『レイの場合(後編)』

                                bySAY

 

***

 

注1.本作品を読む前に拙作「アスカの場合」「レイの場合 前編」を先にお読み下さい。でないと訳が分かりません(^^;

注2.かなりアブノーマルな描写もあります。レイを神聖視する方は読まない方が賢明かと思われます。

 

***

 

レイは、まだ体操服にブルマというコスチュームでX字型に拘束されていた。

最初と違うところは、先ほど受けた激しい責めを物語るかのように、体操服が乱れており、ブラジャーの下半分から臍の上の所が剥き出しになっているというのがひとつ。

二つ目は、普段の冷静さはどこへやら、月のように白い顔を死んだように横に伏せて、口を半分開けて荒い息をしているレイの表情。

それは十数年にも及ぶ結婚生活の中においても、シンジが一度も見たことがないような呆けた表情であった。

三つ目は、レイの履いている黒いブルマの股間の所が、周りの部分よりも黒く染まっており、さらにその下のマットには、ブルマ内だけでは収まらなかった恥ずかしい液体によって大きな染みが出来ていることであった。

シンジとアスカは、これまで見たことがないレイの痴態に呆然としていたが、その沈黙を破ったのは意外にもレイであった。

「・・・いかり・・・くん・・・」

まだ荒い息をしながら、半分眼を閉じたままレイはシンジに呼びかけた。

シンジは突然沈黙が破られて、一瞬ハッとなったが、すぐに返事を返した。

「な、なに、レイ?」

「・・・もう・・・おわり・・・なの?」

レイがそう言うのを聞いて、シンジとアスカ(やっと復活したらしい)は驚いたような声を出した。

「アンタ、もっとくすぐって欲しいの?」

アスカが信じられないと言ったような声でレイに質問した。

しかしレイは、

「・・・こんどは・・・ちゃんと・・・して・・・おねがい・・・・・・」

と言って、四肢をX字型に拘束されたまま、挑発するように胸と股間を突きだした。

それを見たシンジは、レイの望みを理解すると、

「くすぐりじゃなくて、さっきのアスカみたいに普通に責めて欲しいの?」

と言った。

レイは、かすかではあるが、しっかりと首を縦に振った。

「分かったよ、レイ。でも、まずこのブルマを脱がないと」

シンジは、びしょぬれになっているレイのブルマの股間の所を、軽く撫で上げた。

「んっ・・・」

それだけで身体をピクリと震わせるレイ。

先ほどのくすぐりのショックがまだ残っているのかもしれない。

シンジは、レイの左足首を拘束している縄跳びを解き、続いて右の足首をひもとこうとすると、レイが、声を出した。

「・・・いかりくん・・・ほどかないで・・・」

シンジはびっくりしてレイの顔を見た。

するとレイは続けて、

「・・・さっきの・・・アスカみたいにして・・・」

と頬を赤くして言った。

どうやらレイは、先ほどのアスカの痴態をみて、四肢を拘束されていた方がより感じることが出来ると思っているようである。

新婚のカップルならばそういうこともないのだろうが、結婚して十数年にもなるレイにとっては、その方が刺激的なのだろう。

シンジの方はというと、レイってマゾっ気があるのかな?と一瞬思ったが、そういえばレイとはノーマルなプレイしかしたことがない、ということを思いだし、レイの望み通りにしてやることにした。

ほどいた方の足首を、もう一方の側の足首まで持ってきて、両足をまっすぐに揃えると、ブルマの左右に指をかける。

濡れて色が濃くなったブルマを下着ごと、端の方からゆっくりと下げ始めると、徐々にレイの下腹部が顕れてくる。

少しレイのお尻を上げて、ブルマを抜き取ると、股間の茂みが露わになった。

それは頭髪と同じ薄青色をしていたが、濡れているせいか、普通の青色になっているようであった。

シンジは更にブルマを下げて、拘束を解いた足首からブルマを抜き取る。

それから再度足を大きく開いて、両の足首を縄跳びでくくりつけた。

その間に、アスカは、先ほど自分がされたみたいに、レイの体操服を胸の上までまくりあげ、ブラジャーのフロントホックを外していた。

レイの胸はアスカほど大きくはないが、その分全く型くずれはしておらす(別にアスカの胸が型くずれしているというわけではない)、もともと色白なレイの肌の中でも特に白く、まるで北欧人のそれのような色であった。

