれだと食べにくいじゃ・・・」
 「だから!一緒に食べるんだってば!このばかシンジ」

 馬鹿にしてるはずなんだけど・・・繋がったままじゃ声が柔らかくなっちゃうわね、やっぱり。
 でもシンジはちょっとむっとしたみたい。
 アタシを抱えたまま乱暴に腰を下ろした。

 「はんっ!!!んっ・・・んんっ・・・っ!!」

 突き抜けた快感に声が漏れる。
 今ので子宮口を深く突かれて、ちょっとだけどまたイっちゃった。
 こんな事で簡単にイってしまう自分の躰が怖くて・・・そして、嬉しかった。

 「ど、どうしたの?アスカ」

 肩にもたれかかって荒い息をついてぴくぴくと震えているアタシに慌てて声を掛けるシンジ。
 もう・・・。

 「こらぁ・・・シンジぃ・・・ご飯にするんでしょ?アタシをイかせてどうすんのよぉ・・・」

 ふふ・・・イっちゃったばかりだから声がどろどろに甘ったるくなってる。
 それを聞いたシンジがまた真っ赤になった。

 「あ、ごめん・・・そ、そだね、ご飯食べようよ」

 

 「じゃ、あ〜ん」
 
 アスカは軽く唇を開けて待っている。
 さっき、この唇で・・・。
 あらぬ事を思い出していたら、アスカに小突かれた。

 「こら、アタシの唇見てやらしい事考えてないで早く食べさせてよ」
 「な?!なんでわかるの?」
 「ばか。
  なかに入ってるアンタのものが一瞬大きくなるんだもの、すぐ分かるわよ」
 
 僕は照れ隠しにチーズオムレツを一掬いしてアスカの口をふさいだ。

 「ん・・・」
 「少し、冷めちゃったね・・・」
 「ん?そうね、でも美味しいわよ。
  じゃ、もう一口」
 
 乞われるままにまたアスカに食べさせてあげる。
 もぐもぐと動く唇を見ていると、また連想が浮かぶ。
 アスカも気付いているはずだけど、今度は何も言わずに目を閉じて口を開けて待っている。
 もう一掬い。
 と、唇まで持っていったところでアスカの片目が開き、いたずらっぽい視線が現れた。

 「んんっ・・・」

 鼻に掛かったような声を出してスプーンを咥えるアスカ。
 そのまま唇を蠢かせた後、舌先がちろちろと絡みだした。
 あからさまな「その」動きにびっくりしている僕を楽しそうに見ると、アスカは更に動きをいやらしいものにした。

 「はむ・・・んっ」

 ちょうど咥える時と同じ様に口を大きく開けてかぶりつくと、口の中で舌を絡み付かせている。
 頬が蠢いて中で行われている動きを連想させる。

 「うぅっ・・・!」

 僕はといえば、ついさっき味合わされたそれを思い出して躰が熱くなってしまっていた。
 繋がったままのそこがひくひくと震える感触がやけにはっきり感じられてしまう。
 何時の間にかアスカは食べおわっていて、更に催促する。

 「ねぇ、もっとぉ・・・」

 甘くねだる声。
 僕は取り憑かれたようにスプーンを運んだ。
 一口一口を凄くいやらしい動きで食べるアスカ。
 舌先を滑らせたり、絡めたり、唇をすぼめて吸ったりしごいて見せたり。
 テーブルマナーとしたら最低の、はしたなく吸い、啜る音が辺りに響く。
 僕は、本当にアスカにされているように錯覚してひどくせっぱ詰まってきた。
 アスカは最後の一口をことさらに余計にしゃぶった後で開放した。
 差し伸ばされた舌とスプーンの間に唾液の糸が掛かり、僕のお腹の上に滴となって落ちた。

