続・ハジメテノヨルノモノガタリ

マナツノヨノユメ

平成12年9月24日校了

「Holy Beast」参周年記念投稿




「あれが、敵?」
『嘘!』

夕暮れの中、陽炎に揺られて見えた「敵」の姿に、僕は心底驚いた。
嘘だと思いたかった。
色やデザインこそ違うけど、あれが敵だなんて思いたくないよ。
モニターに映るアスカも、顔色が悪い。
綾波は何考えてるのか知らないけど、いつものとおり無表情。
でも何か、ちょっと表情が引き締まったような、そんな気もする。
僕たちの前に現われた、父さんが「敵」と呼んだ物。
アメリカから来て、松代にいたはずのエヴァ参号機。

「父さん、あれ・・・」
『そうだシンジ、敵だ』
「だって、あれもエヴァなんでしょ?」
『シンジ、あれは敵だ。
 攻撃しろ』
「そ、そんな!」

父さんの言うことに、僕はパニックになった。
だって、エヴァなんでしょ?
パイロットが、僕達と同じ子供が乗ってるんでしょ?

『戦闘、開始』

有無を言わせない父さんの命令で、まず最初に動いたのは、一番近いところにいた綾波の零号機だった。

「あ、綾波!」

僕も思わず初号機をダッシュさせていた。


アタシは、シンジと司令の会話を聞きながら、頭の中を整理していた。
あれはたしかにエヴァだ。
誰が乗ってるかは教えてくれなかったから聞いてない。
今は使徒に乗っ取られてるっていう話だ。
だったら、だったらやるしかないじゃない!
アタシは負ける訳にはいかないのよ。
やっと仲良くなれたのよ。
やっとシンジに思いを打ち明けられたのよ。
アタシ達はまだまだこれからなのに、今こんなところで・・・。
あたしは迷いを断ち切って弐号機を動かした。

ファーストが仕掛けた。
スマッシュホークが火花を散らせる。
ものすごい早い反応で、参号機がそれを受け止めた。
反対の手が抜き手を決めようとする。
零号機もさすが、それを受け止めた。

『くぅ!』

ファーストの、悲鳴?

『使徒、零号機の左腕を侵食!』
『左腕緊急排除!』

マヤの声と、司令の声。
零号機の左腕が、つけ根から吹き飛ぶ。
うっそぉ!
神経接続切ってないじゃない!
案の定、ファーストは痛みに左肩を押さえている。

「なんてこと、すんのよぉ!」

アタシは構わずソニックグレイブを振るった。
それも受け止められる。
それどころか腕が曲がって来て、吹っ飛ばされた。

「きゃぁ!」
『アスカ!』

初号機が受け止めてくれた。
シンジ・・・。


吹っ飛ばされた弐号機を受け止めた僕は、心を決めた。
僕の大切なアスカにこんなことするヤツは、誰だろうと許せない。
僕がやるしかない!
零号機は片腕になっちゃったせいで、下がって防御の姿勢に入ってる。
弐号機を支えて助け起こしてから、零号機の落としたスマッシュホークを構えると、そのまま切りかかった。

「誰が乗ってるか知らないけど、ごめん!」

ホークを参号機の頭に叩き込む。
ざくっと刺し込む感触。
そのまままっすぐ振り抜く。
か、固い!
参号機が左手を振るってくる。
刺さったままのホークから手を放すと、今度はナイフでその左腕に切り付けた。
参号機の肘から下がなくなる。
そうだ!
エヴァは人のかっこうをしてるから、手足の自由を奪えばいいんだ!


「なぁる!
 だるまさんね!」

バカシンジにしてはナイス!
さすが、アタシが好きになっただけはあるじゃない!
アタシはグレイブを参号機の足に向けて振るった。
この前格闘技の訓練で習った八双とか言う構え方。
長刀で相手の足を払う技だ。
右足の膝から下を切り飛ばして、左足の半ばまで食い込んで止った。
そのまま引き抜いて飛びすさる。


前のめりに倒れた参号機に馬乗りになると、僕はプログナイフで背中に切り付けた。
装甲板を切り飛ばすと、エントリープラグがじわっとせり上がって来る。
それをそっと掴んで、飛びのいた。

「アスカ!」
『オッケェ!』


初号機が飛びのいた瞬間、アタシはグレイブを逆手に握って参号機の背中からコアを刺し貫いた。
そのまま一気に、零号機の隠れていた場所までジャンプする。
参号機は、派手に爆発して跡形もなくふっ飛んだ。

初号機がアタシ達のところまで来る。
足元に回収班が来ている。
ファーストはもう救出されてるから大丈夫ね。
初号機が参号機のプラグをその側に下ろした。
緊急ハッチが開かれる。