そして乳首の方はといえば、これまで数えられないほどシンジに撫でられたり、舌で転がされているにもかかわらず、中学生の時のような薄い桃色をしている。

それを見たアスカは、改めて感嘆して溜息をついた。

(まったく・・・結婚15年で中学生の子供がいるとは思えないわね。でも大きさではアタシの方が上ね)

「レイ、さっきのお礼をしてあげるからね」

全身を剥き出しにされて、頬をますます赤く染めているレイに、アスカが声を掛けた。

(・・・その後は、アタシがシンジともう一回・・・)

・・・相変わらずのアスカであった。

 

上下の秘部を剥き出しにされて、四肢を開かれて拘束されたレイ。

今度は悦楽を与えるために、レイの太股の間にしゃがみ込んで両手をワキワキさせるシンジであったが、ふと横を見ると、最初にアスカとレイが探してきた縄跳びやバトン、そして数多くのアイテムを収納してある大型バッグが眼に入った。

それを見ていたシンジの脳裏に、先月のベッドの上での騒動が思い出された。

「シンジ、どうしたの?シンジ?」

しばらく考え込んでしまっていたシンジを見て、アスカが声を掛けた。

「ん、ああ、ちょっとアレを使おうかなと思ってね」

そう言うと、レイの股間から立ち上がって、アイテムバッグの方に歩いていった。

そして戻ってきたときには、小さな薬瓶のようなものを持っていた。

「シ、シンジ、それ、使うの?」

アスカがびっくりした声で言った。

「大丈夫だって、ちょっとだけだから」

薬瓶のフタを外して、それに付いている刷毛にたっぷりと半透明の液体を含ませ、レイの胸に近付けていく。

 

***

 

その薬品は1ヶ月ほど前、アスカが妖しげなネット通信販売で購入したモノで、ラベルには英語やドイツ語を初めとして、ラテン系やアフリカ系までのあらゆる言語で商品名が記載されていたが、トップの所に表示してある「催痒剤」という日本語が爆発的な怪しさを醸し出していた。

「さ、夜に備えて実験実験♪」

なんの実験のことか分からぬが、ラベルに付いている説明もロクに読まず、全裸になって、その豊満な乳房やクリトリス、膣内に、溢れるくらいに催痒剤を塗りつけるアスカ。

それだけでは飽きたらず、前々から興味を持っていたアヌスの皺にまでたっぷりと・・・

「これっくらいでいいかな」

アヌスがベトベトになるまで塗り込み、ベッドの上に横たわる。

(どーせたいしたことないだろうけど・・・ま、アクセントくらいになればいいわ)

そう思った次の瞬間、最初に塗った乳房に疼くような痒みを感じた。

(そろそろ効いてきたようね)

などと最初はのんきに構えていたアスカであったが、やがてその痒みが乳房全体に広がり、クリトリスやアヌスにまで及んで来るにつれて、その表情は悩ましいものになり、そのうち眉間にシワを寄せ、脂汗を流し始めた。

「な・・・なに・・・コレ・・・スゴイ・・・」

乳首やクリトリスに数百匹の小さな蟻が這っているような感覚に、知らず知らずのうちに熱い声を漏らす。

その間にも痒みはますます激しくなり、ついには胸を掻きむしり始めた。

「かっ、痒いよおっ!シンジ、シンジいっ!」

いつの間にかセックス時のような声を出し始めたかと思うと、ベッドに四つん這いになって、お尻を高く突き上げ、股間とアヌスをガリガリと掻きあげる。

「ひいっ、ひっ、あっ、あぐぐぐぐ・・・・・・」

両手がお留守になってしまうと、敷き布団に乳房を擦り付け、涙を流し始めた。

しかし掻けば掻くほど、痒みは強くなっていく。

「う、う、う、う・・・うぐうっ!」

 

ドサッ!