 「ふんっ・・・!」
 「ふふ・・・ありがと、シンジ、美味しかったよ」
 「あ・・・あ、どういたしまして・・・」
 「これは食べさせてくれた事のお・れ・い」

 そう言うとアスカは腰を軽く揺すった。
 膣内(なか)の襞がきゅるきゅると蠢いて、同時に収まっている僕のものをきつく締め付けてくる。

 「くはっ・・・ッ!!」

 いきなりの奇襲に僕は必死で耐えた。
 散々煽られていたせいで、下手をしたらこのまま出してしまいそうだったから。 
 
 「ね、シンジ」
 
 少し熱っぽい言葉と一緒に軽いキス。
 少し落ち着いた。

 「ほら、アタシばっかじゃなくてシンジも食べなきゃ」

 ・・・邪魔してるのは君だよ、アスカ。



 ちょっと残念。
 あれだけでイっちゃうほどだらしなくないのは嬉しいけど、同じくらいにこのまま射精して欲しかったとも思う。
 知ってる?シンジ、アタシ、今みたいにとってもエッチな事しながら凄く感じてたんだよ?
 もしシンジが射精してくれてたら、きっと一緒にイっちゃうくらいに昂ぶってたんだよ?
 その期待を裏切ったから、シンジにはまた意地悪しなきゃ。
 ・・・理不尽だって判ってるけど・・・いいよね。

 シンジはすぐ傍のアタシが気にならない風を装って食事を続けている。
 でも、アタシが身動きするとびくっとなって目を向ける。
 すぐに目を逸らすけど・・・ふふ、シンジ、アタシのおっぱいはそんなに魅力的?
 耳元に顔を寄せてふっ、て息を吹きかけてみる。
 
 「っ!・・・あ、アスカ・・・その、邪魔しないでよ・・・」

 あはは、シンジったら好物のベビーコーン落としちゃった。
 憮然としてそれを掬い取って口に運ぼうとしてる。
 ・・・シンジ、邪魔しないとはいってないわよ・・・うかつなんだから。
 コーンが唇に挟まれたところでアタシはキスをする。

 「っ?!!」

 コーンに沿って舌を滑り込ませる。
 シンジはようやくアタシの意図に気付いたけど、もう間に合わない。
 これが食べたければアタシの舌をかみ切るしかない。
 ・・・絶対、死んでもシンジにはできない事ね。
 事実シンジは舌でアタシの舌を突ついて抗議するだけ。
 くすっ
 だ〜め、これはアタシの。
 そのままベビーコーンを奪い取って口を離す。

 「酷いよ、アスカぁ・・・」

 その言葉を聞き流しつつアタシは半分だけコーンを食べる。
 柔らかくいい具合に煮えてる。

 「・・・ちぇっ・・・」

 いじけたシンジはまた皿に手を伸ばした。
 それを押しとどめる。

 「何?・・・むぅっ?!」

 唇をこじ開けるようにキス。
 びっくりしつつもシンジはアタシに応えてくれる。
 よしよし、いい子いい子。
 アタシはご褒美に残りのベビーコーンをシンジの口に返してあげる。

 「!・・・・・・」

 そっと唇を離す。
 シンジはアタシに返されたコーンを味わって飲み込んでから文句を言う。

 「アスカぁ・・・だめだよ、こんなの・・・」
 「どうして?」
 「どうしてって・・・」
 「大好きな人と一つのものを分け合って食べるって言うの、アタシ嬉しかったんだけどなぁ・・・」
 
 ・・・シンジったら顔が真っ赤。
 でも、きっとアタシもそう。
 からかうつもりで言ったはずなのに、図らずも本心を暴露しちゃったの。
 今更ながらにそれに気付いて頬が凄く熱くなる。
 ・・・それにしてもアタシたちってば・・・。
 何も着てない状態で、さっきから繋がってる場所をびしょびしょにしちゃってるって言うのに、こんな事で頬を染めちゃうなんて・・・。 
 ちょっと変かも。
 でも、それがなんだか嬉しい。
 シンジはそんな風にうっすらと笑っているアタシに見とれているみたいだった。



 アスカにはかなわない。
 昨日の夜からあれだけ躰を重ね、アスカの無防備な姿を見続けているというのにちょっとしたアスカの表情に、声にあっけないほどに簡単に翻弄されてしまう。
 そして、それがとても嬉しい。
 こんな風に誰かに溺れてしまう事なんて今までに無かった、そして、それが幸福であると言う事も知らなかった。
 それが、今こうして自覚できるというのがとても嬉しかった。