「いったい誰が・・・」

僕はその様子をじっと見ていた。
ぐったりしたパイロットが運び出されてくる。
その姿を見たとたん、僕は血の気が引いた。

『シンジ・・・、あれ・・・』
「トウジ!」

僕は発令所に回線を切り替えた。

「父さん!
 どうして黙っていたの?
 父さん!」
『使徒は殲滅した。
 よくやったな、シンジ』
「そんなことはどうでもいいんだ。
 どうしてトウジのこと、黙ってたのさ!
 父さん!!」
『葛城3佐に頼まれた、それだけのことだ』
『シンジ君・・・、葛城3佐は、あなたたちを心配させたくないからって・・・』

そっけない父さんの返事と、いい訳がましいマヤさんの言葉。

「だからって、だからって!」
『話はあとだ。
 帰還しろ』

父さんの一方的な指示で回線が切られた。
僕は帰る間じゅう、怒りが収まらなかった。



アタシ達は帰って着替えるとすぐ、病院に行った。
ファーストは神経接続を切る前の腕の強制切断っていう無茶苦茶な処置のショックは残ってたけど、外傷はなかったらしい。
今はアタシ達と一緒にいる。
それより気になるのは鈴原だ。
個人的にどうこうっていう感情は無いけどやっぱり同じクラスの友達だし、何よりアタシの大親友のヒカリの、っていうのがね・・・。
シンジは青い顔をしてる。
当然よね。
アタシとヒカリ以上に、コイツらは仲がいいもの。


僕は、ベットに横たわるトウジの顔をじっと見ていた。
幸い身体に異状は無いし、今は薬が効いて寝てるだけだって医者は言ってた。
僕達はいつまでもそうしていても仕方ないと思って、帰ることにした。
エレベーターが1階に着く。
開いたドアの向こうに・・・。

「ミサトさん・・・」

松代の事故でケガしたんだろう、頭に巻いた包帯が痛々しい。

「シンちゃん・・・ごめ」
「ミサト!
 アンタね!
 アタシやシンジがどんな気持ちでいたか、アンタになんか解んないでしょ!」

全てを言わせず、両手を腰に当てて顔を真っ赤にして怒ってるアスカ。
僕もじっとにらみつけたまま、視線を外さないでいた。
裏切られた、そんな気がして僕は目線を外したくなかったんだ。

「無事だったから良かったけど・・・。
 無事だったから良かったけど・・・。
 せめて誰が乗るかくらい・・・」
「ゴメン・・・」

がっくりとうなだれるミサトさん。

「行きましょ!」

アスカがプイッと横を向くのに合わせて、僕も背中を向けた。
綾波はまだ、何か言いたげに突っ立ってる。

「ファースト!
 ほら、行くわよ!」

アスカが腕を取ると、引き摺るようにして廊下をずんずんと歩いて行く。
普段の僕だったらアスカをなだめて、ミサトさんの様子を窺うために振り返るところだけど、今日は僕もそんな気は起きなかった。
それが証拠にいつの間にか、綾波を引き摺るアスカより僕の方が前を歩いていた。



家に帰って来たアタシ達は、帰る電車の中で相談したことを実行に移すことにした。

「アスカ、準備、いい?」

シンジが声をかけてくる。

「いいわよ、って、アンタ、何してるの?」
「あ、これ?
 書き置き」

シンジって、妙なところで律義なのよね。

「しばらく綾波の所にいます?
 アンタバカぁ?  これじゃ迫力無いじゃない!
 貸しなさいよっ!」

アタシはシンジからペンをとりあげると、シンジの字の下に書き加えた。

『ぜったいにゆるさないからね!!』

「これでよし、と。
 さぁ、行くわよ」

アタシ達は、今日のミサトの仕打ちに心底怒った。
だから、ストライキをすることに決めた。
でもこれ、アタシの提案じゃないんだ。
驚いたことに、言い出したのはシンジだったのよね・・・。



僕は帰りの電車の中でも、怒りが収まらなかった。
もう少しでトウジを殺すとこだったんだ・・・。
平然となんてしてられないよ。
ミサトさん、酷いよ!
裏切ったんだ。
ミサトさんは僕を裏切ったんだ。
父さんと同じに、僕の気持ちを裏切ったんだ!

「アンタ、さっきから何ブツブツ言ってんのよ?」
「ミサトさんのこと!」
「ちょっと今日のは酷いわよね。
 お仕置きしてやろうかしら」

お仕置き・・・。
そうだ!