 

暴れすぎたためにベッドの上から転げ落ちるアスカ。

しかし、転倒したときに何かを見つけたらしく、のたうち回りながらも、部屋の片隅に向かって進み始めた。

股間とアヌスを引っ掻きながらもようやく「アイテムバッグ」にたどり着くと、それを横に倒す。

「ああっ、はっ、はっ・・・」

アヌスをまさぐっていた手をバッグにあてがい、震える手でチャックを開けて中をいじくり回す。

ようやくお目当てのモノを探し出すと、急いでバッグからそれを取り出した。

それは、並の男性のモノよりもはるかに大きなサイズのバイブレーターであった。

(ううっ・・・おねがい・・・これで・・・)

アスカはそれを股間に持ってくると、まさに痒さがピークに達していて熱くなっている秘裂に、バイブレーターを突っ込んだ。

「ああんっ!」

まるで、愛する男性のペニスを受け入れたときのような艶めかしい声を出すアスカ。

しかし、痒みを忘れることが出来たのはほんの一瞬のことで、いくら巨大なバイブでも、秘裂内の定位置に完全に収まると、また全身を震わせるような痒みが甦ってくる。

「う、うううっ・・・」

バイブを激しく動かしながらやっとスイッチを見つけると、いきなり「最強」で電源をONにした。

「あひい!」

下腹部全体を震わせるような強烈なバイブレーションに、アスカは四つん這いの姿勢で何度も腰を跳ね上げる。

それでも絶対にバイブを抜こうとしない。

悪魔のように襲ってくる強烈な痒みを抑えるためならば、このまま失神してしまった方がはるかに楽だと思った。

やがて、四つん這いになっていた身体を横向きにし、両の太股でバイブを押さえつけたまま、再びバッグの中に手を突っ込む。

今度は先ほどのモノほどではないが、指などよりはるかに太いバイブレーターを取り出すと、その先端をアヌスに当てた。

今までそんな太いモノを入れたことがないということが一瞬浮かんだが、虫が這いずっているような痒みには耐えきれず、少し回転させながら、思い切りよくアヌスに挿入した。

「はうっ!!」

これまで排泄しかしたことのない器官に、いきなり指よりも太いモノが埋め込まれる感触に、アスカは首が折れるくらいに顔を仰け反らせた。

催痒剤のおかげで括約筋が緩くなっていたせいか、幸いアヌスが裂けるようなことは無かった。

「あ、あ、あ、あ・・・」

痛さと痒さが混在した異様な感覚に、アスカはしばしの間、痒みを忘れることが出来た。

だが、バイブの感触になれると、また痒みを感じるようになる。

「うっ、うぐぐ、ぐ・・・」

アスカは必死に手を伸ばして、アヌスに挿入されているバイブのスイッチを入れた。

「ひいいっ!」

バイブの先端のカリの部分に腸壁を抉られて、大声で叫ぶ。

秘裂とアヌスの痒みは何とか抑えることが出来たものの、その代わりに、これまで感じたことがない異様な痛痒感が下半身を襲う。

「ああっ!ああ!うぐっ、シンジ、シンジいいいっっっ!」

胸を掻きむしり、前後の穴に挿入されたバイブレーターによって腰をガクガクと震わせながら、半狂乱になって悶えまくるアスカ。

 

アパートの隣の部屋から聞こえてくる悲鳴に気付き、ようやくアスカの部屋に到着したシンジが見たものは―――

たわわな乳房を引っ掻き傷で真っ赤にし、仰向けになって両足を菱形に開いて、前後の穴にバイブレーターを差し込んだまま白目を剥いているアスカの姿であった。

 

***

 

