第3話 Masquarade
アスカはモニタに映ったハインツの顔を睨み付けて言った。
「どうして私がエヴァに乗ったかわかる」
ハインツはアスカの鬼気迫った表情に言葉を失った。
「あんた達親子を基地から逃がさないためよ
あたしが乗らなければあんた達はさっさと逃げ出していた
そうしたらあんた達は日本へ行ってしまう
あんた達のことだから必ずシンジを利用するわ
そんなまねだけは絶対にさせない....」
「あんた達は死ぬの....私と一緒に
この支部にはエヴァの爆発から逃げられる場所はないわ...あきらめなさい」
そう言い捨てるとアスカは通信を一方的に遮断し、座席の背面に設置された自爆装置を起動した。
MODE-Dが表示されるのを確認するとふたたび座席に戻り天を見上げた。
「バカは私だったわね...」
「いつまでもこんなものにしがみついて...」
「もう泣かないって誓ったのに...」
アスカは蒼い瞳に溢れ出る涙を拭った。
「シンジィ〜」
エヴァンゲリオン9号機の爆発はハインツ親子と共にドイツ支部を飲み込んだ。
あとに残ったものはすり鉢状の爆心地とうつろな瞳で成りゆきを見つめた生物だった。
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中昭のコメント(感想として・・・)
チュドーー0ーーッッmンンンンン
でも、不幸にしないとおっしゃっていましたから・・・
これからどうなるんでしょ。楽しみです。
ps: これって毒牙の後ですか?
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ってまあ、掲示板をご覧の方はご存じと思いますが先行公開パート(要するに偽第三話)です。
第3話本編は現在鋭意執筆中です。
違った展開を考慮中との事ですから、続きが気になる方はトータスさんまで励ましのお便りを送って下さい。