「アスカ、ストライキ、やるよ」
「はぁ?」
「ストライキだよ。
 普段家族だ何だって偉そうなこと言ってて、肝心な時に裏切ったんだ。
 だったらもう家族じゃないよ。
 だから僕達は、たまたま同じところに住んでるだけ。
 他人なんだから、自分のことは全部自分でやってもらおうよ。
 僕達は、僕達のことしかしないのさ」
「アンタ、けっこう悪人ね・・・」

アスカがちょっと驚いたような顔してる。
何だよそれ・・・。
僕だってやる時はやるんだからね。
僕が誰の息子か、思い出してもらうのもいいかもね。


シンジが誰の息子だったか、よっく判るような笑い方をした。
ちょっと恐い・・・。

「でも、あの家にいたら結局同じことよ。
 どうせアンタのことだから、そのうち我慢できなくなって家事やっちゃうに決まってるわ」
「そんなことないよ」
「じゃぁ訊くけど、台所に使い放しの食器が散乱しても我慢する?
 ダイニングにレトルトのパックとか空き缶が山積みになってもほっとける?
 脱衣場に汚れ物が山積みになってもさわらないで我慢できる?」
「う・・・、それは・・・」
「ほれ見なさい!」
「じゃぁ、どうするのさ」
「・・・んと、そうね・・・。
 そうよ!
 家出するのよ!」

どうせNERVの監視が付いてるんだから、どこにいたって心配無いし、携帯持ってれば連絡は付くもん。
あぁ、こういう時、アタシの天才的頭脳って、素晴らしいと思うわ!

「じゃぁ、僕はケンスケのとこでも行こうかな・・・」
「だめよシンジ!
 バラバラにいちゃ、一人づつ篭絡されるに決まってるわ」
「じゃぁ、どうするのさ?」
「アタシとアンタと、二人は常に一緒にいるのよ!」
「どこに泊まるんだよ。
 僕、そんなあて無いよ」
「そうよねぇ・・・、アタシもヒカリくらいしか思いつかないし・・・」

アタシは、ここにもう一人いることに気がついた。
コイツのとこだったら同じパイロットだし、理想的なんじゃない?

「ファースト、アンタのとこにするわ!」


アスカはそれまでじっと本を読んでた綾波をびしっと指差した。
綾波が不思議そうに見上げる。

「なに?」
「家出よ家出。
 今日からアタシ達、アンタのとこに泊まるからね」
「そう・・・」
「いいわね?」
「命令ならそうする」
「そうよ、これは命令よ!
 今日からアンタは、あたしたち二人を部屋に泊めるのよ!」

アスカ、綾波に言うことを聞かせるコツを掴んでるなぁ・・・。
でも、確かあそこって、何も無いよなぁ・・・。

「そう言えば綾波さぁ、客用のふとんとか、調理道具とかって、あったっけ?」
「無い。
 必要ないから」
「う・・・、やっぱり・・・」
「いいじゃない。
 この際だから買っちゃえば?」
「お金、あんまり無いよ?」
「ファースト、アンタのカード、どのくらい残ってるの?」
「知らない。
 見たことないもの」
「何よそれ・・・。
 見せてみなさいよ」

アスカが綾波からカードを受け取る。
表示を読んだ目がまん丸になる。


こいつ・・・、なによこれ・・・。

「アンタ、普段どういう生活してるのよ?」

シンジが隣からカードをのぞき込んで、やっぱり驚いてる。
そりゃそうよね。
これって、毎月の支給額、ほとんど残ってるわ・・・。

「これだけあれば、いろいろと揃えられそうだね・・・」
「じゃ、決まりね」



僕とアスカは着替えを詰めた鞄を持って家を出ると、まずいったん綾波の家に行った。
あいかわらずインターホンは壊れてるみたいだ。

「綾波、入るよ!」
「何よ、鍵もかかってないの?
 不用心ねぇ・・・。
 うわぁ・・・、ホントになにもないじゃない!」

そうか、アスカって、ここ来るの初めてだったっけ・・・。

「ぼやぼやしてられないわ、すぐ行くわよ!」

アスカが拳を握り締めて立ち上がった。



ショッピングセンターで掃除道具、調理道具、食器、予備のふとん、それから食材。
何か、新婚さんの買い物みたいだ・・・。
アスカと新婚さん・・・?

「何よシンジ?」
「え、あ、えと・・・。
 僕達、どんな風に見られてるかなって・・・」
「新婚家庭の準備でも想像した?」

アスカがニヤッと笑ってる。

「えと、あの、・・・うん」
「バカ!
 何真っ赤になってるのよ?」
「アスカだって」

後ろで綾波が支払いを済ませてる。

「お届けしますか?」
「そ、そうね。
 そうしてもらえますか?」

アスカが応対してる。
こういうのは綾波じゃ無理だもんなぁ・・・。

「さて、帰りましょっか、あ、な、た?」

腕にアスカの腕がからんでくる。
アスカのニヤリ笑い。

「あ、あ、アスカ・・・」
「何よ、このアタシが腕組んであげようっていうのよ。
 もっと嬉しそうな顔しなさいよ!」

いや、その、腕じゃなくて、肘に胸が・・・。
解ってるのかな?