それ以来、アスカはその催痒剤を使わず、アイテムバッグの中に封印しておいたのだ。

シンジは、それをレイに試してみようというのである。

「ねえ、シンジ、ホントに使うつもりなの?」

「大丈夫だって、ほんのちょっとだけだから」

たっぷりとそれを浸した刷毛をレイの胸に近付け、乳頭の頂点に軽く当てた。

「あ・・・」

それだけで小さな声をあげてしまうレイ。

シンジは刷毛を動かし、レイの桃色の乳首全体に塗り終えると、もう一方の乳首にも塗り込めていく。

「あ・・・あ・・・」

断続的にうめき声を漏らすレイ。

そのまま下に移動し、薄青色のアンダーヘアをかき分け、剥き出しになった秘裂に少しだけ指を挿入する。

「あんっ!」

腰をビクンと震わせ、喘ぎ声を発する。

シンジは二本の指でレイの秘裂を左右に開き、上方に位置する敏感な突起を確認すると、それをそっと握った。

「あっ、あっ、いかりくん・・・」

「レイ、もっと感じさせてあげるからね」

と言いながら、突起を覆っている包皮をゆっくりと剥きあげる。

中身が剥き出しになると、自分の指に刷毛が当たらないように注意しながら、催痒剤を薄く塗布する。

もちろん、クリトリスだけでなく、内部の襞全体に一通り刷毛を這わすことは忘れない。

レイの秘裂内に妖しい薬品を塗り終えたシンジであるが、まだ薬瓶を置かず、さらに刷毛に液体を含ませると、秘裂のもっと下にあるアヌスに穂先を触れさせた。

「あっ!」

これまでと異なり、驚いた声をあげるレイ。

「い、いかりくん・・・そこは・・・・・・」

レイの声を無視して、入り口の所に淫らな液体を塗りつけていくシンジ。

長いシンジとのつきあいの中でも、初めて味わう感触に、驚愕とも悲鳴ともつかぬ啼泣を漏らしながら、下半身をよじらせるレイ。

表面だけでなく、わずかに刷毛を挿入して腸の内部にまで塗り終えると、ようやくシンジは薬瓶を置いた。

「初めてだから、ちょっと辛いかもしれないけど」

そして最初にアスカ達が見つけた、現地ならではのアイテムをチェックしながら、

「でも大丈夫、ちゃんと解決してあげるから」

と言って、すぐに使用できるように、レイの傍らにそれらを持ってくるシンジであった。

 

その催痒剤は、シンジがアイテムバッグからスキンの箱を取り出したあたりから、効果を表し始めた。

局部にそれを塗り込まれた後、かすかに上気した顔を横に伏せてグッタリしていたレイが、眉間に皺を寄せながら、顔を左右に振り始めたのだ。

と同時に、胸を突きだすように、上半身がピクン、ピクンと痙攣する。

「い、いかりくん・・・・・・」

必死に何かを押さえつけるような声でシンジの名を呼ぶ。

「効いてきたかな?レイ、どう、我慢できないくらい痒い?」

そう言いながら、乳房に息を吹きかけてやると、

「あんっ・・・か、かゆいの・・・なに、これ・・・」

と叫んで、もう汗が滲み始めた身体を揺さぶるレイ。

やがてクリトリスやアヌスの方にも痒みが襲ってきたらしく、上半身だけでなく、下半身にもうねりが生じ始める。

レイの身悶えは徐々に激しくなっていき、拘束されている四肢を支点にして、全身を海草のようにうねらせ始めた。

「あ、あっ、いかりくん、いかりくん!かゆいのっ、おねがい、おねがいっ!」

もはや悲痛と言ったような表現がぴったりの表情で、荒い息の中から、叫び声を絞り出すレイ。

そうしている間にも、尻たぶをマット上にこすりつけ、少しでも痒みを抑えようとする。

「アスカ、レイのオッパイの方を頼むよ」

「わ、わかったわ」

痒みに悶え狂うレイを見て、先月自分が感じた感触を思い出したのか、思わず脇を締めてしまうアスカ。

しかし、このまま何もしないでいると、ますますレイを苦しめることになる。

「レイ、ちょっと痛いかもしれないけど、我慢しなさいよ」

アスカはバトンを2本持って、レイの乳房に近付ける。

そして、もう既に痛くなるほど固く尖っており、ピンクというよりも赤くなっていると言った方が近い乳首の片方を、2本のバトンで挟んで、軽く力を入れた。

「ひっ!」

チョン、という程度の力で挟みつけただけなのに、レイはまるで高圧電流を流されたようにビクンと全身をのたうたせた。

そのまま、何度か交互に乳首を挟みつけてやると、その都度レイは、あっ、あっと引きつった声で叫び、華奢な身体を跳ね上げた。

シンジの方はというと、しばらくレイの太股の間にしゃがみ込んで、アスカに責められるレイをじっくりと眺めていたが、やがてピンポン玉を手にし、レイの秘裂の上端に当て、縦筋に沿ってなぞり始めた。