 そんな事を考えているうちに、アスカが身をよじってテーブルの上に手を伸ばした。
 何をする気なんだろう?
 と、プチトマトを摘み上げると・・・口に持っていった。
 何だ・・・言えば僕が食べさせてあげたのに・・・あ。
 ”食べさせてあげる”って・・・。
 動揺する僕に気付かないまま、アスカがこちらに向き直る。
 ・・・?プチトマトは唇に咥えられたままだ・・・って、ええ?!
 アスカはそのまま僕にキスするようにしてトマトを口の中に押し込んできた。

 「ん・・・」

 食べさせてくれるのか・・・。
 けど、アスカはトマトを差し入れた舌を抜き出そうとしない。
 それどころか、トマトごと味わうかのように僕の舌をしゃぶり回してくる。
 あまりのいやらしさに頭がくらくらする。
 けど、それでもアスカの舌に応えるのは忘れない。
 角度を変えてより深く舌を入れてくるアスカの頭をしっかりと引き寄せ、二人の唾液でぬめる唇を絡み合わせる。
 互いの唇の隙間からはクチュクチュといやらしく粘りつく音が聞こえてくる。

 「ふん・・・んん、ぅん・・・」

 どれくらいそうやっていただろう?
 舌を絡み合わせる事に夢中になっている僕の虚を衝いてアスカがトマトを奪うと、唇を離した。
 唾液の糸が橋を架け・・・途切れた。
 ぽぅっと見詰める僕の視線に、唇だけを蠢かしてプチトマトを口にするアスカが映った。
 味わい、飲み込んでから一言。

 「・・・シンジの味がする・・・」

 顔に火がついた。



 顔を真っ赤にして、でもアタシから目を逸らせないシンジ。
 カワイイ。
 でもきっとアタシの顔も真っ赤だと思う。
 こんないやらしいことが出来るなんて自分でも信じられない。
 けど、シンジの可愛い反応を見ると、もっとしてみたい、もっとシンジを魅きつけたいという想いが湧いてきて止まらない。
 だから、もう一度。
 今度はベビーコーンを摘み上げる。
 期待しているのか、アタシの中のシンジのペニスがひくん、って震えた。
 ふふ・・・じゃあ・・・。
 アタシは舌先を出すとちろちろとコーンの先端をくすぐるように舐めた。
 イメージしているのが何かを即座に悟ったシンジがふるふると震える。

 「ん・・・んん」

 今度は唇の輪で繰り返ししごく。
 当然わざとチュプチュプと音を立てて。

 「っ・・・ぁ・・・」

 たまらないというかのようにシンジが微かに声を漏らす。
 その声を聞くと、躰の奥がじゅん、ってくる。
 繋がっている部分がぴりぴり痺れるみたい。
 それを悟られないためにシンジに覆い被さり、口にベビーコーンを差し込む。
 同時に舌も滑り込ませると、待ち受けていたシンジの舌に迎えられる。
 食べさせるという名目は消えはて、舌をしゃぶりあうことだけが残る。
 緩む唇の端から涎が一筋、でも気にしない。
 舌を絡ませていると、時々コーンが触れ、それがキスのアクセントになる。
 頭をくらくらさせながらキスを続けるうちに、コーンをどけたくなった。
 と、そんなアタシの動きに合わせてシンジの腕が腰に回る。

 「?」

 朦朧とする意識の中、シンジの腕の熱さだけがが自覚できる・・・と、腰をぐいと押さえつけられた。
 躰の底を深く突き上げられ、ピンク色の電流が脳裏で爆ぜる。

 「っ!んんぅっっ!!」

 そのまま腰をくりくり捻られる。
 痺れ、どろどろになっていた膣中(なか)を掻き回されて背筋が仰け反ってしまう。
 けど、腰は固定されたままなので子宮が押されたままシンジのペニスでこね回されてしまう。

 「あ、やああぁぁぁっっ!」

 躰中が激しい快感に震える。
 シンジのもので掻き回されるたびに、そこから意識を吹きさらわれてしまいそうな波が繰り返しアタシに襲い掛かる。
 たまらず甲高い声を上げてシンジの肩に突っ伏したアタシにシンジの声が掛けられた。

 「今度は、取られなかったよ・・・」

 のろのろと顔を上げると得意そうな顔をしてシンジがコーンを食べている。

 「・・・ばかぁ・・・」

 自分でも非難してるのか甘えてるのか分からない口調でそう言うと、アタシはシンジの首の付け根に軽く噛み付いた。

 「いっ・・・」

 口を離すと綺麗に歯形が残っている。
 アンタはアタシのものなんだから・・・アタシを出し抜くなんて・・・い、一年早いのよ!
 