アタシはワザと腕を引きつけてやった。
フフフ、真っ赤になって、カワイイ!
せっかくミサトが後始末で留守なのに、ファーストの家にいたんじゃデキないもんね。
せいぜい楽しませてもらわなきゃ。
でも、よく考えたらミサトは今晩帰れなさそうなんだし、今日から出てくることもなかったのかもね・・・。



ファーストの家に帰って来たら、すぐにショッピングセンターの配達が来た。
受けとって、シンジは・・・、そっか、台所の片付けしてるもんね。

「ファースト、手伝って」

受け取った荷物を二人して運んだ。
キッチンはもうかなり奇麗になってる。
そこへ真新しい調理道具と食器、食材。
あたしとファーストはリビング、っていうかワンルームなのよね、ここ。
リビングを奇麗にして、床におとなしい柄のカーペット。
小さなガラステーブルと、周りにはカワイイ柄のクッション。
カーテンも明るめの物に換えて、明るい感じの演出。
シンジ、妙なところでいいセンスしてるじゃない。
そう、これ、アタシの意見はほとんど入ってないの。



食事は楽しかった。
綾波が肉が苦手だって言ってたから、今日は天ぷらにした。
アスカはブツブツ言ってたけど、フライより低カロリーでヘルシーなんだよって言ったらおとなしく食べてた。


食後の紅茶を飲んでる時、アタシの携帯が鳴った。
ヒカリだった。

「どうしたの?
 え?
 う、うん・・・。
 ・・・今?
 ファーストんとこよ。
 ・・・・・・何でよ?
 でも・・・、うん・・・ちょっと待ってね」

アタシは振り返った。

「シンジ。
 ヒカリがね、アタシに今から来て欲しいって言うんだけど・・・」
「トウジのこともあるし・・・。
 行ってあげたほうがいいんじゃない?」
「いいの?」
「いいよ。
 僕がアスカだったら行くと思うから」
「うん、ありがと。
 あ、ヒカリ、お待たせ。
 今から行ったげるわ。
 うん、何か欲しいものある?
 ・・・・そう、うん、それじゃ」

アタシは電話を切って鞄にしまうと、立ち上がった。

「じゃ、行ってくるわ。
 多分今晩はヒカリのとこだと思うから・・・」
「うん、了解」
「シンジ、ファーストと二人っきりだからって、変なことしちゃだめよ?」
「ししし、しないよ!」

何ようろたえちゃって。
やっぱやめよッかな?
っていうわけにもいかないわよね。
あんな切羽詰まった声のヒカリ、初めてだもの。

「うん、じゃ、ね」


ちょっと心配そうに僕達を見たアスカは、鞄を持つと出て行った。
僕は玄関まで見送ると、用心のために鍵を締めてから、リビングに戻った。
さっきまでアスカが一番騒いでいたせいで、いなくなっただけで急に静かになった。

「あ、あのさ」
「なに?」
「えっと、迷惑じゃなかった?」
「問題無いわ」

この問題無いっていうの、やっぱり父さんの口癖のまねなんだろうな・・・。
父さんって言えば・・・、あの眼鏡、そうだよね?

「綾波、前にここ来た時さ、眼鏡、あったでしょ?」
「ええ」
「あれって、父さん、の、なの?」
「ええ、碇司令の物。
 私を助けてくれた時の物。
 私に絆を感じさせてくれるもの」
「絆・・・、か・・・」
「碇君、お風呂・・・」
「え?」
「赤木博士が言ってた。
 寝る前は必ずお風呂に入って、清潔にしなさいって」
「そ、そうだね・・・」

その割には、ベットのシーツも枕カバーも酷い物だったよなぁ・・・。
部屋も掃除できてないし、リツコさん、綾波にどういうこと教えてたんだろ・・・。
綾波が立ち上がって、バスルームに行く。
お湯を準備する音が聞こえる。
失敗したかなぁ・・・。
テレビか、せめてラジオくらい買って来るんだったな・・・。

「まだ飲む?」

いつの間にか戻って来た綾波が、ポットを指差して聞いた。

「そ、そうだね・・・」
「わかったわ」

さっき僕が入れる時、やり方を教えたんだ。
綾波は感情だけじゃなくって、一般常識もちょっとした生活の知識もあまり知らないみたいだった。
でも、一度教えたら驚くほどうまくなった。
一度見ただけなのにすごいねって言ったら、そうするように言われたからって言ってたっけ。
新しい紅茶を入れてくれて、クッションに座るとまたいつものように本を取り出して読んでる。
僕はその横顔をじっと見ていた。
そうしていても間が持たなかったので、僕はSDATを鞄から出した。
曲はいつものヤツ。
しばらくして綾波がまた立ち上がった。