「ああっ・・・いかりくん・・・もっと・・・おねがい・・・」

そう言ってレイは、さらなる刺激を求めて、ピンポン玉を飲み込もうと腰を突きだしてくる。

だがシンジは、秘裂に飲み込まれないように、ピンポン玉を握る手の力を抜いて、レイを焦らす。

「いかりくん・・・いじわるしないで・・・」

泣きそうな声でシンジに哀願するレイ。

シンジはレイの哀願を聞いて、

「レイ、そんなにこれを入れて欲しいの?」

と言って、半分くらいをレイの中に含ませる。

「ああっ!」

歓喜の声をあげかけるレイ。

しかしシンジはすっとピンポン玉を抜き出してしまう。

「ああ・・・ああ・・・」

途端に落胆した声を出すレイ。

何度かこれを繰り返している内に、ついにレイは、

「いかりくん・・・おねがい・・・いれ・・・て・・・」

と、これまでよりも高く下半身を持ち上げてシンジに懇願した。

シンジは満足な表情を見せて、

「しょうがないなあ、そんなに欲しいなら、入れてあげる」

そう言って、もう既に汗と愛液でびっしょりに濡れているヘアをかきわけ、普段より赤みを増している秘裂を左右に広げると、ピンポン玉をぐいと押し込んだ。

「あああ・・・」

池の鯉が餌を飲み込むような感じで、あっという間にピンポン玉が秘裂の中に消えていく。

女体の構造に、今更ながら感心したように頷くシンジ。

さらにもう一つのピンポン玉を持ってくると、

「素直にしてたから、もう一つあげる」

と言って、更にレイの内部に挿入しようとする。

さっきほどスムーズではなかったものの、姿が見えなくなるまでしっかりと飲み込んでしまうレイ。

「はああ・・・」

思わず安堵の溜息をついてしまうレイであるが、いくら2つのピンポン玉を挿入されても、定位置で固定されてしまっては、あまり意味が無く、最初ほどではないにしろ、再び痒みが戻ってくる。