 シンジに「された」ときのことを思い返して、元の諺より短く。
 けど・・・もっと早くにそうなっちゃうかも。
 さっきの突き上げでまた下腹の火が激しくなってきたアタシは、そんな事を考えていた。


 
 アスカの息が荒くなってきた。 
 熱く潤んだ目でじっと僕を見つめ、もどかしげに腰を揺すっている。
 時々、無意識なのかきゅ、とひだが締め付けてきて、思わず腰が跳ねてしまう。
 そうすると、お尻の下で流れ落ちたアスカの愛液が粘る。
 それすらも不思議な快感になる。
 
 朝ご飯はまだ少し残っている。
 料理を残すのは余り好きじゃない・・・マナーも悪いし。
 けど、さっきから繰り返しているやりとりのせいで僕の、そしてアスカの我慢は限界を越えてしまっていた。
 そっとアスカの背中に手を廻すと、その重みに耐え兼ねたようにゆっくりとアスカが僕に覆い被さってくる。

 「「ん・・・」」

 何度目になるかわからないキス。
 でも今度は純粋に互いを求めるだけの、セックスの前戯としてのキス。

 「んむ・・・はっ・・・んん」

 互いの舌がぬめる。
 唇をアスカの舌が擦るたびに、信じられないくらいの戦慄が走る。
 こうして上下で繋がっていると、そこから溶け合っていくような錯覚すら覚える。
 そのくせ、ふれあっている部分の感触はこれ以上無いほどはっきりと僕の意識に届く。
 細胞の一つ一つがこすれあって快感に震えているみたいな錯覚を覚える。 

 「ふむ・・・ん、んん・・・はぁ、ね?もう、いいよね?」
 「うん」
 
 僕の答えと同時にアスカが腰を使い出す。
 慎重にゆっくりと腰を持ち上げて、くびれが引っかかるところまで引き出す。

 「は、あ・・・んんん・・・」
 「く・・・うぅっ」

 たくさんのひだひだがぬるぬると絡み付きながら擦り上げてくる感触にうめきがもれてしまう。
 少しそのままにした後、またゆっくりと降ろしてくる。

 「ああぁ・・・ん、は・・・」
 「・・・っ・・・」

 熱くざわめくアスカの膣内(なか)にずぶずぶと呑み込まれていく。
 こうしてゆっくりと動かれるといちいち動きが意識できてしまい余計興奮する。
 でも途切れ途切れだからちょっともどかしい。
 アスカは最後まで入れるのを少しためらっていたけど、意をけっして、ずっ、と腰を密着させた。

 「んんっっ!」
 「?!くぅっ!」

 そのとたんにきゅうきゅうと締め上げられ、同時に更に奥へと引き込むようにアスカのひだが蠢いた。

 「あ、アスカ?」

 僕の肩にしがみついて震えていたアスカが、そのまま耳に吐息を吹き込むようにささやいてくる。

 「あは・・・だめ、シンジの、少しおっきいみたい・・・」
 「・・・痛いの?」
 「ううん・・・最後まで入れると、それだけでイっちゃいそうになっちゃうの・・・
 あたしは、もっとシンジと繋がっていたいから・・・だから・・・」

 あまりにいじらしくていやらしくて、僕はたまらずアスカを抱きしめてしまう。

 「んっ!」

 苦しそうな、でもとても幸せそうなアスカの甘いうめきが僕の耳に滑り込んでくる。
 その熱さに染まったように僕の頭は熱っぽくくらくらと揺れる。

 「つづける、ね」

 アスカはそう言うとしがみついたままで腰の動きを再開した。

 「ふぁっ・・・ん!んん、いいよ、シンジぃ・・・しんじぃ・・・っ!」

 ぬるぬると絡み付きしごき立ててくるアスカのあそこの快感と絶え間無く注がれる甘いよがり声に、あっけなくイってしまいそうなのを必死にこらえる。
 そのまま繰り返し腰が揺すられるうちに、アスカの声が一段とヒートアップした。