お風呂の様子を見に行ったらしい。

「先で、いい?」
「あ、うん、どうぞ」

家でも僕はアスカの後だし、気にしたこともなかったからそう答えた。

「そう、じゃ、先行くから」

綾波はそのままバスルームに行ったみたいだ。
僕は小さな棚の上の時計を見た。
もう11時をまわっている。
思わずあくびが出た。
色々あったから疲れてたもんな。
綾波がお風呂から出て来るまで待つつもりで、クッションを枕に横になった。



「・・・く・・・」

「・・・・くん」

「い・・・く・・・」

「いか・・・君」

「碇君」


あ、綾波か・・・。

「ごめん、寝ちゃったみたいだね・・・」
「お風呂」
「あ、ありがと・・・・・・・・!!!!!」

忘れてた!
綾波、お風呂上がりは・・・。

「どうしたの?」
「な、なんでも・・・、ないよ」
「顔が赤いわ」

綾波が僕の額に手を当てる。

「ちょっと体温が高い。
 脈拍も早い。
 碇君、病気?」
「ち、違うよ、大丈夫だよ」

心配そうに覗き込んで来るせいで、目の前に綾波の胸が迫る。

「碇君、出血してるわ」

は、鼻血が・・・。

「待ってて」

綾波がガーゼを持って来てくれる。

「血が出た時はこれを当てるといいって」
「あ、ありがと・・・」

見上げて失敗した。
だって、綾波はまだ全裸のままだったんだから・・・。

「碇君、ここ、腫れてる。
 ケガしたの?」
「あう!」

うっく!
そ、そこは・・・!
僕の声を勘違いしたのか、綾波は触る手に力を入れた。

「そう、苦しいのね」

綾波は、いきなり僕のズボンに手をかけた。

「ああああああ、綾波、何をッ!?」
「ケガした時に服は邪魔」

あれよあれよという間にズボンもパンツも脱がされちゃった。
綾波の手が、コチコチに膨張した僕のモノにかかる。

「あくっ!」

びくっとして手が引っ込む。

「ごめんなさい。
 痛かった?」
「あ、あの、その、大丈夫。
 つ、続けても大丈夫だよ」

僕は何を言ってるんだ・・・。
でも、こうなったら我慢できないよ。
いいよね、手だけだったら・・・。

「そう、解ったわ」

また、綾波の手がそっと添えられる。
痛くしないようになんだろうか、さっきより幾分軟らかなタッチ。

「う、はぁ、・・・・はぁ・・・」
「苦しいの?」
「だ、大丈夫、続けて。
 そうしないと、もっと酷くなっちゃうンだ」
「そう」

さわさわさわさわ。

綾波の手がモノを撫でる。
もどかしい・・・。
僕は思わず綾波の手を取って、いつも僕がするみたいに握らせた。

「こうして、上下に擦ってほしいんだ。
 あぁ・・・、そう、そうだよ」

こすこすこすこすこす・・・。

一生懸命僕のモノを見つめて擦る綾波。
腕の上下に合わせて、胸の膨らみも揺れてる。

「何か出て来たわ」
「そ、それを出し尽くさないと治らないんだ」
「そう」

次の瞬間、信じられないことが起った。
綾波が、先っぽに吸い付いたんだ。

「あひゃにゃみぃ!?」
「吸えば早く出るわ」
「そ、そうだけど・・・、いや、そうじゃなくて・・・」

確かに早く出るけど・・・、別のモノが。

「問題無いわ、任せて」

ちゅるるるる。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅるっ。

音を立てて先走りを吸い取る綾波に、僕はだんだん何も考えられなくなって来た。

「はう、はぁ、はぁ、うっ!」

ちゅる、じゅるるっ。

「う、あうぅ、はぁはぁ、あ、あやなみ、も、もう・・・」

じゅるるっ、ちゅるるるっ!

「あ、あ、うぅ、で、出るよ!」

ずびゅっ、びゅるっ、びゅるっ!

僕のモノが弾けた。

「んうっ!」

ちゅっ、じゅるっ、じゅるるるるるるっ!

綾波は一瞬驚いたようになったけど、それでも僕の出すモノを次々と吸い出してくれる。
まるでそこから体の中身が全部吸い出されるような快感に、僕はぶるぶると震えた。

「んぷっ、こほ、けほっ!」

吸い出す勢いが負けたのか、綾波はちょっとむせると、僕のモノを口から放してしまった。
残りが綾波の顔にかかる。
ようやく噴出が止った。
おかげでモノの方はおとなしくなったみたいだ。