異物を2つ飲み込んだ下半身を再度突きだして、新たな刺激を求めるレイ。

「いかりくん・・・おねがい・・・もっと・・・」

前ほど切迫してはおらず、むしろ少し艶を増したような声でシンジに訴える。

それに答えるべく、シンジは細目のバトンを2本手にする。

そのうち1本を、催痒剤を塗り込んでいるレイの後ろの穴に触れさせると、

「ひっ・・・・・・」

と思い出したように短く叫び、引き締まったヒップをなよなよとくねらせる。

シンジは一気には挿入せず、先端の部分で、レイのアヌスの皺をゆっくり、ゆっくり、焦らすように撫でる。

その度に穴がひくひくと小刻みに痙攣し、まるで呼吸しているかのように閉じたり開いたりする。

最初は穴の半径方向に沿って皺をなぞっていたが、やがて穴の形をなぞるように円形に撫で始めると、もはや我慢が出来なくなったらしく、

「・・・おねがい、いかりくん・・・いれて・・・おねがいだから・・・」

と悲痛な声を出した。

「レイ、何を入れて欲しいの?」

シンジがわざとらしく聞き返した。

「・・・それで・・・いいから・・・」

「それって何?はっきり言ってよ」

そう言いつつ、自分が握っているバトンに唇を近付けて、吹き矢のように息を吹き込む。

「ひゃっ?」

バトン内を通った息が、レイの穴を至近距離で直撃する。

「レイ、何を入れて欲しいの?」

再度質問するシンジ。

レイは一瞬躊躇したが、どもりながらも、

「・・・その・・・バトンを・・・」

と消え入るような声でつぶやいた。

「分かったよレイ。これでいいんだね」

しかしシンジはわざとそれを挿入せず、アヌスより1センチばかり上に触れさせると、そのままアヌスから遠ざかるように、秘裂に向かって動かしていく。

「あっ、いやっ、そんなっ」

穴に入れてもらえず、また中途半端な力でなぞられたため、ますます痒みを感じてしまうレイ。

シンジはゆっくりとバトンを移動させていくが、あと少しで秘裂に達するというところで方向転換し、今度はアヌスに向かって動かしていく。

「レイ、バトンをどこに入れて欲しいの?」

アヌスと秘裂の間をじわじわと往復させながら、さらにレイに淫らな台詞を言わせようとするシンジ。

普段ならばもっと毅然とした態度で応じるレイであるが、こんな状態になってしまってはもはやそんな余裕はなく、ついに

「・・・おしりの・・・あ・・・あ、あな・・・に・・・いれてっ・・・おねがい・・・」

と、声を震わせながら、これまで言ったことがない淫靡な単語を口にしてしまうレイであった。

シンジは再び、唇の端をかすかに持ち上げ、

「そうか、レイは、お尻の穴にバトンを入れて欲しかったのか」

とわざと聞こえるように言った。

それを聞いたレイは、切羽詰まっていたとはいえ、先ほど自分が口にした台詞の卑猥さに、これまでにないほど顔を真っ赤にした。

一方シンジの方も、自分がレイに言わせるように仕向けたとはいえ、レイの口から“お尻の穴に入れて”という言葉を聞いたこと、そして自分自身もアヌスを責めるのは初めてということもあって、レイに負けないくらい赤くなっている。

緊張した面持ちで、雑菌が入らないようにスキンを被せ、ローションに浸したバトンをレイのアヌスに当てた。

「あんっ・・・」

やっと入れてもらえる・・・・・・レイは場違いと思える、安堵したような声を漏らした。

「じゃ、いくよ」

シンジはレイが痛がらないように、慎重に回転させながら少しずつバトンを挿入していく。

「あ・・・あ・・・」

排出しか経験したことのない部分に、いきなり固い棒状の物を挿入される――

通常ならば、吐き気を催すほどの異様な感触に襲われるであろうが、薬によって強制的な痒みを与えられているレイにとっては格好の刺激であり、また先ほどの焦らしによって非常に緩くなっているそれは、初めてとは思えぬほどスムーズにバトンを飲み込んでいく。