 「あぅんっ!あ、ああっ!しんじっ!ひ、うあっ!いいっ!いいよぉっ!」

 僕も込み上げてくるものがせっぱ詰まる。
 それを逸らそうと僕は遊んでいる右手をアスカの乳房に向かわせた。



 「ん、しんじ・・・っ!ど、どう?あたし、いい?」

 体中が熱くなって腰を揺するたびにシンジとこすれ合う肌が気持ちいい。
 体中を駆け巡る快感のせいで切れ切れにアタシはそうシンジに問い掛ける。
 こうやっていやらしい事を言うと、シンジのものが反応して更に少し大きくなって、聞こえる喘ぎが熱くなる。
 そうやってシンジを興奮させているのがうれしいから、アタシはわざと娼婦みたいにふるまって見せる。
 今もまた反応してくれた・・・と、シンジの手が触れたと思ったらきゅっ、てかちかちになっている乳首を摘ままれてしまった。

 「っ!!は、あ、やぁっ!しんじっ、そこだめぇっ!!」

 思わず仰け反る、けどシンジの腕はアタシの腰に回されたままだから

 こつん!

 「ひいぃんっ!!あ、やあぁぁっっ!!」

 シンジのペニスにアタシの膣の奥を強く突き上げられてしまった。
 一瞬頭がしろくなる。
 アタシ・・・軽くだけど、イっちゃった。
 後ろに倒れ掛かるのを気遣うようにシンジがアタシを優しくぎゅっと抱き寄せてくれる。
 絶頂の余韻と嬉しさがアタシの心をいっぱいにする。

 「しん、じぃ・・・」

 囁いて耳元にキス。

 「・・・もしかして、イったの?アスカ」
 「っ!ば、ばかぁ・・・恥ずかしいんだからあんまり言わないでよ」

 ・・・頬が熱い。
 まともに顔が見れないからシンジの髪に顔を埋めるようにする。

 「・・・そうなんだ・・・」

 シンジの声が何かを企んでるみたいな響きを帯びる。
 ?
 と、添えられているだけだった手がアタシの胸を揉み、指先がくりくりと尖りきった先端を転がす。

 「ひっ!!や、こら、あっ!だめっ、いま、はっ!!」

 イってすぐで敏感になっている肌を擦られると、躰が勝手に跳ね回ってしまう。
 それを押え込むように腕を回したままでシンジはなおもアタシを責め立てる。
 自然、アタシは自分の意志とは無関係に腰を使う事になってしまう。

 「や、いや!こ、ら・・・っ!あ、や、やああっ!!」

 腰が跳ねるたびに膣内を擦られ掻き回され、かと思えば奥の弱いところが容赦無く突き上げられる。
 イってすぐなのに、アタシはまた頂上へと追い上げられてしまう。

 「や、こんなっ!ひどっ、あ、ひっん!ああぁっ、あああぁぁーーっっ!!」

 乳首をひねられると身体が跳ね、アタシの膣内に深々と埋まっているシンジのペニスをきゅうきゅうと締め付けてしまう。
 ボタンをひねると動くおもちゃみたいにしてアタシいいようにシンジに弄ばれている。
 倒錯した快感も感じてるけど、やっぱりいや。
 と、腰に当てられていた手がアタシの頭を引き寄せた。
 そのままシンジがキスしてくる。

 「ん、んんっ!んんぅ・・・ん、んっ!!」

 唇が合わせられて舌が差し伸べられると、自然と舌を絡めてしまう。
 現金にもそれだけの事でアタシの心の中から拒否の意志が消えていく。
 後に残るのは泣きたくなるくらいの幸福感と心をどろどろに熔かしてしまう快感。
 
 「ふ、はぁ・・・あ、しん、じぃ・・・」
 甘ったるくだらしない声でぼぅっとシンジの名を呼ぶ。
 力が抜けきってしなだれかかるアタシの肩を掴んでシンジがアタシを正面から見つめてきた。