「にがい・・・」

綾波は顔に着いたのを肩から掛けてたタオルでふき取ると、口の中のも吐き出した。

「はぁ、はぁ、はぁ、綾波・・・、ありがとう。
 おかげですっきりしたよ・・・。
 ・・・僕、お、お風呂行ってくるね」
「そう」

にこっと微笑んでくれる。
う!
その微笑みが僕の脳を刺激する。
や、やばい。
もう一度膨張する前に、僕は逃げるようにバスルームに飛び込んだ。

「はぁ・・・。
 綾波、こういうことの知識もないんだ・・・」

体を洗ってお湯に漬かりながら、僕はさっきのことを思い出した。
まさか、いきなり口でなんて・・・。
この前アスカとシテからも、また時々はシたんだけど、ここしばらく色々あってデキなかったしなぁ。
う・・・、また膨張しちゃった・・・。
平常心、平常心、平常心・・・。
ふぅ・・・。
上がろ・・・。
体を拭いて、いつもの短パンとTシャツに着替えた。

風呂から上がってリビングに・・・!
綾波、まだ裸だ。
クッションに座って本を読んでる。

「あ、綾波・・・」
「なに?」
「綾波、寝る時はどうしてるの?」
「ベットで寝てるわ」
「そうじゃなくて、何か着てる?」
「いいえ、必要ないもの」

・・・・・・・・・・・・・・・・・、リツコさん、どういう教育してるんだよ。
昔の大女優じゃないんだから、香水がパジャマなの、とか言わないでよね・・・。
思いながらも布団を敷いて、とりあえずその上に座る。
ちらっと見ると、やっぱり裸だ。
まぁ、いきなり服着てたら、それはそれで驚くけど。
でも、目のやり場に困るよな。
綾波、けっこうスタイルいいなぁ。
肌も奇麗だし。

どきどきどきどき

「なに?」

視線に気が付いたのか、綾波が顔を上げる。

「あ、いや、その・・・」
「碇君、ケガ治ってない」

綾波は、心配そうに僕の短パンのテントを見てた。

「え、あ・・・」
「また顔が赤いわ。
 苦しいの?」

その探るような視線が僕を捉えて放さない。
紅い目に魅入られたように、僕は思わず頷いていた。

「そう。
 わかったわ。
 横になって」
「う、うん・・・」

僕は言われるままにふとんに横になった。
綾波はさっさと、僕の短パンとパンツを引きずり下ろした。
しかも今度は、いきなり先っちょに吸い付いた。

「うひゃ!」
「動かないで」
「あ、ご、ごめん」

僕は快感に体が跳ねちゃったんだけど、また押さえつけられた。

ちゅ、ちゅちゅちゅっ、ちゅ。

「ふ、はぁ・・・、綾波、いいよ・・・」

僕は思わず、目の前で揺れてる綾波の胸に手を伸ばしちゃった。

ぴくん!

触れた瞬間、綾波の体が跳ねる。

「なに?
 今の、何?」

驚いたような表情で僕の方を見る。

「どうかした?」

我ながら白々しい。

「今、碇君の手が当たった時、何か感じたの」
「え、そ、そう?」
「そうよ。
 今のは何?」
「ぼ、僕にも判らないよ・・・。
 もう一度、やってみる?」

こくん。

綾波が頷いたのに気を良くして、今度はもっと大胆に手を這わせた。

「ん!
 なにこれ?
 でも、嫌じゃない。
 碇君、もっとしてみて」
「う、うん、いいよ」

胸を僕の方に突き出すように背中をそらす。
僕はアスカとシてる時と同じように、きゅっともみ込むように手を閉じたり開いたりした。

「ん、・・・うん・・・」
「どう、綾波?」
「ええ、問題無いわ」

綾波の乳首、硬くなってきてる。
僕はもっと大胆なことを考えた。

「でも綾波、ここ、ほら、さっきより腫れてるよ?
 大変だ、もしかして、僕のがうつっちゃったのかもしれない。
 綾波、横になって」
「でも、碇君のケガ」
「大丈夫。
 今は僕より綾波の体の方が心配だよ」
「そう」

綾波はおとなしくふとんに横になった。
そっと胸をもみながら、乳首をつまんでみる。

「うん!」
「綾波、やっぱり僕のがうつっちゃったみたい。
 今治してあげるね」

僕は綾波の乳首に吸い付いた。

「あんっ!
 何か変」
「大丈夫、治療が効いてる証拠だよ」
「でも・・・」
「落ち着かない?」

こくん。

小さく頷くと、可愛い。

「じゃぁ、安心するおまじない、してあげるよ」

僕は綾波の唇にキスした。

「んふ!」

突然のことに驚いたらしいけど、すぐに力を抜いておとなしくなった。
僕はそっと舌を出すと、綾波の唇に這わせる。
初めての感覚に力の抜けた唇は、たやすく開いた。
そのまま舌を潜り込ませると、綾波の舌を捉える。

ぴくん!