「あ、あおう・・・」

後頭部をマットに擦りつけながら、野獣のような、それでいて歓喜を伴う喘ぎ声を漏らすレイ。

シンジは、少し差し込んでは、腸壁に当たるようにトントンとバトンを揺らし、一旦動きを止めて、また回転させながら深く含ませていくというのを繰り返した。

その行為を拒否するどころか、歓迎するかのようにヒクヒクと蠢くアヌスを見て、シンジはもう一本のバトンにもスキンを被せた。

そして、アヌスを凌辱しているバトンの手を離し、もう一本のバトンを秘裂に当てがって、いきなり挿入した。

「はうっ!!!」

全く無警戒だった秘裂に突然異物を入れられ、飛び上がるように下半身を浮かせるレイ。

そのせいで、先に入れられていたピンポン球が膣内にぶつかるという新たな感覚が、レイを襲う。

「あ、ああ、あ・・・いか、いかり・・・くううん・・・へ、へんに・・・な・・・ああ」

前後に与えられる刺激のために、折れるほど首を仰け反らせ、狂ったように泣き叫ぶレイ。

その叫び声をさらに激しくするかのように、秘裂内を大きくかき回してやる。

それだけでも充分なのに、内部のピンポン球が不規則な刺激をあちこちに与える。

ただでさえ敏感な体質であるのに、催痒剤によって過敏なまでに感じやすくなっているレイが、この刺激に耐えられるはずがなかった。

「いかりくんいかりくんいかりくんっっっ!ああっ、もうっ・・・」

レイは、シンジの背中の代わりにマットを破かんばかりに掻きむしり、後頭部と臀部でブリッジを作り、いままさに絶頂を迎えようとしていた。

その瞬間、シンジは、それまでレイの内部を責め続けていたバトンの動きを止めた。

「あ・・・」

あと一歩で悦楽の頂点を極めようとしていたレイは、突然突き放されたような感覚に襲われ、間の抜けたような声を出した。

そして男性器のように突き出ているバトンをガクガクと震わせながら、

「いかりくん・・・どうして・・・・・・」

と悔し涙を流しながら、恨めしそうにシンジを見た。

「もっともっと感じさせてあげるよ、レイ。さ、これはどう?」

レイの歓喜の具合が、絶頂手前から中腹あたりまでダウンしたのを見計らって、再びシンジはレイの両穴を責め始める。

「あ、あん・・・」

先ほどの悔し涙が嘘のように、艶のある悶え声をあげるレイ。

再度七合目、八合目と追い上げられて、あとわずかでレイが狂態を見せつけようとした矢先、またもやシンジは動きを止めて、レイを焦らしまくってやった。

「ああっ、いじわるっ、いかりくん、いかりくんひどいっ!」

何度も焦らされたレイは大声で叫び、

「おねがいおねがい、いかりくん、はやくはやくう・・・」

と、アスカが呆然とするくらい切迫した声でシンジに懇願した。

普段のベッド上ではまず見られないレイの痴態に満足したシンジは、そろそろいいかなと思い、更に深くバトンを突っ込む。

「あぐっ!」

自分の内部を介して、前後のバトンが接触している――

それくらい深く挿入されたのを感じたレイは、もう限界だと言わんばかりに、薄青色の髪の毛を振り乱し、

「いかりくん、おねがい・・・いかせて・・・」

と、うめくように言った。

「わかったよ、レイ。意地悪しすぎてごめんね」

シンジはレイに謝るように言うと、最後の仕上げのように、バトンを速く激しく動かし始めた。

レイは、そんなに明るくないこの体育倉庫内でもはっきりと分かるくらい、全身を紅潮させ、腰を突き上げてくる。

アヌスに差し込まれたバトンはこれまでにないほど深くレイの腸壁をえぐり、秘裂に含まれたそれはすりこぎ棒のように、ピンポン球と一緒にレイの内部をグリグリとこすりあげる。

レイは臀部ではなく、踵と後頭部でブリッジを作り、絶命するようなうめきを漏らした。

前後の穴がギュッと収縮し、八の字に開かれた両足の太股が細かく痙攣したかと思うと、

「あ、ああっ、いかりくん!だめっ、あっ、あああああああっっっっ!!!」

と、涙と歓喜の混じった声で絶叫した。

 

「ああ・・・・・・・・・」

後頭部と踵で出来たブリッジをぺたんとつぶし、顔を真っ赤にしながら、絶頂の余韻で全身をピクピクと震わせるレイ。

股間から男性器のようにバトンを突き上げ、あごを天井に向け、涎を流している姿は、普段のレイからは想像も付かないような淫靡な雰囲気を醸し出していた。

アスカにしてもそれは信じられない光景であり、両手にバトンを持って、レイに負けないくらいポカンとした表情をしていた。

 

***

 