 「アスカ・・・愛してる」

 ・・・絶対アタシ狂っちゃってる。
 シンジにこう言われただけでシンジ以外の何もかもがどうでもよくなってしまうなんて。
 気のふれたアタシはそのままシンジにしがみついてぼろぼろ泣きながらキスを繰り返す。
 シンジはそのキスに答えて、同時に息が止まるくらいにアタシをきつく抱きしめる。
 また奥まで挿入られて、幸福感と快感がごちゃ混ぜになる。

 「んふぅ・・・ん、シンジ・・・んんっ、ふぅんっ!しんじぃ・・・っ!!」

 もう止まんない。
 そのまま腰をくっつけたままでぐりぐりと揺する。
 奥の子宮口と入り口のクリトリスが同時にこねられて本格的な高みに連れて行かれはじめる、でも、もういやじゃない。

 「しんっ、じっ!あ、あたしっ、イっちゃう、イっちゃうの・・・っ!
 ね、いっしょ、いっしょに・・・っ!!」

 シンジは無言で頷くと腰を突き上げてきた。

 「くはっ!あっ、いいっ、いいよぉっ!もっと、もっとっ!!」

 アタシとシンジの動きがユニゾンする。
 アタシのあそこの敏感なところが中も外もこれ以上無いくらいに擦られねじられる。
 それなのにアタシのからだはもっと欲しいとでも言うかのようにいやらしく腰を振り立てて快感を貪る。
 もう、限界。

「ふぁっ、あっ!あ、しんじっ、しんじぃっ!!
うああっ、しんじいぃぃぃ――っっ!!」

 「くっ!あ、すかぁっ!!」

 どくんっ!

 躰の深いところでシンジが熱い精液を吹き上げた。
 その衝撃に更に高いところに跳ね上げられる。

 どくっ、どくんっ!

 でも、射精が止まない。
 お腹の膣内(なか)いっぱいにシンジの精液を満たされる。
 激しい快感と深い満足感。
 
 どく、どくっ

 一回毎に脳裏でフラッシュが焚かれる。
 それがもっと欲しいとアタシのあそこが繰り返しシンジのペニスを絞り上げる。
 
 どくん・・・

 「は・・・あ、ああぁ・・・」

 終わった、みたい・・・。
 高いところからふわふわと漂い降りてくる余韻の中、力の抜けきった身体をシンジに預ける。
 耳元にシンジの熱い呼吸、肌には揺り返しに小波が走るシンジの身体。
 うれしい。



 リビングには椅子の上にとどまりきれなくなった二人の分泌した液が滴となって落ちる音がかすかに響いていた。

−2ndday morning End−


to be Continued
NEXT Episode

Corwinさんへのメールアドレスはこちら
ymcorwin@broadway.or.jp


中昭のコメント(感想として・・・)
 

  Corwinさんに投稿して頂きました。

  第弐話!!
  ・・・ちょっと食い足りないかもしれませんがとのコメントがついてたんですが・・・・・・・・・・・・・・・
  次回はもっと激しくなりそうで、絶好調でしな


 キャラこめ
少年S   「ちゃんとスタンバイしてるね」
美少女M  「どっからかぎつけてきたんだが・・・」
ミセスA  「$%%$#(’”)KDH(”HAっHAっHAっ」
美少女M  「レナ通訳して」
じぇみに1 「みゅ」
美少女M  「・・・・・・・ジュニア」
少年Sjr 「シンジってば”好き、愛してる”だなんて恥ずかしいよぉ、やだ、バカなんだから・・・・アタシも愛してるよ。なーんてきゃー恥ずかしいーー」
美少女M  「・・・・・・・ホントにそんな事言ってるの?」
ミセスA  「$%%$#(’”)KDH(”HAっHAっHAっ」
じぇみに1 「みゅ」
少年Sjr 「なんか文句あんの?だってさ」
美少女M  「さっきとおんなじ言葉じゃないのよ!」

永遠の少年S「どうしたんだい?楽しそうだけど」
少年S   「閣下が投稿してくれたんだよ」
永遠の少年S「・・・まさか」
美少女M  「アスかーさんなら読破済みダダダダダダダダ
       今更遅いのに」ドドドドキャー

  みなさんも、是非Corwinさんに感想を書いて下さい。
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