一瞬硬直したけど、また力が抜ける。
気持ちいいってわかったのか、綾波も舌を絡ませて来る。
存分に綾波の口の中を味わって、唇を話した。
銀色の橋が架って、すぐ途切れる。

「どう?
 落ち着いた?」

こくん。

「ふわふわして、気持ちいい」
「よかった。
 じゃ、続き、やるよ?」

こくん。

僕はまた、綾波の胸に顔を埋めた。

「あん、・・・ん・・・、うん!」

綾波の口から吐息と甘い声が聞こえる。
僕のモノは、これ以上ないくらい膨張していた。
そのまま右手をそっと下ろして行く。
なだらかな優しい曲線を描くウエストのライン。
つつましやかな窪みを見せる臍、そして、産毛と見紛うばかりのさらっとした感触の下生え。
その奥に息づく女性の部分。
そこはもう熱い密に被われていて、僕の指にしっとりとした感触を与えてくれた。
僕はまたイタズラを思いついた。

「綾波、綾波のここ、変だよ」
「どういうこと?」

熱にうかされたようなぼうっとした熱い眼差しが僕を見つめる。

「うん、僕のと同じで、何かが溢れてるんだ」
「なに?」
「解んないよ。
 調べていい?」
「ええ、お願い」

綾波は不安げな表情で頷いた。

「じゃぁ、ちょっと足、開いてみて」

おずおずっていう感じで開かれる足。
変だって言われたせいで不安なんだろうけど、まるで羞恥心で緊張してるみたいに見える。
僕はその様子が可愛く思えて、身震いした。
開かれた両足の間に体を入れると、改めて綾波のソコをじっと見た。
奇麗なピンク色。
アルビノで肌が白いせいで、余計に色の違いがはっきりしている。

「調べるよ」

こくん。

僕はソコにそっと指を這わせた。

「ん!」

綾波がそれに反応して体を震わせた。
僕は有頂天になって、綾波のソコを開いた。
目に飛び込んで来る鮮やかな薄紅色の襞と、その奥の泉。

「こ、これ・・・、僕と同じだね。
 吸い出さなきゃ・・・」

自分でも声が上ずってるのがわかる。
僕は綾波のソコに口付けた。

「あぁん!」

綾波の声と腰が跳ねる。

「あ、あ、あふっ!
 ひうん!
 い、いかり、くん!」

綾波がぶるぶる震えてる。

「な、なに?
 これは、あはぁ、なに?
 わたしぃ、と、ひうっ、とんでるの。
 うかんでるの。
 あ、だめ、いや、へん、だめぇ!
 あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

初めての刺激に、綾波はイッちゃったみたいだ。
僕はもう一度ずり上がると、綾波にキスした。

「ふんうぅ・・・」

イッちゃった余韻で時々ぴくぴく震えながら、綾波は僕に積極的に舌を絡めてきた。

「あ、綾波、今度は僕の番だよ。
 僕のを、綾波のと合わせると、僕のも治せるんだ」
「どうするの?」
「僕と綾波が、一つになるんだ。
 二人で一つになって、お互いの変なところを治すんだ」
「碇君と、一つになる・・・?」
「そうだよ綾波。
 これはとても気持ちのいいことなんだ」
「一つになること。
 絆を確かめること」
「そうだよ綾波」
「ええ、いいわ」

僕は綾波の腰をしっかりと抱き上げると、自分のいきり立ったモノに手を添えて、ソコにあてがった。

「いくよ?」
「問題無いわ」

腰を進めると、綾波の熱くぬかるんだソコに、先っぽが当たる。

つぷ。

まるでそんな音がしたように、襞が分かれて先端が飲み込まれる。

じゅぷ、じゅぷぷぷぷ。

「んひあっ!」

僕のが根本まで飲み込まれた時、綾波の口から甘い吐息が漏れた。

「じゃぁ、動くよ」

こくん。

綾波は小さく頷いた。
まるで何かを探ろうとしているように、固く目を閉じている。

「う、はう」
「あ、あんう!」

僕が動くと、綾波も反応する。

「あ、ん、あ、あっ、はぁ、・・・んはぁ、、あん、あうっ」

僕の腰のリズムに合わせて、歌うように喘ぎ声を上げる綾波。
僕は夢中になって腰を動かした。

「あ、あん、あ、あっ!
 い、いかりくん、わたし、わたしまた・・・んう!
 あ、・・あぁ・・ん・、あひう!」
「はぁ、はぁ、はぁ、綾波、すごいよ、綾波ぃ!」

熱くうねる襞の感触に、僕のモノが溶けそうになる。
キュッ、キュッ、って、手で握られてるみたいに締め付けられる。

「はうぅ!
 あやなみ、あやなみぃ!」
「あああああ、いかりくん、いかりくん!」

綾波の体が小刻みに震え出す。
僕もいよいよ限界が近い。

「ひうあぁ!
 あ、あうんっ!
 わたし、また、ういてる、とぶ、とんじゃうぅ!
 ひあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
「うくぅ!
 はぁ、はぁ、はうっくあぁ!」

綾波のが僕のを締め付けた時、僕も一番奥深いところで弾けた。

どびゅる、びゅる、どぴゅ!