四肢の拘束を解かれても、ブルマが引っかかったままの膝を曲げて、マットの上にペタンと座り込んだまま、レイは虚ろな目をしていた。

シンジとアスカは、先にビデオカメラを始めとする各種のアイテムを片づけると、レイに声をかけた。

「レイ、大丈夫?歩ける?」

シンジはレイの前にしゃがみ込んで、心配そうに紅玉のような瞳を覗き込んだ。

しかしレイの眼はまだ微動だにしない。

シンジはレイの両肩を掴んで、

「レイ、ね、レイ、大丈夫?」

と軽く揺さぶってやる。

「・・・え・・・」

まるでスイッチが入ったように、突然レイの眼が生気を取り戻した。

「よかった、レイ。ちょっと激しくしすぎちゃってごめんね」

レイを拝むように、手を合わせるシンジ。

「・・・だめ・・・」

レイが聞こえないくらいの小さな声でつぶやいた。

「えっ?」

「・・・いかりくん・・・だめ・・・」

「ど、どうしたの、レイ?」

シンジが心配そうな声で訊ねる。

「・・・いかりくんの・・・おしおき・・・まだ・・・」

そう言うと、正面に座っているシンジに飛びかかり、まだ敷いてあったマットに押し倒した。

「レイ!どうしたのよ、レイ!」

驚いたアスカが駆けつける。

その間に、レイはシンジのズボンのベルトをゆるめ、一度も放出していないムスコを引っぱり出す。

「碇君・・・たっぷり飲んであげる・・・」

言うやいなやシンジを口内に含み、チューッという音を漏らしながら、いきなり思いきり吸い込んだ。

「はうっ!」

今日一回も射精していないシンジは、不覚にもそれだけで達しそうになってしまった。

「だっだめだよ、、レイ!で、出ちゃう・・・」

必死にこらえるシンジ。

しかしレイは、まるで別世界の住人のような蠱惑的な表情を見せたあと、

「・・・いいわ・・・10回でも20回でも・・・好きなだけイって・・・」

と囁き、ますます喉の奥深くまでシンジを受け入れていった。

 

 

(レイの場合・完)

 

・・・・・・まだ続くの?

 

***

 

from SAY

 

こんにちは、SAYです。

「レイの場合 後編」最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

かなりレイをいぢめてしまいましたが、レイファンの皆様、どうかお許しを。

そのうえ、遂に変なクスリまで使ってしまうし・・・・・・

以後、出来るだけ使わないようにしますので。

 

 

次回予告?

 

レイとアスカ、二人の魔女に精気を吸い尽くされるシンジ。

彼は無事、自分の家まで歩いて帰ることが出来るのか?

「シンジの場合」・・・実はまだ全然考えていません(爆)

 

それでは(^^)/


中昭のコメント(感想として・・・)
 

  SAYさんより頂きました。

  今度はお薬。そりとTOY。

 んだばキャラ感
美少女M   「「あ、あおう・・・」」
永遠の少年S 「・・・あの・・・あんまり感情を込めて読まれるのも恥ずかしいけど・・・
        そんなに無機的に読み上げられると・・・なんだか軽蔑されちゃってるみたいに誤解しちょうぞぉ
        なーんっちゃって」
美少女M   「ん?でもレイママの事だからこんな感じじゃないの?」
ミセスA   「すっごいわよぉ。すっごくでっかい声出すのよ。アタシなんか足下にも及ばないわ」

永遠の少年S 「アスカのは言い過ぎだけど、レイは普通だと思うよ」
ミセスA   「・・・」
永遠の少年S 「・・・な、なにかな」

少年S    「一番のポイントは誰と比べて普通と言ってるかだと思うよ」
永遠の少年S 「そりゃーマ・・・・・・漫画とか雑誌とかで」
美少女M   「でもああいうのってデフォルメしてるんでしょ。現実とはやっぱり違うんじゃない?」
永遠の少年S 「いや、そうでもないよ。実際、僕の体験」
ミセスA   「僕の?・・・」
永遠の少年S 「僕・・・が他の人に聞いた体験談ではそんな感じでした」
少年S    「綱渡りだね」
美少女M   「レイママの突っ込みが入れば真っ逆様よ」
少年S    「そう言えばどうしたのかな。来ないね」
天然少女   「鏡の前なの」

ミセスR   「・・・ふふん・・・(^^)」
ミセスA   「レイ、胸ほっぽり出して何してんのよ」
ミセスR   「にやり。
        レイの胸はアスカほど大きくはないが、その分全く型くずれはしておらす中学生の時のような薄い桃色をしている。」
永遠の少年S 「うん、そうだね」
ミセスA   「アタシの見ながら言うことないでしょ。カタチが崩れて変色してるとでも言いたいの?」
永遠の少年S 「・・・アハハハハ」
ミセスA   「笑ってごまかす場面じゃないでしょぉーーー」
美少女M   「・・・・ユイカ、あたし達も負けてるような気がしない?」
天然少女   「・・・でも、お兄ちゃん2号は勝ってるよ」

ミセスA   「・・・」
ミセスR   「・・・」

ダダダダダだ
テテテテテテ

美少女M   「・・・あーあ、ジュニアのやつ身ぐるみ剥がれて確認されるわよ」

永遠の少年S 「勝ってるって・・・・ジュニアの胸は形がいいのかな」
少年S    「ジュニアは一応男だよ。綺麗な桃色って事じゃないかな。
        ユイカちゃんやミライのは、アスかーさんと同じ葡萄色だから」

美少女M   「・・・あたしのはともかくとして、なんでユイカのを知ってるのよアンタは」




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