「んうぁっ!」

僕のが弾けた感触に、綾波の体がわななく。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

得も言われぬ快感に震えながら、唇に激しくキスをした。
僕達は繋がったまま、眠りに落ちた。



「・・・く・・・」

「・・・・くん」

「い・・・く・・・」

「いか・・・君」

「碇君」



「起きて」

綾波の顔が目の前にある。

「時間」

僕が寝ぼけ眼で時計を見ると、もう8時前だ。

綾波はとっくに制服を着ていた。
僕は慌てて飛び起きると、夕べから着たままの服を脱いで、持ってきた鞄から制服を出した。

「先、行くから」
「あ、待ってよ、綾波!」

慌てて着替えて飛び出すと、走って綾波を追いかけた。

綾波と並んで歩く町並みは、なんだか新鮮だ。
いつもは隣にアスカがいるのに、今朝は綾波だもんな。
良く眠れたから、とっても気分がいい。
夕べ何か夢を見た気はするけど、疲れててお風呂も入らずに寝たくらいだから、良く覚えてないや。
アスカはどうせまた、二人っきりだったことをネタに、僕をからかうんだろうな。
まぁ、いいや。
見上げた空は奇麗に澄み渡っていて、今日もまた暑い一日になりそうな予感をさせてくれた。

「もう、ケガしないでね」
「え、何が?」
「にがいから・・・」
「へ?」










 今宵何があったのか、答えはあなたの中にだけございます。
私は皆様に一夜の夢をお見せしただけ。
ただ、夏一夜の夢先案内人にございます。

−−−−−おしまい−−−−−



あとがき、かもしれないもの

ドモドモ、J.U.タイラーでっす!(^^)/

 「ハジメテノヨルノモノガタリ」の続編、「マナツノヨノユメ」はいかがでしたか?
しかしまぁ、レイちゃんのって難しいですねぇ・・・(^^;
LRSの人、尊敬しますよ、ホント。

最後の二行は、シェークスピアの「真夏の夜の夢」のラストにある、主人公パックの台詞です。

どこまでが現実?
どこまでが幻?
答えは皆さん一人一人の胸の中に・・・。

でわでわ(^^)/~~


J.U.タイラーさんのメールアドレスはここ
tylor@earth.interq.or.jp

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中昭のコメント

  J.U.タイラーさまから頂きました。ありがとうございます。
>「もう、ケガしないでね」
>「え、何が?」
>「にがいから・・・」
>「へ?」
ツボ
アスカ 「よっ二股男(棒読み)」
シンジ 「テレテレ」
アスカ 「誰が誉めてんのよ誰がっ!
     ほらっあんたにプレゼント」
シンジ 「…素敵な腕輪だね」
アスカ 「あんたの首にぴったりでしょ。ほら見てみてここ」
シンジ 「…アタシの初めての男………いやだよ。こんなのしてろって言うの?」
アスカ 「もちろん外でもすんのよ」
シンジ 「ダメだよ。もし、アスカの汚い字を解読できる人がいたらどうするのさ」
アスカ 「読ませるためにやってんだから読んでもらえなきゃこま…汚いってなによ」
シンジ 「ミサトさんに見せてみようか」
ミサト 「なになにっシンちゃんチョーカーなんかしておっしゃれーー
     その模様もなんか見たことあるようでないわね」
シンジ 「ほら」
アスカ 「何勝ち誇ってんのよ。こんな麦芽色の血が流れてるアル中女の言うことなんか当てになんないわ!
     外に行くわよ」
シンジ 「いいよ。誰に聞いたって同じだよ」
ミサト 「アスカぁ、ついでに報酬のビール1ダース買ってきてよぉ」
シンジ 「報酬ってなんですか?ミサトさん」
ミサト 「うん?労働に対する対価よ」
シンジ 「…どうしてアスカに言うんですか?」
ミサト 「アスカの為に労働したからよん」
シンジ 「いつ?」
ミサト 「今」
アスカ 「ミサト!」
ミサト 「だいじょぶじょぶ。根回しだの裏取引だのわかる子じゃないっしょ」
シンジ 「?」
アスカ 「ほら、シンジ、外行くわよ」
シンジ 「なんか僕って外に行くのを嫌がってた気がするんだけど、気のせいかな」
アスカ 「なんでもいいからさっさと来るっ!ゴールはファーストん家よ
     ヨーイGO」
シンジ 「待ってよ」
パタン

ミサト 「良き哉良き哉。
     それにしても読めないフリをしろって言われたんだけど…
     本気で読めないわね。なんて書いてあったのかしら…………まいっか」






  みなさん、是非J.U.タイラーさんに感想を書いて下さい。



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